3,4-ジメチル-1,2-シクロペンタンジオン

3,4-ジメチル-1,2-シクロペンタンジオン; 3,4-Dimethyl-1,2-cyclopentanedione
	別称べっしょう 2-ヒドロキシ-3,4-ジメチル-2-シクロペンテン-1-オン; methyl corylone
識別しきべつ情報じょうほう
CAS登録とうろく番号ばんごう	13494-06-9
	SMILES CC1CC(=O)C(=O)C1C;
	InChI InChI=1S/C7H10O2/c1-4-3-6(8)7(9)5(4)2/h4-5H,3H2,1-2H3 Key: WGAVDEVFJDQIMZ-UHFFFAOYSA-N;
特性とくせい
化学かがく式しき	C7H10O2
モル質量しつりょう	126.15 g mol−1
外観がいかん	白色はくしょくないし薄うすい赤あかみの黄色おうしょくの結晶けっしょうまたは粉末ふんまつ
匂におい	焦こげた砂糖さとう、ローストナッツ香が
融点ゆうてん	69℃
エタノールへの溶解ようかい度ど	95%のエタノール3mlに対たいし1グラム
危険きけん性せい
引火いんか点てん	＞100℃
半数はんすう致死ちし量りょう LD50	1g/kg（マウス、経口けいこう）
関連かんれんする物質ぶっしつ
関連かんれんする環状かんじょうケトン	3,5-ジメチル-1,2-シクロペンタンジオン; シクロテン
	特記とっきなき場合ばあい、データは常温じょうおん (25 °C)・常つね圧あつ (100 kPa) におけるものである。

3,4-ジメチル-1,2-シクロペンタンジオンは、化学かがく式しきC₇H₁₀O₂で表あらわされる環状かんじょうケトンの一種いっしゅである。

構造こうぞう

ケト型がた、エノール型がた（ケト-エノール互変異性いせい）が存在そんざいする^[2]。

たばこやコーヒー、ロースト製品せいひんの香料こうりょうに、最終さいしゅう製品せいひんベースで0.3～4.0ppmほど使用しようされる。天然てんねんにはコーヒーやたばこ、木材もくざいの煙けむりから発見はっけんされている^[2]。

合成ごうせい香料こうりょう編集へんしゅう委員いいん会かい『合成ごうせい香料こうりょう化学かがくと商品しょうひん知識ちしき（増補ぞうほ新版しんぱん）』化学かがく工業こうぎょう日報にっぽう社しゃ、2016年ねん。ISBN 978-4-87326-677-0。