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美幌峠(びほろとうげ)は、北海道網走郡美幌町と川上郡弟子屈町の境にある国道243号の峠。オホーツク総合振興局と釧路総合振興局の境界にもなっている。
1920年(大正9年)開通[1]。阿寒摩周国立公園内にあり[2]、眼下には日本国内最大[注釈 1]の火山湖(カルデラ湖)である屈斜路湖のパノラマが広がっているほか、阿寒の山々が一望できる景勝地でもある。美幌峠は、東西29 km、南北20 kmの規模がある屈斜路湖のカルデラの外輪山の西縁に位置する標高525 mの峠である。
峠を越えていく国道243号は、北は美幌へ、南は弟子屈へアクセスする。冬季閉鎖はないが 、弟子屈側の国道はカーブが多く気象条件によって走行環境が著しく悪化するため、峠の頂上部から11.2 kmは特殊通行規制区間(交通規制)となっている[5]。
屈斜路湖から吹き上げる風を遮るものがないことから、パラグライダーやハンググライダーなどのスカイスポーツが行われる[6][7]。
峠の頂上部には道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠があり、あげいもやクマザサ(熊笹)を使ったメニューなどがある。標高525mの美幌峠展望台は眺望スポットとなっている。
- 毎年5月に開催され、交通安全祈願祭やアイヌの民俗舞踊カムイノミが披露される。
- 美幌峠展望台に歌碑が設置されている。
- NHK連続テレビ小説にも起用された菊田一夫脚本による作品。
- 馮小剛監督による中国映画。
- ^ 世界規模では第2位の大きさ。