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DTRS

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

DTRS (Digital Tape Recording System) は日本にっぽんティアックしゃ提唱ていしょう商品しょうひんした業務ぎょうむようデジタルマルチトラックレコーダ(MTR)の規格きかくである。

DA-38B(くろ筐体きょうたい)と小型こがたデジタルたくもちいた個人こじん録音ろくおん手前てまえのケースはHi8テープのもの

Hi8ビデオテープに44.1kHzきろへるつまたは48kHzきろへるつ、16bit直線ちょくせん量子りょうしPCMデジタル音声おんせい信号しんごうを8チャネル記録きろくすることができる。120ふんテープをもちいると108ぶん連続れんぞく記録きろくができる。1992ねん最初さいしょ機種きしゅTASCAM DA-88発売はつばいされて以来いらい放送ほうそう制作せいさくようひろもちいられた。安価あんかなDA-38Bはホームレコーディングにも好適こうてきだった。

DTRSは強力きょうりょく同期どうき機能きのうをもっており、特殊とくしゅ装置そうち使つかことなく16だいまでのDTRS同期どうき運転うんてんすることができ、この場合ばあいは128chのデジタルMTRとして動作どうさする。またSMPTE/EBUタイムコードもちいて、音声おんせいトラックをつぶすことなく映像えいぞう機器ききとの同期どうきをとることも可能かのうである。

のちDVDオーディオに対応たいおうするDTRS-HRフォーマット(88.2kHzきろへるつ/96kHzきろへるつ、24bit、4chおよび、176.4kHzきろへるつ/192kHzきろへるつ、24bit、2ch)が開発かいはつされた(DA-78HR、DA-98HR)。また、SACDのフォーマットであるDSDフォーマットで直接ちょくせつ記録きろくできるDSD録音ろくおんとしても発展はってんした(DS-D98。DSD 2ch、256だいまでの同期どうき運転うんてんをサポートするため最大さいだい512chまで拡張かくちょう可能かのう)。これらのあたらしい機器ききもDTRSフォーマットでの録音ろくおん再生さいせいをサポートしている。

現在げんざい録音ろくおん再生さいせい機器きき生産せいさん終了しゅうりょうしている。

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]
  • TASCAM ティアックしゃ業務ぎょうむよう音声おんせい機器きき部門ぶもん