潔いさぎよさ

潔いさぎよさ（いさぎよさ、純度じゅんど）は、汚よごれのないこと、悪あくびれのない状態じょうたいを表あらわす名詞めいしである^[1]。

日本にっぽんの社会しゃかいや日本にっぽんの文化ぶんか、特とくに歴史れきし的てき封建ほうけん時代じだいの日本にっぽんでは潔いさぎよさは美徳びとくとされ、断固だんことした落おち着つき、または男おとこらしさと解釈かいしゃくされている^{[要よう出典しゅってん]}。潔いさぎよさは、落おち着つきと平常へいじょう心しんで死しを受うけ入いれる能力のうりょくである^{[要よう出典しゅってん]}。このような精神せいしん、忠誠ちゅうせい心こころ（誠実せいじつさ）、勤勉きんべんさ、および定常ていじょう（地道じみちさ）のような他ほかの美徳びとく以外いがいとしても表あらわされる。

桜さくらは、その一時いちじ的てきな性格せいかく上じょう、世よの現象げんしょうを受うけ入いれるという意味いみで潔いさぎよさの象徴しょうちょうとして扱あつかわれるが^[2]、Honda（2001）は、これらの美徳びとくは特とくに日本にっぽんではなく、すべてのアジアの農業のうぎょう社会しゃかいに共通きょうつうの道徳どうとく規範きはんを形成けいせいすると主張しゅちょうしている^[3]。

脚注きゃくちゅう

^ "潔いさぎよさ". 精選せいせん版ばん日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん. コトバンクより。
^ Richard J. Berenson, Neil deMause, The complete illustrated guidebook to Prospect Park and the Brooklyn Botanic Garden (2001), p. 121.
^ Honda Yoshihiko, 2001, ‘Taiwan de “Taiwanron” wa dô yomareta ka,’ Sekai 688: pp. 220-228, cited after Ulrike Wöhr, Japan’s “Return to Asia”: History, Diversity, Gender, “Images of Asia in Japanese Mass Media, Popular Culture and Literature”, Papers Presented at ICAS 2, Berlin, Germany, 9–12 August 2001ü .

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