(Translated by https://www.hiragana.jp/)
耕起 - Wikipedia コンテンツにスキップ

こうおこり

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
耕耘こううんから転送てんそう
トラクターによるこうおこり

こうおこり(こうき、英語えいご: Tillage)は、農業のうぎょうにおいて、かえしたり反転はんてんさせたりしてたがやすことである。田畑たはた作物さくもつけるぜん段階だんかいとして実施じっしされ、農機具のうきぐ各種かくしゅ農業のうぎょう機械きかいなどを使用しようして実施じっしされる。こうおこりや砕土などによって土壌どじょう整地せいちすることを耕耘こううん(こううん、こううんともく)という。

概要がいよう[編集へんしゅう]

こうおこりは、そのままでは作物さくもつ栽培さいばいてきさない土壌どじょうたいして、表土ひょうど破砕はさいによって土壌どじょうやわらかくし、いぬい効果こうかをもたらすことを目的もくてきとして実施じっしされる。また雑草ざっそう除去じょきょみや、有機物ゆうきぶつ分解ぶんかい促進そくしん土壌どじょうだんつぶ促進そくしん土壌どじょうせい病害びょうがい抑制よくせいなども効果こうかとして期待きたいされる。

一方いっぽうこうおこりによって土壌どじょう養分ようぶん流出りゅうしゅつ土壌どじょう乾燥かんそうまね場合ばあいもあり[1]農業のうぎょう機械きかいなどによる作業さぎょうのコストもかかるため、省力しょうりょく土壌どじょう流出りゅうしゅつ抑制よくせい保水ほすい効果こうかなどをねらってこうおこりおこなわない栽培さいばいおこなわれている(こうおこり栽培さいばい)。

水稲すいとうなどおおくの作物さくもつでは、まえ春期しゅんき収穫しゅうかく秋期しゅうきたがやせおこりおこなわれる。耕耘こううん作業さぎょうには、おおきくけて反転はんてんこう撹拌かくはんこうがあり、反転はんてんこうではプラウなどによって土壌どじょう切削せっさくしながらこうおこし、ハローサブソイラなどで砕土をおこなうことにより、かたまった土壌どじょうをよりふかくまでたがやす。一方いっぽう撹拌かくはんこうでは、こうおこりと砕土を同時どうじおこなえるロータリーなどであさたがやす。またカルチベータなどによる中耕ちゅうこうがおこなわれることもある。

ふるくはすきくわなどで手作業てさぎょう、あるいは牛馬ぎゅうばによるこうおこりおこなわれてきたが、農具のうぐ機械きかいすすみ、各種かくしゅ農業のうぎょう機械きかいによって実施じっしされることが主流しゅりゅうとなっている。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ Ray Hilborn (date unknown). “Soils in Agriculture” (PPT--available as non-PPT by searching the path through a search engine). University of Washington. 2013ねん8がつ28にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]