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第だい二に次じベララベラ海戦かいせん

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第だい二に次じベララベラ海戦かいせん

海戦かいせんで損傷そんしょうしたセルフリッジ（左ひだり）とオバノン。ヌメアにて
戦争せんそう：大だい東亜とうあ戦争せんそう / 太平洋戦争たいへいようせんそう
年月日ねんがっぴ：1943年ねん10月がつ6～7日にち
場所ばしょ：ソロモン諸島しょとう、ベララベラ島とう沖おき
結果けっか：日本にっぽんの勝利しょうり
交戦こうせん勢力せいりょく
大日本帝国の旗 大日本帝国だいにっぽんていこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
ニュージーランドの旗 ニュージーランド
指導しどう者しゃ・指揮しき官かん
伊集院いじゅういん松治まつじ大佐たいさ フランク・R・ウォーカー（英語えいご版ばん）
戦力せんりょく
駆逐くちく艦かん9
補助ほじょ艦艇かんてい20 		駆逐くちく艦かん6（うち3隻せきは海戦かいせんに間まに合あわず）
損害そんがい
駆逐くちく艦かん1沈没ちんぼつ
戦死せんし138 		駆逐くちく艦かん1沈没ちんぼつ
駆逐くちく艦かん2大破たいは
戦死せんし64
ソロモン諸島しょとうの戦たたかい

第だい二に次じベララベラ海戦かいせん（だいにじベララベラかいせん、Battle of Vella Lavella）は、1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）10月6日にちに中部ちゅうぶソロモン諸島しょとうのベララベラ島とう沖おきで発生はっせいした海戦かいせんである[1][2]。連合れんごう国軍こくぐん側がわの呼称こしょうはベララベラ海戦かいせん[3][4]。

概要がいよう[編集へんしゅう]

日本にっぽん軍ぐんはベララベラ島とうからの撤収てっしゅうを企図きとし、大だい発動はつどう艇ていや小型こがた艦艇かんていを派遣はけんして第だい三さん水雷すいらい戦隊せんたい司令しれい官かん伊集院いじゅういん松治まつじ大佐たいさ（旗艦きかん「秋あき雲くも」）指揮しき下かの駆逐くちく艦かん9隻せき（警戒けいかい隊たい6隻せき、輸送ゆそう隊たい3隻せき）が支援しえんを行おこなった[1]。アメリカ軍ぐんは水雷すいらい戦隊せんたい（駆逐くちく艦かん6隻せき）で日本にっぽん軍ぐん水上すいじょう部隊ぶたいを邀撃ようげきし、夜間やかん水上すいじょう戦闘せんとうに至いたった[5]。

この戦闘せんとうで、アメリカ側がわは駆逐くちく艦かん1隻せきが沈没ちんぼつし2隻せきが大破たいはした[5]。日本にっぽん側がわは駆逐くちく艦かん夕ゆう雲くもが沈没ちんぼつしたが[6]、撤退てったい作戦さくせんは成功せいこうして海戦かいせんは日本にっぽんの勝利しょうりで終おわった[7][4][8]。

背景はいけい[編集へんしゅう]

「第だい一いち次じベララベラ海戦かいせん」も参照さんしょう

8月がつ15日にちにベララベラ島とうに上陸じょうりくしたアメリカ軍ぐんと、アメリカ軍ぐんと入いれ替かわりで増派ぞうはされたニュージーランド軍ぐんは圧倒的あっとうてきな兵力へいりょくで日本にっぽん軍ぐん守備しゅび隊たいに圧力あつりょくをかけ続つづけ、9月に入はいってから二に手てに分わかれて攻勢こうせいに転てんじた[9][10]。

当時とうじベララベラ島とうにいた日本にっぽん軍ぐんは、陸海りくかい軍ぐんおよび付近ふきん海域かいいきで遭難そうなんしベララベラ島とうに到達とうたつした艦船かんせん乗員じょういんなど合あわせて629名めいであり[9][11]、鶴屋つるや好夫よしお陸軍りくぐん大尉たいいの名前なまえより「鶴屋つるや部隊ぶたい」と称しょうしていた[12]。鶴屋つるや部隊ぶたいは寡兵かへいをもってニュージーランド軍ぐんと交戦こうせんし続つづけたものの[11]、徐々じょじょに島しまの北西ほくせい部ぶに追おい詰つめられていった[2]。舟艇しゅうていなどによる補給ほきゅう輸送ゆそうがことごとく妨害ぼうがいされ、水上すいじょう偵察ていさつ機きによってわずかに補給ほきゅうを受うけているに過すぎず、その運命うんめいは時間じかんの問題もんだいと考かんがえられるようになっていった[9]。

9月28日にちには、第だい十じゅう七なな軍ぐん（百武ももたけ晴はる吉きち中将ちゅうじょう）と南東なんとう方面ほうめん部隊ぶたい（指揮しき官かん草くさ鹿しか任にん一いち中将ちゅうじょう、南東なんとう方面ほうめん艦隊かんたい司令しれい長官ちょうかん）[13]から、決別けつべつとも解釈かいしゃくできる電文でんぶんが送おくられた[9][14]。そもそもベララベラ島とう守備しゅび隊たいはコロンバンガラ島がらとう守備しゅび隊たいのバックアップ的てきな存在そんざいであったが[15]、コロンバンガラ島がらとう守備しゅび隊たいはセ号ごう作戦さくせんで撤退てったいを完了かんりょうし[16]、その役割やくわりも終おえることとなった[15]。

第だい八はち艦隊かんたいの撤退てったい方針ほうしんに対たいし、上級じょうきゅう司令しれい部ぶの南東なんとう方面ほうめん艦隊かんたい（第だい十じゅう一いち航空こうくう艦隊かんたい）は作戦さくせん延期えんきを指導しどう、第だい八はち艦隊かんたい参謀さんぼう長ちょうがラバウルに飛とんで、「鶴屋つるや部隊ぶたいには、すでに撤退てったいを命めいじてしまったので承認しょうにんしてほしい」と懇願こんがんした結果けっか、鶴屋つるや部隊ぶたいの撤退てったい許可きょかがおりる[17]。10月6日にちにはベララベラ島とうからブインへの撤収てっしゅうが急遽きゅうきょ行おこなわれることとなった[15]。

参加さんか艦艇かんてい[編集へんしゅう]

日本にっぽん海軍かいぐん[編集へんしゅう]

アメリカ海軍かいぐん[編集へんしゅう]

戦闘せんとう経過けいか[編集へんしゅう]

ソロモン諸島しょとう方面ほうめんの日本にっぽん海軍かいぐんの艦艇かんていは大だい多数たすうが外そと南洋なんよう部隊ぶたい（指揮しき官かん鮫島さめしま具ぐ重おも中将ちゅうじょう、第だい八はち艦隊かんたい司令しれい長官ちょうかん）の指揮しき下かにあり、その麾下きかに外そと南洋なんよう部隊ぶたい増援ぞうえん部隊ぶたい（指揮しき官かん伊集院いじゅういん松治まつじ大佐たいさ、第だい三さん水雷すいらい戦隊せんたい司令しれい官かん）があった[22]。当時とうじ、伊集院いじゅういんの指揮しき下かにあった艦隊かんたい型がた駆逐くちく艦かんは、第だい二に水雷すいらい戦隊せんたいや第だい十じゅう戦隊せんたいから外そと南洋なんよう部隊ぶたいに臨時りんじ編入へんにゅうされていた「借かりもの」であった[23]。作戦さくせん実施じっしに際さいし、伊集院いじゅういん大佐たいさは軽けい巡洋艦じゅんようかん川内かわうち[24]から陽炎かげろう型がた駆逐くちく艦かん秋あき雲くもに移乗いじょうし、秋あき雲くもに第だい三さん水雷すいらい戦隊せんたいの代将だいしょう旗はたを掲かかげた[25][26]。

10月5日にち、まず3時じ30分ふんに輸送ゆそう部隊ぶたい（第だい22駆逐くちく隊たい司令しれい金岡かなおか国三くにぞう大佐たいさ）の駆逐くちく艦かん3隻せき（文月ふづき、松風まつかぜ、夕凪ゆうなぎ）がラバウルを出撃しゅつげきし[27]、続つづいて5時じには伊集院いじゅういん大佐たいさ指揮しき下かの駆逐くちく艦かん6隻せき（第だい10駆逐くちく隊たい〈秋あき雲くも、風雲ふううん、夕ゆう雲くも〉、第だい17駆逐くちく隊たい〈磯いそ風ふう〉[28]、第だい27駆逐くちく隊たい〈時雨しぐれ、五月雨さみだれ〉）もラバウルを出撃しゅつげきする[29][30]。収容しゅうよう部隊ぶたいは5日にち夕刻ゆうこくにブインを出撃しゅつげきした[2]。輸送ゆそう部隊ぶたいと夜襲やしゅう部隊ぶたいは早々そうそうに偵察ていさつ機きの触接しょくせつを受うけるも、両りょう部隊ぶたいはブーゲンビル島とう北方ほっぽうで合流ごうりゅうした[19][29]。16時じ、輸送ゆそう部隊ぶたいと夜襲やしゅう部隊ぶたいからの第だい27駆逐くちく隊たい（時雨しぐれ、五月雨さみだれ）は先行せんこうして収容しゅうよう部隊ぶたいに合同ごうどうしベララベラ島とう近海きんかいへ、夜襲やしゅう部隊ぶたいは偽にせ航路こうろを取とったりスコールの中なかに身みを隠かくしながら遅おくれてベララベラ島とう近海きんかいへと向むかう[19]。夜襲やしゅう部隊ぶたいの陣形じんけいは、秋あき雲くも（旗艦きかん）、磯いそ風ふう、風雲ふううん、夕ゆう雲くもの単たん縦陣じゅうじんであった[31]。

ベララベラ島とうが近ちかづくにつれ、時雨しぐれでは「巡洋艦じゅんようかん4隻せき、駆逐くちく艦かん3隻せき」から成なるアメリカ艦隊かんたい接近せっきんの連絡れんらくを受うけた[32][33]。また、第だい938航空こうくう隊たいの零れい式しき水上すいじょう偵察ていさつ機きが、万まん代だい浦うらおよび先さき明崎みょうざきと呼よばれた収容しゅうよう地点ちてん[34]付近ふきんで照明しょうめい弾だんを投下とうかしたところ、駆逐くちく群ぐん二に隊たい（巡洋艦じゅんようかん4隻せきと駆逐くちく艦かん3隻せき）が行動こうどう中ちゅうであるのを確認かくにんして通報つうほうした[35]。伊集院いじゅういん大佐たいさは輸送ゆそう部隊ぶたいに一時いちじ退避たいひを命めいじるが、速力そくりょくの遅おそい収容しゅうよう部隊ぶたいはもはや退避たいひが間まに合あわず収容しゅうよう予定よてい地点ちてんに直進ちょくしんさせた[36]。また第だい27駆逐くちく隊たい（時雨しぐれ、五月雨さみだれ）にも第だい一いち夜襲やしゅう部隊ぶたいへの合同ごうどうを命めいじ、時雨しぐれ（原はら大佐たいさ）は松風まつかぜに船団せんだん護衛ごえいを依頼いらいすると夜襲やしゅう部隊ぶたいと合流ごうりゅうするため行動こうどうを開始かいしした[33]。

一方いっぽう、偵察ていさつ機きPBYカタリナ飛行ひこう艇ていからの報告ほうこくを受うけた第だい3艦隊かんたい（南太平洋みなみたいへいよう部隊ぶたい。ウィリアム・ハルゼー大将たいしょう）では、迎撃げいげきのためウォーカー大佐たいさ率ひきいる第だい4駆逐くちく部隊ぶたい（以降いこうウォーカー隊たいとする）からの駆逐くちく艦かん3隻せきをベララベラ島とう近海きんかいへと急行きゅうこうさせた[37]。米べい軍ぐんの航空こうくう攻撃こうげきは悪天候あくてんこうのため実施じっしされず、またウォーカー隊たいの駆逐くちく艦かん3隻せき（セルフリッジ、シュバリエ、オバノン）と、増援ぞうえんの駆逐くちく艦かん3隻せき（ラルフ・タルボット、テーラー、ラブレット）とは距離きょりが開ひらいていた[38]。

その頃ころ、ベララベラ島とう守備しゅび隊たいは万まん代だい浦うらおよび先さき明崎みょうざきに集結しゅうけつし、ニュージーランド軍ぐんの砲撃ほうげきに耐たえつつ収容しゅうよう部隊ぶたいの到着とうちゃくを待まっていた[39]。 20時じ31分ふん、ウォーカー隊たいはレーダーで二ふたつの目標もくひょうを探知たんち[19]。4分ふん後ごの20時じ35分ふんには風雲ふううんが「巡洋艦じゅんようかん3隻せき」を発見はっけんした[19]。第だい27駆逐くちく隊たい（時雨しぐれ、五月雨さみだれ）も20時じ40分ふんには敵てき影かげを確認かくにんする[19]。旗艦きかんの秋あき雲くもでもウォーカー隊たいを発見はっけんしていたものの、伊集院いじゅういん大佐たいさ（第だい三さん水雷すいらい戦隊せんたい司令しれい官かん）は乗組のりくみ員いんの報告ほうこくを信用しんようしなかったという[40]。第だい三さん水雷すいらい戦隊せんたいの先任せんにん参謀さんぼうは「味方みかたの間違まちがいではないか」と問といただした[41][42]。秋あき雲くも駆逐くちく艦長かんちょう相馬そうま正平しょうへい中佐ちゅうさは周囲しゅういからの情報じょうほうと自みずからの目めで確認かくにんした後のち、伊集院いじゅういん大佐たいさに「司令しれい官かん、敵てきではありませんか」と助言じょげんし終おえた瞬間しゅんかん[43]、ウォーカー隊たいからの先制せんせい攻撃こうげきを受うけた[40][44]。ウォーカー隊たいは20時じ55分ふんに砲撃ほうげきを開始かいしし、同時どうじに魚雷ぎょらい14本ほんを発射はっしゃした[40][45]。

先制せんせい攻撃こうげきを受うけた夜襲やしゅう部隊ぶたいは、夕ゆう雲くもが魚雷ぎょらいを8本ほん発射はっしゃし、続つづいて面舵おもかじで右みぎに針路しんろをとって秋あき雲くもとともに砲撃ほうげきを開始かいしする[40]。しかし間まもなく夕ゆう雲くもはウォーカー隊たいからの集中しゅうちゅう砲火ほうかにより火災かさいを起おこした[19]。炎上えんじょうした夕ゆう雲くもは、米べい艦隊かんたいからの絶好ぜっこうの目標もくひょうになってしまった[40]。21時じ1分ふん、夕ゆう雲くもからの魚雷ぎょらいはウォーカー隊たいに達たっし、シャヴァリアに命中めいちゅうする[19]。シャヴァリアの後方こうほうにいたオバノンは被ひ雷かみなりしたシャヴァリアを避さけ切きれず追突ついとつし、艦かん首くびを大破たいはした[46][47]。オバノンはシャヴァリアから離はなれた後のち、シャヴァリア乗員じょういんの救助きゅうじょ作業さぎょうに取とり掛かかる[48]。21時じ5分ふんに夕ゆう雲くもに魚雷ぎょらいが命中めいちゅうし、これが止とめとなって21時じ10分ふんに沈没ちんぼつした[19]。

この頃ころには第だい27駆逐くちく隊たい（時雨しぐれ、五月雨さみだれ）も戦場せんじょうに到着とうちゃくし、21時じ1分ふん前後ぜんこうに各かく艦かん魚雷ぎょらい8本ほんを発射はっしゃした[49][50]。続つづいて砲撃ほうげきを開始かいしし、三さん斉射せいしゃ発砲はっぽうをした瞬間しゅんかん、先さきに発射はっしゃした魚雷ぎょらいのうち1本ほんがウォーカー隊たいの旗艦きかんセルフリッジに命中めいちゅうする[51][52]。セルフリッジは艦かん首くびが垂たれ下さがって10ノットの速力そくりょくで戦場せんじょうから退却たいきゃくしていった[51]。秋あき雲くもは磯いそ風ふうと風雲ふううんを率ひきいて引ひき返かえし、距離きょり約やく8,000メートルに彼方かなたで停止ていし中ちゅうのシャヴァリアとオバノンに対たいして魚雷ぎょらいを発射はっしゃしたものの、命中めいちゅうしなかった[53][54]。その後ご、視界しかいが不良ふりょうとなって21時じ39分ふんに戦闘せんとうを打うち切きって戦場せんじょうから離脱りだつした[42]。第だい27駆逐くちく隊たい司令しれい原はら為一ためいち大佐たいさ（時雨しぐれ座乗ざじょう）は「駆逐くちく艦かん時雨しぐれに、もし電でん探さがせがあればウォーカー部隊ぶたいは三さん隻せきとも、ただでは済すまさなかったであろうに」と回想かいそうしている[55]。 10月7日にち8時じ30分ふん、夜襲やしゅう部隊ぶたいはラバウルに帰投きとうした[56]。 日本にっぽん側がわは魚雷ぎょらい48本ほんを発射はっしゃしたが、命中めいちゅうしたのは2本ほんだけだった[5][53]。

第だい3艦隊かんたいは、偵察ていさつ機きからの報告ほうこくによりウォーカー隊たいの3隻せきでは少すくなすぎると考かんがえており、ニュージョージア島とう向むけの輸送ゆそう船団せんだんを護衛ごえいしていた第だい42駆逐くちく群ぐんにも戦場せんじょうに急行きゅうこうするよう命めいじていた[20]。夕ゆう雲くもの大だい火災かさいがよく見みえていたほど戦場せんじょうに接近せっきんしていたが[48]、ついに戦闘せんとうには間まに合あわなかった[53]。その代かわり、瀕死ひんしのシャヴァリアをラ・ヴァレットの魚雷ぎょらいで処分しょぶんし、大破たいはしたセルフリッジからウォーカー大佐たいさをテイラーに移動いどうさせた[57]。またレンドバ島とうより魚雷ぎょらい艇てい4隻せきが出動しゅつどうした[53]。

海戦かいせんが終おわった直後ちょくごの22時じ、収容しゅうよう部隊ぶたいは万まん代だい浦うらに到着とうちゃくし[39]、23時じ50分ふんから収容しゅうようを開始かいし[58]。三さん往復おうふくした後のち[58]、10月7日にち1時じ10分ふんには万まん代だい浦うらを離はなれてブインに向むかい、8時じに帰投きとう[58]。ベララベラ島とう守備しゅび隊たいはここで解散かいさんして、それぞれの原隊げんたいへと戻もどっていった[58][59]。

海戦かいせんの後のち[編集へんしゅう]

秋あき雲くもと風雲ふううん、時雨しぐれと五月雨さみだれがそれぞれ発見はっけんしたのは同おなじウォーカー隊たいであったが、海戦かいせん当時とうじは前者ぜんしゃが発見はっけんしたのが巡洋艦じゅんようかん群ぐん、後者こうしゃが発見はっけんしたのが駆逐くちく艦かん群ぐんと考かんがえられていた[19][42]。一ひとつの駆逐くちく群ぐんを別々べつべつに攻撃こうげきした結果けっか、戦果せんかは「本隊ほんたい（秋あき雲くも等とう）により巡洋艦じゅんようかんまたは大型おおがた駆逐くちく艦かん2隻せき撃沈げきちん、27駆か（時雨しぐれ、五月雨さみだれ）により駆逐くちく艦かん3隻せき撃沈げきちん」と判定はんていされた[60][61]。第だい27駆逐くちく隊たいは「砲ほう雷撃らいげきで轟沈ごうちん1、雷撃らいげきで轟沈ごうちん1、いずれも大型おおがた駆逐くちく艦かん」と報告ほうこくした[62]。実際じっさいの戦果せんかと大おおきくかけ離はなれているのは言いうまでもない[60]。戦果せんかは第だい八はち艦隊かんたい（外そと南洋なんよう部隊ぶたい）司令しれい官かん鮫島さめしま具ぐ重おも中将ちゅうじょうから天皇てんのうにも報告ほうこくされた[63]。鮫島さめしまは、第だい27駆逐くちく隊たい司令しれい原はら為一ためいち大佐たいさに軍刀ぐんとう一いち振ふ、時雨しぐれ駆逐くちく艦長かんちょう山上さんじょう亀かめ三さん雄ゆう少佐しょうさと五月雨駆逐艦長杉原与四郎少佐には短刀たんとう一本いっぽんを贈おくった[60][64]。

夕ゆう雲くもの生存せいぞん者しゃは、一部いちぶはレンドバ島とうからやってきた魚雷ぎょらい艇ていに救助きゅうじょされたが、一人ひとりの夕ゆう雲くも乗員じょういんが艇てい上じょうで乱闘らんとうを起おこした末すえに見張みはり兵へいを殺害さつがいしたため、復讐ふくしゅうの意味いみで皆殺みなごろしにされた[65]。他方たほう、機関きかん部員ぶいんを中心ちゅうしんとする25名めいは途中とちゅう、アメリカ軍ぐんが放置ほうちしていった内火艇ないかていを分捕ぶんどった[44][66]。やがて魚雷ぎょらい艇ていが接近せっきんして移乗いじょうするよう命めいじられる[66]。夕ゆう雲くも生存せいぞん者しゃが拒否きょひすると、アメリカ軍ぐん魚雷ぎょらい艇ていは夕ゆう雲くも生存せいぞん者しゃ分ぶんの食糧しょくりょうと飲料いんりょう水すいを内火艇ないかていの甲板かんぱんに置おいて去さっていった[67]。内火艇ないかていは1日にち半はん経たってからブインに到着とうちゃくし[44]、鮫島さめしま中将ちゅうじょうに「夕ゆう雲くもは行方ゆくえ不明ふめい、全滅ぜんめつと聞きいたが敵てきのボートを分捕ぶんどって帰かえるとはよくやった。御ご苦労くろう」と賞賛しょうさんされた[66][68]。

太平洋艦隊たいへいようかんたい司令しれい長官ちょうかんチェスター・ニミッツ元帥げんすいは後年こうねん、ウォーカー隊たいの敗因はいいんとしてウォーカー大佐たいさが雷撃らいげきを回避かいひする運動うんどうを行おこなわず、射撃しゃげき効果こうかを上あげるために隊形たいけいと針路しんろを維持いじし続つづけたことを挙あげている[45]。海戦かいせんの損害そんがいは、日本にっぽん側がわは駆逐くちく艦かん1（夕ゆう雲くも）[69]沈没ちんぼつ／アメリカ側がわ駆逐くちく艦かん1（シュバリエ）沈没ちんぼつと2隻せき（セルフリッジ、オバノン大破たいは）で、日本にっぽん軍ぐんは作戦さくせん目的もくてき（ベララベラ島とうからの撤収てっしゅう）を達成たっせいし[4]、海戦かいせんに勝利しょうりした[53][70]。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b 歴れき群ぐん19、水雷すいらい戦隊せんたいII 1998, p. 150〔第だい二に次じベラ・ラベラ海戦かいせん〕
  2. ^ a b c 写真しゃしん太平洋たいへいよう戦せん6巻かん 1995, p. 91.
  3. ^ 海軍かいぐん水雷すいらい戦隊せんたい 2016, p. 197▽ベララベラ沖おき海戦かいせん
  4. ^ a b c 駆逐くちく艦かん物語ものがたり 2016, pp. 84–85▽ベララベラ海戦かいせん
  5. ^ a b c 駆逐くちく艦かん入門にゅうもん 2006, p. 381第だい二に次じヴェラ・ラベラ海戦かいせん
  6. ^ 歴れき群ぐん19、水雷すいらい戦隊せんたいII 1998, p. 93「夕ゆう雲くも(ゆうぐも)」
  7. ^ 駆逐くちく艦かん入門にゅうもん 2006, p. 371ソロモン駆逐くちく艦かん戦せん
  8. ^ 歴れき群ぐん19、水雷すいらい戦隊せんたいII 1998, p. 149〈表ひょう4〉昭和しょうわ18年ねん、中なか・北部ほくぶソロモンの駆逐くちく艦かんの海戦かいせん
  9. ^ a b c d 『戦史せんし叢書そうしょ96』304ページ
  10. ^ ニミッツ、ポッター、169ページ
  11. ^ a b 『第だい一いち輸送ゆそう隊たい戦闘せんとう詳報しょうほう』C08030205400, pp.3
  12. ^ 駆逐くちく艦かん物語ものがたり 2016, p. 24.
  13. ^ 『戦史せんし叢書そうしょ96』386ページ
  14. ^ 『第だい一いち輸送ゆそう隊たい戦闘せんとう詳報しょうほう』C08030205400, pp.20,21
  15. ^ a b c 『戦史せんし叢書そうしょ96』305ページ
  16. ^ 海軍かいぐん水雷すいらい戦隊せんたい 2016, pp. 27–28戦せん況きょう不利ふりに重責じゅうせきを負おう駆逐くちく隊たい
  17. ^ #ソロモン海かい「セ」号ごう作戦さくせん219頁ぺーじ
  18. ^ 撃沈げきちん戦記せんき 2013, pp. 211c-212部隊ぶたい編成へんせい
  19. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『戦史せんし叢書そうしょ96』306ページ
  20. ^ a b c d e f 木俣きまた, 365ページ
  21. ^ “DD-357 Selfridge” (チェコ語ご). Naval War in Pacific 1941-45. 2011年ねん7月がつ27日にち閲覧えつらん。
  22. ^ 撃沈げきちん戦記せんき 2013, pp. 209–210戦場せんじょうはソロモン
  23. ^ 撃沈げきちん戦記せんき 2013, pp. 211a-212.
  24. ^ 写真しゃしん太平洋たいへいよう戦せん6巻かん 1995, p. 38(川内せんだい写真しゃしん解説かいせつ)
  25. ^ 駆逐くちく艦かん物語ものがたり 2016, p. 25.
  26. ^ 撃沈げきちん戦記せんき 2013, p. 211b「秋あき雲くも」旗艦きかんとなる
  27. ^ 『第だい三さん水雷すいらい戦隊せんたい戦時せんじ日誌にっし』C08030106100, pp.26,28
  28. ^ 磯いそ風ふう、特とく年ねん兵へい 2011, p. 140.
  29. ^ a b 撃沈げきちん戦記せんき 2013, p. 213.
  30. ^ 五月雨さみだれ出撃しゅつげきす 2010, p. 240.
  31. ^ 磯いそ風ふう、特とく年ねん兵へい 2011, p. 141第だい二に次じベララベラ海戦かいせん図ず
  32. ^ 原はら, 118ページ
  33. ^ a b 海軍かいぐん駆逐くちく隊たい 2015, pp. 75–76.
  34. ^ 『第だい一いち輸送ゆそう隊たい戦闘せんとう詳報しょうほう』C08030205400, pp.19
  35. ^ 撃沈げきちん戦記せんき 2013, p. 215.
  36. ^ 撃沈げきちん戦記せんき 2013, p. 216.
  37. ^ 撃沈げきちん戦記せんき 2013, p. 214-215"東京とうきょう急行きゅうこう"を阻止そしせよ
  38. ^ 海軍かいぐん水雷すいらい戦隊せんたい 2016, pp. 28–29青あおい殺人さつじん者しゃを抱だいて
  39. ^ a b 『第だい一いち輸送ゆそう隊たい戦闘せんとう詳報しょうほう』C08030205400, pp.15
  40. ^ a b c d e 撃沈げきちん戦記せんき 2013, p. 217.
  41. ^ 駆逐くちく艦かん物語ものがたり 2016, pp. 31–32艦橋かんきょうにおける緊張きんちょうの一瞬いっしゅん
  42. ^ a b c 『栄光えいこうの駆逐くちく艦かん 秋あき雲くも』50ページ
  43. ^ 駆逐くちく艦かん物語ものがたり 2016, p. 33.
  44. ^ a b c 『栄光えいこうの駆逐くちく艦かん 秋あき雲くも』51ページ
  45. ^ a b ニミッツ、ポッター, 175ページ
  46. ^ 写真しゃしん太平洋たいへいよう戦せん6巻かん 1995, p. 92.
  47. ^ 撃沈げきちん戦記せんき 2013, p. 218.
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  49. ^ 五月雨さみだれ出撃しゅつげきす 2010, p. 242.
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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

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  • 大熊おおくま安之助やすのすけほか『海軍かいぐん水雷すいらい戦隊せんたい　駆逐くちく艦かんと魚雷ぎょらいと軽けい巡じゅんが織おりなす大海たいかい戦せんの実相じっそう』潮しお書房しょぼう光人みつひと社しゃ、2016年ねん10月がつ。ISBN 978-4-7698-1629-4。 
    • (24-36頁ぺーじ)当時とうじ二に十じゅう七なな駆逐くちく隊たい司令しれい・海軍かいぐん大佐たいさ原はら為一ためいち『闇夜やみよを彩いろどったベララベラ沖おきの魚雷ぎょらい決戦けっせん　{{{1}}}』
    • (180-199頁ぺーじ)元もと米べい海軍かいぐん兵へい曹長そうちょう・戦後せんご米べい海軍かいぐん報道ほうどう班はん員いんジョセフ・Ｄ・ハリントン『青あおい眼めが見みた九きゅう三さん式しき酸素さんそ魚雷ぎょらい奮戦ふんせん記き　姿すがたなき暗殺あんさつ者しゃ"酸素さんそ魚雷ぎょらい"に戦慄せんりつの日々ひびを送おくった一いち米兵べいへいの海戦かいせんレポート』
  • 海軍かいぐん水雷すいらい史し刊行かんこう会かい（編纂へんさん）『海軍かいぐん水雷すいらい史し』海軍かいぐん水雷すいらい史し刊行かんこう会かい、1979年ねん
  • 駆逐くちく艦かん秋あき雲くも会かい『栄光えいこうの駆逐くちく艦かん 秋あき雲くも』駆逐くちく艦かん秋あき雲くも会かい、1986年ねん
  • 木俣きまた滋しげる郎ろう『日本にっぽん水雷すいらい戦史せんし』図書としょ出版しゅっぱん社しゃ、1986年ねん
  • 木俣きまた滋しげる郎ろう『駆逐くちく艦かん入門にゅうもん　水雷すいらい戦せんの花形はながた徹底てってい研究けんきゅう』光人みつひと社しゃ〈光人みつひと社しゃNF文庫ぶんこ〉、2006年ねん7月がつ。ISBN 4-7698-2217-0。 
  • 木俣きまた滋しげる郎ろう「16.駆逐くちく艦かん「夕ゆう雲くも」」『撃沈げきちん戦記せんき　海原うなばらに果はてた日本にっぽん艦船かんせん25隻せきの航跡こうせき』光人みつひと社しゃ〈光人みつひと社しゃNF文庫ぶんこ〉、2013年ねん6月がつ（原著げんちょ1988年ねん）。ISBN 978-4-7698-2786-3。 
  • 志賀しが博ひろしほか『駆逐くちく艦かん物語ものがたり　車引くるまひきを自称じしょうした駆逐くちく艦かん乗のりたちの心意気こころいき』潮しお書房しょぼう光人みつひと社しゃ、2016年ねん4月がつ。ISBN 978-4-7698-1615-7。 
    • (23-35頁ぺーじ)当時とうじ「秋あき雲くも」通信つうしん士し兼けん航海こうかい士し・海軍かいぐん中尉ちゅうい立山たてやま喬たかし『陽炎かげろう型がた駆逐くちく艦かん「秋あき雲くも」ベララベラ沖おき海戦かいせん　果はたして敵てきか味方みかたか。司令しれい官かんの一瞬いっしゅんの逡巡しゅんじゅんと十じゅう駆逐くちく隊たい「夕ゆう雲くも」の沈没ちんぼつ』
    • (63-90頁ぺーじ)戦史せんし研究けんきゅう家か大浜おおはま啓一けいいち『日本にっぽんの駆逐くちく艦かんかく戦せんえり　太平洋戦争たいへいようせんそうを第だい一線いっせん駆逐くちく艦かん約やく一いち五ご〇隻せきが戦たたかった海戦かいせんの実情じつじょう』
  • 須藤すとう幸みゆき助すけ『駆逐くちく艦かん「五月雨さみだれ」出撃しゅつげきす　ソロモン海うみの火柱ひばしら』光人みつひと社しゃ〈光人みつひと社しゃNF文庫ぶんこ〉、2010年ねん1月がつ（原著げんちょ1956年ねん）。ISBN 978-4-7698-2630-9。 
  • 寺内てらうち正道せいどうほか『海軍かいぐん駆逐くちく隊たい　駆逐くちく艦かん群ぐんの戦闘せんとう部隊ぶたい編成へんせいと戦場せんじょうの実相じっそう』潮しお書房しょぼう光人みつひと社しゃ、2015年ねん9月がつ。ISBN 978-47698-1601-0。 
    • (58-83頁ぺーじ)当時とうじ二に十じゅう七なな駆逐くちく隊たい司令しれい・海軍かいぐん大佐たいさ原はら為一ためいち『二に十じゅう七なな駆逐くちく隊たい司令しれいわがソロモン海かいの戦歴せんれき　旗艦きかん時雨しぐれの艦上かんじょうで指揮しきしたベラ湾わん夜戦やせん、二に次じベララベラ海戦かいせんの実相じっそう』
  • E・B・ポッター/秋山あきやま信雄のぶお（訳わけ）『BULL HALSEY/キル・ジャップス！ ブル・ハルゼー提督ていとくの太平洋たいへいよう海戦かいせん史し』光人みつひと社しゃ、1991年ねん、ISBN 4-7698-0576-4
  • C・W・ニミッツ、E・B・ポッター/実松さねまつ譲ゆずる、冨永とみなが謙吾けんご（共とも訳やく）『ニミッツの太平洋たいへいよう海戦かいせん史し』恒文社こうぶんしゃ、1992年ねん、ISBN 4-7704-0757-2
  • 原はら為一ためいち『帝国ていこく海軍かいぐんの最後さいご』河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2011年ねん、ISBN 978-4-309-24557-7
    海戦かいせん時じ、第だい二に十じゅう七なな駆逐くちく隊たい司令しれいとして「時雨しぐれ」に乗艦じょうかん。
  • 防衛ぼうえい研究所けんきゅうじょ戦史せんし室しつ編へん『戦史せんし叢書そうしょ96 南東なんとう方面ほうめん海軍かいぐん作戦さくせん（3）ガ島とう撤収てっしゅう後ご』朝あさ雲くも新聞しんぶん社しゃ、1976年ねん
  • 雑誌ざっし「丸まる」編集へんしゅう部ぶ 編へん「佐藤さとう和正かずまさ「ソロモン方面ほうめん作戦さくせんII」」『写真しゃしん　太平洋戦争たいへいようせんそう＜第だい六ろく巻かん＞　ソロモン/ニューギニア作戦さくせんII/マーシャル/ギルバート作戦さくせん』光人みつひと社しゃ〈光人みつひと社しゃNF文庫ぶんこ〉、1995年ねん5月がつ。ISBN 4-7698-2082-8。 
  • 「丸まる」編集へんしゅう部ぶ『駆逐くちく艦かん戦記せんき　駆逐くちく艦かん「神風かみかぜ」電でん探さがせ戦記せんき』光人みつひと社しゃ、2011年ねん7月がつ。ISBN 978-4-7698-2696-5。 
    • ソロモン海うみの死線しせんを越こえた二に十じゅう七なな人にんの奇蹟きせきの敵てき中ちゅう漂流ひょうりゅう秘録ひろく及川おいかわ幸みゆき介かい『地獄じごくの海うみに記しるされた「夕ゆう雲くも」奇蹟きせきの生還せいかん記き』
  • 山本やまもと平たいら弥わたるほか『秋月しゅうげつ型がた駆逐くちく艦かん<付づけ・夕ゆう雲くも型がた・島しま風ふう・丁ひのと型がた> 戦時せんじに竣工しゅんこうした最さい新鋭しんえい駆逐くちく艦かんの実力じつりょくと全貌ぜんぼう』潮しお書房しょぼう光人みつひと社しゃ、2015年ねん3月がつ。ISBN 978-4-7698-1584-6。 
    • (220-229頁ぺーじ)戦史せんし研究けんきゅう家か伊達だて久ひさ『夕ゆう雲くも型がた駆逐くちく艦かん十じゅう九きゅう隻せき&島しま風ふうの太平洋戦争たいへいようせんそう』
  • 歴史れきし群ぐん像ぞう編集へんしゅう部ぶ編へん『水雷すいらい戦隊せんたいII　陽炎かげろう型がた駆逐くちく艦かん　究極きゅうきょくの艦隊かんたい型がた駆逐くちく艦かんが辿たどった栄光えいこうと悲劇ひげきの航跡こうせき』 第だい19巻かん、学習がくしゅう研究けんきゅう社しゃ〈歴史れきし群ぐん像ぞう 太平洋たいへいよう戦史せんしシリーズ〉、1998年ねん8月がつ。ISBN 4-05-601918-5。 
    • （85-94頁ぺーじ）向井むかい学まなぶ「艦隊かんたい型がた駆逐くちく艦かん全ぜん131隻せき行動こうどうデータ」
    • （143-158頁ぺーじ）戦闘せんとうドキュメント　日本にっぽん駆逐くちく艦かんの奮戦ふんせん　PATR1〔水雷すいらい戦隊せんたいかく戦せんえり〕/PART2〔ルンガ沖おき夜戦やせん〕
『第だい一いち輸送ゆそう隊たい戦闘せんとう詳報しょうほう第だい二に号ごう 自じ昭和しょうわ十じゅう八はち年ねん九きゅう月がつ五ご日にち至いたり昭和しょうわ十じゅう八はち年ねん十じゅう月がつ七なな日にち「ベララベラ」島しま北岸ほくがんニ於ケル陸上りくじょう戦闘せんとう』 第だい一いち輸送ゆそう隊たい、C08030205400（『第だい一いち輸送ゆそう隊たい戦闘せんとう詳報しょうほう』）
『自じ昭和しょうわ十じゅう八はち年ねん十じゅう月がつ一いち日にち至いたり昭和しょうわ十じゅう八はち年ねん十じゅう月がつ三さん十じゅう一いち日にち 第だい三さん水雷すいらい戦隊せんたい戦時せんじ日誌にっし』 第だい三さん水雷すいらい戦隊せんたい司令しれい部ぶ、C08030106100（『第だい三さん水雷すいらい戦隊せんたい戦時せんじ日誌にっし』）

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

ソロモン諸島しょとうの戦たたかい
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