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Ext JS

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
Ext JS
Ext JS 2.0 Webデスクトップ
開発元かいはつもと Jack Slocum, Brian Moeskau, Aaron Conran, Rich Waters
最新さいしんばん
7.6.0 / 2022ねん8がつ31にち (2ねんまえ) (2022-08-31)[1]
種別しゅべつ JavaScriptライブラリ
ライセンス GPLv3 と商用しょうようライセンス
公式こうしきサイト http://www.sencha.com/products/extjs/
テンプレートを表示ひょうじ

Ext JS は、AjaxDHTMLDOMスクリプティングといった技術ぎじゅつ使つかったインタラクティブなウェブアプリケーションRIA)を構築こうちくするためのJavaScriptライブラリ。

元々もともとYUI拡張かくちょうするアドオンライブラリであり、jQueryPrototypeとの相互そうご運用うんようせい確保かくほしている。バージョン1.1では、のライブラリに依存いぞんする部分ぶぶんがなくなり、オプションでべつのライブラリも使つかえるようになった。バージョン2.0では、YUI、jQuery、Prototypeと同時どうじ利用りようすることも、単独たんどく利用りようすることもできるようになった。

モバイルようは、おな開発元かいはつもとであるSenchaしゃからSencha Touchとして提供ていきょうされている。

特徴とくちょう

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GUIコントロール

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Ext JS は豊富ほうふなGUIベースのフォームコントロール(ウィジェット)をっていて、ウェブアプリケーションで利用りようできる。以下いかのものがある。

  • テキストフィールドとテキストエリア入力にゅうりょくコントロール
  • ポップアップの日付ひづけ選択せんたく機能きのうきの日付ひづけフィールド
  • 数値すうちフィールド
  • リストボックスコンボボックス
  • ラジオボタンチェックボックス
  • HTMLエディタコントロール
  • グリッドコントロール(リードオンリーとエディットモードがあり、ソート可能かのうデータ、ロック/ドラッグ可能かのうカラム、その機能きのう装備そうび
  • ツリーコントロール
  • タブパネル
  • ツールバー
  • デスクトップアプリケーションふうのメニュー
  • リージョンパネル(フォームを複数ふくすうのサブセクションに分割ぶんかつできる)
  • スライダー
  • ベクターグラフィックス チャート

これらコントロールのおおくは、Ajaxを使つかってWebサーバとやりりできる。

アプリケーションサポート

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Ext JS は以下いかのようなアプリケーションサポート機能きのうっている。

  • モーダルダイアログボックス
  • ユーザー入力にゅうりょく即時そくじ検証けんしょう
  • 状態じょうたい管理かんり
  • ページない要素ようそ操作そうさできるDOMセレクタクラス
  • データ管理かんり使つかえるデータストア
  • JSONおよびXMLフォーマットのデータを生成せいせい管理かんりできるクラス

2007ねん12月4にちにリリースされた Ext JS 2.0 は、デスクトップによりちかいインタフェースと機能きのう提供ていきょうできるとされていた。また、APIなどのソフトウェアドキュメンテーション一新いっしんされた[2]

Ext JS 2.0 は 1.1 との後方こうほう互換ごかん確保かくほしておらず、そのためにマイグレーションガイドをつくって対処たいしょした。[3]

Ext JS のバージョン3.0は、2009ねん6月6にちにリリースされた。 このバージョンではREST通信つうしんのサポートとあたらしいExt.Directサーバーサイドプラットフォームが追加ついかされた。標準ひょうじゅん表示ひょうじコンポーネントにフラッシュによるチャートとListViewエレメントが追加ついかされた。バージョン2.0のコードと後方こうほう互換ごかんせいがあった。

Ext JSのバージョン4.0は、2011ねん4がつ26にちにリリースされた。 このバージョンアップではクラス構造こうぞう完全かんぜん変更へんこうされ、 データパッケージの変更へんこう、SVGやVMLを使つかったアニメーションとドローパッケージ、あたらしいチャートやテーマ設定せっていといった改定かいていがなされた。またMVC(モデル・ビュー・コントローラー)スタイルでコードを管理かんりすることができるようになった。

Ext JSのバージョン5.0は、2014ねん6月2にちにリリースされた。このバージョンでは1つのコードベースでタッチデバイスに対応たいおうしたデスクトップアプリケーションを構築こうちくすることができ、MVVM双方向そうほうこうデータバインディング、レスポンシブレイアウト、グリッドに配置はいちしデータの視覚しかくやビッグデータ分析ぶんせきもちいるウィジェットが使用しようできる。また、グラフ描画びょうがパッケージがタッチ操作そうさ最適さいてきされ、金融きんゆうチャート描画びょうが機能きのう追加ついかされた。

Ext JSのバージョン6.0は、2016ねん3月29にちにリリースされた。このバージョンでSencha Touchがマージされた。

ライセンスの変遷へんせん

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Ext JS のオープンソースはんのライセンスはしばしば変更へんこうされ、そのことが批判ひはんされてきた。バージョン2.0.2ではLGPLライセンスだったが、「個人こじんてき教育きょういくてき営利えいりてき利用りようかぎる」とか「オープンソースソフトウェアを除外じょがいしているオープンソースプロジェクトでの利用りようかぎる」とか「ソフトウェア開発かいはつライブラリやツールキットではない商用しょうようアプリケーションでの利用りようかぎる」といった制限せいげんいていた。これらは Ext JS 2.1 ではわっている[4]。このような開発かいはつがわ主張しゅちょうする条件じょうけんしたがものもいるが、そもそもLGPLのライセンス条項じょうこう[5]は Ext JS 開発かいはつしゃがどのような条件じょうけんをつけようとそれをどう使つかっても自由じゆうだと保障ほしょうしていると主張しゅちょうするものもいる。これにかんしては若干じゃっかん論争ろんそうがあったが、結果けっかとして Ext JS はLGPLからGPLにライセンスを変更へんこうした。

2008ねん4がつ20日はつか、Ext JS 2.1 はあらたに完全かんぜんな GPL 3.0 か商用しょうようライセンスのどちらかを選択せんたくできるというデュアルライセンスでリリースされた。[6]

脚注きゃくちゅう

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外部がいぶリンク

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