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生体せいたい組織そしき診断しんだん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
定位ていいのう手術しゅじゅつのう生体せいたい組織そしき診断しんだん

生体せいたい組織そしき診断しんだん(せいたいそしきしんだん)は、病変びょうへん部位ぶい組織そしき採取さいしゅ顕微鏡けんびきょう病変びょうへん部位ぶい観察かんさつすることによって、病気びょうき診断しんだんまたは病変びょうへん拡大かくだい程度ていど調しらべるために有用ゆうよう臨床りんしょう検査けんさひとつ。

死者ししゃ解剖かいぼうする病理びょうり診断しんだん剖検ぼうけん(ぼうけん)というのにたいし、生体せいたい組織そしき診断しんだん生体せいたいから検体けんたい採取さいしゅする方法ほうほうであることからなまけん(せいけん)ともいう[1]。また、なまけん組織そしき(せいけんそしきしん)[1]バイオプシーともばれる。

採取さいしゅ方法ほうほう

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一般いっぱん内臓ないぞう場合ばあいはりして組織そしき採取さいしゅする (needle biopsy) 。針生はりゅうけんはい腎臓じんぞう肝臓かんぞう前立腺ぜんりつせん骨髄こつづいなどかく臓器ぞうき病気びょうき診断しんだんのためにおこなわれる。病変びょうへん採取さいしゅのためにはエコーなどを併用へいようして適切てきせつ部分ぶぶん採取さいしゅすることも重要じゅうようである(エコー針生はりゅうけん)。骨髄こつづいせいけん骨髄こつづい穿刺せんし使用しようした細胞さいぼう併用へいようしておこなう。大腸だいちょう組織そしき採取さいしゅ内視鏡ないしきょう利用りようしておこなわれる。リンパぶしせいけん炎症えんしょうせい疾患しっかん腫瘍しゅようのリンパぶし転移てんい目的もくてきおこな方法ほうほう表層ひょうそうのリンパぶし手術しゅじゅつ手技しゅぎ採取さいしゅして標本ひょうほん作成さくせいする。皮膚ひふ疾患しっかんではあなひらいたパンチなどで病変びょうへん採取さいしゅして標本ひょうほん作成さくせいする(パンチせいけん)。悪性あくせい黒色こくしょくしゅ(ほくろのがん)では切除せつじょ範囲はんい決定けっていのためにセンチネルリンパぶしせいけんおこなわれる。また表層ひょうそう血管けっかんえん診断しんだんもパンチせいけん有用ゆうようである。筋肉きんにく疾患しっかんでは皮膚ひふひら筋肉きんにく組織そしき一部いちぶ露出ろしゅつさせてから採取さいしゅして標本ひょうほん作成さくせいする。

標本ひょうほん作製さくせい

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られた組織そしきをスライス・固定こていする。染色せんしょくヘマトキシリン・エオシン染色せんしょく(HE染色せんしょく)をおこなうが、それにわせて診断しんだんのために特殊とくしゅ染色せんしょく追加ついかしておこなうこともある。腫瘍しゅよう範囲はんいおおきさの確定かくていのためには、スライスする部分ぶぶんおおくして検査けんさこころみる。

組織そしき診断しんだん使用しようされる用語ようご

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皮膚ひふ病理びょうり用語ようご

特殊とくしゅ染色せんしょく種類しゅるい

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出典しゅってん

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  1. ^ a b 田村たむら 浩一こういち図解ずかい入門にゅうもんよくわかる病理びょうり診断しんだんがく基本きほんとしくみ』2016ねん、13ぺーじ 

関連かんれん項目こうもく

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