DAI-HONYA
『DAI-HONYA』(ダイホンヤ)とは
概要 [編集 ]
DAI-HONYA[編集 ]
ストーリー[編集 ]
199X
20XX
12月20
登場 人物 [編集 ]
紙魚 図 青春 (しみず せいしゅん)一級 書店 管理 官 。かつて本屋 でのアルバイト経験 があり、カバー掛 けなどは上手 。同人 誌 (「実用 手紙 文 通信 」というタイトル)の作成 経験 あり。19年 前 の「幕張 事件 」の際 、吹 き飛 ばされた破片 により負傷 し、左手 がハイブリッド義手 となっている(時々 右手 が義手 となることがある)。少年 のような外見 だが続編 の『THE LAST BOOKMAN』において1978年 2月 23日 生 まれだと判明 するので、この時点 では既 に30歳 は超 えていることになる。高橋 兎 男 (たかはし うさぎお)文鳥 堂 書店 警備 主任 。紙魚 図 のパートナーとして警備 を担当 することになったヒゲと眼鏡 の中年 男性 。かつて同人 誌 を書 いていて、「幕張 事件 」では爆 心地 の近 くに居 ながら奇跡 的 に助 かった経歴 を持 つ。- HAL
子 (はるこ) 文鳥 堂 書店 地下 3階 にある朗読 バーで働 くアンドロイド。端 末 (ターミナルユニット)としてミス・クリスチーナにアクセスが可能 。元々 は天地 山 社長 のお相手 用 に作 られたのだが、社長 に飽 きられて売 られそうになった所 を高橋 に引 き取 られた過去 がある。今 の顔 は高橋 がつけたもの。- ミス・クリスチーナ
文鳥 堂 書店 を制御 する巨大 コンピューター。「ミス・クリスチーナ」とは職員 から親 しみと皮肉 を込 めて付 けられた名 。閉店 後 のビル全体 (自身 が収 められているコンピュータルームなど一部 を除 く)を管理 する。操作 画面 などでは自身 を欧米 人 女性 の姿 として表示 する。ミス・クリスチーナの物理 的 本体 は、その機能 に不 必要 なほどに巨大 で、ある種 衒学 的 な装飾 が施 されている(高橋 によると開発 者 が権威 主義 者 とのこと)。犬田 (いぬた)- コントロールルームを
一人 で仕切 る女性 オペレーター。推理 小説 マニア。勤務 中 によく眠 るが、犬 笛 を吹 かれると目 を覚 ます。テロリスト侵入 時 、コントロールルームで人質 となっていたが、安原 が殺 されると錯乱 し逃走 。屋上 まで逃 れるものの阿部 川 に追 いつめられて転落 死 する。モデルは田北 鑑 生 であり、アスキーコミックス版 では著者 近影 として用 いられている。 安原 (やすはら)文鳥 堂 書店 保安 部長 。粘液 状 で不定 形 。先代 社長 時代 からの唯一 の生 き残 り。ゴンザレス島田 による書店 内 での盗 読事件 騒動 を気 にしており、社長 に「雑誌 展 」延期 を進言 し、また夜間 もビルに残 っていた。テロリスト達 が侵入 した後 はコントロール・ルームで安倍川 達 に拘束 されていたが、反撃 を試 みてブラック大尉 に射殺 される。天地 山 冬木 (てんちやま ふゆき)株式会社 文鳥 堂 書店 の社長 。体 の動 きに同調 しない影 を持 つ。書店 内 の盗 読事件 騒動 、反対 デモにもかかわらず「20世紀 雑誌 展 」の開催 を強硬 に主張 する。書店 の中 で「□高 コレクション」の中身 を知 っている唯一 の人物 。阿部 川 一 駿 仁 (あべかわ いっしゅんじん)- テロリスト
達 の中心 人物 でヤミ本 ブローカー。同人 誌 コミュニティを嫌 っており、「幕張 事件 」の犯人 。ただし阿部 川 の感情 は近親 憎悪 であり、彼 自身 コミュニティと同 じタイプの人間 であった。口 の形 がそのときの状況 に合 わせて変 わる。□高 コレクションを盗 むために主義 主張 の異 なる四 人 と共 に文鳥 堂 書店 に侵入 。 客 家 一 起 (はっか いっき)- テロリストの
一人 。プロのハッカー。クリスチーナの開発 者 への強 い対抗心 を秘 めており、クリスチーナ「誘惑 」を担当 する。口 におしゃぶりのようなものをくわえており、語尾 に「ポ」を付 ける。 - ブラック
大尉 - テロリストの
一人 。おたく狩 り専 門 の傭兵 。時折 非合法 で書店 側 に雇 われることもある。目鼻立 ちの区別 が付 かないほど黒 い色 の肌 で非常 に無口 。 - バッキー
田中 (-たなか) - テロリストの
一人 。本 を崇 める拝 本 教 の原理 派 。その教 えにより本 を傷 つけることを極力 嫌 う。「イイイイ」が口癖 。 普 安 吾郎 (ふあん ごろう)- テロリストの
一人 。通称 “大会 屋 ”の普 安 吾郎 と呼 ばれる書店 関係 のイベント・ゴロ。他 のメンバーとはあくまで一時 的 な協力 であり、リーダー風 をふかす安倍川 や拝 本 教 のバッキーのことを快 く思 っていない。SF書籍 のニオイが苦手 。 - モダン3
号 安倍川 達 がコンテナの中身 として連 れてきた巨大 白 ポスト型 ロボット。悪書 追放 のために吸引 口 から本 どころか人 さえも吸 い込 み、体内 で消化 した後 、糞 として廃棄 物 を出 す。腹部 からはマシンガンが飛 び出 る。「幕張 事件 」の時 も同様 のロボットがコミケ会場 に出現 していた。- ゴンザレス
島田 (-しまだ) 盗 読(書店 の本 を録音 して持 ち帰 る)のプロ。浮浪 者 風 の小汚 い格好 しており、拝 本 教 に入信 している噂 もある。文鳥 堂 書店 で「雑誌 展 」の前日 に盗 読をきっかけとしたテロを起 こす。紙魚 図 に取 り押 さえられる際 、ブラック大尉 に狙撃 され死亡 する。実 は安倍川 たちが超 小型 爆 弾 "紙 石鹸 "を仕掛 ける為 のおとりであった。警部補 牛 曲 署 の警部補 。メガネと口 ひげが特徴 で初老 の紳士 然 とした人物 。外見 は「るんるんカンパニー」「吉田 さん危機 一発 」などに出演 のジェームス吉田 。文鳥 堂 書店 の前 で殺人 事件 発生 (犬田 の死体 発見 )の通報 を受 けて現場 に乗 り出 す。「幕張 事件 」の時 、たまたま見 かけた爆 弾 の導火 線 を見 ていたのに何 も出来 なかった事 を悔 いてる節 がある。桜田 淳子 が好 きだったらしい。霊 能 者 文鳥 堂 書店 199階 にあるテレパス探査 室 の担当 者 。オールバックで左右 の眉毛 の上 にホクロがあるが、業務 中 は頭 からマスクを被 っている。外見 は「るんるんカンパニー」「吉田 さん危機 一発 」などに出演 の秋田 冒険 王 。管轄 外 のため、一連 のテロ騒動 には手 を出 さなかったが、透視 で安倍川 が爆 弾 を準備 しているのを目撃 した際 、文鳥 堂 書店 に来 たのは今日 この日 の為 だと悟 り、紙魚 図 に協力 する。実 は「幕張 事件 」の際 に火 のついた導火 線 を見逃 したことがあり、そのことを強 く悔 いている。- □
高 別 男 (ますたか べつお) - ビブリオマニアとして
有名 な大金持 ち。生涯 独身 で既 に故人 。誰 にも見 せず自分 の寝室 の金庫 に保存 していた愛読 書 「□高 コレクション」が、「雑誌 展 」で特別 展示 される予定 であった。 - □は
枡 記号 「〼」。 謎 の老人 着古 したモーニング姿 に山高 帽 の老人 。顔 の輪郭 はヒョウタン形 で口 ひげがある。彼 が姿 を現 す際 HAL子 にその姿 は見 えず、霊 能 者 は強 く反応 する。
舞台 [編集 ]
ストーリー
地下 3階 、地上 201階 の建物 の内 、190あまりのフロアで書籍 を陳列 、販売 している。ビル自体 も開 いた本 の形状 を模 している。迅速 な移動 のために高速 エレベータを持 つ。乗客 が床 に張 り付 いてしまうほどの加速 で移動 する。- ビル
内 に海 がある。
- インテリアとしての
書籍 、アクセサリ・宝飾 品 としての書籍 を扱 うフロアがある。 人 の身長 を越 えるサイズの書籍 を扱 っている。2 つのフロアを突 き抜 けるほど高 い書棚 を並 べ、長大 なシリーズの小説 の既刊 全巻 を納 めている。地下 に朗読 バーを備 えている。演 台 での「カラ読 み」、稀覯 本 の読書 、ボックス席 でホステスを相手 に朗読 など、思 い思 いの形 で読書 を楽 しむことができる。
THE LAST BOOKMAN[編集 ]
『トムプラス』2000
ストーリー[編集 ]
かつて
登場 人物 [編集 ]
台 宮司 (だいぐうじ)調和 社 のマーケットエージェント。- マリア
自動 本 売 機 専 門 のライトノベルコカ・ブックスの配送 員 。本 本文 (ほんもとふみ)- ABCの
女 店主 。 本 本 述 (ほんもとのべる)文 の息子 、店 は継 がず、電気 羊 の放牧 を行 っている。本 本 読美(ほんもとよみ)述 のむすめ。- キクチ
伝説 のベストセラーロボット作家 直木 35号 の元 担当 。この地 の植物 と融合 し根 を下 ろした直木 35号 の面倒 を見 、実 として生 る本 を直売 している。王 苦楽 (おうくらく)伝 波 村 を牛耳 る実力 者 。北町 大阪 志郎 (きたまちおおさかしろう)作家 南市 奈良 三郎 の弟子 、師匠 の遺言 で全国 を回 りその駄作 を回収 している。
関連 項目 [編集 ]
脚注 [編集 ]
- ^
木全 公彦 構成 「異色 対談 今 暴 かれる『DAI-HONYA』の秘密 とり・みき×田北 鑑 生 」『別冊 宝島 438 ザ・マンガ家 列伝 』宝島社 、1999年 、152 - 157頁 。