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NGC 2080

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
NGC 2080
NGC 2080
星座せいざ かじき
位置いち
もと:J2000.0
あかけい (RA, αあるふぁ)  05h 39m 44.2s
あかぬき (Dec, δでるた) −69° 38′ 44″
距離きょり 160,000
カタログでの名称めいしょう
ESO 057-EN012,
h 2950, GC 1278
Template (ノート 解説かいせつ■Project

NGC 2080は、かじき30ばんほし南側みなみがわにあるほし形成けいせい領域りょういき輝線きせん星雲せいうんである。銀河系ぎんがけいばん銀河ぎんがであるだいマゼランくもなか位置いちし、やく16まん8000光年こうねんはなれている[1]。1834ねんウィリアム・ハーシェルにより発見はっけんされた[2]直径ちょっけいやく50光年こうねん[3]はなれた位置いちに2つのしろ斑点はんてんがあることからこれを「おばけの」になぞらえて[4]英語えいごではGhost Head Nebulaともいう。西側にしがわのものはA1ばれ、わかおも恒星こうせいふく恒星こうせいふうバブル中心ちゅうしんにある。東側ひがしがわのものはA2ばれ、あたらしく形成けいせいされた星団せいだんにいくつかのわか恒星こうせいふくむが、いまはまだ起源きげんとなったちりくもかくされている[1][4]。どちらのちりくも恒星こうせいからの放射ほうしゃ消散しょうさんしておらず、どちらも形成けいせいから1まんねん以内いないであると推測すいそくされている[4]。これらの恒星こうせいは、恒星こうせいふうばれる物質ぶっしつ外側そとがわし、星雲せいうんうち恒星こうせいふうバブルをつくっている[5]

恒星こうせい存在そんざいは、星雲せいうんいろにもおおきな影響えいきょうあたえている。星雲せいうん西側にしがわは、周縁しゅうえん強力きょうりょく恒星こうせいがあるため、かい電離でんり酸素さんそ輝線きせん支配しはいてきで、そのいろ緑色みどりいろである[4]星雲せいうんのこりの部分ぶぶんは、水素すいそ電離でんりのため、赤色あかいろえる[4]中央ちゅうおうでは水素すいそ酸素さんそ両方りょうほう電離でんりしているため、あわ黄色きいろえる。A1やA2の周辺しゅうへん領域りょういきとうで、水素すいそだい波長はちょうひかり放出ほうしゅつするのに十分じゅうぶんなエネルギーをあたえられると、青色あおいろえる[1][4]

英語えいご名前なまえ星雲せいうんGhost Nebula (Sh2-136)やLittle Ghost Nebula (NGC 6369)があり、注意ちゅうい必要ひつようである。

出典しゅってん

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  1. ^ a b c Wilkins, Jamie; Dunn, Robert (2006). 300 Astronomical Objects: A Visual Reference to the Universe (1st ed.). Buffalo, New York: Firefly Books. ISBN 978-1-55407-175-3 
  2. ^ More LMC objects”. SEDS (2006ねん4がつ19にち). 2012ねん5がつ7にち閲覧えつらん
  3. ^ Nemiroff, R.; Bonnell, J., eds. (31 October 2001). "Halloween and the Ghost Head Nebula". Astronomy Picture of the Day. NASA. 2012ねん5がつ7にち閲覧えつらん
  4. ^ a b c d e f Hubble Sends Season's Greetings from the Cosmos to Earth”. HubbleSite. NASA and ESA (2001ねん12月19にち). 2012ねん5がつ7にち閲覧えつらん
  5. ^ Painting with oxygen and hydrogen”. ESA (2001ねん10がつ18にち). 2012ねん5がつ7にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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座標ざひょう: 星図 05h 39m 44.2s, -69° 38′ 44″