飯めし依よ比ひ古いにしえ

飯めし依よ比ひ古いにしえ（いいよりひこ）とは、日本にっぽん神話しんわにおける神かみ。

飯めし神しん、飯めし天神てんじん、飯めし依よ比ひ古こ命いのち（-のみこと）とも記しるされる。

古事記こじきにおいて、伊い予よ之の二名にみょう島とう（四国しこく）の一いち面めんの讃岐さぬき国こくを飯めし依よ比ひ古いにしえと謂いう。

播磨はりま国こく風土記ふどきにおいて、妾わらわの飯盛めしもり大だい刀自とじ（イイモリノオオトジ）が、播磨はりま国こく揖保いぼ郡ぐん香山かやま里さと飯盛山いいもりさんに渡わたり住すみ、山名やまなの故ゆえになったと云いう。

仁和にわ4年ねん12月15日にち、従したがえ五ご位い下かから従したがえ五ご位い上じょうに神階しんかいを昇のぼる。

讃岐さぬき国こくの国くに魂たましい神しんとされる。鵜う足あし郡ぐんの飯野山いいのやまの飯めし神社じんじゃ(現げん香川かがわ県けん丸亀まるがめ市し）に祀まつられている。