篠原しのはら陸りく朗あきら

日本にっぽんの政治せいじ家か 篠原しのはら 陸りく朗あきら しのはら ろくろう
篠原しのはら陸りく朗あきら
生年月日せいねんがっぴ	(1883-03-26) 1883年ねん3月26日にち
出生しゅっしょう地ち	東京とうきょう府ふ
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(1966-09-06) 1966年ねん9月6日にち（83歳さい没ぼつ）
出身しゅっしん校こう	東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく
所属しょぞく政党せいとう	立憲りっけん民政みんせい党とう 日本にっぽん進歩しんぽ党とう 改あらため進しん党とう

篠原しのはら 陸りく朗あきら（しのはら ろくろう、1883年ねん〈明治めいじ16年ねん〉3月26日にち - 1966年ねん〈昭和しょうわ41年ねん〉9月6日にち）は、日本にっぽんの政治せいじ家か。衆議院しゅうぎいん議員ぎいん選挙せんきょに通算つうさん4回かい当選とうせんした。

来歴らいれき・人物じんぶつ

東京とうきょう府ふ（現げん・東京とうきょう都と）生うまれ。東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法科ほうか大学だいがく独どく法科ほうか卒業そつぎょう後ご官界かんかいに入はいり、司法官しほうかん試補しほとなった。その後ご大蔵省おおくらしょうに移うつり（主計しゅけい局きょく属ぞく）、税務ぜいむ監査かんさ局きょく事務じむ官かん、大蔵省おおくらしょう主計しゅけい官かん、大蔵省おおくらしょう書記官しょきかん、長崎ながさき税関ぜいかん長ちょう、熊本くまもと税務ぜいむ監査かんさ局長きょくちょうを歴任れきにんした。

1930年ねん（昭和しょうわ5年ねん）の第だい17回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん選挙せんきょに立憲りっけん民政みんせい党とう公認こうにんで旧きゅう千葉ちば県けん第だい1区くから立候補りっこうほし初はつ当選とうせんした。2年ねん後ごの第だい18回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん選挙せんきょでは民政みんせい党とう大敗たいはいのあおりを受うけ次点じてんに終おわったものの、1936年ねん（昭和しょうわ11年ねん）の第だい19回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん選挙せんきょで政界せいかいに返かえり咲ざいてからは連続れんぞく3回かい総そう選挙せんきょに当選とうせんした。政党せいとう解消かいしょうによって所属しょぞくしていた民政みんせい党とうが解党かいとうしてからは翼賛よくさん議員ぎいん同盟どうめいに所属しょぞくし、1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）の翼賛よくさん選挙せんきょでは翼賛よくさん政治せいじ体制たいせい協議きょうぎ会かいの推薦すいせんを受うけて立候補りっこうほし当選とうせんした。その後ごは翼賛よくさん政治せいじ会かい、大だい日本にっぽん政治せいじ会かいに所属しょぞくした。翼賛よくさん議会ぎかいにおいては戦時せんじ刑事けいじ特別とくべつ法ほう改正かいせい法律ほうりつ案あん委員いいん会かいの委員いいんを務つとめ、小磯こいそ内閣ないかくでは大だい東亜とうあ政務次官せいむじかんを務つとめた。

政治せいじ家かとしての篠原しのはらの業績ぎょうせきは上記じょうきの職しょくを歴任れきにんしたこと以外いがいでは内閣ないかく委員いいん、大だい東亜とうあ委員いいんを務つとめたことやオランダのハーグで開ひらかれた第だい34回かい列国議会同盟れっこくぎかいどうめい会議かいぎに参列さんれつしたことが挙あげられる。

1941年ねん5月、衆議院しゅうぎいん中南米ちゅうなんべい視察しさつ団だんに参加さんか。途中とちゅう、笠井かさい重治しげはる代議士だいぎしとともに視察しさつ団だんから離はなれワシントンD.C.に赴おもむいたが日米にちべい関係かんけい悪化あっか。同年どうねん11月がつ2日にち、サンフランシスコを出発しゅっぱつする引ひき揚あげ船ふね、龍りゅう田丸たまるに乗船じょうせんして帰国きこくした。

敗戦はいせん後ごは日本にっぽん進歩しんぽ党とうの結党けっとうに参加さんかしたものの翼賛よくさん選挙せんきょで推薦すいせん候補こうほとして立候補りっこうほしたため公職こうしょく追放ついほう。追放ついほう解除かいじょ後ごの1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）、第だい25回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん選挙せんきょに戦前せんぜん地盤じばんとしていた旧きゅう千葉ちば県けん第だい1区くから改あらため進しん党とう公認こうにんで立候補りっこうほしたものの、定員ていいん4名めいに対たいし12名めいが立候補りっこうほし全ぜん立候補者りっこうほしゃ中ちゅう11位いという惨敗ざんぱいに終おわり、そのまま政界せいかいから引退いんたいした。