秦はた観かん

秦はた観かん

秦はた 観かん（しん かん、1049年ねん（皇すめらぎ祐ゆう元年がんねん）- 1100年ねん（元もと符ふ3年ねん））は、中国ちゅうごく北きた宋そうの詩人しじん・政治せいじ家か。字じは少しょう游ゆう・太虚たいきょ。号ごうは淮海居士こじ。高こう郵軍高こう郵県の出身しゅっしん。

蘇そ軾の門下もんかとなり、黄庭堅おうていけん・晁あきら補ほ之の・張ちょう耒とともに「蘇そ門もん四よん学士がくし」と称しょうされた。元げん豊ゆたか8年ねん（1085年ねん）の進士しんし。太ふと常つね博士はかせ・国史こくし館かん編修へんしゅうになったが、紹聖年間ねんかん（1094年ねん - 1098年ねん）に入はいると新法しんぽう派はによって中央ちゅうおうから退しりぞけられた。杭州こうしゅう通つう判ばんを皮切かわきりに郴州や雷いかつち州しゅうなどに左遷させんされ、召還しょうかんをうけて帰途きとにあった藤ふじ州しゅうで生涯しょうがいを終おえた。

詩し風ふうを一言ひとことで表現ひょうげんすると繊細せんさいであり、女性じょせいの様ような弱々よわよわしさとの評ひょうがある。また、詞しにおいては男女だんじょ間あいだの機微きびを詠うたった作品さくひんが多おおい。

関連かんれん項目こうもく

• 陸りく游ゆう - 陸りく游ゆうの諱いみなと字じ（務つとむ観かん）は秦しん観かんのそれに由来ゆらいするという。