R-TUNED：Ultimate Street Racing

R改あらため
ジャンル	カーバトル
ゲーム：R-TUNED:Ultimate Street Racing
ゲームジャンル	レースゲーム
対応たいおう機種きしゅ	アーケードゲーム
開発元かいはつもと	セガ
発売はつばい元もと	セガ
プレイ人数にんずう	1人ひとり、2〜4人にん（対戦たいせん時じ）
稼動かどう時期じき	2008年ねん12月7日にち
インタフェース	ステアリング; シーケンシャルシフト; スクランブルブーストボタン; アクセル; ブレーキ; ビューチェンジボタン; スタートボタン; カードリーダー
システム基板きばん	LINDBERGH
画面がめんサイズ	4:3モニター
	テンプレート - ノート

『R-TUNED：Ultimate Street Racing』（アールチューンド：アルティメイトストリートレーシング）とは、セガのアーケードレーシングゲームである。同社どうしゃの「頭文字かしらもじD」、「アウトラン」シリーズに続つづくブランニュー作品さくひん。通称つうしょう「R改あらため」。

概要がいよう[編集へんしゅう]

本ほん作さくは今いままでにありそうでなかった「夜よるのストリートを駆かけ抜ぬけるレースゲーム」をコンセプトに開発かいはつされたものである。スクランブルブーストを使つかって300km/h超ちょうの世界せかいを堪能たんのうしたり、コーナーにさしかかったらステアリングを切きり込こむだけでドリフトをして駆かけ抜ぬけることができるなど、グランツーリスモのリアリティよりはリッジレーサーに通つうずる爽快そうかい感かんを取とったところが大おおきい。また、「キャラバイナル」という名称めいしょうで痛やめ車しゃを思おもい起おこさせるようなグラフィックもチョイスできるのが特徴とくちょうと言いえる。

プレイヤーは一人ひとりの走はしり屋やとなり、多おおくのライバルとバトルを重かさねながら車種しゃしゅをコレクションしていく。チューニングは一いち台だいのクルマに対たいして行おこなうのではなく、箱はこ替がえと呼よばれる方法ほうほうでチューニングが施ほどこされたクルマを手てに入いれることになる。また、コレクションした車種しゃしゅの保存ほぞんに使つかう専せん用ようのICカードは筐体きょうたいから購入こうにゅうするのではなく、別途べっと配置はいちされた専用せんようの自販機じはんきから入手にゅうしゅすることとなる。

ゲームモード[編集へんしゅう]

バトル

さまざまなライバルを相手あいてにしていくもので、本ほん作さくの主幹しゅかんモードとなる。またの名なを「クエスト」とも言いう。専用せんようのICカードがあればクリアしたクエストを保存ほぞんできる。車種しゃしゅのコレクションやチューンドマシンの購入こうにゅうもここで行おこなう。各かくコースで設定せっていされた条件じょうけんを満みたすと、そのコースの「コーススキル」が上昇じょうしょうしていき、その分ぶんライバルたちも手強てごわくなる。最終さいしゅう的てきにはコーススキルが最大さいだい値ちになったライバルを倒たおすことが目標もくひょうとなる。まれにコルベットスティングレイ、バイパー、GT-Rに搭乗とうじょうするライバルも登場とうじょうする（いずれもプレイヤーが使つかうことはできない）。

タイムアタック

プレイヤー一いち台だいのみでタイムの限界げんかいに挑いどむモード。タイムアタック後ごに表示ひょうじされるパスワードを公式こうしきサイトに入力にゅうりょくするだけでワールドランキングに登録とうろくすることができる。

キャラバイナル[編集へんしゅう]

本ほん作さくの最大さいだいの特徴とくちょうでもあるのは、やはりキャラバイナルと呼よばれるドレスアップ手段しゅだんにおいて他ほかにいない。ある程度ていどゲームを進すすめて、賞金しょうきんも条件じょうけんも満みたすようになると、まるで痛やめ車しゃを思おもわせるグラフィックを選えらべるようになる。主しゅたるところでは「ボーカロイドシリーズ」の初はつ音おとミク^[1]や「サクラ大戦たいせん」の真ま宮寺みやでらさくらが登場とうじょうする。また、古ふるくからのセガマニアには欠かかせないソニックももちろん登場とうじょうする^[2]。

実じつはこのキャラバイナルの採択さいたくを巡めぐっては、当初とうしょのスタッフ会議かいぎでも賛否さんぴ両論りょうろんが渦巻うずまいて紛糾ふんきゅうしたと言いわれている。理由りゆうとしては「実際じっさいにクルマに乗のっているドライバーの反応はんのうがよくない」こともあるが、その一方いっぽうで「面白おもしろそうなのに・・・」というゲーム寄よりの人ひとからは「なぜ反対はんたいなのか」ということもあった。そこから議論ぎろんを詰つめ、「キャラバイナルに抵抗ていこうがある人ひとは使つかわなくてもいいし、逆ぎゃくにキャラバイナルを取とり入いれることによってレースゲームに興味きょうみがない人ひともゲームをしてもらえる」という結論けつろんに落おち着つき、一般いっぱんの人ひとにも広ひろく知しられているボーカロイドシリーズやサクラ大戦たいせんシリーズなどに白羽しらはの矢やを立たてて採用さいようにゴーサインを出だした。とはいえ、現在げんざいの痛いた車しゃの主流しゅりゅうともなっている18禁きんゲームは諸しょ事情じじょうであえなくボツになった。結果けっか的てきにこれが大当おおあたり。蓋ぶたを開あけてみればトップランカーにもキャラバイナルを使つかう人ひとが増ふえており、今日きょうのR改あらための人気にんきを支ささえる要因よういんにもなっている^[3]。