長谷川はせがわ義史よしふみ

長谷川はせがわ 義史よしふみ（はせがわ よしふみ、1961年ねん2月がつ25日にち - ）は、日本にっぽんの画家がか、イラストレーター、絵本えほん作家さっか。大阪おおさか府ふ藤井寺ふじいでら市しの出身しゅっしんで、2022年ねん4月がつ18日にちからは「FUJIIDERA★AMBASSADOR」（同市どうしの観光かんこう大使たいし）も務つとめている。

経歴けいれき

藤井寺ふじいでら市立しりつ藤井寺ふじいでら小学校しょうがっこう・藤井寺ふじいでら市立しりつ藤井寺ふじいでら中学校ちゅうがっこうを経へて、大阪おおさか府立ふりつ長野ながの北きた高等こうとう学校がっこうを卒業そつぎょうした。

大おおきい筆ふでを使つかって自分じぶんの気持きもちを絵えで表現ひょうげんすることを、小学しょうがく6年ねん時じの担任たんにんだった美術びじゅつ教師きょうし（長谷川はせがわ曰いわく「大西おおにし先生せんせい」）に教おそわった影響えいきょうで、中学生ちゅうがくせい時代じだいに「絵えを描えがくことを生業せいぎょうにしよう」と決意けつい。高校こうこうから美術びじゅつ大学だいがくへの進学しんがくを志こころざしていたが、小学校しょうがっこうの1年ねん時じに実父じっぷを病気びょうきで亡なくしてから母子ぼし家庭かていで育そだってきたこともあって、実際じっさいには叶かなわなかった。そのため、美術びじゅつ関連かんれんの専門せんもん学校がっこうへ進学しんがく。卒業そつぎょう後ごも、看板かんばんを製作せいさくする会社かいしゃや複数ふくすうのデザイン会社かいしゃで働はたらきながら、絵えやデザインの基礎きそを学まなんだ。

グラフィックデザイナーからイラストレーターへの転向てんこうを経へて、2001年ねんに『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』（BL出版しゅっぱん）で絵本えほん作家さっかとしての活動かつどうを開始かいし。創作そうさく活動かつどうのかたわら、自作じさくの絵本えほんを朗読ろうどくしながら即興そっきょうで描画びょうがする「絵本えほんライブ」を日本にっぽん各地かくちで展開てんかいしている。また、「いったん目めにした風景ふうけいの色いろを全すべて覚おぼえていられる」という特技とくぎの持もち主ぬしで、屋外おくがいでのスケッチに基もとづく絵画かいがや絵本えほんの制作せいさくにも発揮はっき。藤井寺ふじいでら市しとしては初はじめての「FUJIIDERA★AMBASSADOR」に任命にんめいされた2022年ねんには、市内しないの藤井寺ふじいでら駅えき（近鉄きんてつ南大阪線みなみおおさかせん）が開業かいぎょう100周年しゅうねんを迎むかえていたことから、100周年しゅうねん記念きねん事業じぎょうの一環いっかんとして同どう駅えきの構内こうないに新設しんせつされた「藤井寺ふじいでらご当地とうちデザイン壁画へきが」やデジタルサイネージ向むけの描画びょうがも駅長えきちょうから直々じきじきに任まかされている。

妻つまは絵本えほん作家さっかのあおきひろえ（1963年ねん - ）で、長谷川はせがわと出会であった当時とうじはイラストレーターとして活動かつどう。当時とうじデザイン会社かいしゃに勤務きんむしていた長谷川はせがわに対たいして、絵えを自由じゆうに描えがく仕事しごとへ専念せんねんすることを勧すすめたほか、結婚けっこん後ごは長谷川はせがわの仕事しごとの売うり込こみに尽力じんりょくしたという。また夫婦ふうふ共ども作さくの作品さくひんとして、2013年ねん4月がつ発売はつばいの絵本えほん『シバ犬けんのチャイ』（BL出版しゅっぱん）、2019年ねん3月がつ『おいせまいりわんころう』（ブロンズ新しん社しゃ）を著あらわしている。

作品さくひん

• 『いろはかるた奉行ぶぎょう』（講談社こうだんしゃ） 2005
• 『パンやのろくちゃん』（小学館しょうがくかん） 2006
• 『生麦なまむぎ生なま米べい生せい卵たまご』（ほるぷ出版しゅっぱん） 2006
• 『いいからいいから』（絵本えほん館かん） 2006
• 『ぼくがラーメンたべてるとき』（教育きょういく画が劇げき） 2007
• 『てんごくのおとうちゃん』（講談社こうだんしゃ） 2008
• 『だじゃれ日本にっぽん一周いっしゅう』（理論りろん社しゃ） 2009
• 『おならまんざい』（小学館しょうがくかん） 2017

受賞じゅしょう歴れき

• 『おたまさんのおかいさん』- 講談社こうだんしゃ出版しゅっぱん文化ぶんか賞しょう絵本えほん賞しょう（2003年ねん）
• けんぶち絵本えほんの里さと大賞たいしょう（2004年ねん、2007年ねん、2009年ねん）
• 日本にっぽん絵本えほん賞しょう（2005年ねん、2008年ねん）
• 『ぼくがラーメンたべてるとき』- 小学館しょうがくかん児童じどう出版しゅっぱん文化ぶんか賞しょう（2008年ねん）
• 『あめだま』で第だい24回かい日本にっぽん絵本えほん賞しょう翻訳ほんやく絵本えほん賞しょう多数たすう受賞じゅしょう。
• 『マンマルさん』（マック・バーネット文ぶん ジョンクラッセン絵え）第だい６７回かい産経さんけい児童じどう出版しゅっぱん文化ぶんか賞しょう翻訳ほんやく作品さくひん賞しょう（2020年ねん）

出演しゅつえん番組ばんぐみ

いずれも、毎日放送まいにちほうそう制作せいさくのテレビ番組ばんぐみ。

• 『情熱じょうねつ大陸たいりく』（2011年ねん6月がつ26日にち）
• 『ちちんぷいぷい』木曜日もくようび
  • 2012年ねん4月がつ26日にちから2021年ねん3月がつ11日にちまで、ロケ企画きかく「とびだせ!えほん」にリポーターとして月つきに1 - 2回かいのペースで出演しゅつえん。ロケVTRのみの登場とうじょうながら、「1日にちだけの小ちいさな旅たびで絵本えほんを作つくる」という趣向しゅこうで、行いく先々さきざきの風景ふうけいをスケッチで描えがくことで知しられる。前述ぜんじゅつした「大西おおにし先生せんせい」も、折おりに触ふれてロケに登場とうじょうしていたほか、企画きかくへのアドバイスを送おくっていた。
• 『土曜どようのよんチャンTV』
  • 『ちちんぷいぷい』の終了しゅうりょうに伴ともなって中断ちゅうだんしていた「とびだせ!えほん」の放送ほうそうを2021年ねん5月がつ8日にちから再開さいかいすることに伴ともなって、『ちちんぷいぷい』と同様どうようのスタイルで出演しゅつえん。2022年ねん3月がつ12日にちまで放送ほうそうされた。番組ばんぐみ自体じたいが2022年ねん3月がつ26日にちで終了しゅうりょうしたことを受うけて、同年どうねん4月がつ21日にちからは「Hayaoki TV Director」（『ちちんぷいぷい』時代じだいから担当たんとうしていたディレクターの吉岡よしおか淳一じゅんいちが個人こじんで運営うんえいするYoutubeチャンネル）で後継こうけい企画きかく「長谷川はせがわ義史よしふみのえほん散歩さんぽ」を新あらたに配信はいしんしている。
• 『三さん度どの飯めしよりアレが好すき!』
  • 『土曜どようのよんチャンTV』の放送ほうそう枠わくを引ひき継ついだうえで、毎日放送まいにちほうそうへ2018年ねん以降いこうに入社にゅうしゃしたアナウンサーが交互こうごに登場とうじょうする関西かんさいローカル番組ばんぐみで、2022年ねん6月がつ18日にちから放送ほうそうを開始かいしした「三さん度どの飯めしよりあの町まちが好すき!」（「とびだせ!えほん」の流ながれを汲くむロケ企画きかく）に前田まえだ春香はるかとのコンビで出演しゅつえん。番組ばんぐみ自体じたいが2023年ねん3月がつ25日にちで終了しゅうりょうすることに伴ともなって、「三さん度どの飯めしよりあの町まちが好すき!」としては同月どうげつ11日にち放送ほうそう分ぶんで最終さいしゅう回かいを迎むかえた。ちなみに、吉岡よしおかはこの番組ばんぐみから「とびだせ!えほん」シリーズのロケに関与かんよしておらず、最終さいしゅう回かいのロケは藤井寺ふじいでら市内しないで収録しゅうろくされた。
• 『グッジョブ!』
  • 関西かんさいローカル向むけの生放送なまほうそう番組ばんぐみで、2023年ねん4月がつ16日にちから毎週まいしゅう土曜日どようびの7時じ台だい前半ぜんはんに編成へんせい。同年どうねん5月がつ13日にち放送ほうそう分ぶんで、長谷川はせがわの単独たんどく出演しゅつえんによる「とびだせ!えほん」（ロケ先さきは大阪おおさか市し港みなと区くの天保山てんぽうざん）を、通常つうじょうは毎日放送まいにちほうそうのアナウンサーが週しゅう替がわりで担当たんとうするロケ企画きかく枠わく内ないで復活ふっかつさせている。ロケのスタイルやナレーター（フリーアナウンサーの寺田てらだ有美子ゆみこ）は上記じょうきの番組ばんぐみ内ないで放送ほうそうされた時期じきと変かわらないものの、放送ほうそう上じょうは「その出会であいにグッジョブ!　長谷川はせがわ義史よしふみのとびだせ!えほん」というタイトルを用もちいていて、第だい2回かい以降いこうの放送ほうそうの有無うむについては未み発表はっぴょう。

関連かんれん項目こうもく

• 松竹しょうちく新しん喜劇きげき - 幼少ようしょう期きに看板かんばん女優じょゆうとして活躍かつやくしていた四条しじょう栄さかえ美びのファンであることを、『ちちんぷいぷい』向むけの「とびだせ!えほん」のロケ中ちゅうに告白こくはくしたことがきっかけで、既すでに芸能げいのう界かいを引退いんたいしている四条しじょうとの対面たいめんが後日ごじつのロケで実現じつげんした。
• 室井むろい滋しげる -「絵本えほん朗読ろうどく＆ライブショー」で定期ていき的てきに共演きょうえんしている。
• 桂かつら南光なんこう (3代目だいめ) - 「大西おおにし先生せんせい」が暮くらす大阪おおさか府ふ南河内みなみかわち郡ぐん千早赤阪ちはやあかさか村むら出身しゅっしんの落語らくご家かで、『ちちんぷいぷい』木曜日もくようびのレギュラーパネラーとして、「とびだせ!えほん」をスタジオから見守みまもってきた。その縁えんで「とびだせ!えほん」のロケにも折おりに触ふれ登場とうじょうしていた一方いっぽう、自身じしんの落語らくご会かいに長谷川はせがわをゲストとして随時ずいじ招まねいている。
• コトノハ ものがたりの世界せかい - 毎日放送まいにちほうそうのアナウンサー室しつが1995年ねんから毎年まいとし開催かいさいしている朗読ろうどくイベントで、「ものがたりの世界せかい」として開催かいさいされた2012年ねん公演こうえんへのゲスト出演しゅつえんをきっかけに、『ちちんぷいぷい』へのレギュラー出演しゅつえんを開始かいし。2003年ねん以降いこうも（オンライン方式ほうしきで開催かいさいされた2020・2021年ねんを含ふくめて）イベントに毎年まいとし登場とうじょうしているほか、告知こくちポスターの描画びょうがを手掛てがけている。
• 山中やまなか真しん - 『ちちんぷいぷい』のレギュラーアナウンサー（最後さいご期きに当あたる2019・2020年度ねんどの月つき - 水曜すいようMC）で、2015年ねん3月がつに南極大陸なんきょくたいりくを取材しゅざい。長谷川はせがわは、取材しゅざい期間きかん中ちゅうの同どう番組ばんぐみの企画きかくで山中さんちゅうと文通ぶんつうを繰くり返かえしたことがきっかけで、山中さんちゅうと次男じなんをモデルに『おとうさん ぼくね…』という絵本えほんを完成かんせいさせた（同年どうねん11月がつに保育ほいく社しゃから発売はつばい）。
• 古川ふるかわ圭子けいこ - 毎日放送まいにちほうそうのアナウンサーで山中さんちゅうの上司じょうし・先輩せんぱい。『ちちんぷいぷい』の木曜日もくようびで長ながらくアシスタントを務つとめていた関係かんけいで、「とびだせ!えほん」のスタジオ進行しんこうを担になっていたほか、『土曜どようのよんチャンTV』時代じだいを含ふくめてロケにも「スペシャルゲスト」として随時ずいじ登場とうじょうしていた。
• 福島ふくしま暢とおる啓けい - 毎日放送まいにちほうそうのアナウンサーで古川ふるかわ・山中さんちゅうの後輩こうはい。長谷川はせがわから腕前うでまえを高たかく評価ひょうかされるほどペン画がが得意とくいで、長谷川はせがわが「とびだせ!えほん」のロケで描えがいた作品さくひんを、MCを務つとめる『土曜どようのよんチャンTV』のスタジオで紹介しょうかいしていた。

外部がいぶリンク

• 長谷川はせがわ義史よしふみ (@hasebon3) - X（旧きゅうTwitter）