畢公高だか

畢公 姫ひめ高だか
畢
初はつ公おおやけ
王朝おうちょう	畢
在位ざいい期間きかん	前ぜん1002年ねん? - 不ふ詳しょう
姓せい・諱いみな	姫ひめ高だか
生年せいねん	不ふ詳しょう
没年ぼつねん	不ふ詳しょう
父ちち	文ぶん王おう

畢公 高だか（ひつこう こう）は、西にし周あまね初期しょきの重臣じゅうしんで王族おうぞくのひとり。姓せいは姫ひめ、名なは高こう。

畢公高だかは周しゅうの武たけ王おう・成なり王おう・康かん王おうの3代だいに仕つかえた。武たけ王おうにより畢（現在げんざいの陝西せんせい省しょう西安しーあん市し長安ながやす区くの北きた）の地ちに封ふうじられたため、「畢公」と呼よばれた。

武たけ王おうが即位そくいすると、畢公高だかは召公奭とともに王おうの側近そっきんにあった。武たけ王おうが殷いんを攻撃こうげきしようと鮮原に進出しんしゅつしたとき、畢公高だかは召公奭とともに召めし出だされた。武たけ王おうが朝あさ歌うたに入はいると、周しゅう公こう旦だんは大だい鉞を取とり、畢公高だかは小しょう鉞を取とって、武たけ王おうを挟はさんで護衛ごえいした。畢公高だかは武たけ王おうの命いのちを受うけて囚とらわれていた人々ひとびとを釈放しゃくほうした。成なり王おうのとき、畢公高だかは太ふとし師しとなって、成なり王おうを教導きょうどうした。成なり王おう死去しきょにあたって、畢公高だかは召公奭とともにその遺命いめいを受うけ、諸侯しょこうを率ひきい、康かん王おうの輔弼ほひつにあたった。成なり王おうの葬礼そうれいにあたっては、召公奭は西方せいほう諸侯しょこうを率ひきい、畢公高だかは東方とうほう諸侯しょこうを率ひきいた。康かん王おう12年ねん、東郊とうこうの民生みんせい安定あんていを図はかるよう康やすし王おうに命めいじられた。畢公高だかは周しゅう原げん近郊きんこうの居きょ里さとの区画くかく整理せいりをおこなった。

彼かれの死後しご、その子孫しそんは畢の封土ほうどを失うしなった。末裔まつえいに晋すすむの大夫たいふの畢万がおり、戦国せんごく時代じだいの七雄ななおのひとつ魏たかしの始祖しそとなった。