西園寺さいおんじ昭夫あきお

西園寺さいおんじ昭夫あきお
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	日本にっぽん
出身しゅっしん地ち	熊本くまもと県けん熊本くまもと市し
生年月日せいねんがっぴ	1937年ねん10月31日にち
没ぼつ年月日ねんがっぴ	2011年ねん10月3日にち（73歳さい没ぼつ）
身長しんちょう; 体重たいじゅう	170 cm; 68 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	右みぎ投とう右みぎ打だ
ポジション	三塁手さんるいしゅ、遊撃手ゆうげきしゅ、外野がいや手しゅ
プロ入いり	1957年ねん
初はつ出場しゅつじょう	1957年ねん7月がつ28日にち
最終さいしゅう出場しゅつじょう	1970年ねん10月がつ24日にち
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
	選手せんしゅ歴れき
	熊本くまもと県立けんりつ熊本くまもと工業こうぎょう高等こうとう学校がっこう; 東洋とうようレーヨン; 東映とうえいフライヤーズ (1957 - 1966); 阪神はんしんタイガース (1967 - 1968); アトムズ; ヤクルトアトムズ (1969 - 1970);
	コーチ歴れき
	鷺宮さぎのみや製作所せいさくしょ;
	この表ひょうについて

西園寺さいおんじ昭夫あきお（さいおんじあきお、1937年ねん 10月31日にち - 2011年ねん 10月3日にち^[1] ）は、熊本くまもと県けん熊本くまもと市し出身しゅっしんのプロ野球やきゅう選手せんしゅ（内野ないや手しゅ）。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

熊本くまもと工業こうぎょう高校こうこうでは、2年生ねんせいの時とき、中堅ちゅうけん手しゅとして1954年ねんの春はるの甲子園こうしえんに出場しゅつじょう。エース添島そえじま時人じじん（巨人きょじん）を擁ようし準決勝じゅんけっしょうまで勝かち進すすむが、この大会たいかいに優勝ゆうしょうした飯田いいだ長姫おさひめ高だかの光沢こうたく毅あつし投手とうしゅに0-6で完封かんぷうされた^[2]。同年どうねん夏なつは、捕手ほしゅとして夏なつの甲子園こうしえん予選よせん西にし九州きゅうしゅう大会たいかい決勝けっしょうに進すすむが、長崎ながさき商しょうに敗やぶれる^[3]。添島そえじまの他ほか、チームメートの田中たなか春雄はるお（阪神はんしん）、山村やまむら幹弘みきひろ、酒井さかい啓吾けいご（大洋たいよう）がプロ入いりしている。翌よく1955年ねんにも夏なつの甲子園こうしえん予選よせん西にし九州きゅうしゅう大会たいかい決勝けっしょうに進出しんしゅつするが、熊本くまもと高だかに延長えんちょう11回かいサヨナラ負まけを喫きっし、甲子園こうしえんには出場しゅつじょうできなかった^[3]。

高校こうこう卒業そつぎょう後ごは社会しゃかい人じん野球やきゅうの東洋とうようレーヨンを経へて、1957年ねんに東映とうえいフライヤーズに入団にゅうだん^[4]。

1958年ねんは開幕かいまくから三塁手さんるいしゅに抜擢ばってきされ、遊撃手ゆうげきしゅも兼かねて67試合しあいに先発せんぱつ出場しゅつじょう。

1959年ねんには引退いんたいした前川まえかわ忠男ただおの後継こうけいとして遊撃手ゆうげきしゅの定てい位置いちを獲得かくとく、5月がつ末まつには三さん番ばん打者だしゃに座すわる。同年どうねんは規定きてい打席だせきに到達とうたつし、打率だりつ.300（ベストテン6位い）の好成績こうせいせきを記録きろくした。

1960年ねんから三塁手さんるいしゅに回まわる。

1962年ねんにはリードオフマンとして東映とうえいのパ・リーグ初はつ制覇せいはに貢献こうけん。阪神はんしんタイガースとの日本にっぽんシリーズでも全ぜん7試合しあいに先発せんぱつ出場しゅつじょう。日本一にっぽんいちを決きめた第だい7戦せんでは、延長えんちょう12回かいに村山むらやま実みのるから決勝けっしょう本塁打ほんるいだを放はなっている。1959年ねんと1961年ねんにはオールスターに選出せんしゅつされるが、辞退じたいした。

1966年ねんオフに金銭きんせんトレードで阪神はんしんタイガースに移籍いせき^[4]。ここでは主おもに外野がいや手しゅとして起用きようされる。

1968年ねんオフには鈴木すずき皖武との交換こうかんトレードでアトムズに移うつる^[4]。

1969年ねんにはオープン戦せんから好調こうちょうを維持いじし遊撃手ゆうげきしゅのレギュラーを獲得かくとくするが、5月に故障こしょう離脱りだつ。

1970年ねんオフに引退いんたいした^[4]。

引退いんたい後ごは一時いちじ、鷺宮さぎのみや製作所せいさくしょのコーチを務つとめた^[4]。

従妹じゅうまいは歌手かしゅ・女優じょゆうの水前寺すいぜんじ清子きよこ。その関係かんけいで引退いんたい後ご、萩本はぎもと欽一きんいち司会しかいの「オールスター家族かぞく対抗たいこう歌合戦うたがっせん」（フジテレビ）に“水前寺すいぜんじ清子きよこチーム”の一員いちいんとして出演しゅつえんしている。

詳細しょうさい情報じょうほう[編集へんしゅう]

年度ねんど別べつ打撃だげき成績せいせき[編集へんしゅう]

年とし度ど	球たま団だん	試ためし合ごう	打だ席せき	打だ数かず	得とく点てん	安やす打だ	二に塁るい打だ	三さん塁るい打だ	本ほん塁るい打だ	塁るい打だ	打だ点てん	盗ぬすめ塁るい	盗ぬすめ塁るい死し	犠打だ	犠飛ひ	四よん球たま	敬けい遠とお	死し球たま	三さん振ふ	併殺ころせ打だ	打だ率りつ	出で塁るい率りつ	長なが打だ率りつ	O P S
1957	東映とうえい	31	37	37	2	8	2	0	1	13	2	0	0	0	0	0	0	0	14	0	.216	.216	.351	.568
1958		86	257	233	24	51	10	4	2	75	11	3	3	3	0	20	1	0	36	2	.219	.281	.322	.603
1959		122	516	460	68	138	25	8	11	212	49	11	5	3	1	49	2	3	75	10	.300	.371	.461	.832
1960		116	417	371	42	82	14	3	14	144	33	16	4	4	2	39	0	1	81	6	.221	.297	.388	.685
1961		136	603	503	97	130	31	7	22	241	73	20	10	11	3	79	3	7	115	4	.258	.367	.419	.786
1962		133	599	517	85	132	28	5	8	194	45	24	7	5	3	72	2	2	103	5	.255	.349	.375	.724
1963		144	606	523	82	137	25	5	16	220	63	33	11	8	3	67	0	5	76	5	.262	.351	.421	.772
1964		130	448	385	51	90	12	0	14	144	51	12	4	5	6	47	2	5	54	12	.234	.325	.374	.699
1965		140	570	480	71	113	25	2	11	175	36	17	9	13	3	73	2	1	73	10	.235	.338	.365	.702
1966		134	498	439	57	119	29	4	7	177	33	11	13	6	2	50	1	1	38	9	.271	.347	.403	.750
1967	阪神はんしん	68	220	197	18	54	6	3	1	69	9	2	1	1	1	21	1	0	30	3	.274	.344	.350	.694
1968	阪神はんしん	95	246	200	27	47	5	1	5	69	19	2	3	4	2	38	1	2	39	5	.235	.363	.345	.708
1969	アトムズヤクルト	31	103	83	11	27	3	1	4	44	15	2	0	1	0	18	1	1	16	4	.325	.451	.530	.981
1970	アトムズヤクルト	47	105	90	3	16	2	1	1	23	6	0	1	0	2	13	0	0	17	5	.178	.282	.256	.537
通算つうさん：14年ねん		1413	5225	4518	638	1144	217	44	117	1800	445	153	71	64	28	586	16	28	767	80	.253	.343	.398	.741

各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう
アトムズは、1970年ねんにヤクルト（ヤクルトアトムズ）に球団きゅうだん名めいを変更へんこう

記録きろく[編集へんしゅう]

初はつ記録きろく

初はつ出場しゅつじょう：1957年ねん7月がつ28日にち、対たい毎日まいにちオリオンズ13回戦かいせん（駒澤こまざわ野球やきゅう場じょう）、7回かい裏うらに牧野まきの伸しんの代打だいだで出場しゅつじょう
初はつ安打あんだ：1957年ねん7月がつ28日にち、対たい毎日まいにちオリオンズ14回戦かいせん（駒澤こまざわ野球やきゅう場じょう）、7回かい裏うらに飯尾いいお為男ためおの代打だいだで出場しゅつじょう、和田わだ功いさおから二塁打にるいだ
初はつ本塁打ほんるいだ・初はつ打点だてん：1957年ねん10月がつ13日にち、対たい西鉄にしてつライオンズ16回戦かいせん（平和へいわ台だい野球やきゅう場じょう）、9回かい表ひょうに鵜う狩かり道夫みちおから2ラン
初はつ先発せんぱつ出場しゅつじょう：1957年ねん10月がつ14日にち、対たい西鉄にしてつライオンズ18回戦かいせん（平和へいわ台だい野球やきゅう場じょう）、1番ばん・三塁手さんるいしゅで先発せんぱつ出場しゅつじょう

節目ふしめの記録きろく

1000試合しあい出場しゅつじょう：1965年ねん9月がつ7日にち、対たい近鉄きんてつバファローズ21回戦かいせん（日生にっせい球場きゅうじょう）、1番ばん・三塁手さんるいしゅで先発せんぱつ出場しゅつじょう　※史上しじょう103人にん目め
100本塁打ほんるいだ：1966年ねん5月がつ8日にち、対たい東京とうきょうオリオンズ5回戦かいせん（東京とうきょうスタジアム）、1回かい表ひょうに坂井さかい勝二しょうじから左ひだり越えつ先頭せんとう打者だしゃ本塁打ほんるいだ　※史上しじょう44人にん目め
1000本ほん安打あんだ：1966年ねん10月がつ9日にち、対たい西鉄にしてつライオンズ27回戦かいせん（後楽園こうらくえん球場きゅうじょう）、3回かい裏うらに田中たなか勉つとむから中前ちゅうぜん安打あんだ　※史上しじょう67人にん目め

その他たの記録きろく

オールスターゲーム出場しゅつじょう：2回かい（1959年ねん、1961年ねん）

背番号せばんごう[編集へんしゅう]

7 （1957年ねん - 1968年ねん）
4 （1969年ねん - 1970年ねん）

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

^ “OB NEWS Vol.52” (PDF). 公益社こうえきしゃ団だん法人ほうじん全国ぜんこく野球やきゅう振興しんこう会かい（日本にっぽんプロ野球やきゅうOBクラブ） (2012年ねん1月がつ). 2015年ねん7月がつ5日にち閲覧えつらん。
^ 「選抜せんばつ高等こうとう学校がっこう野球やきゅう大会たいかい60年ねん史し」毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ編へん 1989年ねん
^ ^a ^b 「全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい70年ねん史し」朝日新聞社あさひしんぶんしゃ編へん 1989年ねん
^ ^a ^b ^c ^d ^e プロ野球やきゅう人名じんめい事典じてん 2003（2003年ねん、日外にちがいアソシエーツ）、235ページ

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

個人こじん年度ねんど別べつ成績せいせき西園寺さいおんじ昭夫あきお - NPB.jp 日本にっぽん野球やきゅう機構きこう

[1] “OB NEWS Vol.52” (PDF). 公益社こうえきしゃ団だん法人ほうじん全国ぜんこく野球やきゅう振興しんこう会かい（日本にっぽんプロ野球やきゅうOBクラブ） (2012年ねん1月がつ). 2015年ねん7月がつ5日にち閲覧えつらん。

[2] 「選抜せんばつ高等こうとう学校がっこう野球やきゅう大会たいかい60年ねん史し」毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ編へん 1989年ねん

[sensyuken-3] 「全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい70年ねん史し」朝日新聞社あさひしんぶんしゃ編へん 1989年ねん

[jinmei-4] プロ野球やきゅう人名じんめい事典じてん 2003（2003年ねん、日外にちがいアソシエーツ）、235ページ

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