酒さけを飲のむ時ときの歌うた

哲学てつがく科か学生がくせいたちが「円卓えんたく」で歌うたう」（Georg Mühlberg画が、1900年ねん頃ごろ）

酒さけを飲のむ時ときの歌うた（さけをのむときのうた、英語えいご: drinking songs）では世界せかいの各国かっこくで、様々さまざまな言語げんごで酒類しゅるいを飲のむときに伝統でんとう的てきに参加さんか者しゃが一緒いっしょに歌うたう歌うた、吟ぎんずる詩しをアルファベット順じゅんに集あつめている。

歴史れきし

飲酒いんしゅを讃たたえる歌うたは、ヨーロッパでは12世紀せいきごろの『カルミナ・ブラーナ』にもみられる。中国ちゅうごくでは、唐から時代じだいの王おう翰の「涼りょう州しゅう詞し」、李白りはくの「両人りょうにん対たい酌しゃく」などにも歌うたわれた。日本にっぽんでは、平安へいあん時代じだいの『万葉集まんようしゅう』に大伴旅人おおとものたびと邸やしきで行おこなわれた「梅花ばいかの宴うたげ」での歌うたがある。

世界せかいの酒さけを飲のむ時ときの歌うた

• 青柳あおやぎ梅うめとの花はなを折おりかざし飲のみての後のちは散ちりぬともよし（Aoyanagi ume tono hana wo ...） - 万葉集まんようしゅう820、「梅花ばいかの宴うたげ」32首しゅの一いち首しゅ

• カリフォルニア酒しゅの歌うた (California Drinking Song、英語えいご) - 米国べいこくカリフォルニア大学だいがくバークリー校こう学生がくせい歌か

• 円卓えんたくの騎士きしたちよ (Chevaliers de la Table ronde、フランス語ふらんすご)

• デンボスへ行いく (Dat gaat naar Den Bosch toe、オランダ語ご)

• ドロブナ・ドラブニツァ(Дробна драбніца、ベラルーシ語ご)

• アイン・プロージット (Ein Prosit der Gemütlichkeit、ドイツ語ご) - ドイツ・ミュンヘンのオクトーバーフェストで

• エルゴ・ビバームス (Ergo bibamus、ドイツ語ご・ラテン語らてんご) - ゲーテ作詞さくし、学生がくせい歌か

• ガウデアムス (Gaudeamus igitur、ラテン語らてんご) - 学生がくせい歌か、ヨーロッパ諸国しょこくで

• 老人ろうじんノアク (Gubben Noach、スウェーデン語ご) - 18世紀せいきごろから親したしまれてきた歌うた

• 涼りょう州しゅう詞し (Liangzhouci、中国ちゅうごく語ご・漢文かんぶん) - 唐とうの詩人しじん・王おう翰のもっとも有名ゆうめいな漢詩かんし

• 乾杯かんぱいの歌うた (Maine Stein Song、ドイツ語ご・英語えいご) - 米国べいこくメイン州立しゅうりつ大学だいがくの校歌こうか

• 黒田くろだ節たかし (Kuroda Bushi、日本語にほんご) - 九州きゅうしゅう民謡みんよう