牧まき会かい

牧まき会かい（ぼっかい、英えい:Pastoral Care）とは、キリスト教きりすときょうの中なかで、プロテスタントおよび正教会せいきょうかいにおける、牧師ぼくし・司祭しさいのミニストリー、人間にんげんの魂たましいへの配慮はいりょである。

医学いがく、心理しんり学がくなど世俗せぞくの用語ようごとしても使つかわれ、英語えいごからパストラルケアとも音おと写うつされる。

カトリック教会きょうかいおよび聖せい公会こうかいでは司つかさ牧まきと呼よぶ。

プロテスタント

牧師ぼくしのおもな役割やくわりは神かみのみことばの説教せっきょうである。

キリスト教きりすときょうの神学しんがくでは、実践じっせん神学しんがくの牧まき会かい学がく（牧まき会かい神学しんがく、Pastoral Theology）に含ふくまれる。ジャン・カルヴァンの神学しんがくにおいては、悔くい改あらため、新生しんせい (キリスト教きょう)、聖ひじり化かと関かかわりがあった。改革かいかく派は教会きょうかいにおいては、恵めぐみの手段しゅだんであり、また訓練くんれん・戒規とも関かかわりがある。

ルーテル教会きょうかいでは教理きょうり。改革かいかく派はでは教会きょうかいの訓練くんれん。敬虔けいけん主義しゅぎでは個人こじんの魂たましいの問題もんだい。医学いがく・心理しんり学がくでは治療ちりょうが重おもんじられる。

20世紀せいきから牧まき会心かいしん理学りがく（Pastoral psychology）の研究けんきゅうがなされるようになった。パストラルケア、スピリチュアルケアとして、神学しんがくから離はなれて用もちいられる場合ばあいもある。

使徒しとパウロが記しるした第だい一いちテモテ、第だい二にテモテ、テトス書しょは牧まき会かい書簡しょかんと呼よばれる。

参考さんこう文献ぶんけん

• 『リフォームド神学しんがく事典じてん』いのちのことば社しゃ
• 『キリスト教きょう大だい事典じてん』教きょう文ぶん館かん

関連かんれん項目こうもく

• スピリチュアルケア
• 牧まき会かい活動かつどう事件じけん