武田たけだ亮子あきこ

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獲得かくとくメダル
日本の旗 日本にっぽん
柔道じゅうどう
グランドスラム
銀ぎん 2022 テルアビブ 52kg級きゅう
銀ぎん 2023 アスタナ 52kg級きゅう
ユニバーシアード
金きむ 2019　ナポリ 52kg級きゅう
世界せかいジュニア
金きむ 2018　ナッソー 52kg級きゅう
世界せかいカデ
金きむ 2015　サラエボ 57kg級きゅう
世界せかいカデ団体だんたい戦せん
金きむ 2015　サラエボ 57kg級きゅう
アジアユース
金きむ 2012　台北たいぺい 48kg級きゅう
アジアカデ
金きむ 2014　香港ほんこん 52kg級きゅう

武田たけだ 亮子あきこ（たけだ りょうこ、1999年ねん1月がつ29日にち - ）は、京都きょうと府ふ城陽じょうよう市し出身しゅっしんの、日本人にっぽんじんの女子じょし柔道じゅうどう選手せんしゅである。階級かいきゅうは52kg級きゅうと57kg級きゅう。身長しんちょう154cm。バスト95cm。リーチ150cm。握力あくりょくは右みぎ24kg、左ひだり24kg。血液けつえき型がたはB型がた。段位だんいは四よん段だん。組くみ手しゅは左ひだり組ぐみ。得意とくい技わざは背負投せおいなげ、袖そで釣つり込こみ腰こし、寝技ねわざ[1][2][3]。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

柔道じゅうどうの指導しどう者しゃである父親ちちおやが、田村たむら亮子あきこのように強つよくなってほしいとの願ねがいから、亮子あきこと名付なづけたという[3][4]。柔道じゅうどうは4歳さいの時ときに父親ちちおやが指導しどう者しゃを務つとめていた城陽じょうよう市し柔道じゅうどう連盟れんめいで始はじめた。父親ちちおやの厳きびしい指導しどうの下したで夜よる遅おそくまで練習れんしゅうすることも度々たびたびあったように、小学生しょうがくせい時代じだいが一番いちばんきつい稽古けいこを課かせられたという[3]。小学校しょうがっこう5年生ねんせいの時ときには、全国ぜんこく小学生しょうがくせい学年がくねん別べつ柔道じゅうどう大会たいかい40kg級きゅうで優勝ゆうしょうを飾かざった。6年生ねんせいの時ときには45kg級きゅうに出場しゅつじょうしたが3位いにとどまった[1]。

中学ちゅうがくは愛知あいち県けんにある大成たいせい中学ちゅうがくに進すすむと、大石おおいし道場どうじょうの所属しょぞくとなった[1]。1年生ねんせいの時ときに全国ぜんこく中学校ちゅうがっこう柔道じゅうどう大会たいかい48kg級きゅうで3位いとなった。近代きんだい柔道じゅうどう杯はい団体だんたい戦せんでは優勝ゆうしょうした[1]。2年ねんの時ときには全国ぜんこく中学校ちゅうがっこう柔道じゅうどう大会たいかいで優勝ゆうしょうを飾かざった。アジアユースでも優勝ゆうしょうを果はたした。近代きんだい柔道じゅうどう杯はいでは2連覇れんぱを達成たっせいした[1]。3年ねんの時ときには全国ぜんこく中学校ちゅうがっこう柔道じゅうどう大会たいかいの52kg級きゅうで優勝ゆうしょうして2階かい級きゅう制覇せいはを達成たっせいすると、団体だんたい戦せんでも優勝ゆうしょうを飾かざった。続つづくマルちゃん杯はい団体だんたい戦せんでも優勝ゆうしょうして、中学ちゅうがく団体だんたい3冠かん(近代きんだい柔道じゅうどう杯はい、全国ぜんこく中学校ちゅうがっこう柔道じゅうどう大会たいかい、マルちゃん杯はい)を達成たっせいした[1]。

大成たいせい高校こうこうに進すすむと、1年ねんの時ときには全日本ぜんにほんカデで優勝ゆうしょうした。金きむ鷲わし旗はたでは52kg級きゅうの選手せんしゅながら14人にん抜ぬきを演えんじるなどの大だい活躍かつやくでチームの3位いに貢献こうけんした[5]。アジアカデでは2度目どめの優勝ゆうしょうを飾かざった。その後ご階級かいきゅうを57kg級きゅうに上あげると、全国ぜんこく高校こうこう選手権せんしゅけんに出場しゅつじょうするも3回戦かいせんで敗やぶれた[1]。2年ねんの時ときには全日本ぜんにほんカデの決勝けっしょうで富士ふじ学苑がくえん高校こうこう2年ねんの舟ふね久保くぼ遥香はるかに腕うで挫くじけ十じゅう字じ固かたで敗やぶれて2位いだったものの、17歳さい以下いかの世界一せかいいちを決きめる大会たいかいである世界せかいカデの代表だいひょうとなった[1]。世界せかいカデでは決勝けっしょうでヨーロッパカデチャンピオンであるフィンランドのエミリア・カネルバ から技わざありと有効ゆうこう2つを取とって圧勝あっしょうした。団体だんたい戦せんでも決勝けっしょうのクロアチア戦せんで一本いっぽん勝がちするなどチームの優勝ゆうしょうに貢献こうけんした[6][7]。その後ご再ふたたび階級かいきゅうを52kg級きゅうに戻もどすと、全国ぜんこく高校こうこう選手権せんしゅけんでは決勝けっしょうで埼玉さいたま栄さかえ高校こうこう1年ねんの富沢とみざわ佳奈かなに有効ゆうこうで敗やぶれて2位いにとどまった。団体だんたい戦せんでは決勝けっしょうで敬愛けいあい高校こうこうと対戦たいせんして勝利しょうりするものの、チームは敗やぶれて2位いにとどまった[8]。3年ねんの時ときにはインターハイの準々じゅんじゅん決勝けっしょうで富沢とみざわに払はらい腰こしで敗やぶれて5位いに終おわった[9]。全日本ぜんにほんジュニアでは2位いだった[1]。国体こくたい少年しょうねん女子じょしの部ぶでは愛知あいち県けんの一員いちいんとして優勝ゆうしょうを飾かざった[10]。

2017年ねん4月がつには龍谷大りゅうこくだい学がくへ進学しんがくした[1]。2年ねんの時ときには体重たいじゅう別べつの準決勝じゅんけっしょうで世界せかいチャンピオンである了りょう徳とく寺てら学園がくえん職員しょくいんの志こころざし々目め愛あいに反則はんそく負まけを喫きっして3位いだった[11]。全日本ぜんにほんジュニアでは全ぜん試合しあいに反則はんそく勝しょうを収おさめて優勝ゆうしょうした[12]。学生がくせい体重たいじゅう別べつでは決勝けっしょうで福岡大学ふくおかだいがく4年ねんの立川たちかわ莉奈りなにGSに入はいってから大内おおうち刈かりの技わざありで敗やぶれて2位いだった[13]。世界せかいジュニアでは決勝けっしょうでイスラエルのゲフェン・プリモを合ごう技わざで破やぶって優勝ゆうしょうした[14][15]。講道館こうどうかん杯はいでは3位いだった[16]。2019年ねん2月がつのヨーロッパオープン・オーバーヴァルトでは初戦しょせんの技わざあり優勢勝ゆうせいがち以外いがいは全すべて一本いっぽん勝がちして、シニアの国際こくさい大会たいかい初はつ優勝ゆうしょうを飾かざった[17][18]。3年ねんの時ときには4月がつの体重たいじゅう別べつ初戦しょせんで志こころざし々目めに内股うちまたで敗やぶれた[19]。7月のユニバーシアードでは決勝けっしょうで韓国かんこくの朴ほお多た率りつをGSに入はいってから小内こうち刈かりの技わざありで破やぶって優勝ゆうしょうした[20][21]。団体だんたい戦せんでは初戦しょせんから決勝けっしょうまで全すべて一本いっぽん勝がちしてチームの優勝ゆうしょうに貢献こうけんした[22][23]。9月の学生がくせい体重たいじゅう別べつでは決勝けっしょうで同おなじ大学だいがくの亀川かめかわ真しん代だいを一本いっぽん背負投せおいなげで破やぶって優勝ゆうしょうした[24]。11月の講道館こうどうかん杯はいでは3位いだった[25]。2020年ねん2月がつのヨーロッパオープン・ブラチスラヴァでは優勝ゆうしょうした[26]。4年ねんの時ときには11月の講道館こうどうかん杯はい決勝けっしょうで了りょう徳とく寺てら大学だいがく職員しょくいんの志こころざし々目め愛あいに反則はんそく勝がちして、今こん大会たいかい初はつ優勝ゆうしょうを飾かざった[27][28]。

2021年ねん4月がつからはコマツの所属しょぞくとなった。体重たいじゅう別べつでは決勝けっしょうで帝京大学ていきょうだいがくの坪根つぼね菜々子ななこに合あい技わざで敗やぶれて2位いだった[29]。10月のグランドスラム・パリでは初戦しょせんでフランスのアストリド・ネトに反則はんそく負まけを喫きっした[30]。

2022年ねん2月がつのグランドスラム・テルアビブでは準々じゅんじゅん決勝けっしょうでリオデジャネイロオリンピック銀ぎんメダリストであるイタリアのオデッテ・ジュフリーダを腕うでがらみで破やぶるなどして決勝けっしょうまで進すすむも、ネトに大内おおうち刈かりで敗やぶれて2位いだった[31]。5月の全日本ぜんにほん強化きょうか選手せんしゅ選考せんこう会かいでは3位いだった[32]。10月の講道館こうどうかん杯はいでも3位いだった[33]。

2023年ねん4月がつの体重たいじゅう別べつでは準決勝じゅんけっしょうでJR東日本ひがしにっぽんの大森おおもり生なま純じゅんに反則はんそく負まけを喫きっして3位いだった[34]。6月のグランドスラム・アスタナでは、決勝けっしょうでイタリアのオデッテ・ジュフリーダに技わざありで敗やぶれて2位いだった[35][36]。8月の実業じつぎょう個人こじん選手権せんしゅけんでは優勝ゆうしょうした[37]。12月にはヨーロッパクラブ選手権せんしゅけん大会たいかいにセルビアのレッドスターチームの一員いちいんとして出場しゅつじょうした[38]。

2024年ねん4月がつの体重たいじゅう別べつでは大森おおもりに技わざありで敗やぶれて3位いだった[39]。

IJF世界せかいランキングは355ポイント獲得かくとくで76位い(24/5/6現在げんざい)[40]。

戦績せんせき[編集へんしゅう]

48kg級きゅうでの戦績せんせき

52kg級きゅうでの戦績せんせき

57kg級きゅうでの戦績せんせき

  • 2015年ねん -　全日本ぜんにほんカデ　2位い
  • 2015年ねん -　ドイツカデ国際こくさい　優勝ゆうしょう
  • 2015年ねん -　世界せかいカデ　個人こじん戦せん　優勝ゆうしょう　団体だんたい戦せん　優勝ゆうしょう

52kg級きゅうでの戦績せんせき

(出典しゅってん[1]、JudoInside.com)

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g h i j k ｢柔道じゅうどう全日本ぜんにほん強化きょうか選手せんしゅ名鑑めいかん　2022｣近代きんだい柔道じゅうどう　ベースボールマガジン社しゃ、2022年ねん4月がつ号ごう
  2. ^ ｢第だい65回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう柔道じゅうどう大会たいかい｣近代きんだい柔道じゅうどう　ベースボールマガジン社しゃ、2016年ねん9月がつ号ごう
  3. ^ a b c ｢The Spotlight! いま、この選手せんしゅに注目ちゅうもく 武田たけだ亮子あきこ｣近代きんだい柔道じゅうどう　ベースボールマガジン社しゃ、2021年ねん2月がつ号ごう　44-47頁ぺーじ
  4. ^ 京きょうスポEyes 京都きょうとにヤワラちゃんが誕生たんじょう？！　KBS京都きょうと　2009年ねん9月がつ17日にち
  5. ^ 女子じょしは三さん連覇れんぱを狙ねらう敬愛けいあい高校こうこうなどが順当じゅんとうに16強きょう入いり
  6. ^ Cadet World Championships 2015 - Sarajevo DAY 3
  7. ^ Cadet World Championships 2015 - Sarajevo DAY 5 - Team Competition
  8. ^ 第だい38回かい 全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう柔道じゅうどう選手権せんしゅけん大会たいかい
  9. ^ 結果けっか
  10. ^ 第だい71回かい国民こくみん体育たいいく大会たいかい2016希望きぼう郷きょういわて国体こくたい　柔道じゅうどう
  11. ^ 平成へいせい30年ねん全日本ぜんにほん選抜せんばつ柔道じゅうどう体重たいじゅう別べつ選手権せんしゅけん大会たいかい
  12. ^ 平成へいせい30年度ねんど全日本ぜんにほんジュニア柔道じゅうどう体重たいじゅう別べつ選手権せんしゅけん大会たいかい
  13. ^ 立川たちかわ、弟おとうとの前まえで栄冠えいかん「攻せめることを徹底てっていした」／柔道じゅうどう　サンケイスポーツ　2018年ねん9月がつ30日にち
  14. ^ 舟ふね久保くぼ遥香はるか、武田たけだ亮子あきこが優勝ゆうしょう　世界せかいジュニア選手権せんしゅけん - 柔道じゅうどう　日刊にっかんスポーツ　2018年ねん10月がつ19日にち
  15. ^ Japan, Italy and Turkey take the spoils on day two
  16. ^ 平成へいせい30年度ねんど講道館こうどうかん杯はい全日本ぜんにほん柔道じゅうどう体重たいじゅう別べつ選手権せんしゅけん大会たいかい
  17. ^ 女子じょし52キロ級きゅうの武田たけだが優勝ゆうしょう　欧州おうしゅうオープン／柔道じゅうどう　サンケイスポーツ　2019年ねん2月がつ17日にち
  18. ^ European Judo Open Oberwart 2019
  19. ^ 平成へいせい31年ねん全日本ぜんにほん選抜せんばつ柔道じゅうどう体重たいじゅう別べつ選手権せんしゅけん大会たいかい
  20. ^ 武田たけだ、涙なみだの金きんメダル「ずっと出でたいと思おもっていた大会たいかいで…」／柔道じゅうどう　サンケイスポーツ　2019年ねん7月がつ7日にち
  21. ^ Universiade Naples 2019
  22. ^ 体操たいそう女子じょしの畠田はただ瞳ひとみが4冠かん　柔道じゅうどう団体だんたい女子じょし、ラグビーV／夏季かきユニバ　サンケイスポーツ　2019年ねん7月がつ8日にち
  23. ^ Judo Documents
  24. ^ 竹内たけうち、小倉おぐらが連覇れんぱ＝学生がくせい体重たいじゅう別べつ柔道じゅうどう　時事通信じじつうしん　2019年ねん9月がつ29日にち
  25. ^ 2019年度ねんど講道館こうどうかん杯はい全日本ぜんにほん柔道じゅうどう体重たいじゅう別べつ選手権せんしゅけん大会たいかい
  26. ^ 小倉おぐら、武田たけだらが優勝ゆうしょう　産経新聞さんけいしんぶん　2020年ねん2月がつ16日にち
  27. ^ 影かげ浦うら、100キロ超ちょう級きゅう2年ねんぶりV　女子じょしは武田たけだら初はつ優勝ゆうしょう―講道館こうどうかん杯はい柔道じゅうどう　時事通信じじつうしん　2020年ねん11月1日にち
  28. ^ 2020年度ねんど講道館こうどうかん杯はい全日本ぜんにほん柔道じゅうどう体重たいじゅう別べつ選手権せんしゅけん大会たいかい
  29. ^ 2021年ねん全日本ぜんにほん選抜せんばつ柔道じゅうどう体重たいじゅう別べつ選手権せんしゅけん大会たいかい
  30. ^ Paris Grand Slam 2021
  31. ^ 武田たけだ亮子あきこは準じゅん優勝ゆうしょう　柔道じゅうどうGSテルアビブ大会たいかい第だい1日にち　サンケイスポーツ　2022年ねん2月がつ18日にち
  32. ^ 2022年度ねんど全日本ぜんにほん強化きょうか選手せんしゅ選考せんこう会かい
  33. ^ 2022年度ねんど講道館こうどうかん杯はい全日本ぜんにほん柔道じゅうどう体重たいじゅう別べつ選手権せんしゅけん大会たいかい
  34. ^ 2023年ねん全日本ぜんにほん選抜せんばつ柔道じゅうどう体重たいじゅう別べつ選手権せんしゅけん大会たいかい
  35. ^ 武田たけだ亮子あきこは2位い　グランドスラム大会たいかい／柔道じゅうどう　サンケイスポーツ　2023年ねん6月がつ17日にち
  36. ^ Qazaqstan Barysy Grand Slam 2023
  37. ^ 第だい53回かい全日本ぜんにほん実業じつぎょう柔道じゅうどう個人こじん選手権せんしゅけん大会たいかい
  38. ^ ECC Champions League & Europa League Belgrade
  39. ^ 2024年ねん全日本ぜんにほん選抜せんばつ柔道じゅうどう体重たいじゅう別べつ選手権せんしゅけん大会たいかい
  40. ^ World ranking list

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

  • 1978～79年ねんは50 kg級きゅうが最さい軽量けいりょうだが軽けい軽量けいりょう級きゅうとする。1980～97年ねんは52 kg級きゅう、98年ねん以降いこうは52 kg以下いか級きゅう
1970年代ねんだい
1980年代ねんだい
1990年代ねんだい
2000年代ねんだい
2010年代ねんだい
2020年代ねんだい
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