BMW・600

BMW・600
概要がいよう
製造せいぞう国こく	ドイツ
販売はんばい期間きかん	1957年ねん - 1959年ねん
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん	4人にん
駆動くどう方式ほうしき	RR
パワートレイン
エンジン	582cc 空冷くうれい水平すいへい対向たいこう2気筒きとう OHV
最高さいこう出力しゅつりょく	19.5PS
最大さいだいトルク	3.9kgm
変速へんそく機き	4速そくMT
前まえ	前まえ:独立どくりつ スイングアーム コイルスプリング 後ご:独立どくりつ セミトレーリングアーム式しきサスペンション コイルスプリング
後のち	前まえ:独立どくりつ スイングアーム コイルスプリング 後ご:独立どくりつ セミトレーリングアーム式しきサスペンション コイルスプリング
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース	1,700mm
全長ぜんちょう	2,900mm
全幅ぜんぷく	1,400mm
全ぜん高こう	1,375mm
系譜けいふ
後継こうけい	BMW・700

BMW・600はドイツのBMWが製造せいぞう、販売はんばいしていた小型こがた自動車じどうしゃである。

概要がいよう

1957年ねん8月がつに発表はっぴょうされた。正面しょうめんの造形ぞうけいはイセッタによく似にた卵たまご形がたで、前ぜん席せきには正面しょうめんから乗降じょうこうするスタイルもイセッタと共通きょうつうである。イセッタと比くらべると、ボディサイズとホイールベースが延長えんちょうされ後のち席せきが追加ついかされて4人にん乗のりとなり、後こう席せきの乗降じょうこう用ようには右みぎサイドのみにドアが1つ追加ついかされている。

エンジンは同社どうしゃのオートバイであるBMW・R67に搭載とうさいされていたエンジンをベースとした582ccの空冷くうれい水平すいへい対向たいこう2気筒きとうOHVエンジンを搭載とうさいし、リアエンジン・リアドライブ方式ほうしきとされた。トランスミッションは4速そくMTが搭載とうさいされた。最高さいこう出力しゅつりょくは19.5PSで、最高さいこう速度そくどは103km/hだった。

後こう軸じく輪わ距の拡大かくだいに伴ともない、イセッタには搭載とうさいされなかったデファレンシャルギアが搭載とうさいされた。リアサスペンションには三角形さんかっけいセミトレーリングアーム式しきサスペンションによる独立どくりつ懸架けんか方式ほうしきが採用さいようされ、セミトレーリングアーム式しきサスペンション式しきサスペンションはその後ごのBMWの多おおくのモデルに採用さいようされることになった。

フォルクスワーゲン・ビートルの影響えいきょうと、1950年代ねんだい後半こうはんになってくると安価あんかなモデルに対たいする興味きょうみが失うしなわれたことで、600の生産せいさん台数だいすうはあまり伸のびず、総そう生産せいさん台数だいすうは34,813台だいだけだった。1959年ねん11月に生産せいさん終了しゅうりょうし、後継こうけい車しゃはBMW・700である。