LXDE

LXDE
	LXDEのスクリーンショット
開発元かいはつもと	LXDE開発かいはつチーム
最新さいしん版ばん	0.10.1 / 2021年ねん2月がつ25日にち (3年ねん前まえ)
リポジトリ	github.com/lxde;
プログラミング; 言語げんご	C (GTK 2), C++(Qt 5)
対応たいおうOS	Unix系けい
プラットフォーム	クロスプラットフォーム
対応たいおう言語げんご	複数ふくすう対応たいおう（35ヵ国かこく語ご以上いじょう）
サポート状じょう況きょう	開発かいはつ中ちゅう
種別しゅべつ	デスクトップ環境かんきょう
ライセンス	GPL、LGPL
公式こうしきサイト	www.lxde.org
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LXDE (Lightweight X11 Desktop Environment^[2]) はUNIXおよびLinuxやBSDのようなPOSIXプラットフォーム上じょうで動作どうさする、GPL下したで配布はいふされるオープンソースのデスクトップ環境かんきょうである。ミニノート・サブノートのように比較的ひかくてき処理しょり能力のうりょくの低ひくいパソコンでもスムーズに動うごくように設計せっけいされ、「省しょうエネ」且かつ「高速こうそくに動うごく」デスクトップ環境かんきょうのソリューションであるとされている^[3]^[4]。

概要がいよう[編集へんしゅう]

LXDEはC言語げんごで書かかれ、GTKツールキットを利用りようする。

LXDEは、Ubuntu、Debian、Fedora、openSUSEなどのLinuxディストリビューションやFreeBSDで利用りようできる。また、KNOPPIXなど、LXDEを標準ひょうじゅんで採用さいようしたLinuxディストリビューションがある。LubuntuはかつてはLXDEを採用さいようしていたが、現在げんざいは派生はせいのLXQtを標準ひょうじゅんのデスクトップ環境かんきょうとしている。

LXQt[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「LXQt」を参照さんしょう

2013年ねん7月がつ3日にちにGTK+3への不満ふまんから、プロジェクト創始そうし者しゃであり、中心ちゅうしん的てき開発かいはつ者しゃでもある洪ひろし任にん諭さとし (PCMan) によってQtへの移植いしょくが発表はっぴょうされた^[5]。更さらに同月どうげつ22日にちにはRazor-qtとのマージを行おこない、最終さいしゅう的てきにGTK+のバージョンが削除さくじょされQtを中心ちゅうしんに開発かいはつしていくことが発表はっぴょうされた^[6]。2014年ねん5月がつ7日にちにLXQtバージョン0.7.0が公表こうひょうされた。

LXQtはLXDE-QtとRazor-qtの成果せいか物ぶつを統合とうごうしたデスクトップ環境かんきょうであり、Qtに移行いこうしたLXDEの後継こうけいバージョンでもある^[7]。LXDEの後継こうけいバージョンという位置いちづけでもあるため、イニシャル・リリースの段階だんかいでバージョン0.7だった（Qtへの移行いこうが決きまったため正式せいしきにはリリースされなかったがLXDEのバージョンは0.6.2まで進すすんでいた）。

Razor-qtとの統合とうごうの経緯けいいから前述ぜんじゅつのような表現ひょうげんに落おち着ついてはいるが、LXDE/LXDE-Qt由来ゆらいのパッケージはLXQtにはあまり採用さいようされなかったため、技術ぎじゅつ的てきな観点かんてんからはLXQtはLXDEの後継こうけいバージョンやQt移行いこうバージョンとは単純たんじゅんには言いえないものがある。

LXQtコンポーネント[編集へんしゅう]

LXDE,LXDE-Qtから

pcmanfm-qt - ファイルマネージャ兼けんデスクトップアイコンマネージャ。libfm-qtをソースツリー内ないに統合とうごう。
menu-cache
lxmenu-data
lximage-qt - 画像がぞうビューワー。スクリーンショット取得しゅとくツール兼用けんよう。

Razor-qtから

lxqt-common - デフォルト設定せっていファイル
lxqt-session - セッションマネージャ
lxqt-panel - パネル
lxqt-openssh-askpass - opensshダイアログ
lxqt-runner - アプリケーションランチャ
lxqt-notificationd - 通知つうちデーモン
lxqt-config - 設定せっていツールポータル。lxqt-randrの機能きのうをlxqt-config-monitorとして統合とうごう
lxqt-globalkeys - グローバル・ショートカット設定せっていツール
lxqt-policykit - polkitエージェント
lxqt-qtplugin
lxqt-about
lxqt-lightdm-greeter - LightDM用ようQt5グリーター
libsysstat - システムステータス取得しゅとくライブラリ
liblxqt - コアユーティリティ・ライブラリ
liblxqt-mount - ボリュームマウントライブラリ
libqtxdg - menuファイル、autostartなどFreedesktop.orgスペック実装じっそうのためのライブラリ

統合とうごう後ごに新規しんき開発かいはつ,第だい3者しゃのパッケージをフォーク

lxqt-powermanagement - 電源でんげんマネージャ
compton-conf - compton（非ひ独立どくりつ型がたコンポジタ）設定せっていツール
obconf-qt - Openbox設定せっていツール。obconfのQt移植いしょく版ばん
qt-gtk-engine - GTKアプリケーションにQtテーマを適用てきようするためのテーマエンジン
lxqt-admin - ユーザー情報じょうほうなどの設定せっていツール

デスクトップ環境かんきょうとして必要ひつようなコンポーネントをおおむね自前じまえで提供ていきょう出来できてはいるが、LXDEでは独自どくじに開発かいはつしていた音楽おんがくプレーヤーやターミナルエミュレータを含ふくめて、独自どくじのユーティリティソフトはほとんど無ない。LXQtでは、優すぐれたQtソフトウェアがたくさんあるのだから独自どくじ開発かいはつは必要ひつようないとしており、今後こんごも開発かいはつの予定よていは無ないようである。

LXQtリリース後ごのLXDE[編集へんしゅう]

LXQtリリース後ごはLXDEの開発かいはつは終息しゅうそくするとしていたが、実際じっさいにはアンドリィ・フリツェンコ (Андрій Гриценко, LStranger) やMartin Bagge (Brother)などを中心ちゅうしんにLXQtリリース後ごもLXDEの開発かいはつは継続けいぞくしている。これらの開発かいはつのなかには2年ねん以上いじょう放置ほうち状態じょうたいだったlxtaskのバージョンアップやlxsessionのValaによるほぼ全面ぜんめん的てきな書かき換かえなど規模きぼの大おおきなものも含ふくまれている。

LXQt 0.9の開発かいはつが開始かいしされた直後ちょくごの段階だんかいにおいて、アンドリィ・フリツェンコは将来しょうらい的てきなLXDE 1.0のリリースを表明ひょうめいしている^[8]。これは前述ぜんじゅつの『LXQtはLXDEの後継こうけいバージョンでもある』という方針ほうしんに明あきらかに反はんしているが、洪ひろし任にん諭さとしの開発かいはつ方針ほうしんは現在げんざいのLXDEの開発かいはつ者しゃには事実じじつ上じょう、無視むしされている。

LXDEコンポーネント[編集へんしゅう]

LXDEの構成こうせいパッケージは以下いかの通とおり。ライブラリや動作どうさに必須ひっすではないユーティリティ類るいを含ふくめても18個こしかなく、デスクトップ環境かんきょうとしてはかなり少すくなめである。

GPicView - 画像がぞうビューア
PCMan File Manager - ファイルマネージャ
LibFM - ファイルマネージャ用ようバックエンドライブラリ
LXAppearance - テーマ管理かんり
LXAppearance Obconf - LXApperance用ようOpenbox設定せっていプラグイン
LXDE Icon Theme - アイコンテーマ
LXDM - X Window System 向むけのディスプレイマネージャ
lxde-common - デフォルト設定せっていファイル
LXInput - キーボード・マウス設定せっていツール
LXLauncher - アプリケーションランチャー
lxmenu-data - アプリケーション・メニュー・データ
LXMusic - XMMS2用ようGTK2フロントエンド
LXPanel - パネル
LXRandR - xrandr用ようGTK2フロントエンド
LXSession - セッションマネージャー。LXPolkit, LXSessionEditを統合とうごう。
LXTerminal - ターミナルエミュレータ
LXTask - タスクマネージャー
menu-cache(libmenu-cache) - .menuファイルジェネレータ

ウィンドウマネージャ・電源でんげんマネージャ・ネットワークマネージャ・通知つうちデーモンなどはLXDE自身じしんによっては開発かいはつされていない。

LXDEが提供ていきょうするコンポーネントだけで完全かんぜんなデスクトップ環境かんきょうを構成こうせいすることは不可能ふかのうなため、何なんらかのソフトウェアで補完ほかんする必要ひつようがある。ウィンドウマネージャについてはOpenboxが事実じじつ上じょうのデフォルトだが、それ以外いがいのソフトウェアについては各かくディストリビューションによって採用さいようソフトウェアに違ちがいが見受みうけられる。

LXDE Picture Viewer
LXAppearance
LXPanel
LXPanel Preferences
LXTask
PCManFM
パネルタスクの自動じどう補完ほかん

対応たいおうアーキテクチャについて[編集へんしゅう]

インテルや MIPSなど、既すでに多おおくのプロセッサに対応たいおうしている。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ "LXPanel 0.10.1 released."; 閲覧えつらん日び: 2023年ねん6月がつ3日にち; 出版しゅっぱん日び: 2021年ねん2月がつ25日にち.
^ “LXDE - Lightweight X11 Desktops Environment”. SourceForge. 2021年ねん7月がつ26日にち閲覧えつらん。
^ Todd Ogasawara. “LXDE may let netbooks run even faster”. 2008年ねん8月がつ8日にち閲覧えつらん。
^ Eric Brown. “Lightweight GNOME alternative emerges”. 2013年ねん4月がつ27日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2008年ねん8月がつ7日にち閲覧えつらん。
^ “LXDE - LXDE-Qt Preview”. Blog.lxde.org (2013年ねん7月がつ3日にち). 2013年ねん10月がつ26日にち閲覧えつらん。
^ “The future of Razor and LXDE-Qt”. Blog.lxde.org (2013年ねん7月がつ22日にち). 2013年ねん10月がつ26日にち閲覧えつらん。
^ LXQt公式こうしきサイト
^ LXDEメーリングリスト

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

この項目こうもくは、ソフトウェアに関連かんれんした書かきかけの項目こうもくです。この項目こうもくを加筆かひつ・訂正ていせいなどしてくださる協力きょうりょく者しゃを求もとめています（PJ:コンピュータ/P:コンピュータ）。

[wikidata-6cfe5aad6a6fb2b9a2101a8143a704a8c316ac23-v3-1] "LXPanel 0.10.1 released."; 閲覧えつらん日び: 2023年ねん6月がつ3日にち; 出版しゅっぱん日び: 2021年ねん2月がつ25日にち.

[2] “LXDE - Lightweight X11 Desktops Environment”. SourceForge. 2021年ねん7月がつ26日にち閲覧えつらん。

[3] Todd Ogasawara. “LXDE may let netbooks run even faster”. 2008年ねん8月がつ8日にち閲覧えつらん。

[4] Eric Brown. “Lightweight GNOME alternative emerges”. 2013年ねん4月がつ27日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2008年ねん8月がつ7日にち閲覧えつらん。

[5] “LXDE - LXDE-Qt Preview”. Blog.lxde.org (2013年ねん7月がつ3日にち). 2013年ねん10月がつ26日にち閲覧えつらん。

[6] “The future of Razor and LXDE-Qt”. Blog.lxde.org (2013年ねん7月がつ22日にち). 2013年ねん10月がつ26日にち閲覧えつらん。

[foo-7] LXQt公式こうしきサイト

[bar-8] LXDEメーリングリスト

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