日本語にほんごやく

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邦訳ほうやくから転送てんそう

日本語にほんごやく(にほんごやく)は、日本語にほんご以外いがい言語げんごによる文書ぶんしょ会話かいわなどを日本語にほんご翻訳ほんやく通訳つうやく)すること、また翻訳ほんやくされた文書ぶんしょ音声おんせい記録きろくをいう。和訳わやく(わやく)、邦訳ほうやく(ほうやく)などともう。

概要がいよう[編集へんしゅう]

いちひとたび日本語にほんごやくおこなえば、日本語にほんご以外いがい言語げんごつうじていないものであっても、日本語にほんご理解りかいできればその文書ぶんしょ会話かいわ理解りかいすることができる。

歴史れきしてきに、日本にっぽん他国たこくとのあいだで、交易こうえき外交がいこう文化ぶんか交流こうりゅう渡航とこうなど国際こくさい交流こうりゅう度合どあいがすにつれて、当該とうがい他国たこく日本語にほんごもちいている特殊とくしゅ場合ばあいのぞき、日本語にほんご以外いがい言語げんごにてかれた情報じょうほう日本にっぽん流入りゅうにゅうしてきた。しかしながら、当該とうがい言語げんご理解りかいする能力のうりょくゆうさない場合ばあいには、それを理解りかいすることができないため、ひろ一般いっぱん当該とうがい情報じょうほう理解りかいできるようにするじょうで、日本語にほんごやく意義いぎおおきい。

ふるくは漢文かんぶんかれた文書ぶんしょ訓読くんどくする方法ほうほう日本語にほんごやくかんがえられ[よう出典しゅってん]江戸えど時代じだいころにはオランダ日本語にほんごやくおこなわれた(『解体かいたい新書しんしょ』など)。開国かいこく明治めいじ時代じだいには、ドイツフランスひとし欧米おうべい文化ぶんか文物ぶんぶつ日本語にほんごやくさかんにおこなわれ、そうした翻訳ほんやくられた知識ちしき技術ぎじゅつ日本にっぽん文化ぶんかおおきく影響えいきょうあたえた。だい世界せかい大戦たいせんのちには、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくからの巨大きょだい影響えいきょうけ、英語えいごからの日本語にほんごやくいちじるしくおおくなった[よう出典しゅってん]。また20世紀せいきすえインターネットにより国際こくさいあいだでの情報じょうほう流通りゅうつう比較的ひかくてき自由じゆうになされる現在げんざいにおいては、取得しゅとく可能かのう情報じょうほうとしては英語えいごかれた文献ぶんけんおお[よう出典しゅってん]

日本語にほんごやくにおいて、たとえば「あお」はたんいろしめ以外いがいにも信号しんごう植物しょくぶつしめ場合ばあいがある。英語えいごでは青葉あおば青信号あおしんごうは「green」をもちいるので直訳ちょくやくすると日本語にほんごでの表現ひょうげんにならなくなる。

近代きんだい日本にっぽん名訳めいやくしゃ[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]