諸しょ賞しょう流りゅう

諸しょ賞しょう流りゅう和わ しょしょうりゅうやわら
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別名べつめい	無想むそう観世かんぜ流りゅう、狐きつね伝でん流りゅう 観世かんぜ的てき真しん諸しょ賞しょう要よう眼め狐きつね伝でん流りゅう
発生はっせい国こく	日本にっぽん
遠祖えんそ	藤原鎌足ふじわらのかまたり
中興ちゅうこうの祖そ	岡おか武たけ兵衛ひょうえ庸いさお重じゅう
主要しゅよう技術ぎじゅつ	和わ、捕縄とりなわ術じゅつ
公式こうしきサイト	諸しょ賞しょう流りゅうのページ
伝承でんしょう地ち	岩手いわて県けん 盛岡もりおか市し

諸しょ賞しょう流りゅう（しょしょうりゅう）は、盛岡もりおか藩はんで伝つたえられてきた柔術じゅうじゅつの流派りゅうはである。正式せいしき名称めいしょうを「観世かんぜ的てき真しん諸しょ賞しょう要よう眼め狐きつね伝でん流りゅう」という。

和かず（柔術じゅうじゅつ）、縄なわ術じゅつからなり、足あし当とう、肘ひじ当とう、目潰めつぶしを中心ちゅうしんとした内容ないようの柔術じゅうじゅつを伝つたえることで知しられる。現在げんざいも岩手いわて県けん盛岡もりおか市しで伝承でんしょうされており、1979年ねん（昭和しょうわ54年ねん）8月がつ1日にち、盛岡もりおか市し無形むけい文化財ぶんかざいの指定していを受うけている。

歴史れきし

諸しょ賞しょう流りゅうの伝承でんしょうによると、遠祖えんそは藤原鎌足ふじわらのかまたりで当初とうしょは狐きつね伝でん流りゅうと称しょうし、その150年ねん後ご、伝承でんしょうが絶たえようとした時ときに坂上田村麻呂さかのうえのたむらまろが流ながれ名めいを観世かんぜ流りゅうと改あらためて復興ふっこうさせ、鎌倉かまくら時代ときよに源みなもと頼朝よりともが主催しゅさいした相撲すもう大会たいかいで観世かんぜ流りゅう27代だいの毛利もうり宇平太ふと国友くにともが活躍かつやくして源みなもと頼朝よりともより称賛しょうさんされ並なみ居いる諸侯しょこうが称賛しょうさん（賞賛しょうさん）したという意味いみで、諸しょ賞しょう流りゅうと名乗なのるよう申もうし渡わたされたと伝つたえられている。この伝説でんせつに依拠いきょして、当流とうりゅうの系譜けいふでは毛利もうり宇平太ふと国友くにともを観世かんぜ流りゅう27代だい、諸しょ賞しょう流りゅう初代しょだいとしている。

諸しょ賞しょう流りゅうが盛岡もりおか藩はんに伝つたわったのは、諸しょ賞しょう流りゅう21代だい（観世かんぜ流りゅう47代だい）岡おか武たけ兵衛ひょうえ庸いさお重じゅうの代だいである。岡おか武たけ兵衛ひょうえは盛岡もりおか藩はんで医業いぎょうの家いえに生うまれたが、武芸ぶげいを好このんで諸国しょこくを巡めぐり多おおくの武芸ぶげいを学まなんだ。その際さい、鎌倉かまくらに隠棲いんせいしていた京都きょうとの浪人ろうにんである石田いしだ辰之進たつのしん定てい政せいより諸しょ賞しょう流りゅうを学まなんで印可いんかを受うけた。後のちに岡おか武たけ兵衛ひょうえ庸いさお重じゅうは盛岡もりおか藩はんへ帰かえり、当時とうじの盛岡もりおか藩主はんしゅ・南部なんぶ利とし幹みきに召抱めしかかえられ盛岡もりおかの地ちで諸しょ賞しょう流りゅうが伝承でんしょうされるようになった。

岡おか武たけ兵衛ひょうえ庸いさお重じゅうには、熊谷くまがい治おさむ右みぎ衛門えもん・中館なかだて判ばん之の亟・永田ながた進すすむの3人にんの高弟こうていがいた。岡おか武たけ兵衛ひょうえは自みずからを寛ひろし竜りゅう軒のきと号ごうし、熊谷くまがいに竜りゅうの字じを与あたえ英竜ひでたつ軒のきの号ごうを授さづけ、中館なかだてに寛ひろしの字じを与あたえ寛ひろし応おう軒のきの号ごうを授さづけた。以降いこう、伝承でんしょう者しゃには熊谷くまがい派はでは英えい〇軒けん、中館なかだて派はでは寛ひろし〇軒のきの軒のき号ごうを用もちいるようになった。これを軒のき号ごう持じ字じという。それぞれ宗家そうけとなって諸しょ賞しょう流りゅうを伝承でんしょうしたが、熊谷くまがい派はと永田ながた派はは明治めいじ期きに失しつ伝でんした。現在げんざい伝つたえられているのは中館なかだての系統けいとうである。中館なかたて派はでは、57代だいの松橋まつはし宗はじめ年ねんが師範しはんを継承けいしょうする前まえに南部なんぶ利とし済ずみより御ご留とめ流りゅうを申もうし付つけられ、また59代だいの斗とヶ沢さわ宜むべ樹きの時ときより無辺むへん流りゅうを合あわせて学まなぶようになった。

伝つて系けい

諸しょ賞しょう流りゅうと無辺むへん流りゅうの師範しはんは兼任けんにんすることがあり、また後代こうだいの師範しはんが早世そうせいして後継こうけい者しゃが見当みあたらない場合ばあいは再ふたたび先代せんだいや先々さきざき代だいが師範しはんを復位ふくいすることもある。代々だいだいの宗家そうけは流派りゅうはの代表だいひょう者しゃであり高弟こうていの中なかで代だいが変かわる場合ばあいもあった。

松橋まつはし宗はじめ年ねんは57代だいと60代だい、高橋たかはし京三きょうぞうは65代だいと67代だいを務つとめた。

下記かきは歴代れきだいの代表だいひょう者しゃの一部いちぶである。

• 47代だい　岡おか武たけ兵衛ひょうえ庸いさお重じゅう
• 54代だい　佐藤さとう延のべ栄さかえ
• 55代だい　中村なかむら光ひかり亮あきら
• 56代だい　斗とヶ沢さわ孫まご慶けい
• 57代だい　松橋まつはし宗はじめ年ねん（54代だい佐藤さとう延のべ栄さかえと55代だい中村なかむら光ひかり亮あきらから学まなぶ）
• 58代だい　中村なかむら光ひかり謙けん
• 59代だい　斗とヶ沢さわ宜むべ樹き（56代だい斗とヶ沢さわ孫まご慶けいの次男じなん、斗とヶ沢さわ孫まご慶けいと松橋まつはし宗はじめ年ねんから学まなぶ）
• 60代だい　松橋まつはし宗はじめ年ねん
• 61代だい　沢田さわだ定じょう興きょう
• 62代だい　板垣いたがき政徳まさのり（陸軍りくぐん大将たいしょう板垣いたがき征四郎せいしろうの父ちち）
• 63代だい　宮野みやの朝宗ともむね（松橋まつはし宗はじめ年ねんの弟子でし）
• 64代だい　高橋たかはし信勝のぶかつ
• 65代だい　高橋たかはし京三きょうぞう（高橋たかはし信勝のぶかつの弟おとうと）
• 66代だい　田中たなか正之まさゆき
• 67代だい　高橋たかはし京三きょうぞう
• 68代だい　高橋たかはし厚吉こうきち（高橋たかはし京三きょうぞうの子こ、高橋たかはし京三きょうぞうから学まなぶ）
• 69代だい　熊谷くまがい弘志ひろし（高橋たかはし京三きょうぞうから学まなぶ）
• 70代だい　柳原やなぎはら正弘まさひろ

諸しょ賞しょう流りゅうの逸話いつわ

松橋まつはし宗はじめ年ねんの逸話いつわ

松橋まつはし宗はじめ年ねんは幼おさない頃ころから武芸ぶげい修行しゅぎょうに励はげんでおり石川いしかわ門もん之の丞すすむより心眼しんがん流りゅう、佐々木ささき周蔵しゅうぞうより新しん当流とうりゅう、都筑つづき丈たけ助すけより大坪おおつぼ流りゅう馬術ばじゅつ、大村おおむら源五郎げんごろうより田宮たみや流りゅう居合いあいと砲術ほうじゅつ、赤沢あかざわ重しげる介かいより弓術きゅうじゅつを学まなんだ。諸しょ賞しょう流りゅうは五ご十じゅう四よん代だいの佐藤さとう延のべ栄さかえと五ご十じゅう五ご代だいの中村なかむら光ひかり亮あきらから学まなんだ。松橋まつはし宗はじめ年ねんは新しん当流とうりゅうの猪川いかわ多た継つぎとならんで「南部なんぶ藩はんの龍虎りゅうこ」といわれていた。松橋まつはしが十じゅう五ご,六ろく歳さいのころ庭にわの木きに藁わらを巻まいて足あし当あての稽古けいこしたが二に年ねんほどで栗ぐりの木きが枯かれてしまったという。また一いち升しょう樽だるを細ほそ紐ひもでつるして当あての稽古けいこしたが一いち年ねんほどで樽たるをびくともさせずにコバ板ばん（側面そくめんの板いた）を折おるようになった。1879～1893年ねんまで諸国しょこくを遍歴へんれきし諸しょ賞しょう流りゅうの名なを高たかめた功労こうろう者しゃであった。松橋まつはしは1904年ねん（明治めいじ37年ねん）八はち十じゅう七なな歳さいで亡なくなった。

御ご留とめ武術ぶじゅつとなった経緯けいい

八はち代だい南部なんぶ利とし済ずみのとき城内じょうないで南部なんぶ藩はん各かく流派りゅうはの甲冑かっちゅう試合しあいが行おこなわれた。その時とき、諸しょ賞しょう流りゅう五ご十じゅう四よん代だいの佐藤さとう延のべ栄さかえが病気びょうきだったので十じゅう九きゅう歳さいの松橋まつはし宗はじめ年ねんが代理だいりとして出場しゅつじょうした。試合しあい前まえに武具ぶぐ奉行ぶぎょうから試合しあいで着用ちゃくようする甲冑かっちゅうをどれでも気きに入いるものを選えらぶように言いわれた。ところが松橋まつはし宗はじめ年ねんは「諸しょ賞しょう流りゅうでは、このような甲冑かっちゅうを着きる者ものと試合しあいすることはできません。そのわけをお目めにかけましょう。」と言いって殿中でんちゅうの広間ひろまの柱はしらに鎧よろいを括くくり付づけ鎧よろいの鳩尾みずおちに肘ひじ当あてを入いれて退場たいじょうした。この時とき殿どのの御前ごぜんであったため諸しょ賞しょう流りゅう本ほん髄ずいの足あし当あてではなく肘ひじ当あてを用もちいたとされる。立会たちあいの奉行ぶぎょうが鎧よろいを外はずして内側うちがわを見みたところ鎧よろいの蛇腹じゃばらがバラバラに破やぶれていた。これを見みて南部なんぶ利とし済ずみは「これは恐おそろしい技わざだ」と言いったので直ただちに試合しあいを中止ちゅうしさせ、以後いご諸しょ賞しょう流りゅうは他流たりゅう試合しあいの差さし止とめを申もうし渡わたされたとされる。この時ときの蛇腹じゃばらが破やぶれた鎧よろいは大正たいしょうの初はじめ頃ごろまで残のこっていた。

内容ないよう

座すわって行おこなう小具足こぐそくと、立たって行おこなう立合たてあいが中心ちゅうしんとなり、それぞれの技わざが、「表ひょう」・「𢶷（ほぐれ）」・「裏うら」の三さん段階だんかいに変化へんかし、これを三さん重じゅう取とと呼よぶ。さらに稽古けいこが進すすむと、「変へん手しゅ」・「手て詰つめ」が加くわわって五ご段階だんかいに変化へんかし五ご重じゅう取とと呼よばれる。

1. 表ひょう：一般いっぱんの柔術じゅうじゅつと同様どうように、目潰めつぶし、投なげ、逆手さかて、当身あてみ、固かため技わざなどにより、相手あいての攻撃こうげきを制せいする。
2. 𢶷：表ひょうの技わざに対たいする返かえし技わざ。表ひょうの型かた全すべてに対たいする返かえし技わざが存在そんざいするのが特徴とくちょう。
3. 裏うら：肘ひじ当あて、足あし当とう、目潰めつぶしなど、当あて身みを中心ちゅうしんとして相手あいてを制せいする。「荷鞍にぐら」と呼よばれる防具ぼうぐなどを用もちい、当流とうりゅうが最もっとも重視じゅうしする当身あてみ技わざの稽古けいこを行おこなう。
4. 変へん手しゅ：逆手さかてでの投なげ技わざが中心ちゅうしんとなる。
5. 手詰てづま：当身あてみを用もちいて一いち撃げきで相手あいてを倒たおす。

小具足こぐそく第だい一部いちぶ　12本ほん （19手て）

踏落、羽はね返かえし、水車みずぐるま、腕うで捫、奏者そうしゃ取と、前ぜん脇差わきざし、

前ぜん詰つめ、後詰ごづめ、右みぎ詰つめ、左ひだり詰つめ、頤捫、後こう頤捫

小具足こぐそく第だい二に部ぶ　10本ほん （15手て）

一文字いちもんじ、突掛、調子ちょうし、小しょう詰つめ、大詰おおづめ、引捨、後こう返かえし、取手とって、髪かみ挟はさみ詰つめ、弐に人にん詰つめ

立合たてあい第だい一部いちぶ　　11本ほん （16手て）

行くだり連れん、行くだり違たがえ、大だい殺ころせ、𨳜詰つめ、鬼神きじん詰つめ、大だい小搦こがらみ、大渡おおわたり、小手こて乱みだれ、推付返かえし、手て髪かみ取と、柄え留とめ

立合たてあい第だい二に部ぶ　　11本ほん （14手て）

朽木くちき倒たおせ、大杉おおすぎ倒たおせ、山やま落、岩石がんせき落、十文字じゅうもんじ、棒ぼう捫、胸むね取と、前ぜん渡わたり、谷たに渡わたる、拍子ひょうし取と、弐に人にん詰つめ

当身あてみ

諸しょ賞しょう流りゅうは足あし当とう、肘ひじ当とう、目潰めつぶしを重視じゅうしする。

肘ひじ当とう

肘ひじでの当身あてみ。

足あし当とう（あしあて）

軸じく足あしの踵かかとを上あげ体重たいじゅうをかけず加速かそく力りょくで威力いりょくを出だす。

衝撃しょうげきだけを相手あいてに伝つたえるように当あてる。

足あし当とうの稽古けいこ法ほう

樽たるの蓋ぶたを下さげ、足あし当とうで後うしろに飛とばさずにその場ばで割わる。

手拭てぬぐいを提さげて、真まん中なかだけが窪くぼむように当あてる。

修行しゅぎょう段階だんかい

中位ちゅうい申さる渡わたり、中位ちゅうい本ほん伝でん、免許めんきょ申さる渡わたり、免許めんきょ本ほん伝でん、印可いんか申さる渡わたり、印可いんか本ほん伝でんと進すすんでいく。また諸しょ賞しょう流りゅう和わと並行へいこうして無辺むへん流りゅうと諸しょ賞しょう流りゅう別伝べつでん縄なわ術じゅつを学まなぶことになっている。

流派りゅうは名めいは中位ちゅういまでを諸しょ賞しょう流りゅう、免許めんきょでは観世かんぜ流りゅう、印可いんかでは狐きつね伝でん流りゅう、印可いんか皆伝かいでんでは観世かんぜ的てき真しん諸しょ賞しょう要よう眼め狐きつね伝でん流りゅうと名称めいしょうを使つかい分わけている。

諸しょ賞しょう流りゅうでは「小具足こぐそく三さん年ねん、立合たてあい三さん年ねん」と言いわれ、表おもて稽古けいこを学まなぶだけでも六ろく年ねんの歳月さいげつを必要ひつようとし、戦前せんぜん戦後せんごの頃ころは数すう十じゅう年ねん通かよってもなお中位ちゅうい申さる渡わたりに至いたらなかったものも多おおかったという。

それぞれ稽古けいこを積つんで上達じょうたつすると、数かず稽古けいこを行おこなって厳格げんかくな試験しけんを受うけ次じの種目しゅもくを学まなぶことができるようになる。

小具足こぐそくと立合たてあいの表ひょう、𢶷、裏うらの各かく段階だんかいを終了しゅうりょうすると「中位ちゅうい申さる渡わたり」と「諸しょ賞しょう流りゅう和わ大要たいよう之の巻まき」が与あたえられ黒くろ帯たいを締しめることが許ゆるされる。

中位ちゅうい申さる渡わたりを受うけた後のちに小具足こぐそくと立合たてあいの変へん手しゅ、手て詰つめの五ご重じゅう取との変化へんかを学まなび「中位ちゅうい本ほん伝でん」を受うける。 この中位ちゅうい本ほん伝でんは「顕あらわ燈とうの伝つて」とも言いわれ「仁之ひとし巻まき」を授さづけられる。

ここに至いたって初はじめて初心者しょしんしゃに指導しどうをすることを許ゆるされる。

• 仕掛しかけ十じゅうヶ条かじょう
• 免許めんきょ仕掛しかけ𢶷
• 免許めんきょ別べつ手しゅ真しん術じゅつ
• 免許めんきょ取手とって三さんヶ条かじょう

免許めんきょ取手とって三さんヶ条かじょうまで学まなぶと「免許めんきょ申さる渡わたり」の目録もくろくが与あたえられる。

• 術じゅつ法ほう　位くらい
• 術じゅつ法ほう　打だ捨
• 術じゅつ法ほう　仕掛しかけ
• 術じゅつ法ほう　当とう　信しん
• 術じゅつ法ほう　勝かつ妙たえ
• 術じゅつ法ほう　是ぜ極きょく之の大事だいじ
• 覚悟かくご之の巻まき

覚悟かくご之の巻まきを終了しゅうりょうすると「免許めんきょ本ほん伝でん」を与あたえられる。

• 甲冑かっちゅう歩ふ立りつ組討くみうち
• 秘伝ひでん　二に十じゅう一いちヶ条かじょう
• 印可いんか三さんヶ条かじょう
• 印可いんか別べつ手しゅ真しん術じゅつ　十じゅう一いち箇条かじょう
• 軒のき号ごう仕掛しかけ𢶷　七ななヶ条かじょう
• 大だい極意ごくい之の巻まき
• 楠くすのき伝つたえ覚悟かくご之の巻まき

印可いんか別べつ手しゅ真しん術じゅつ　十じゅう一いち箇条かじょうまでを学まなび印可いんかとなる。 さらに、楠くすのき伝つたえ覚悟かくご之の巻まきまでを学まなび「軒のき号ごう」という武名ぶめいを授さずかり師範しはんとなる。

参考さんこう文献ぶんけん

• 松田まつだ隆たかし智さとし 著ちょ『秘伝ひでん日本にっぽん柔術じゅうじゅつ』新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ,1978年ねん
• 横瀬よこせ知行ともゆき 著ちょ『日本にっぽんの古こ武道ぶどう』日本武道館にほんぶどうかん,2001年ねん,ISBN 4-583-03586-1
• 松田まつだ隆たかし智さとし 著ちょ『復刻ふっこく版ばん 秘伝ひでん日本にっぽん柔術じゅうじゅつ』壮たけし神社じんじゃ,2004年ねん,ISBN 4-915906-49-3
• 盛岡もりおかの歴史れきしを語かたる会かい（盛岡もりおか市役所しやくしょ市民しみん生活せいかつ課内かない） 編へん『もりおか物語ものがたり（拾じつ）』熊谷くまがい印刷いんさつ出版しゅっぱん部ぶ、1979年ねん
• 新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ 編へん『日本にっぽん伝承でんしょう武芸ぶげい流派りゅうは読本とくほん』新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ、1994年ねん
• 渡辺わたなべ一郎いちろう先生せんせいを偲しのぶ会かい 編へん『渡辺わたなべ一郎いちろう先生せんせい自筆じひつ 近世きんせい武術ぶじゅつ史し研究けんきゅう資料集しりょうしゅう』前田まえだ印刷いんさつ、2012年ねん

• 横瀬よこせ知行ともゆき「古こ武道ぶどうの技わざと心しんをたずねて 第だい14回かい 諸しょ賞しょう流りゅう和わ」,『月刊げっかん武道ぶどう』2007年ねん5月がつ号ごう,p100-109,日本武道館にほんぶどうかん
• 「一撃いちげき必殺ひっさつの"裏うら当あて"を伝つたえる東北とうほくの秘伝ひでん武術ぶじゅつ・諸しょ賞しょう流りゅう和わ術じゅつ」,『季刊きかん極意ごくい 第だい参さん之の巻まき』1997年ねん秋あき号ごう,p12-20,福ぶく昌あきら堂どう

関連かんれん項目こうもく

• 無辺むへん流りゅう

外部がいぶリンク

• 諸しょ賞しょう流りゅうのページ
• 盛岡もりおか藩はん内ない御ご留とめ武術ぶじゅつ 古こ武道ぶどう 諸しょ賞しょう流りゅう「和かず（やわら）」について
• 広報こうほうもりおかオンライン 16年ねん1月がつ1日にち号ごう（4～5ページ）