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硫酸りゅうさんストロンチウム

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硫酸りゅうさんストロンチウム
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識別しきべつ情報じょうほう
CAS登録とうろく番号ばんごう 7759-02-6
特性とくせい
化学かがくしき SrSO4
モル質量しつりょう 183.68 g/mol
外観がいかん 無色むしょく結晶けっしょう
密度みつど 3.96 g/cm3
融点ゆうてん

1580 ℃

沸点ふってん

分解ぶんかい

みずへの溶解ようかい 0.0114 g/100cm3(32℃)
構造こうぞう
結晶けっしょう構造こうぞう 直方のうがたあきら(はすかたあきら)けい
ねつ化学かがく
標準ひょうじゅん生成せいせいねつ ΔでるたfHo −1453.1 kJ mol−1[1]
標準ひょうじゅんモルエントロピー So 117 J mol−1K−1
危険きけんせい
安全あんぜんデータシート(外部がいぶリンク) ICSC 1696
External MSDS data
EU Index Not listed
引火いんかてん 不燃ふねんせい
関連かんれんする物質ぶっしつ
そのイオン 硫酸りゅうさんバリウム
硫酸りゅうさんカルシウム
硫酸りゅうさんマグネシウム
特記とっきなき場合ばあい、データは常温じょうおん (25 °C)・つねあつ (100 kPa) におけるものである。

硫酸りゅうさんストロンチウム(りゅうさんストロンチウム、Strontium sulfate)は組成そせいしき SrSO4あらわされる、ストロンチウム硫酸りゅうさんしおである。天然てんねんには結晶けっしょうせいてん青石あおいしとして産出さんしゅつする。

合成ごうせい

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水酸化すいさんかストロンチウム水溶液すいようえきのぞみ硫酸りゅうさんによる中和ちゅうわ反応はんのうにより沈殿ちんでんする。 また塩化えんかストロンチウムあるいは硝酸しょうさんストロンチウムなどみず可溶性かようせいのストロンチウムしお水溶液すいようえきに、まれ硫酸りゅうさんまたは硫酸りゅうさんしお水溶液すいようえきくわえると白色はくしょく沈殿ちんでんとしてられる[2]濃厚のうこう溶液ようえき場合ばあい初期しょき嵩張かさばった含水しおはりじょう結晶けっしょう析出せきしゅつすることがあるが、これは次第しだい水物みずもの変化へんかする[3]

性質せいしつ

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無色むしょく結晶けっしょうまたは白色はくしょく粉末ふんまつ直方のうがたあきら(はすかたあきら)けいぞくし、格子こうし定数ていすうはa=8.31Å、b=5.34Å、c=6.84Åである[3]白色はくしょく粉末ふんまつまたは無色むしょく結晶けっしょうみずにはなん溶であるが硫酸りゅうさんバリウムよりは溶解ようかいおおきく、その溶解ようかいせき以下いかとおりである[4]

さんアルカリにはほとんどけないが、硫酸りゅうさんには硫酸りゅうさん水素すいそストロンチウム,Sr(HSO4)2生成せいせいしてける。また塩酸えんさんたいしても溶解ようかい増大ぞうだいする。

関連かんれん項目こうもく

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参考さんこう文献ぶんけん

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  1. ^ D.D. Wagman, W.H. Evans, V.B. Parker, R.H. Schumm, I. Halow, S.M. Bailey, K.L. Churney, R.I. Nuttal, K.L. Churney and R.I. Nuttal, The NBS tables of chemical thermodynamics properties, J. Phys. Chem. Ref. Data 11 Suppl. 2 (1982).
  2. ^ 日本にっぽん学会がっかいへん 『しん実験じっけん化学かがく講座こうざ 無機むき化合かごうぶつ合成ごうせいII』 丸善まるぜん、1977ねん
  3. ^ a b 化学かがくだい辞典じてん』 共立きょうりつ出版しゅっぱん、1993ねん
  4. ^ H. Freiser, Q. Fernando共著きょうちょ藤永ふじなが太一郎たいちろう関戸せきと栄一えいいち ともやく 『イオン平衡へいこう分析ぶんせき化学かがくにおける-』 化学かがく同人どうじん、1989ねん

外部がいぶリンク

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