鬼丸おにまる勝之かつゆき

鬼丸おにまる 勝之かつゆき（おにまる かつゆき、1913年ねん9月14日にち - 1977年ねん2月がつ14日にち）は、日本にっぽんの官吏かんり、政治せいじ家か。自民党じみんとう所属しょぞく参議院さんぎいん議員ぎいん（2期き）。位階いかい勲等くんとうは従したがえ三さん位い勲くん二に等とう。

来歴らいれき・人物じんぶつ

福岡ふくおか県けんみやま市し（旧きゅう山門やまと郡ぐん瀬高せたか町まち）生うまれ。三さん人にん兄弟きょうだいの長男ちょうなん。父親ちちおやが関東かんとう州しゅう民政みんせい署しょ勤務きんむで幼少ようしょう期きを旅順りょじゅん、金かね州しゅう、大連たいれんで過すごす。1934年ねん、旧制きゅうせい福岡ふくおか高等こうとう学校がっこう文科ぶんか卒そつ。1936年ねんに高こう文ぶん試験しけん合格ごうかく。

1937年ねん、東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく法学部ほうがくぶ政治せいじ学科がっかを卒業そつぎょうし、内務省ないむしょうに入省にゅうしょう。社会しゃかい局きょく属ぞく。1938年ねんより京都きょうと府ふ、北海道ほっかいどう、福島ふくしま県けんにて経済けいざい、民生みんせい、教育きょういく、労働ろうどうの各部かくぶ課長かちょう、内閣ないかく総合そうごう計画けいかく局きょく、戦災せんさい復興ふっこう院いん参事さんじ官等かんとうを歴任れきにん。1950年ねんから建設省けんせつしょう住宅じゅうたく局きょく企画きかく、大臣だいじん官房かんぼう人事じんじ、文書ぶんしょの各かく課長かちょう、首席しゅせき監察かんさつ官かん、住宅じゅうたく局長きょくちょうを経へて、1958年ねん 建設省けんせつしょう大臣だいじん官房かんぼう長ちょうに就任しゅうにん。1962年ねん 退官たいかん。鬼丸おにまる政治せいじ経済けいざい研究所けんきゅうじょ設立せつりつ。地方ちほう自治じち、地方ちほう産業さんぎょう開発かいはつに従事じゅうじ。

1963年ねん 福岡ふくおか県知事けんちじ選挙せんきょに立候補りっこうほ（落選らくせん）。

1967年ねん 参議院さんぎいん議員ぎいん補欠ほけつ選挙せんきょ（福岡ふくおか地方区ちほうく）に当選とうせんし国政こくせい入いりを果はたす。1967年ねんから1974年ねんまで古賀こが誠まことが秘書ひしょを務つとめている。1968年ねん 第だい8回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょ（福岡ふくおか地方区ちほうく）当選とうせん。自民党じみんとう国民こくみん運動うんどう本部ほんぶ副ふく本部ほんぶ長ちょうに就任しゅうにん。自民党じみんとうでは佐藤さとう栄作えいさく→田中たなか角栄かくえい派はに属ぞくし、1971年ねん 参議院さんぎいん運輸うんゆ委員いいん長ちょうに就任しゅうにん。1972年ねん 参議院さんぎいん自民党じみんとう副ふく幹事かんじ長ちょう。郵政ゆうせい政務次官せいむじかんに就任しゅうにん。1974年ねんの第だい10回かい参議院さんぎいん議員ぎいん通常つうじょう選挙せんきょで落選らくせん。

1977年ねん2月がつ14日にち 九州大学きゅうしゅうだいがく付属ふぞく病院びょういんにて永眠えいみん（63歳さい）。従したがえ三さん位いに叙じょせられ勲くん二に等とう瑞宝章ずいほうしょうを授与じゅよされる。

主おもな著書ちょしょ

• 「特別とくべつ都市とし計画けいかく法ほう解かい義ぎ」
• 「つきあいの文化ぶんか」
• 「農村のうそん文化ぶんかと農民のうみん指導しどう」
• 「進すすむ農村のうそん」
• 「公共こうきょう住宅じゅうたく法ほう詳説しょうせつ」
• 「宅地たくち建設けんせつ取引とりひき法ほうの話はなし」
• 「欧米おうべいの住すまいと街まち」
• 「建設けんせつ業ぎょう全書ぜんしょ」
• 「あの目めこの眼め」

関連かんれん人物じんぶつ

• 本村もとむら和喜かずよし、古賀こが誠まこと - 元もと秘書ひしょ

脚注きゃくちゅう

議会ぎかい
先代せんだい 温水ぬるみず三郎さぶろう	参議院さんぎいん運輸うんゆ委員いいん長ちょう 1971年ねん	次代じだい 木村きむら睦男むつお