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饗庭村(あいばむら)は、滋賀県高島郡にかつてあった村。小浜藩領だった。木津荘、比叡本荘の一部、比叡新荘の一部から成り立っていたが、荘域を超えた宗教的結びつきが強かった地域である。饗庭野分屯基地が所在している。
- 明治5年4月 - 森村と下吉武村が合併し、森村となる。
- 明治7年4月 - 五十川村と上野村が合併し、五十川村となる。
- 明治7年5月 - 針江村と小池村が合併し、針江村となる。
- 明治11年12月 - 田井村、森村、霜降村、山形村、堀川村が合併し、旭村となる。
- 明治12年1月 - 辻澤村、今市村、平井村が合併し、熊野本村となる。
- 明治12年4月 - 木津村、日爪村、岡村、五十川村、米井村が合併し、饗庭村となる。
- この時点で、饗庭村、熊野本村、旭村、針江村、深溝村の5村に整理統合された。
- 明治22年5月 - 5村が合併し、饗庭村となった。
- 村役場は、当初饗庭村大字饗庭355番地に置かれたが、大正12年饗庭村大字饗庭字東317番地に移転された。
- 昭和29年5月25日 - 隣接する新儀村との間に合併促進協議会が設置される。
- 昭和30年1月1日 - 紆余曲折があったがこの日に合併が成立して新旭町となり、消滅した。
出身有名人[編集]
- 饗庭昌威 - 郷土史家、宗教家
- 饗庭孝男 - 同町で先祖代々が過ごした歴史を、随筆『故郷の廃家』に著した
- 中村美重 - 教育者。第18回東レ理科教育賞受賞。新旭町饗庭出身