ext3cow

ext3cow
開発かいはつ者しゃ	Zachary Peterson（ext3cow のバージョニング）、Stephen Tweedie（ext3 の設計せっけいと実装じっそう）、Rémy Card（元々もともとの ext2 の設計せっけいと実装じっそう）、セオドア・ツォー（ツールと改良かいりょう）、Andreas Gruenbacher（xattrs と ACL）、Andreas Dilger（オンラインでのサイズ変更へんこう）など
正式せいしき名めい	Third extended file system with copy-on-write
導入どうにゅう	2003年ねん7月がつ (Linux)
パーティション識別子しきべつし	0x83 (MBR) EBD0A0A2-B9E5-4433-87C0-68B6B72699C7 (GPT)
構造こうぞう
ディレクトリ	テーブル、ツリー
領域りょういき管理かんり	ビットマップ（空あき領域りょういき）、テーブル（メタデータ）
不良ふりょうブロック	テーブル
限度げんど
最大さいだいファイル サイズ	2TiB
最大さいだいファイル数すう	可変かへん
最大さいだいファイル名めい長ちょう	255 バイト
最大さいだいボリューム サイズ	8TiB
ファイル名めいの文字もじ	NUL、'/' と '@' を除のぞくすべてのバイト
特徴とくちょう
タイムスタンプ	変更へんこう (mtime)、属性ぞくせいの変更へんこう (ctime)、アクセス (atime)
日付ひづけ範囲はんい	1901年ねん12月14日にち - 2038年ねん1月がつ18日にち
日付ひづけ分解能ぶんかいのう	1s
フォーク	Yes
属性ぞくせい	No-atime, append-only, synchronous-write, no-dump, h-tree（ディレクトリ）, immutable, journal, secure-delete, top（ディレクトリ）, allow-undelete
パーミッション	Unix パーミッション、ACL と 任意にんいのセキュリティ属性ぞくせい（Linux 2.6 以降いこう）
透過とうか的てき圧縮あっしゅく	No
透過とうか的てき暗号あんごう化か	No (provided at the block device level)
重複じゅうふく排除はいじょ	無なし
対応たいおうOS	Linux

Ext3cow または third extended filesystem with copy-on-write は ext3 ファイルシステムに基もとづくオープンソースのバージョニングファイルシステムである。バージョニングはブロックレベルのコピーオンライトを通とおして実装じっそうされている。ext3 と多おおくのパフォーマンス上じょうの特性とくせいを共有きょうゆうしている。

Ext3cow はリアルタイムで連続れんぞく的てきな過去かこのデータを表示ひょうじできるようにするタイムシフトのインタフェースを提供ていきょうしている。タイムシフトは今いままでにないインタフェースで、ext3cow で導入どうにゅうされ、タイムコンポーネントをコマンドに追加ついかすることにより、ユーザが過去かこの名前なまえ空間くうかんを検索けんさくしたりアクセスしたりできるようにする。

Ext3cow は Sarbanes-Oxley や HIPAA のような、近年きんねんの電子でんし記録きろく保存ほぞん法ほうにおけるバージョニングと監査かんさ能力のうりょくの要件ようけんの順守じゅんしゅを目的もくてきとしたプラットフォームになるように設計せっけいされた。

Linux 2.6 カーネル向むけの ext3cow は2007年ねん3月がつ30日にちにリリースされた。

ext3cow の実装じっそうについての詳細しょうさいは2005年ねんの論文ろんぶんにある。

Linuxカーネルに対たいするパッチは2008年ねん3月9日にちを最後さいごにリリースが停止ていししている。

関連かんれん項目こうもく

• ext3

外部がいぶリンク

• ext3cow 公式こうしきサイト
• ext3cow Freshmeat entry