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田中たなかみお

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
曖昧さ回避 俳優はいゆうの「田中たなか美央みお」とは別人べつじんです。
曖昧さ回避 「少女しょうじょM」はこの項目こうもくへ転送てんそうされています。ガールズバンド・SCANDALの曲きょくについては「TEMPTATION BOX」をご覧らんください。
たなか みお
田中たなか みお
プロフィール
別べつ名義めいぎ 少女しょうじょM
生年月日せいねんがっぴ 1968年ねん11月27日にち
現げん年齢ねんれい 55歳さい
出身しゅっしん地ち 東京とうきょう都と
血液けつえき型がた O
公称こうしょうサイズ（時期じき不明ふめい）
身長しんちょう / 体重たいじゅう 161 cm / ― kg
スリーサイズ 83 - 60 - 83 cm
カップサイズ B
単位たんい系けい換算かんさん
身長しんちょう / 体重たいじゅう5′ 3″ / ― lb
スリーサイズ33 - 24 - 33 in
活動かつどう
デビュー 1982, 『ROMANCE Part2』
ジャンル グラマー（グラビアアイドル）
モデル内容ないよう ヌード
他たの活動かつどう 女優じょゆう
モデル: テンプレート - カテゴリ

田中たなか みお（たなか みお、1968年ねん11月27日にち -）は、日本にっぽんの元もと・モデル、女優じょゆう。東京とうきょう都と豊島としま区く池袋いけぶくろ出身しゅっしん[1]。

来歴らいれき・人物じんぶつ

[編集へんしゅう]

1982年ねん9月、通信つうしん販売はんばいのみの発売はつばいで送料そうりょう込こみの1万まん5千せん円えんの豪華ごうか写真しゃしん集しゅう『ROMANCE Part2』[注釈ちゅうしゃく 1][注釈ちゅうしゃく 2]で少女しょうじょMという特異とくいな芸名げいめいでヌードモデルとしてデビューした。Mの意味いみは本人ほんにん曰いわく、「未成年みせいねんのM」である[2]。この時とき、少女しょうじょMこと田中たなかみおは13歳さいであった[注釈ちゅうしゃく 3]。モデルになったきっかけは、叔母おばがプロダクションをしており、事務所じむしょに遊あそびに行いった時ときにたまたまそこにいたカメラマンに誘さそわれたからである[3]。少女しょうじょMの名付なづけ親おやもこの叔母おばで、新聞しんぶんなどで未成年みせいねんを現あらわす少女しょうじょAからヒントを得えたという[1]。

この時代じだいに発売はつばいされた少女しょうじょヌード写真しゃしん集しゅうの多おおくは、まだヘアの生はえてない局部きょくぶはそのまま写うつし出だされていることが多おおく、この写真しゃしん集しゅうもその例外れいがいではなかった（その1ヶ月かげつ後ごに普及ふきゅう版ばんが発売はつばい）。

1983年ねん6月がつにビデオ『少女しょうじょM・13歳さい』が大だいヒットする。このビデオは、その後ご続々ぞくぞくと発売はつばいされることになる少女しょうじょビデオの先鞭せんべんをつけた[4][5]。当時とうじの人気にんきは凄すさまじく、最初さいしょの写真しゃしん集しゅう3冊さつとビデオ2本ほんで4億おく円えん近ちかくを稼かせぎ出だした[1]。

そして少女しょうじょMは週刊しゅうかんプレイボーイを中心ちゅうしんに、写楽しゃらく、平凡へいぼんパンチ、GORO、ビデオボーイ、ACTRESS、アクションカメラ等ひとし、当時とうじの男性だんせい誌しに次々つぎつぎと取とり上あげられ、何なん度ども表紙ひょうしを飾かざるなど一気いっきにメジャーとなり、他たのアイドルとは違ちがう独特どくとくの存在そんざい感かんで注目ちゅうもくされた。

1984年ねんには映画えいが『スクラップ ストーリー ある愛あいの物語ものがたり』に主演しゅえん、主題歌しゅだいかも歌うたう[注釈ちゅうしゃく 4]。ベッド・シーンでは官能かんのうの表情ひょうじょうができず、監督かんとくの若松わかまつ孝二こうじが隠かくれて足あしをつねったりして、顔かおを歪いがませて感かんじた演技えんぎをさせた。これについては、「体験たいけんがないから演えんじられなかった」と本人ほんにんは弁解べんかいしている[1]。報知ほうち映画えいが賞しょうで最優秀さいゆうしゅう新人しんじん賞しょうにノミネートされた[6]。また、この当時とうじの自みずからについては「私わたし、人ひとの顔色かおいろを伺うかがいながら話はなすのってニガテなんです。その人ひとにどう思おもわれようと、自分じぶんのやりたいようにヤルッ。“ガマン”とか“忍耐にんたい”とか、そーゆー言葉ことばも一切いっさいパス。スキゾ型がた人間にんげんの典型てんけいなんですよね。」と語かたっていた[7]。

その後ご、『週刊しゅうかんプレイボーイ』誌上しじょうで読者どくしゃ応募おうぼにより改名かいめい、田中たなかみおとして女優じょゆう・歌手かしゅとして活動かつどうすることを宣言せんげんする[8]。そして1985年ねん7月がつと8月がつにはライブハウス、新宿しんじゅくルイードと渋谷しぶやTAKE OFF 7で少女しょうじょＭ名めいへの訣別けつべつコンサートを計けい4回かい開催かいさいする[9]。

ロリータアイドルの諏訪野すわのしおり[注釈ちゅうしゃく 5]とは同おなじ事務所じむしょで、映画えいが、テレビで共演きょうえんする機会きかいが多おおかった。

1985年ねん11月7 - 10日とおか、池袋いけぶくろ文芸ぶんげい坐すわ ル・ピリエにて舞台ぶたい『ハッピージャンク・シティ』主演しゅえん。演出えんしゅつは内田うちだ栄一えいいち。

田中たなかみおとして何なん本ほんかの映画えいが、テレビドラマに出演しゅつえんしたが、1990年代ねんだいに入はいってからの活動かつどう記録きろくは確認かくにんできるもので『週刊しゅうかんプレイボーイ』（1990年ねん4月がつ17日にち号ごう）のグラビアのみである。事務所じむしょによると、本人ほんにんに芸能げいのう活動かつどうをする気きが全まったくないので仕事しごとは全すべて断ことわっているとのこと[3]。

その他た

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姉あねと弟おとうとと妹いもうとがいる[1]。なお、少女しょうじょMの妹いもうとという触ふれ込こみでデビューした美少女びしょうじょNは妹いもうとではなくて、従姉妹いとこである。

趣味しゅみは読書どくしょとビリヤード。特技とくぎはスキンダイビング。スポーツは他たにテニス、剣道けんどう、水泳すいえい、ゴルフをこなす、スポーツ好すきである[10]。チェッカーズのファンである[1]。

フィルモグラフィ

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VHS・LD

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  • 少女しょうじょM・13歳さい（日本にっぽんビデオ映像えいぞう 監督かんとく 代々木よよぎ忠ちゅう 1983年ねん）
  • 一いち年ねん後ごの少女しょうじょM（宇宙うちゅう企画きかく 1983年ねん）
  • コーラル・プリンセス モルディブ編へん（日本にほんコロムビア 1984年ねん）
  • 人魚にんぎょになった少女しょうじょM・エルニド島とう（日本にほんコロムビア 1984年ねん）
  • 大人おとなになった少女しょうじょM（ジャパンホームビデオ 1984年ねん）
  • 少女しょうじょM・華麗かれいなる出発しゅっぱつ（たびだち）（ジャパンホームビデオ 演出えんしゅつ 井筒いづつ和幸かずゆき 1984年ねん）
  • 少女しょうじょM・セイシェルの想おもい出で（日本にほんコロムビア 1985年ねん）
    • 以上いじょう、少女しょうじょM名義めいぎ
  • みおの香港ほんこんスキャンダル（笠かさ倉くら出版しゅっぱん 1988年ねん）

テレビ

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映画えいが

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出版しゅっぱん

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  • ROMANCE Part2（サン美術びじゅつ出版しゅっぱん 1982年ねん）
  • ROMANCE Part2 普及ふきゅう版ばん（竹たけ書房しょぼう 1982年ねん）
  • めざめ（英知出版えいちしゅっぱん 1984年ねん）
  • 楽園らくえんから来きた少女しょうじょ 週刊しゅうかんプレイボーイ特別とくべつ編集へんしゅう（集英社しゅうえいしゃ 1985年ねん）
  • Beppin4月がつ号ごう増刊ぞうかん ロリータ・スクランブル（英知出版えいちしゅっぱん 1985年ねん）
  • 25SCANDAL（ぶんか社しゃ 1992年ねん）※オムニバス
    • 以上いじょう、少女しょうじょM名義めいぎ
  • 田中たなかみお写真しゃしん集しゅう〜19歳さいの記念きねんに〜（近代映画社きんだいえいがしゃ 1988年ねん）
  • あなたへ・・・私わたしは「不等ふとう記号きごう」－Mにさよなら（山手やまて出版しゅっぱん 1985年ねん）※本人ほんにんのエッセー

ディスコグラフィ

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  • スクラップ・ストーリー/夜明よあけ前まえのエピローグ（日本にほんコロムビア 1985年ねん）※少女しょうじょM名義めいぎ

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ この写真しゃしん集しゅうは他たにはKUMI、SAYAKAという田中たなかみおより幼おさない二人ふたりの少女しょうじょも登場とうじょう
  2. ^ ちなみに他たモデルの『ROMANCE 五ご人にんの少女しょうじょの前奏ぜんそう曲きょく』が前作ぜんさくにあたる
  3. ^ 12歳さいとする資料しりょうもある
  4. ^ 出演しゅつえん：嵐山あらしやま光三郎こうざぶろう、高田たかだ純じゅん次じ、糸井いとい重しげる里さと、レオナルド熊ぐま、安岡やすおか力也りきやほか
  5. ^ 他ほかにもいくつかの芸名げいめいを持もつが、ここでは便宜上べんぎじょう諏訪野すわのしおりと表記ひょうきする

出典しゅってん

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  1. ^ a b c d e f 「四よん億おく円えん稼かせいだ少女しょうじょMの性せい熟じゅく度ど」『週刊しゅうかん現代げんだい』第だい26巻かん第だい26号ごう、講談社こうだんしゃ、1984年ねん、52-53頁ぺーじ、doi:10.11501/3372311。 
  2. ^ 荒木あらき経けい惟おもんみ『荒木あらき経けい惟おもんみの熱烈ねつれつラヴラヴトーク』双葉社ふたばしゃ、1998年ねん9月がつ25日にち、737頁ぺーじ。ASIN B01LTIA54M。 
  3. ^ a b 宝たから泉いずみ薫かおる 編へん『アイドルが脱ぬいだ理由りゆう(わけ)―あの日ひ、あの時とき、"彼女かのじょたち"はなぜ決心けっしんしたのか!?』宝島社たからじましゃ〈別冊べっさつ宝島たからじまReal〉、2001年ねん、95-98頁ぺーじ。 
  4. ^ 『80年代ねんだいAV大全たいぜん』双葉社ふたばしゃ〈好奇心こうきしんブック36〉、1999年ねん、13頁ぺーじ。 
  5. ^ 『20世紀せいきのアダルトビデオ:AVというワンダーランドを再さい発見はっけん!』アスペクト〈特集とくしゅうアスペクト56〉、1998年ねん、3頁ぺーじ。ISBN 4757202504。 
  6. ^ 『ビデオボーイ』第だい11号ごう、英知出版えいちしゅっぱん、1985年ねん、7-10頁ぺーじ。 
  7. ^ 「84年ねんフレッシュ選抜せんばつユニーク新人しんじん大会たいかい」『DUNK』第だい4号ごう、集英社しゅうえいしゃ、1984年ねん、184-185頁ぺーじ。 
  8. ^ 『Weeklyプレイボーイ』第だい22巻かん第だい4号ごう、集英社しゅうえいしゃ、1987年ねん、9頁ぺーじ。 
  9. ^ Monthly平凡へいぼんパンチ 1985年ねん8月がつ号ごう P14-18 マガジンハウス
  10. ^ 田中たなかみお『あなたへ……私わたしは「不等ふとう記号きごう」―Mにさよなら』山手やまて書房しょぼう、1985年ねん、162頁ぺーじ。ASIN B000J6UGKY。 

外部がいぶリンク

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