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航空こうくう阻止そし

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベトナム戦争せんそうなかハイズオンしょう航空こうくう阻止そし攻撃こうげき遂行すいこうするA-7E コルセアII攻撃こうげき橋梁きょうりょうは、航空こうくう阻止そし重要じゅうよう目標もくひょうの1つである

航空こうくう阻止そし(こうくうそし 英語えいご: Air Interdiction, AI)は、航空機こうくうきによっておこなわれる阻止そし攻撃こうげき後方こうほう連絡れんらくせんうえてき部隊ぶたい物資ぶっし遅滞ちたい妨害ぼうがい撃破げきは目的もくてきとする航空こうくう作戦さくせんであり[1]アメリカ空軍くうぐんは「てき地上ちじょうにある潜在せんざいてき能力のうりょくが、友軍ゆうぐんたいして効果こうかてき使用しようされるまえに、そらす、妨害ぼうがいする、おくらせる、または破壊はかいする行動こうどう」と定義ていぎしている[2]

また最前線さいぜんせん背後はいごおこなわれるものを、とく戦場せんじょう航空こうくう阻止そしえい: Battlefield Air Interdiction, BAI)としょうする。北大西洋きたたいせいよう条約じょうやく機構きこう(NATO)のドクトリンでは、AIとBAIを併置へいちしたうえで、BAIと近接きんせつ航空こうくう支援しえん(CAS)とをあわせて攻勢こうせい航空こうくう支援しえんoffensive air support, OAS)と分類ぶんるいしている[2]

方法ほうほう[編集へんしゅう]

おも攻撃こうげきによって、洋上ようじょうにおいてはてき艦艇かんてい攻撃こうげきしててき撃破げきはし、また、ちゃく上陸じょうりくしたてきたいしては後方こうほう連絡れんらくせん資材しざい集積しゅうせきしょはしトンネルなどの交通こうつう拠点きょてん攻撃こうげきして、侵攻しんこう部隊ぶたい後方こうほう支援しえん破壊はかいすることにより、前線ぜんせんてき部隊ぶたい戦闘せんとうりょく弱体じゃくたいさせる作戦さくせんをいう。狭義きょうぎ戦術せんじゅつ爆撃ばくげき近接きんせつ航空こうくう支援しえん戦場せんじょう航空こうくう阻止そし)が、戦線せんせん配備はいびされた戦闘せんとう部隊ぶたい戦闘せんとう支援しえん部隊ぶたい歩兵ほへい戦車せんしゃ砲兵ほうへい部隊ぶたいなど)を直接的ちょくせつてき攻撃こうげきして、陸戦りくせんにおける自軍じぐん戦闘せんとう行動こうどう援護えんごするものであるのにたいして、航空こうくう阻止そし前線ぜんせん背後はいご連絡れんらくせん攻撃こうげきすることによって、てき戦闘せんとうりょく弱体じゃくたいさせる企図きとった作戦さくせんである。

具体ぐたいてき攻撃こうげき目標もくひょうとしては、武器ぶき弾薬だんやく燃料ねんりょう集積しゅうせき鉄道てつどう道路どうろ飛行場ひこうじょう、また、前線ぜんせんする増援ぞうえん部隊ぶたい輸送ゆそう部隊ぶたいである。

アメリカ空軍くうぐんでは、伝統でんとうてきにこの分野ぶんや重視じゅうしされ、だい世界せかい大戦たいせんにおいてもドイツぐん戦闘せんとうりょく弱体じゃくたいすることによって、戦闘せんとう有利ゆうりはここと可能かのうとなった。「戦闘せんとう」と範疇はんちゅうけされた機体きたいとしては、はじめて航空こうくう阻止そしのために開発かいはつされたのがF-105 サンダーチーフであり、この任務にんむとくすることうたったれいとしてはトーネード IDS戦闘せんとう爆撃ばくげきげられる。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]