A Short Hike

A Short Hike
ジャンル	アクションアドベンチャーゲーム
対応たいおう機種きしゅ	Microsoft Windows; MacOS; Linux; Nintendo Switch; PlayStation 4; Xbox One
開発元かいはつもと	adamgryu
発売はつばい元もと	adamgryu; Whippoorwill（Switch, PS4, Xbox One）
デザイナー	Adam Robinson-Yu
音楽おんがく	Mark Sparling
人数にんずう	1人ひとり
発売はつばい日び	Humble Monthly; 2019年ねん4月がつ5日にち; Steam, itch.io; 2019年ねん7月がつ30日にち; Switch; 2020年ねん8月がつ18日にち; 2020年ねん8月がつ19日にち; 2020年ねん9月がつ24日にち; PS4, Xbox One; 2021年ねん11月16日にち
対象たいしょう年齢ねんれい	CERO：A（全ぜん年齢ねんれい対象たいしょう）; IARC：3+; ESRB：E（6歳さい以上いじょう）; PEGI：3; USK：0; ACB：G
エンジン	Unity
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『A Short Hike』は、カナダのインディーゲームスタジオadamgryuが開発かいはつしたアクションアドベンチャーゲーム。

概要がいよう

都会とかい暮くらしの鳥とりの少女しょうじょクレア（Claire）が自然しぜん豊ゆたかな孤島ことうにある「ホークピーク州立しゅうりつ公園こうえん」を訪おとずれたひと夏なつの出来事できごとが描えがかれる作品さくひん。島しまでは携帯けいたい電話でんわが繋つながりにくいと知しったクレアは、公園こうえんの管理人かんりにんを務つとめるおばのメイ（May）のアドバイスを受うけ電波でんぱが入はいりやすいというホークピークの山頂さんちょうを目指めざしながら島しまにいる動物どうぶつたちとの交流こうりゅうを行おこなう。

舞台ぶたいとなる島しまはオープンワールドの設計せっけいになっており、山頂さんちょうへの道案内みちあんないはあるものの必かならずしもそれに沿そう必要ひつようはなく、道みちを外はずれて散策さんさくしたりミニゲームを行おこなったりするなど自由じゆうに行動こうどうできる。クレアは羽はねを広ひろげて滑空かっくうすることが可能かのうで、ほかに壁面へきめんを登のぼったり後述こうじゅつのアイテムを用もちいたりといったアクションもある。

主おもなアイテム

黄金おうごんの羽根はね: 各所かくしょで手てに入はいる羽根はね。枚数まいすうに応おうじて空中くうちゅうでジャンプできる回数かいすうが増ふえるほか、崖がけ登のぼりやランニングシューズで走はしる際さいの消費しょうひゲージの役割やくわりもある。; ゲージは通常つうじょう、時間じかん経過けいかとともに自然しぜん回復かいふくするが、山やまの頂上ちょうじょう付近ふきんの寒冷かんれい地ちでは温泉おんせんに入はいるか焚火たきびにあたるかするまで回復かいふくしない。
シャベル: 地面じめんを掘ほる。一部いちぶの岩いわを叩たたくこともできる。
つりざお: 水辺みずべで魚さかなを釣つる。釣つった魚さかなは種類しゅるいごとに体長たいちょうの最大さいだい値ちが記録きろくされる。
バケツ: 水みずを汲くむ。水みずが入はいっている時ときには黄金おうごんの羽根はねを用もちいた空中くうちゅうジャンプや崖がけ登のぼりができない。
つるはし: 岩いわを砕くだく。岩いわで入いり口くちが塞ふさがれたトンネルを開通かいつうさせる際さいに用もちいる。
スティック: 木きの棒ぼう。ミニゲームの一ひとつであるビーチスティックボール（ビーチバレーに似にた内容ないようで、ボールを棒ぼうで叩たたく）を行おこなう際さいに必要ひつようとなる。
コンパス: 画面がめんが向むいている方角ほうがく（クレアが向むいている方角ほうがくではない）を示しめす。
ランニングシューズ: 素早すばやく走はしる。実行じっこう時じは黄金おうごんの羽根はねのゲージを消費しょうひする。
ボートマニュアル: 水上すいじょうでモーターボートを運転うんてんできるようになる。
白銀はくぎんの羽根はね: 飛とぶ高たかさや崖がけを登のぼる速度そくどが上昇じょうしょうする。

開発かいはつ

adamgryuのゲームクリエイターであるAdam Robinson-Yuは本ほん作さくの開発かいはつ前まえからRPGの制作せいさくを行おこなっていたが、その作業さぎょうに疲つかれを感かんじていたためプロジェクトを中断ちゅうだんし自然しぜんの風景ふうけいのデザインに取とり組くむことにした^[1]。ハイキング好すきであることから2018年ねんにはいくつかの国立こくりつ公園こうえんを訪おとずれていたが、そのさなかに、荒野あらのの探索たんさく時じの静しずけさや山やまの頂上ちょうじょうに辿たどり着つく満足まんぞく感かんをゲームに変換へんかんできないかと考かんがえ始はじめた。また、スウェーデンの森林地帯しんりんちたいにある施設しせつでゲーム開発かいはつ合宿がっしゅくを行おこなうプログラム「Stugan」に参加さんかした際さいには、他たの開発かいはつ者しゃとともに『The Secret of Dank Mountain』というタイトルのシンプルな登山とざんゲームを開発かいはつした^[2]。

本ほん作さくの開発かいはつは2018年ねん12月から開始かいしされた^[1]。Humble Bundleのサブスクリプションサービス「Humble Monthly」で2019年ねん4月がつにリリースすることが予あらかじめ決きまっていたため厳きびしいスケジュールだったが、当初とうしょから小ちいさなプロジェクトを意図いとしていたこともあり、4か月げつほどで完成かんせいした^[3]。その後ご、パルクールレースや釣つりゲームなどの追加ついか要素ようそを含ふくむバージョン「The Extra Mile」をSteam向むけにリリースした^[2]^[3]。

影響えいきょうを受うけたゲームソフトとして、Robinson-Yuは、どうぶつの森もりシリーズ（特とくにニンテンドーDS向むけに発売はつばいされた『おいでよどうぶつの森もり』）の心しん優やさしくくつろいだ雰囲気ふんいきや『ゼルダの伝説でんせつブレスオブザワイルド』で様々さまざまな道みちを探索たんさくする要素ようそなどを挙あげている。また、若わかい頃ころに訪おとずれたカナダのアルゴンキン州立しゅうりつ公園こうえんにおけるカナダ楯だて状じょう地ちの色合いろあいや、アメリカのピルチャック山やま（英語えいご版ばん）を登のぼった際さいの経験けいけんも反映はんえいされている^[2]^[3]。

受賞じゅしょう・ノミネート

Boston Festival of Indie Games 2019 「Innovation in Art & Narrative」受賞じゅしょう^[4]^[5]
Golden Joystick Award 2019 「Best Indie Game」ノミネート^[6]
第だい23回かいD.I.C.E Awards（英語えいご版ばん）「Family Game of the Year」「Outstanding Achievement for an Independent Game」「Outstanding Achievement in Game Direction」ノミネート^[7]
IGF Awards 2020 「Seumas McNally Grand Prize（英語えいご版ばん）」「Audience Award」受賞じゅしょう、「Excellence in Design」ノミネート^[8]

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ ^a ^b “A Short Hike” (英語えいご). Presskit. 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。
^ ^a ^b ^c “Road to the IGF: Adam Robinson-Yu's A Short Hike” (英語えいご). Gamasutra (2020年ねん2月がつ21日にち). 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。
^ ^a ^b ^c “Interview with A Short Hike Creator Adam Robinson-Yu” (英語えいご). Canadian Game Devs (2020年ねん2月がつ1日にち). 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。
^ “BostonFIG公式こうしきTwitter” (2019年ねん9月がつ14日にち). 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。
^ “Digital Games Award Winners” (英語えいご). BostonFIG. 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。
^ “英えい「Golden Joystick Awards 2019」各かく部門ぶもんのベストを選えらぶ投票とうひょう受付うけつけを開始かいし―今年ことしは「Expansion」「Hardware」部門ぶもんも”. Game*Spark (2019年ねん9月がつ21日にち). 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。
^ “第だい23回かい“D.I.C.E. Awards”の部門ぶもん別べつノミネート作品さくひんがアナウンス、「DEATH STRANDING」と「Control」がGOTYを含ふくむ最多さいたノミネートでリード”. doope! (2020年ねん1月がつ11日にち). 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。
^ “インディーゲームアワード「IGF Awards」第だい22回かい受賞じゅしょう作品さくひん決定けってい！大賞たいしょうは『A Short Hike』”. GameBusiness.jp (2020年ねん3月がつ20日はつか). 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。

外部がいぶリンク

公式こうしきサイト（英語えいご）

[presskit-1] “A Short Hike” (英語えいご). Presskit. 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。

[gamasutra20200221-2] “Road to the IGF: Adam Robinson-Yu's A Short Hike” (英語えいご). Gamasutra (2020年ねん2月がつ21日にち). 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。

[canadiangamedevs20200201-3] “Interview with A Short Hike Creator Adam Robinson-Yu” (英語えいご). Canadian Game Devs (2020年ねん2月がつ1日にち). 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。

[4] “BostonFIG公式こうしきTwitter” (2019年ねん9月がつ14日にち). 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。

[5] “Digital Games Award Winners” (英語えいご). BostonFIG. 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。

[6] “英えい「Golden Joystick Awards 2019」各かく部門ぶもんのベストを選えらぶ投票とうひょう受付うけつけを開始かいし―今年ことしは「Expansion」「Hardware」部門ぶもんも”. Game*Spark (2019年ねん9月がつ21日にち). 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。

[7] “第だい23回かい“D.I.C.E. Awards”の部門ぶもん別べつノミネート作品さくひんがアナウンス、「DEATH STRANDING」と「Control」がGOTYを含ふくむ最多さいたノミネートでリード”. doope! (2020年ねん1月がつ11日にち). 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。

[8] “インディーゲームアワード「IGF Awards」第だい22回かい受賞じゅしょう作品さくひん決定けってい！大賞たいしょうは『A Short Hike』”. GameBusiness.jp (2020年ねん3月がつ20日はつか). 2020年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。

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