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AMD Accelerated Parallel Processing

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ATI Streamから転送てんそう
AMD APP SDK
開発元かいはつもと AMD
最新さいしんばん
3.0 / 2015ねん8がつ25にち (9ねんまえ) (2015-08-25)
最新さいしん評価ひょうかばん
3.0 Beta / 2014ねん12月9にち (9ねんまえ) (2014-12-09)
対応たいおうOS Microsoft WindowsLinux
種別しゅべつ ソフトウェア開発かいはつキット
公式こうしきサイト APP SDK - A Complete Development Platform - AMD
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AMD Accelerated Parallel Processing (AMD APP : エーエムディー・エーピーピー) とは、AMDによる、同社どうしゃせいCPU/GPU/APUけの並列へいれつコンピューティング基盤きばんテクノロジーである。AMD APP環境かんきょうけのソフトウェア開発かいはつキットとして、AMD APP SDK公開こうかいされている。

どうテクノロジーおよび開発かいはつキットの初期しょき名称めいしょうATI StreamおよびATI Stream SDKであり[1]ATIがAMDに買収ばいしゅうされたのち、ATIブランドが存続そんぞくしているあいだ使つかわれつづけていたが、そのATIブランドの消滅しょうめつ統合とうごう[2]とともにAMD Stream/AMD APPおよびAMD APP SDK名称めいしょう変更へんこうされている。

概要がいよう

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AMD Stream (ATI Stream) SDKはスタンフォード大学だいがく開発かいはつされたBrook言語げんごをベースとして構築こうちくされたBrook+と、ランタイムをふく抽象ちゅうしょうレイヤーとしてハードウェアの制御せいぎょおこなうATI Compute Abstraction Layer (CAL) [3]によって構成こうせいされたGPGPU対応たいおうソフトウェア開発かいはつようプラットフォームである。AMD Stream (ATI Stream) はGPGPUの実行じっこう基盤きばんテクノロジーをし、競合きょうごうとなるNVIDIACUDAちか意味合いみあいを[4]。ATI Streamのリリース当初とうしょAMD FireStreamシリーズ専用せんよう開発かいはつ実行じっこう環境かんきょうだったが、のちにAMD RadeonでもAMD Catalyst 8.12以降いこうのドライバーを導入どうにゅうすることでGPGPUソフトウェアを開発かいはつ実行じっこうできるようになった[5]

なお2015ねん現在げんざいのAMD APPは、AMDしゃ注力ちゅうりょく推進すいしんしているヘテロジニアス環境かんきょう(HSA)の標準ひょうじゅんAPI規格きかくであるOpenCL中核ちゅうかくとする開発かいはつ実行じっこう環境かんきょうにシフトしている。AMD APPプラットフォームにおけるOpenCLは、同社どうしゃせいAMD RadeonAMD FireProといったGPUのほか、AMD FXシリーズのようなCPU、およびAMD AシリーズのようなAPUを総括そうかつてきにサポートする[6]

AMD APP SDKは、バージョン3.0てんでOpenCL 2.0[7]、およびSPIR英語えいごばん 1.2に対応たいおうしている[8] [9]

なお、AMD OpenCL 2.0ドライバーはGCNだい1世代せだい以降いこうのAMDグラフィックス製品せいひん互換ごかんせいがある[10]

ライブラリ

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AMD APPに関連かんれんして、AMDはGPGPU対応たいおうのライブラリをいくつか開発かいはつ公開こうかいしている。

OpenCLベースのBLAS/FFTライブラリ(clBLAS/clFFT)[11]。かつてAccelerated Parallel Processing Math Libraries (APPML) としてバイナリのみが公開こうかいされていたが、clMathはGitHub公開こうかいされている。Microsoft WindowsLinuxMac OS X対応たいおうしている[12][13]

STL互換ごかんC++並列へいれつアルゴリズムライブラリ[14]。GitHubで公開こうかいされている[15]二分にぶん探索たんさくソート、リダクション、スキャンなどのアルゴリズムが実装じっそうされている。OpenCLばんC++ AMPはん存在そんざいするが、バージョン1.3てんでWindows (Visual C++) とLinux (GCC) のみに対応たいおうしており、またAMDハードウェアのみをサポートしている。

脚注きゃくちゅう

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関連かんれん項目こうもく

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