三菱みつびし・ランサーエボリューション

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三菱みつびし・ランサーエボリューション
ランサーエボリューション ファイナルエディション
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 1992ねん - 2016ねん
ボディ
ボディタイプ
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう
系譜けいふ
先代せんだい ギャランVR-4(E39Aがた
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ランサーエボリューション英語えいご: LANCER Evolution)は、三菱自動車工業みつびしじどうしゃこうぎょう生産せいさん販売はんばいしていたセダンかた、およびステーションワゴンかたスポーツカー自動車じどうしゃ)である。

概要がいよう[編集へんしゅう]

ギャランVR-4(E39Aがた)にわる世界せかいラリー選手権せんしゅけん(WRC)のホモロゲーション取得しゅとくよう車両しゃりょうとして、小型車こがたしゃランサー」の車体しゃたいに2.0 Lのターボエンジンを搭載とうさいしたよんりん駆動くどうのスポーツモデルである。通称つうしょうランエボ[1]で、たんエボばれたり、世代せだい明確めいかく識別しきべつするためにエボ○(○は数字すうじはいる)とばれることもある。

エボI - III、エボIV - VI、エボVII - IX、エボXでそれぞれ基本きほんとなる車体しゃたいことなっており、それぞれだい1 - だい4世代せだい分類ぶんるいされる[2]。グレード体系たいけい快適かいてき装備そうびそなえた「GSR」と、快適かいてき装備そうび電子でんし制御せいぎょはぶいた競技きょうぎようベースの「RS」の2種類しゅるい中心ちゅうしん展開てんかいされた(エボVIIおよびエボワゴンではAT仕様しようの「GT-A」、エボIXでは中間ちゅうかんグレードの「GT」、エボXでは豪華ごうか仕様しようの「GSRプレミアム」を追加ついかでラインナップ)。また、エボVIIIからは日本にっぽん国外こくがい正式せいしき輸出ゆしゅつ開始かいしされるなど、日本にっぽん国内外こくないがいにおける三菱自動車みつびしじどうしゃのイメージリーダーのひとつとしてとらえられていた。

日本にっぽん国内外こくないがいわずたか人気にんきほこ一方いっぽう車両しゃりょう盗難とうなんれいおおく、エボVIII以降いこうイモビライザー標準ひょうじゅん装備そうびされた。中古ちゅうこしゃ市場いちばにおいてもプレミアム価格かかく取引とりひきされることがおおく、2021ねんにイギリスでおこなわれたオークションでは、エボVI T.M.E.が歴代れきだい最高さいこうがくとなる£100,100(日本円にほんえんで1,521まんえん)で落札らくさつされた。[3]これは、2017ねん米国べいこく落札らくさつされたエボⅨの£99,000を上回うわまわがく[4]であり、ランサーシリーズの取引とりひきがくとしては世界せかい最高さいこう記録きろくとなった。[5] また、よく2022ねんには新車しんしゃ価格かかくの7ばい相当そうとうする2,305まんえん落札らくさつされた個体こたい出現しゅつげんしている[6]

1980年代ねんだいのWRCのグループB規定きていにおいて、市販しはんしゃのベース車両しゃりょう車両しゃりょう規定きてい範囲はんいない様々さまざま改造かいぞうほどこし、再度さいどホモロゲーションをつぎとし取得しゅとくしデビューさせるさい、20だい生産せいさんで「エボリューションモデル」の認定にんていをしていた(アウディ[7]、シトロエン、プジョーなど)。しかし、グループAではレースよう車両しゃりょうのみ500だい追加ついか生産せいさんでエボリューションモデルとして公認こうにんされていた(日産にっさん・スカイラインGTS-Rトヨタ・スープラターボAなど)が、ラリーよう車両しゃりょうではみとめられていなかった。このくるま呼称こしょうは「ランサーエボリューション」であるが、厳密げんみつには「エボリューションモデル」でなく、公認こうにん申請しんせいをするたびに2,500だい(1993ねん以降いこうのグループA最低さいてい生産せいさん台数だいすう)を生産せいさん販売はんばいしていた。2001ねんのWRC規定きてい変更へんこう以降いこう、ランサーGSRのエボリューションモデルである認定にんていられなかったもののくるまめいはそのままとされ、グループNなどのモータースポーツカテゴリで活躍かつやくした。

開発かいはつ経緯けいい[編集へんしゅう]

1989ねん当時とうじギャランVR-4でラリーに参戦さんせんしていた三菱みつびし社内しゃないで、後継こうけいしゃとして次期じき (7代目だいめ) ギャラン VR-4と4代目だいめランサー 1800GSRが候補こうほげられた[8]。4代目だいめランサーは4G93 1.8 Lエンジンを最大さいだいとして開発かいはつしており、そこに4G63 2.0 Lエンジンをせることは支持しじられず[9]、いったんはギャランに内定ないていした[10]。しかし、ギャランをサイズ、整備せいびせいなどの理由りゆうから不適ふてき[注釈ちゅうしゃく 1]かんがえた一部いちぶ社員しゃいん社外しゃがい[注釈ちゅうしゃく 2]でプロトタイプを製作せいさくし、社内しゃない説得せっとくした[19]結果けっか、ランサーをベースにした競技きょうぎベースしゃ「ランサーエボリューション」は正式せいしきみとめられることとなる。

ランサーエボリューション(1992ねん[編集へんしゅう]

三菱みつびし・ランサーエボリューション
E-CD9A
GSR Evolution
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 1992ねん10月
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン 4G63がた 2.0 L ちょく4ターボ
最高さいこう出力しゅつりょく 250 PS / 6,000 rpm
最大さいだいトルク 31.5 kg-m / 3,000 rpm
変速へんそく 5そくMT
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,500 mm
全長ぜんちょう 4,310 mm
全幅ぜんぷく 1,695 mm
ぜんこう 1,395 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう
  • GSR:1,240 kg
  • RS:1,170 kg
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1992ねん9月発売はつばい型式けいしきめい“E-CD9A”。通称つうしょう“エボI”。キャッチコピーは“スポーツセダンの最高さいこうへ。”[20]

シリーズ初代しょだいモデル。競技きょうぎベースしゃのRSで1170 kgの軽量けいりょうボディに250 psのエンジンを搭載とうさいし、当時とうじ一般いっぱん販売はんばい車両しゃりょうとして異例いれいパワーウェイトレシオ(4.8 kg/ps 以下いか)をしめ車両しゃりょうであり[21]、この数値すうちGT-R(BNR32)をも凌駕りょうがするもの[注釈ちゅうしゃく 3]であった。

WRCの出場しゅつじょう資格しかく取得しゅとくするため、ランサー1800GSRをベースに、E39AがたギャランVR-44G63かたターボエンジンとドライブトレインを移植いしょくされて開発かいはつされた。ボディはランサーシリーズちゅうもっと剛性ごうせいたかいボディを使つかっていた中近東ちゅうきんとうけのタクシー専用せんよう車両しゃりょうにスポットしをほどこし、バルクヘッドからまえをほとんど変更へんこうしてエンジンをんだ[22]:81。しかし、もともと開発かいはつ期間きかんが1ねんほどしか[23]、しかもタイヤサイズについて「ベース車両しゃりょうのサイズが基本きほん」とされたため、1インチのサイズアップが限界げんかいであった[23]結局けっきょく国際こくさい自動車じどうしゃ連盟れんめい (FIA) のホモロゲーション取得しゅとくのためのあいだわせかんつよく、また十分じゅうぶん走行そうこうテストを実施じっしできたとはえずに発売はつばいされたため、異常いじょうともいえるフロントヘビー傾向けいこうち、さらに4WDられるアンダーステア傾向けいこうつよく、不評ふひょうであった。

生産せいさんについてもホモロゲーションのためであり、そういった販売はんばい疑問ぎもんのこるような車両しゃりょうであったこともあり、テレビCM店頭てんとうでの告知こくちなどは一切いっさいしなかった。2,500だい限定げんていしゃ積極せっきょくてきにディーラーで紹介しょうかいされない販売はんばい姿勢しせいだったにもかかわらず、発売はつばい開始かいしわずか3にち完売かんばいした[24]。それをけて2,500だい追加ついか販売はんばいされたが、それでも注文ちゅうもんをさばききれず、最終さいしゅうてきには7,628だい販売はんばいされた[23]

なお、くるまめい候補こうほとして、に「ランサーターボ」「ランサーレボリューション」などがげられていた[23]。また当初とうしょいちだいかぎりの限定げんていモデルの予定よていだったため、くるまめいは「ランサーエボリューション Iワン」ではなくたんに「ランサーエボリューション」とぶのがただしいが、IIの発売はつばい以後いご三菱みつびし社内しゃないでも正式せいしきに「エボI」が略称りゃくしょうとなった(レトロニム[23]

用意よういされたボデーカラーは、スコーティアホワイト、グレースシルバー、コルトンレッド、ピレネーブラック、サンタムールグリーン[25]

WRC Gr.Aにワークス参戦さんせんしたのは1993ねんだい1せんラリー・モンテカルロから1994ねんだい3せんサファリラリーまでの8せんで、初戦しょせんではケネス・エリクソンが4入賞にゅうしょう最高さいこう順位じゅんいは1993ねんだい13せんRACラリーと1994ねんだい3せんサファリラリーだい2であった[26][22]:82

ランサーエボリューションII(1994ねん[編集へんしゅう]

三菱みつびし・ランサーエボリューションII
E-CE9A
RS Evolution II ラリー仕様しようしゃ
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 1994ねん1がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン 4G63がた:2.0 L ちょく4ターボ
最高さいこう出力しゅつりょく 260 PS / 6,000 rpm
最大さいだいトルク 31.5 kg-m / 3,000 rpm
変速へんそく 5そくMT
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,510 mm
全長ぜんちょう 4,310 mm
全幅ぜんぷく 1,695 mm
ぜんこう 1,420 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう
  • GSR:1,250 kg
  • RS:1,180 kg
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1994ねん1月発売はつばい型式けいしきめい“E-CE9A”。通称つうしょう“エボII”。キャッチコピーは“またも、最強さいきょうへと進化しんかをとげた。”[20]

ぜんモデルの問題もんだいてんあらし、時間じかんをかけて走行そうこうテストして、大幅おおはば改良かいりょうした。不評ふひょうったあしまわりをメンバーごとすべて変更へんこうし、鍛造たんぞうスチールロアアームなどの採用さいよう、ホイールベースおよびトレッドの拡大かくだいをした。ボディ剛性ごうせい向上こうじょう、ミッションのローギアード、リアに機械きかいしきLSDの採用さいよう、タイヤサイズの適正てきせい(エボI 195/55R15→エボII 205/60R15)、エンジン内部ないぶと吸排気はいき改良かいりょうなどがおこなわれ、出力しゅつりょくは260 PSに向上こうじょうした。外観がいかんおおきな変更へんこうはないが、走行そうこう性能せいのう大幅おおはば改善かいぜんされた。

もともと、ラリーおよびダートトライアルなどのあくでの競技きょうぎ場面ばめん想定そうていした車両しゃりょうであり、グラベルようラリータイヤが15インチまでであったこともあり、ブレーキやタイヤは大型おおがたされなかった。しかし、ターマックラリーやサーキットにおいては、出力しゅつりょくたいしてブレーキやタイヤの容量ようりょう不足ふそくする傾向けいこうつよ[27]。これはエボIIIとエボIVでも同様どうようであった[27]のちにエボVで大幅おおはばなタイヤサイズの拡大かくだいとブレーキの強化きょうかおこなわれこの問題もんだい解消かいしょうし、舗装ほそうでのアマチュア競技きょうぎなどでも好成績こうせいせきられるようになった。

用意よういされたボデーカラーは、スコーティアホワイト、クイーンズシルバー、モナコレッド、ピレネーブラック、ムーンライトブルー[28]

WRC Gr.Aに1994ねんだい5せんアクロポリス・ラリーから1995ねんだい2せんスウェディッシュ・ラリーまでの5せん参戦さんせんし、1995ねんだい2せんスウェディッシュ・ラリーにはランサーエボリューションシリーズとしてはつ優勝ゆうしょうかざった[29]

ランサーエボリューションIII(1995ねん[編集へんしゅう]

三菱みつびし・ランサーエボリューションIII
E-CE9A
GSR Evolution III
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 1995ねん2がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン 4G63がた:2.0 L ちょく4ターボ
最高さいこう出力しゅつりょく 270 PS / 6,250 rpm
最大さいだいトルク 31.5 kg-m / 3,000 rpm
変速へんそく 5そくMT
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,510 mm
全長ぜんちょう 4,310 mm
全幅ぜんぷく 1,695 mm
ぜんこう 1,420 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう
  • GSR:1,260 kg
  • RS:1,190 kg
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1995ねん1月発売はつばい型式けいしきめい“E-CE9A”。通称つうしょう“エボIII”。キャッチコピーは“進化しんかは、とまらない。”[20]

エボIIの基本きほん車体しゃたい構造こうぞうには変更へんこうなく、エンジンの冷却れいきゃく性能せいのうそらりょく性能せいのう向上こうじょうのみを目的もくてき開発かいはつされた。市販しはんしゃでは異例いれい大型おおがたのリアウイングや、開口かいこうおおきいフロントバンパーをそなえる[30]外装がいそうだけでなくエンジンにも改良かいりょうくわえられ、出力しゅつりょくを270 PSまで向上こうじょうさせた[31]

しかし大幅おおはば出力しゅつりょく向上こうじょうのため、比較的ひかくてきたか圧縮あっしゅく(ターボエンジンの平均へいきんてき圧縮あっしゅくが8 - 8.5、エボIIIの圧縮あっしゅくは9[31])を採用さいようした結果けっかすこブーストアップするだけでもヘッドけなどのトラブルが発生はっせいしやすくなった。対策たいさくとして、エボIIのピストン(のちにエボIXようピストン)を流用りゅうよう圧縮あっしゅくげ、カムシャフトを交換こうかんすることで、オーバーラップをおおきくって圧縮あっしゅく圧力あつりょくがすなどをする場合ばあいもある。

エボIやエボIIとくら派手はでなエクステリアでだい1世代せだい完成かんせいがたといえるモデルであり、WRCではじめてチャンピオンをとった車両しゃりょうでもあることから、歴代れきだいランエボのなかでも一定いってい人気にんきがある。

エボIIIからターボラグ解消かいしょう目的もくてきとして、2エア供給きょうきゅうシステム (PCCS) が搭載とうさいされている[30][31][32]。しかし、WRCでの使用しよう目的もくてきとしたシステムであり、WRCの規定きていじょう市販しはんしゃにも同様どうよう機構きこう搭載とうさいする必要ひつようがあるため搭載とうさいされたもので、市販しはんしゃではほんのわずかしか動作どうさしないように設定せっていされている[33]。(ECUによる動作どうさ制御せいぎょだいみちタービンを搭載とうさいするエボIIIには、とく有効ゆうこうなシステムであった。

用意よういされたボデーカラーは、スコーティアホワイト、クイーンズシルバー、モナコレッド、ピレネーブラック、ダンデライオンイエロー[34]

WRC Gr.Aに1995ねんだい4せんツール・ド・コルスから1996ねんだい9せんラリー・カタルーニャまで14せん参戦さんせんし、1995ねんだい4せんラリー・オーストラリア、1996ねんだい1せんスウェディッシュ・ラリー、だい2せんサファリラリー、だい5せんラリー・アルゼンチンだい6せん1000ラリーだい7せんラリー・オーストラリア優勝ゆうしょうした[29]。なお、1996ねんにはトミ・マキネン自身じしんはつのドライバーズタイトルを獲得かくとくしている[35]。またグループNではグスタボ・トレレスが王座おうざ獲得かくとくしている。

グレード体系たいけい
グレード エンジン型式けいしき エンジン 排気はいきりょう 最大さいだい出力しゅつりょく 最大さいだいトルク 変速へんそく くるまおも 生産せいさん台数だいすう
RS 4G63(ターボ) 直列ちょくれつ4気筒きとうDOHC16バルブICターボ 1,997 cc 270 ps / 6,250 rpm 31.5 kg・m / 3,000 rpm 5そくMT 1,190 kg 1,082だい[36]
GSR 1,260 kg 8,998だい[36]

ランサーエボリューションIV(1996ねん[編集へんしゅう]

三菱みつびし・ランサーエボリューションIV
E-CN9A
GSR Evolution IV
概要がいよう
別名べつめい カリスマGT欧州おうしゅうのみ)
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 1996ねん8がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン 4G63がた:2.0 L ちょく4ターボ
最高さいこう出力しゅつりょく 280 PS / 6,500 rpm
最大さいだいトルク 36.0 kg-m / 3,000 rpm
変速へんそく 5そくMT
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,510 mm
全長ぜんちょう 4,330 mm
全幅ぜんぷく 1,690 mm
ぜんこう 1,415 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう
  • GSR:1,350 kg
  • RS:1,260 kg
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1996ねん8がつ発売はつばい型式けいしきめい“E-CN9A”。通称つうしょうエボIV”。キャッチコピーは“ランサーのはしり、ここにきわまる。[37]

ベースモデルのランサーが前年ぜんねんにフルモデルチェンジしたため、ボディを新型しんがた刷新さっしんした。同時どうじに、だいいち世代せだいたいしエンジン搭載とうさい方向ほうこう左右さゆう反転はんてんさせ[38]、トランスミッション内部ないぶもうけられていたインターミディエイトギヤカウンターシャフトおな役割やくわり)の廃止はいしにより駆動くどうロスを軽減けいげんし、レスポンスに大幅おおはば向上こうじょうられた。また、リアにマルチリンクしきサスペンションの採用さいようにより路面ろめん追従ついしょうせい向上こうじょうられた。

ほんモデル最大さいだい特徴とくちょうはGSRに搭載とうさいされた、左右さゆうのちへの駆動くどうりょく変化へんかさせ、旋回せんかいせい向上こうじょうさせるアクティブ・ヨー・コントロール (AYC)である。AYCの採用さいようにより、エボIIIにくらべて大幅おおはば旋回せんかい性能せいのう向上こうじょうさせた。しかし、エボIVに搭載とうさいされたAYCは比較的ひかくてき完成かんせいひくく、おと発生はっせいするトラブルが多発たはつした。対策たいさくとして、AYCの作動さどう交換こうかんや、AYCの調整ちょうせいおこなうことで一時いちじてきおとをなくすことができたが、根本こんぽんてき解決かいけつにはならなかった。そのため、HKS関西かんさいなどによる社外しゃがいひんLSD変更へんこうする事例じれいがよくられた。競技きょうぎ用途ようとでは、フロントにヘリカルLSDリアに1.5WAY機械きかいしきLSDが装着そうちゃくされたRSがもちいられた(GSRはフロントデフがオープンであった)。

エンジンは鍛造たんぞうピストン、ツインスクロールターボ採用さいよう、PCCSおよびタービンのノズル面積めんせきアップ、ブーストあつのアップ、高速こうそくがたカムプロフィールの採用さいようにより出力しゅつりょく当時とうじ自主じしゅ規制きせいいっぱいの280 PSまで向上こうじょうさせた。しかし、ほんモデルのピストンはきゅうあつ上昇じょうしょうにタナちなどのトラブルが発生はっせいしやすかった[39]。エボVではふたた鋳造ちゅうぞうピストンが採用さいようされた[40]

エクステリアは、エボIIIでリアウイングを大型おおがたした結果けっか前後ぜんご揚力ようりょくバランスがれなくなったため、バランスを見直みなおして小型こがた設計せっけいされている。これによりフロントゼロリフト、空気くうき抵抗ていこう係数けいすうCd)0.30[41]実現じつげんした。

歴代れきだいのエボ同様どうよう限定げんてい生産せいさんというかたちをったが、センセーショナルなかたち人気にんき歴代れきだいモデルのなかではもっと生産せいさん台数だいすうおお[注釈ちゅうしゃく 4]歴代れきだいモデルのなかでも派手はでながらもまとまったデザインであることや、5ナンバーで開発かいはつされた最終さいしゅうチャンピオンマシンであることがこのまれている。また、エボIVの開発かいはつ後期こうきから中谷なかたに明彦あきひこ開発かいはつくわわることになる。[42]

RSにはスーパークロストランスミッション(HiおよびLo)がオプションで設定せっていされた。

用意よういされたボデーカラーは、スコーティアホワイト、スティールシルバー、パルマーレッド、ピレネーブラック、アイセルブルー[43]

WRCには1997ねんだい1せんラリー・モンテカルロから1998ねんだい4せんラリー・ド・ポルトガルまでの18せん参戦さんせんし、1997ねんだい4せんラリー・ド・ポルトガル、だい5せんラリー・カタルーニャ、だい7せんラリー・アルゼンチン、だい10せんラリー・フィンランド、1998ねんだい2せんスウェーディッシュ・ラリーだい3せんサファリラリーで優勝ゆうしょう、1997ねんシーズンのドライバーズチャンピオンをトミ・マキネンが、グループNでも王座おうざ獲得かくとくした[44]

グレード体系たいけい
グレード エンジン型式けいしき エンジン 排気はいきりょう 最大さいだい出力しゅつりょく 最大さいだいトルク 変速へんそく くるまおも 生産せいさん台数だいすう
RS 4G63(ターボ) 直列ちょくれつ4気筒きとうDOHC16バルブICターボ 1,997 cc 280 ps / 6,500 rpm 36.0 kg・m / 3,000 rpm 5そくMT 1,260 kg 00941だい[45]
GSR 1,350 kg 12,193だい[45]

ランサーエボリューションV(1998ねん[編集へんしゅう]

三菱みつびし・ランサーエボリューションV
GF-CP9A
GSR Evolution V
概要がいよう
別名べつめい カリスマGT(欧州おうしゅうのみ)
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 1998ねん1がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン 4G63がた:2.0 L ちょく4ターボ
最高さいこう出力しゅつりょく 280 PS / 6,500 rpm
最大さいだいトルク 38.0 kg-m / 3,000 rpm
変速へんそく 5そくMT
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,510 mm
全長ぜんちょう 4,350 mm
全幅ぜんぷく 1,770 mm
ぜんこう 1,415 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう
  • GSR:1,360 kg
  • RS:1,260 kg
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1998ねん1がつ26にち発売はつばい[46]型式けいしきめい“GF-CP9A”。通称つうしょうエボV”。キャッチコピーは“V次元じげんの、瞬発しゅんぱつりょく[注釈ちゅうしゃく 5][47][48]

エボIV以前いぜん欠点けってんであった乾燥かんそうにおけるブレーキやタイヤ容量ようりょう不足ふそく改善かいぜんし、WRCのWRカーに対抗たいこうすべく、3ナンバーサイズとなるくるまはば1,770 mmのワイドボディをはじめて採用さいよう。タイヤサイズの拡大かくだい(エボIV 205/50R16→エボV 225/45R17)、フロント17インチ4ポット・リア16インチ2ポット対向たいこうブレンボしゃせいキャリパーがGSRには標準ひょうじゅん競技きょうぎけのRSにはオプションで採用さいようされた[49][50]制動せいどうりょく走行そうこう性能せいのう旋回せんかい性能せいのうなどが大幅おおはば改善かいぜんされ、当時とうじ国産こくさん280 PSクラスのなかでもたか加速かそく性能せいのう走行そうこう安定あんていせいほこった。競技きょうぎけのRSの薄板うすいたボディにオプションのスーパークロスミッションとブレンボブレーキを搭載とうさいした車両しゃりょうは、ベストモータリング筑波つくばサーキット開催かいさいしたタイムアタックやレースにおいて、くるまかくうえだい排気はいきりょうスポーツカーの記録きろく上回うわまわることもおおかった。

その、フロント倒立とうりつしきストラット、アルミ鍛造たんぞうロワアーム、角度かくど調整ちょうせいしきリアウイング、ノズル面積めんせきをアップさせたタービン(エボIV 9 cm2→エボV 10.5 cm2)、16ビットECUなどが採用さいようされた。またベースとなる5代目だいめランサーが1997ねん8がつにマイナーチェンジしたことにともない、ヘッドライト、テールレンズが後期こうきがたのものに変更へんこうされた。

馬力ばりきはエボIVとわらず280 PSであるが、タービンノズル面積めんせきアップおよびブーストあつのアップによりトルクがエボIVで+2 kg-mの38.0 kg-mに向上こうじょうした。

ほんモデルは、WRCやサーキットにおいても好成績こうせいせきのこした。WRCでは、改造かいぞう範囲はんいせまグループA規定きてい車両しゃりょうでありながら、比較的ひかくてき改造かいぞう範囲はんいひろいWRカー規定きてい車両しゃりょう圧倒あっとうして、マニュファクチャラーズチャンピオン、ドライバーズチャンピオン、グループN同年どうねんトリプル優勝ゆうしょうという偉業いぎょうげた。

GSRに用意よういされたボディカラーは、スコーティアホワイト、サテライトシルバー、パルマーレッド、ピレネーブラック、ダンデライオンイエロー[51]

WRCには1998ねんだい5せんラリー・カタルーニャからだい13せんラリー・オブ・グレートブリテンまでの9せん参戦さんせんし、だい7せんラリー・アルゼンチン、だい10せんラリー・フィンランド、だい11せんラリー・サンレモだい13せんラリー・オブ・グレートブリテン優勝ゆうしょうし、三菱みつびしはつとなるマニュファクチャラーズタイトル、トミ・マキネンのドライバーズタイトル、さらにはGr.Nでもタイトルを獲得かくとくした[52]

グレード体系たいけい[53]
グレード エンジン型式けいしき エンジン 排気はいきりょう 最大さいだい出力しゅつりょく 最大さいだいトルク 変速へんそく くるまおも 生産せいさん台数だいすう
RS 4G63(ターボ) 直列ちょくれつ4気筒きとうDOHC16バルブICターボ 1,997 cc 280 ps / 6,500 rpm 38.0 kg・m / 3,000 rpm 5そくMT 1,260 kg 0678だい[54]
GSR 1,360 kg 6,939だい[54]

ランサーエボリューションVI(1999ねん[編集へんしゅう]

三菱みつびし・ランサーエボリューションVI
GF-CP9A
GSR Evolution VI(ホイールはTMEのものに交換こうかんしてある。)
概要がいよう
別名べつめい カリスマGT (欧州おうしゅうのみ)
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 1999ねん1がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン 4G63がた:2.0 L ちょく4ターボ
最高さいこう出力しゅつりょく 280 PS / 6,500 rpm
最大さいだいトルク 38.0 kg-m / 3,000 rpm
変速へんそく 5そくMT
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,510 mm
全長ぜんちょう 4,350 mm
全幅ぜんぷく 1,770 mm
ぜんこう 1,415 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう
  • GSR:1,360 kg
  • RS:1,260 kg
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1999ねん1がつ22にち発売はつばい[55]型式けいしきめい"GF-CP9A"。通称つうしょう"エボVI"。キャッチコピーは“つぎ頂点ちょうてんへ、進化しんかしていく。[47]

エボVをベースに、細部さいぶ熟成じゅくせいによるポテンシャルアップをはかるとともに、1999ねんのWRCラリーレギュレーションへ対応たいおうするため、外観がいかん変更へんこうふくめた内外ないがいかんのリフレッシュがはかられた。空気くうき抵抗ていこうおよび冷却れいきゃく性能せいのう、またフロントリフトの改善かいぜん目的もくてきとして、ナンバープレート位置いち中央ちゅうおうから左側ひだりがわ変更へんこう、フォグランプの小径しょうけいなどによる前面ぜんめん開口かいこう形状けいじょう拡大かくだい、リアウイングの2だんで、そらりょく改善かいぜんされた。ぜんモデルのエボVで、かためにセッティングされたあしまわりがまちりにはかないことが不評ふひょうであったため、フロントサスのロールセンターじくをエボVで30 mmひく設定せっていすることで、多少たしょうソフトなセッティングに変更へんこうされた。しかし競技きょうぎ目的もくてきにはかず、全日本ぜんにほんラリーとうではエボVにつことができないという、あるしゅの「退化たいか」をこしている。ただし、競技きょうぎようグレードのRSではエボVとどうセッティングのあしまわりがオプションで選択せんたく可能かのうとなっていた。

エンジンの馬力ばりき・トルクはエボVとわらないが、冷却れいきゃくオイル内蔵ないぞうのクーリングチャンネルしきピストンの採用さいよう冷却れいきゃくすいレイアウトの変更へんこう、オイルクーラーの大型おおがた、オイルクーラーベンチレーターやエアブローダクトの採用さいようなど、エンジンの耐久たいきゅうせい信頼しんらいせい向上こうじょうさせている。また、RSには純正じゅんせいチタンアルミ合金ごうきんせいタービンが採用さいようされ、タービンブレードの慣性かんせいりょくを50%低減ていげんしている。その、このVI以降いこうはRSでもブレンボブレーキとのセットオプションでAYCが選択せんたく可能かのうとなった。ホイールはOZしゃせいぎん塗装とそう12ほんスポークホイール(所謂いわゆるスーパーツーリズモタイプ)。

用意よういされたボディカラーは、スコーティアホワイト、サテライトシルバー、ピレネーブラック、アイセルブルー、ランスブルー[56]

WRCには1999ねんだい1せんモンテカルロから2001ねんだい10せんニュージーランドまでの38せん参戦さんせんし、1999ねんシーズンはだい1せんモンテカルロ、だい2せんスウェーディッシュ・ラリー、だい4せんポルトガル、だい9せんニュージーランド、だい12せんサンレモで優勝ゆうしょうし、3ねん連続れんぞくとなるドライバーズタイトルをトミ・マキネンが獲得かくとくした。またグループNでもタイトルを獲得かくとくした。リアウイングの2だんはWRC Gr.A規定きていには適合てきごうしたが、WRカー規定きていえるとしてFIAが指導しどうしたため、下段げだんとトランクのあいだにある隙間すきまカーボンケブラーふさぎ、上段じょうだんウィングのみが機能きのうするようになっている[57][58]。2000ねんシーズンはだい1せんモンテカルロで優勝ゆうしょうし、だい9せんニュージーランドからはフロントバンパーが下記かきTMEをしたものに変更へんこうされた。またこのとしもグループNでタイトルを獲得かくとくした。

グレード体系たいけい
グレード エンジン型式けいしき エンジン 排気はいきりょう 最大さいだい出力しゅつりょく 最大さいだいトルク 変速へんそく くるまおも 生産せいさん台数だいすう
RS 4G63(ターボ) 直列ちょくれつ4気筒きとうDOHC16バルブICターボ 1,997 cc 280 ps / 6,500 rpm 38.0 kg・m / 3,000 rpm 5そくMT 1,260 kg 0726だい[59]
GSR 1,360 kg 6,868だい[59]

ランサーエボリューションVI トミ・マキネン・エディション (Tommi.Makinen Edition)[編集へんしゅう]

三菱みつびし・ランサーエボリューションVI TME
GF-CP9A
GSR Evolution VI TME
GSR スペシャルカラーパッケージしゃ
概要がいよう
別名べつめい カリスマGT(欧州おうしゅうのみ)
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 2000ねん1がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン 4G63がた:2.0 L ちょく4ターボ
最高さいこう出力しゅつりょく 280 PS / 6,500 rpm
最大さいだいトルク
  • GSR:38.0 kg-m / 2,750 rpm
  • RS:38.0 kg-m / 3,000 rpm
変速へんそく 5そくMT
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,510 mm
全長ぜんちょう 4,350 mm
全幅ぜんぷく 1,770 mm
ぜんこう 1,415 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう
  • GSR:1,360 kg
  • RS:1,260 kg
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2000ねん1がつ8にち発売はつばい[60]型式けいしきめい“GF-CP9A”。通称つうしょうエボVI T.M.E”または“エボ6.5”。

当時とうじ三菱みつびしのWRCワークスドライバー、トミ・マキネンの4ねん連続れんぞくドライバーズ・チャンピオン獲得かくとく記念きねんして、マキネンの名前なまえかんした特別とくべつ仕様しようしゃ比較的ひかくてき高速こうそくなターマック (舗装ほそう) ラリーを意識いしきして、前部ぜんぶのバンパー形状けいじょう中谷なかたに明彦あきひこ意見いけんもと見直みなお[61]フォグランプ設置せっち廃止はいしによってそらりょく改善かいぜんした。

あしまわりは従来じゅうらいより10 mmダウンしたターマック仕様しようサスペンション(フロント:エボV、リア:エボVI)、フロントストラットタワーバーを採用さいようした。なお、RSではターマック仕様しようサスペンションはメーカオプション(標準ひょうじゅんはフロント・リアともエボ6のグラベル仕様しよう)。その、GSRでもRSのクイックステアリングギアが採用さいようされた[62]。イリジウムプラグや、プラスチックせいクーリングパネルも採用さいようされた。GSRでは、新型しんがたのハイレスポンスチタンアルミ合金ごうきんターボチャージャー採用さいようにより、ちゅう低速ていそくトルクとレスポンスの向上こうじょうはかられた(コンプレッサーホイールみち小型こがたおよつばさ形状けいじょう変更へんこう最大さいだいトルクの発生はっせい回転かいてんすうがエボV、エボVIよりもひくくなった。エボV、エボVI 3,000 rpm→エボVI TME 2,750 rpm)。マフラーもVIまでの楕円だえんのテールからえんだい口径こうけいマフラーへ変更へんこうされている。出力しゅつりょくなどの動力どうりょく性能せいのうでのおおきな変更へんこうてんはなかったが、完成かんせい確実かくじつがっていた。なお、RSでは新型しんがたのハイレスポンスチタンアルミ合金ごうきんターボチャージャーは、メーカーオプション(標準ひょうじゅんは、従来じゅうらいRSに使つかわれていたチタンアルミ合金ごうきんタービンホイールのターボチャージャー)。

インテリアは黒色こくしょく赤色あかいろ基調きちょうになり、シフトノブとシフトレバーブーツおよびステアリングホイールはレッドステッチのものを採用さいよう計器けいきるいあか文字もじばんとなり、TOMMI MAKINENロゴりのあかレカロしゃせいシートも採用さいようされた[62]。ホイールは、ENKEIしゃせいしろ塗装とそう10ほんスポークホイールに変更へんこう(ENKEI WTE IIに酷似こくじ)された。用意よういされたボデーカラーは、スコーティアホワイト、サテライトシルバー、ピレネーブラック、カナルブルー、パッションレッド[63]。パッションレッド・ボディーカラーしゃには、WRCワークスマシンをイメージしたスペシャルカラーリングパッケージがオプションで設定せっていされた[63]

1997ねんから導入どうにゅうされたWRカー規定きていによってライバルがひろ改造かいぞう範囲はんい戦力せんりょくげるにつれ、ランサーも改良かいりょうのレベルでは対抗たいこう出来できなくなってきたため、2001ねんにワールドラリーカーへの移行いこう決定けってい。その特例とくれい措置そちとして、ストロークを増大ぞうだいしたリアサスペンションと軽量けいりょうフライホイールを装着そうちゃくしたエボⅥ TMEで前半ぜんはんせんたたかい、後半こうはんせんのサンレモでランサーエボリューションWRCを投入とうにゅうした。どう車種しゃしゅは2001年度ねんどのWRCに参戦さんせんだい1せんモンテカルロでの優勝ゆうしょう通算つうさん119しょう同年どうねんだい3せん(ポルトガル)にて120しょうだい8せん(サファリ)のCS2で首位しゅい独走どくそう、そのまま121しょうをマークした[64]。ドライバーおよびナビゲーターは3せんともおなじく「T.マキネン」と「R.マニセンマキ」[65]

2000ねんシーズンから使用しようされたワークスマシンはフロントバンパーの形状けいじょう市販しはんしゃているものの、サイドのカナード形状けいじょうがダウンフォースを発生はっせいさせるとして縮小しゅくしょうされている。グラベルでの使用しようたいしてはリップ部分ぶぶん最初さいしょからはずされていたため、比較的ひかくてきおとなしい外観がいかんとなっていた。2001ねんシーズンはだい1せんモンテカルロ、だい3せんポルトガル、だい8せんサファリで優勝ゆうしょうしたが、セディアベースのWRカーへの移行いこうともない、市販しはんのランエボをベースにしたワークスマシンの系譜けいふ終焉しゅうえんむかえた[66]がグループNではタイトルを獲得かくとくした。

駆動くどうけい改造かいぞう範囲はんいひろかったグループAとはことなり、改造かいぞう範囲はんいせまいグループN規定きていのため、RSには多彩たさいなメーカオプションが設定せっていされていた。RSのメーカーオプション:スーパークロスギアHi/Lo(GSRにくらべ3/4/5そくをクロス)、薄板うすいたボディ仕様しよう(インパクトバーのレスオプション、ルーフパネル・トランクリッドパネルの薄板うすいた)、ハイレスポンスチタンアルミ合金ごうきんターボチャージャー、ツインプレートクラッチ、ターマック仕様しようサスペンション、17インチホイール、ブレンボキャリパー、AYC、エアロパーツレス仕様しよう、リアワイパー、寒冷かんれい仕様しよう

グレード体系たいけい
グレード エンジン型式けいしき エンジン 排気はいきりょう 最大さいだい出力しゅつりょく 最大さいだいトルク 変速へんそく くるまおも 生産せいさん台数だいすう
RS 4G63(ターボ) 直列ちょくれつ4気筒きとうDOHC16バルブICターボ 1,997 cc 280 ps / 6,500 rpm 38.0 kg・m / 3,000 rpm 5そくMT 1,260 kg 0678だい[36]
GSR 38.0 kg・m / 2,750 rpm 1,360 kg 2,021だい[36]
GSR スペシャルカラーリングパッケージ 38.0 kg・m / 2,750 rpm 1,360 kg 0212だい[36]

ランサーエボリューションVII(2001ねん[編集へんしゅう]

三菱みつびし・ランサーエボリューションVII
GH-CT9Aがた
Evolution VII GT-A
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 2001ねん2がつ3にち
2002ねん2がつ1にち(GT-A)
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン 4G63がた:2.0 L ちょく4ターボ
最高さいこう出力しゅつりょく 280 PS / 6,500 rpm
272 PS / 6,500 rpm(GT-A)
最大さいだいトルク 39.0 kg-m / 3,500 rpm
35.0 kg-m / 3,000 rpm(GT-A)
変速へんそく 5そくMT
INVECS-II 5そくAT(GT-A)
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,625 mm
全長ぜんちょう 4,455 mm
全幅ぜんぷく 1,770 mm
ぜんこう 1,450 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう
  • GSR:1,400 kg
  • RS:1,320 kg
  • GT-A:1,480 kg
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2001ねん2がつ3にち発売はつばい[67]型式けいしきはGH-CT9A。通称つうしょうエボVII

前年ぜんねんにフルモデルチェンジしたランサーセディア(通算つうさん6代目だいめ)をベースと[67]、サスペンション取付とりつけやボディフレーム結合けつごう補強ほきょうや、専用せんようリーンフォースメントの追加ついか、スポット溶接ようせつ追加ついかなどにより、エボVIで1.5ばいきょく剛性ごうせい実現じつげんした[67]。ベースとなるランサーセディアのボディが大型おおがたしたことや、アクティブ・センター・ディファレンシャル (ACD) の新規しんき採用さいようによる重量じゅうりょうぞうがあった。ヘッドライトにはHIDが採用さいようされ、以降いこうのエボシリーズはGSRグレードにHIDが標準ひょうじゅん装備そうびされている。

あらたなメカニズムとして、前後ぜんごどう制限せいげん電子でんし制御せいぎょするACD電子でんし制御せいぎょ可変かへんいたクラッチ機構きこう)を採用さいようした[67]道路どうろのコンディションにわせて、「ターマック(舗装ほそう)」・「グラベル(舗装ほそう)」・「スノー(ゆきどう)」の3モードを車内しゃないのスイッチでえ、センターデフをコントロール可能かのう[67]で、パーキングブレーキ作動さどう作動さどう制限せいげんをフリーにする機能きのう採用さいようされた。この機能きのうによって、ラリーやジムカーナなどの競技きょうぎでのきゅう旋回せんかい容易よういになり、旋回せんかい性能せいのうたかめた。ギアもエボVIで1そくがローギアードされ、5そくはハイギアードされた[67]車両しゃりょう本体ほんたい価格かかくはGSRで299まんえん[68]と、エボVIよりも安価あんか[69]になった。

エボVIまでは「ランサー GSR/RS エボリューション」という、ランサーGSRまたはRSのエボリューションモデルという位置いちづけであったが、エボVIIからは「ランサーエボリューション GSR/RS」と、ランサーエボリューションでひとつのくるまめいであるというくくりに変更へんこうされた。

このモデルから、三菱みつびしはWRCでの活動かつどうをグループAからCS2AがたランサーセディアをベースとしたWRカー規定きてい移行いこう(ネーミングのみエボリューションを継承けいしょう)したが、これはランエボとランサーセディアで全長ぜんちょうなどのちがいから「ランエボはランエボという単一たんいつ車種しゃしゅであり、ランサーセディアのバリエーション車種しゃしゅではない」とみなされて、ランエボは販売はんばい台数だいすう不足ふそくからWRカー規定きていのホモロゲーションが取得しゅとくできなかったためである。そのためランエボはVII以降いこう、グループNおよび全日本ぜんにほんラリーやスーパー耐久たいきゅうなどの日本にっぽん国内こくないレースけのモデルにとくしていくことになる。

エボV以降いこう開発かいはつドライバーを歴任れきにんした中谷なかたに明彦あきひこ自伝じでんによれば、ランサーセディアのボディサイズはE39AがたギャランVR-4とほぼ同一どういつであることから、ランエボはVI T.M.Eが最後さいごとなり、その後継こうけいモデルを販売はんばいするかどうかめかねていたという[70][注釈ちゅうしゃく 6]

ランサーエボリューションVII GT-A[編集へんしゅう]

2002ねん2がつ1にち、ランエボはつATくるまとして追加ついか発売はつばいされた[72]。。「INVECS-II」とばれるスポーツモードきの5そくATを採用さいようし、スポーツセダン需要じゅようみをはかった[72]

オートマチックトランスミッションの特性とくせい考慮こうりょし、エンジン出力しゅつりょくを272 PSにとしてピークパワーよりもなかてい回転かいてんいきのトルクを重視じゅうししたセッティングを採用さいようした。また、競技きょうぎ車輌しゃりょうとしてのホモロゲーションを取得しゅとくしていなかった(現在げんざい日本にっぽん自動車じどうしゃ連盟れんめい認定にんていみ) ため、アンチラグシステムは不要ふようとされPCCSようパイピングははぶかれている。内装ないそうは、ランエボはつほんかわ8ウェイパワーシート(ランサーセディアワゴン スーパーパッケージ装着そうちゃくしゃ同一どういつ)をオプションで用意よういしたほか、ランエボでは恒例こうれいであったMOMOせいステアリングを変速へんそくボタン(ステアマチック)をわせた自社じしゃせい変更へんこう。また、ランサーセディアワゴン スポーツエディションIIと同様どうようのメタリックブルーのパネルを採用さいようした。外観がいかんはシティユースを重視じゅうしした仕様しようとし、専用せんよう設計せっけい小型こがたリアウイングを標準ひょうじゅん装備そうびする[72]標準ひょうじゅんモデルの大型おおがたリアウイング、ならびにウイングレス仕様しようはオプション[72])。

フロントまわりは、バンパー左側ひだりがわにATようオイルクーラーの通風つうふうこうもうけられたため、ナンバープレート取付とりつけ位置いちをバンパー中央ちゅうおう変更へんこう。その無骨ぶこつなイメージの転換てんかん目的もくてきとして、ボンネットじょうのエアアウトレットとエアインテークもはいしている。

ランサーエボリューションVIII(2003ねん[編集へんしゅう]

三菱みつびし・ランサーエボリューションVIII
GH-CT9A
Evolution VIII GSR
Evolution VIII MR GSR ボルテックスジェネレータ装着そうちゃくしゃ
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 2003ねん1がつ
2004ねん2がつ(MR)
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン 4G63がた:2.0 L ちょく4ターボ
最高さいこう出力しゅつりょく 280 PS / 6,500 rpm
最大さいだいトルク 40.0 kg-m / 3,500 rpm
40.8 kg-m / 3,500 rpm(MR)
変速へんそく 6そくMT/5そくMT
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,625 mm
全長ぜんちょう 4,455 mm
全幅ぜんぷく 1,770 mm
ぜんこう 1,450 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう
  • GSR:1,410 kg
  • RS(6MT):1,350 kg
  • RS(5MT):1,320 kg
  • MR GSR:1,400 kg
  • MR RS(6MT):1,360 kg
  • MR RS(5MT):1,310 kg
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2003ねん1がつ31にち発売はつばい[73]型式けいしきめい“GH-CT9A”。通称つうしょうエボVIII”

ダイムラー・クライスラーから移籍いせきしてきたデザイナーのオリビエ・ブーレイが、三菱みつびししゃ共通きょうつうのアイデンティティとして提唱ていしょうした富士山ふじさんがたのフロントグリル(通称つうしょう『ブーレイがお』)が採用さいようされた。しかし、コンサバティブな長方形ちょうほうけいグリルから富士山ふじさんがたグリルへの変更へんこう発売はつばい当時とうじ不評ふひょうい、ラジエターの冷却れいきゃくせい低下ていか空気くうき抵抗ていこう増大ぞうだいまねいた。

もっとも、メカニズムにおいてはエボVIIと比較ひかくして着実ちゃくじつ進化しんかたしており、トランスミッションは6そくMT愛知機械工業あいちきかいこうぎょうせい)された(RSには5そくMT仕様しよう設定せってい)。ガソリンタンクの容量ようりょうもエボVIIは48リットルであったが、エボVIIIではGSRが55リットル、RSが50リットルと拡張かくちょうされている。

グレードはGSRとRSの2種類しゅるいで、両者りょうしゃではヘッドライト点灯てんとうのテールランプ点灯てんとうパターンにちがいがある。ヘッドライト点灯てんとう、GSRはテールランプが4とも点灯てんとうするが、RSはりょうはしの2のみが点灯てんとうし、ブレーキをんだときのみ4すべてが点灯てんとうする。

AYCの内部ないぶ構造こうぞう見直みなおし、制御せいぎょトルクりょう増加ぞうかさせたスーパーAYCあらたに採用さいよう(RSは標準ひょうじゅんで1.5WAY機械きかいしきLSD、スーパーAYCはオプション)。リアウイングは量産りょうさんセダンとしては世界せかいはつカーボンせいになった。このモデルから日本にっぽん国外こくがいへの輸出ゆしゅつ正式せいしき開始かいしされたが、輸出ゆしゅつモデルにはACDおよびAYCは搭載とうさいされていない。また、年々ねんねん増加ぞうかしている盗難とうなんへの対策たいさくとして、ほんモデルからはイモビライザーぜんグレード標準ひょうじゅん装備そうびとなった。

ランサーエボリューションVIII MR[編集へんしゅう]

2004ねん2がつ13にち発売はつばい[74]ギャランGTOからつづく「MR」のネーミングをかんした、エボVIIIの熟成じゅくせいがたモデルである。

ビルシュタインしゃせいダンパーを採用さいようし、ドア内部ないぶのサイドインパクトバーのアルミ量産りょうさんしゃはつとなるアルミルーフの採用さいようにより、くるまじゅうはエボVIIIの標準ひょうじゅんモデルと比較ひかくしてやく10kg軽量けいりょうされた。また、オプションとしてルーフじょうけるボルテックスジェネレーター用意よういされた。アルミホイールはエボVIIIのエンケイしゃせいの17インチ6ほんスポークにくわえ、BBSせいの17インチ鍛造たんぞう軽量けいりょうアルミホイールがメーカーオプションとなった(エボIX、エボワゴンにもメーカーオプションで設定せってい)。外見がいけんじょうのエボVIIIとの相違そういてんは、ヘッドライトリアコンビランプがブラックアウト、ウイングつばさはしばんのガンメタリック(アイゼングレー)塗装とそう、アルミルーフ採用さいようともなうルーフパネルはしのプレスリブにまる。また、このモデルではエボVおよびエボVIとおなだい容量ようりょうタービンが採用さいようされ(GSRとRS6そくMTしゃのみ。RS5そくMTしゃはエボVII、エボVIIIとおなじタービン)、カムプロフィールもVIIIにくらべてこう回転かいてんきに変更へんこうされている。また、このモデルのRSグレード(5そくMTしゃ)は、だい3世代せだいのランエボ(CTけい)のなかもっと軽量けいりょう(1,310 kg)である。

ランサーエボリューションIX(2005ねん[編集へんしゅう]

三菱みつびし・ランサーエボリューションIX
GH-CT9A
Evolution IX GSR
Evolution IX RS
Evolution IX MR GSR
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 2005ねん3がつ
2006ねん8がつ(MR)
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン 4G63がた MIVEC:2.0 L ちょく4ターボ
最高さいこう出力しゅつりょく 280 PS / 6,500 rpm
最大さいだいトルク
  • GSR/MR GSR:40.8 kg-m / 3,000 rpm
  • GT/RS/MR RS:41.5 kg-m / 3,000 rpm
変速へんそく 6そくMT(GSR/MR GSR)
5そくMT(GT/RS/MR RS)
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,625 mm
全長ぜんちょう 4,455 mm
全幅ぜんぷく 1,770 mm
ぜんこう 1,450 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう
  • GSR:1,410 kg
  • MR GSR:1,420 kg
  • GT:1,390 kg
  • RS/MR RS:1,320 kg
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2005ねん3月3にち発売はつばい[75]型式けいしきめい“GH-CT9A”。通称つうしょう“エボIX”。

ランエボはつ連続れんぞく可変かへんバルブタイミング機構きこうMIVEC」を採用さいよう[注釈ちゅうしゃく 7]。あわせてターボのコンプレッサーハウジングを変更へんこうするとともに、マグネシウム合金ごうきんせいのコンプレッサーホイールを採用さいよう(GSRのみオプション)し、従来じゅうらいアルミニウム合金ごうきんせいよりもレスポンス向上こうじょうはかった。その結果けっか最大さいだいトルクの発生はっせい回転かいてんすうがエボVIII MRの3,500 rpmから3,000 rpmにがり、てい回転かいてんいきのトルクアップおよびトルクバンドの増大ぞうだいこう回転かいてんいきでのレスポンスが向上こうじょうした。ただし、マグネシウム合金ごうきんせいのコンプレッサーは、ブーストあつ上昇じょうしょうさせるとコンプレッサーブレードがれやすいことが報告ほうこくされており、2005ねん12がつ以降いこう生産せいさんぶんについては対策たいさくひんりつけられている。このさい、タービンの部品ぶひん番号ばんごう末尾まつびが0から1に変更へんこうされている。トランスミッションはGSRが6そくMTのみ、RSが5そくMTのみの設定せっていとなり、RSの6そくMT仕様しよう廃止はいしされた。

ほんモデルでは、GSRとRSのなかあいだグレードとしてあらたにGTがラインナップにくわえられた。GTはリアデフに1.5WAY機械きかいしきLSD、5そくMT、リア薄板うすいたガラス、ハロゲンヘッドライト、マグネシウム合金ごうきんターボを装備そうび。そののボディカラーの選択せんたく、オートエアコン・キーレスエントリーなどの快適かいてき装備そうび、ビルシュタインしゃせいダンパー(レスオプション)、ブレンボしゃせいブレーキなどのあしまわりなどはGSRにじゅんずる。車両しゃりょう本体ほんたい価格かかくはGSRよりおさえられており、くるまじゅうもGSRよりやく20kgかるい。

その基本きほんコンポーネンツ(スーパーAYC[注釈ちゅうしゃく 8]、ACD、ビルシュタインしゃせいダンパー、ルーフやドア内部ないぶのアルミせいサイドインパクトバー[注釈ちゅうしゃく 9]など)はエボVIII MRからわらないものの、エボVIIIで不評ふひょうだった富士山ふじさんがたグリルが廃止はいしされ、中谷なかたに明彦あきひこ木下きのした隆之たかゆきくみはしらせていたテスト&サービスのスーパー耐久たいきゅう仕様しようのフロントバンパーに近似きんじしたデザインとなった。また、リアバンパー中央ちゅうおうディフューザー装備そうびしてそらりょく向上こうじょうさせ、リアのくるまだかを5mmとし接地せっちせい向上こうじょうはかった[注釈ちゅうしゃく 10]ほかにもカーボンせいリアウイングが中空ちゅうくうされるなど、こまかな変更へんこう改良かいりょうくわえられている。

ランサーエボリューションIX MR[編集へんしゅう]

2006ねん8がつ29にち発売はつばい[76]。「MR」のネーミングをかんしたエボIXの熟成じゅくせいがたモデルであり、同時どうじにランエボとしては、4G63かたエンジンを搭載とうさいする最後さいごのモデルとなった。グレードはGSRとRSの2種類しゅるい

エボIXからエンジンにおおきな変更へんこうはないが、ターボチャージャーのコンプレッサーホイールにゅう口径こうけい縮小しゅくしょうしてレスポンス重視じゅうしのセッティングとなった。材質ざいしつは、標準ひょうじゅん装備そうびひんがチタンアルミ合金ごうきんせいタービンホイールとアルミ合金ごうきんせいコンプレッサーホイールに変更へんこうされ、ハウジングをさい設計せっけいすることで、小型こがたはかられている。マグネシウム合金ごうきんせいコンプレッサーホイールについてはオプションとなり、標準ひょうじゅん装備そうびひん同様どうようコンプレッサーホイールにゅう口径こうけい縮小しゅくしょうされているが、エボIXと同様どうよう寸法すんぽうで、コンプレッサホイールのにくあつをエボIXの対策たいさくひんよりもさらにし、マグネシウム合金ごうきん材質ざいしつ変更へんこうした。これにより、当初とうしょ懸案けんあん事項じこうであったコンプレッサーブレード破損はそんのリスクを低減ていげんした。

内装ないそうでは、シートのあかステッチへ変更へんこう内装ないそうパネルのピアノブラック、フロントヘッドライト内部ないぶのブラックメッキ、ヘッドライトのオートレベライザーの追加ついかによりミラースイッチの移動いどう外装がいそうではフロントエアダム下部かぶ形状けいじょう変更へんこう揚力ようりょく低減ていげん気流きりゅう制御せいぎょにより、さらなるそらりょく特性とくせい向上こうじょうはかっている。また、アイバッハしゃせいコイルスプリングが、GSRでは標準ひょうじゅん、RSではセットオプションで設定せっていされる。このスプリングを装着そうちゃくすることで、フロントで10 mm、リアで5 mmしゃだかとされ、さらなるてい重心じゅうしんはかられる。最高さいこう出力しゅつりょくとトルク、発生はっせい回転かいてんすうなどはエボIXから変更へんこうないが、MIVECのセッティングや制御せいぎょ最適さいてき・ファインチューニングがなされ、さらにレスポンスを向上こうじょうさせている。ACD・スーパーAYCのセッティングも変更へんこうされ、旋回せんかいせい向上こうじょうさせている。

販売はんばい台数だいすうはワゴンMR(後述こうじゅつ)をふくめて合計ごうけい1,500だい限定げんていとアナウンスされたが、人気にんき車種しゃしゅである[よう出典しゅってん]ためれいれず、追加ついか生産せいさんおこなわれた。追加ついか生産せいさんぶんのバックオーダーをふくめるとそう生産せいさん台数だいすうとしては、2,500だい程度ていどうわさされる[よう出典しゅってん]

ランサーエボリューションワゴン[編集へんしゅう]

三菱みつびし・ランサーエボリューションワゴン
GH-CT9W
GT
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 2005ねん9月
2006ねん8がつ(MR)
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 5ドア ステーションワゴン
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン 4G63がた MIVEC:2.0 L ちょく4ターボ(GT/MR GT)
4G63がた:2.0 L ちょく4ターボ(GT-A/MR GT-A)
最高さいこう出力しゅつりょく
  • GT/MR GT:280 PS / 6,500 rpm
  • GT-A/MR GT-A:272 PS / 6,500 rpm
最大さいだいトルク
  • GT/MR GT:40.0 kg-m / 3,000 rpm
  • GT-A/MR GT-A:35.0 kg-m / 3,000 rpm
変速へんそく 6そくMT(GT/MR GT)
INVECS-II 5そくAT(GT-A/MR GT-A)
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,625 mm
全長ぜんちょう 4,455 mm
全幅ぜんぷく 1,770 mm
ぜんこう 1,450 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう
  • GT/MR GT:1,500 kg
  • GT-A/MR GT-A:1,540 kg
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2005ねん9月7にち発売はつばい[77]型式けいしきめい“GH-CT9W”。通称つうしょう“エボワゴン”。

ランエボはつのステーションワゴンタイプとして登場とうじょう。ランサーセディアワゴンをベースに、フロントマスクやリアブリスターフェンダーなど、エボIXと同一どういつ装備そうびあたえられたモデルである。

グレードは6そくMT搭載とうさいGTと5そくAT搭載とうさいGT-Aの2種類しゅるい。GTはエボIXのエンジンとおなじMIVECエンジンを搭載とうさいし、280 PS / 6,500 rpm・40.0 kg-m / 3,000 rpmを発揮はっきする。GT-AはエボVII GT-Aとおなじエンジンを搭載とうさいし、272 PS / 6,500 rpm・35.0 kg-m / 3,000 rpmを発揮はっきする。ナンバープレートもエボVII GT-Aとおなじく中央ちゅうおう設置せっちされている。

セダンタイプと比較ひかくしておとるボディ剛性ごうせいおぎなうため、バックドア開口かいこうへの重点的じゅうてんてきなスポット溶接ようせつほどこされている。そのため、リアのくるまじゅう増加ぞうかすることとなったが、FFベースで開発かいはつされたランエボが元々もともとフロントヘビーであったことにより、前後ぜんご重量じゅうりょう配分はいぶん改善かいぜんされた。スーパー耐久たいきゅうではそらりょく特性とくせいすぐれるワゴンボディ形状けいじょう作用さようして、ストレートでの最高さいこうそくがセダンよりもび、適正てきせい重量じゅうりょう配分はいぶんによりコーナリングちゅう挙動きょどうにも安定あんていせい向上こうじょうがみられた。しかし、絶対ぜったいてき重量じゅうりょうはセダン増加ぞうかしているため、ブレーキングポイントがセダンよりも手前てまえになってしまう、コーナリングスピードがげられないなどの弱点じゃくてん露呈ろていし、セダンの牙城がじょうくずすにはいたらなかった。

シャーシやパワートレインはエボIXやエボVIII MRのキャリーオーバーで、リアデファレンシャルギアもエボIX GTとおなじく、AYCではなく1.5WAY機械きかいしきLSDが採用さいようされている。リアルーフスポイラーはランサーセディアワゴンに設定せっていされていた「ラリーアートエディション」のものが流用りゅうようされている。その、ワゴンとしての使つか勝手がって考慮こうりょし、リアシート収納しゅうのうによるシートアレンジ(2 - 3めい乗車じょうしゃ)により、フラットかつだい容量ようりょうのラゲッジスペースの確保かくほ可能かのうとした。ユーティリティめんではラゲッジスペースに12 Vのアクセサリーソケットを装備そうびするなど、走行そうこう性能せいのうかかわる装備そうび以外いがい充実じゅうじつはかられている。ランサーワゴンに用意よういされているサンルーフやルーフレールのオプションは設定せっていされていない。

ランサーエボリューションワゴン MR[編集へんしゅう]

2006ねん8がつ29にち発売はつばい[76]。「MR」のネーミングをかんしたエボワゴンの熟成じゅくせいがたモデルであり、セダンタイプのエボIX MRをふくめて合計ごうけい1,500だい限定げんてい販売はんばいされた。グレードは標準ひょうじゅんモデルとおなじく、6そくMT搭載とうさいのMR GTと、5そくAT搭載とうさいのMR GT-Aの2種類しゅるい

MR GTではエボIX MRと同様どうよう、MIVECを最適さいてきするとともにチタンアルミ合金ごうきんせいタービンホイールを採用さいようし、コンプレッサーホイールにゅう口径こうけい縮小しゅくしょうとあわせてレスポンスの向上こうじょうはかられた。

その装備そうびはエボIX MRにじゅんずるが、エボIX MRに設定せっていのあったアイバッハしゃせいコイルスプリングはほんモデルでは設定せっていされない。

ランサーエボリューションMIEV[編集へんしゅう]

ランサーエボリューションMIEV

エボIXをベースに改造かいぞうほどこされ、よんりんすべてにインホイールモーター搭載とうさいする試作しさく電気でんき自動車じどうしゃMIEVMitsubishi In-wheel motor Electric Vehicleの略称りゃくしょう[注釈ちゅうしゃく 11]2005ねん発表はっぴょうされ、ナンバープレート取得しゅとくして公道こうどうでの走行そうこうふく試験しけんおこなわれた。

よんりんすべてにモーターを搭載とうさいするよんりん駆動くどうくるまで、エンジンやトランスミッションを搭載とうさいしないためボンネットないにはなに搭載とうさいされていない。電池でんちにはジーエス・ユアサコーポレーションリチウムイオン電池でんち使用しようし、モーターは東洋電機製造とうようでんきせいぞう三菱自動車みつびしじどうしゃ共同きょうどう開発かいはつしたもの。このモーターはアウターローター方式ほうしき採用さいようしており、通常つうじょうのモーターとはちがってドーナツがたをしている。電池でんち発生はっせいする直流ちょくりゅうインバーター交流こうりゅうにして電源でんげんにする。内装ないそう一般いっぱんてきオートマチックトランスミッションくるまとほぼわりなく、シフトレバーもエボVII GT-Aと同様どうようのものが採用さいようされている。リアウイングは、ランサーWRC05仕様しようどう形状けいじょうのものを採用さいよう

性能せいのう[編集へんしゅう]

  • モーター - 50 kWインホイールモーター×4[78]
  • 最高さいこう出力しゅつりょく - 200 kW (50 kW×4、270 PS)[78]
  • 最高さいこうトルク - 517 N-m (52.8 kg-m)[78]
  • 最高さいこう速度そくど - 180 km/h(速度そくどリミッターがかかるため)[78]

ランサーエボリューションX(2007ねん - 2015ねん[編集へんしゅう]

三菱みつびし・ランサーエボリューションX
CBA-CZ4A
Evolution X GSR-Premium登場とうじょうがた
Evolution X GSR-Premium登場とうじょうがた(リア)
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん岡山おかやまけん倉敷くらしき
販売はんばい期間きかん 2007ねん10月 - 2015ねん8がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう (S-AWC)
パワートレイン
エンジン 4B11がた:2.0 L ちょく4ターボ
最高さいこう出力しゅつりょく
  • MCまえ:280 PS / 6500 rpm
  • MC:300 PS / 6500 rpm
最大さいだいトルク
  • MCまえ:43.0 kg-m / 3500 rpm
  • MC:43.0 kg-m / 3500 rpm
変速へんそく 6そくDCT (ツインクラッチSST)/5そくMT
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,650 mm
全長ぜんちょう 4,495 mm
全幅ぜんぷく 1,810 mm
ぜんこう 1,480 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう
  • GSR(TC-SST):1,540 kg - 1,600 kg
  • GSR(5MT):1,520 kg - 1,580 kg
  • RS:1,420 kg
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2007ねん4がつ26にち発表はっぴょうされ、同年どうねん10月1にち発売はつばい(SSTモデルは同年どうねん11がつ下旬げじゅん発売はつばい[79]型式けいしきめい“CBA-CZ4A”、通称つうしょう“エボX”。キャッチコピーは“その進化しんかは、一瞬いっしゅん次代じだいる。”。2007年度ねんど目標もくひょう販売はんばい台数だいすうは4,000だい発表はっぴょうされている。ランサーエボリューションはそれまで期間きかん台数だいすう限定げんていした生産せいさんおこなわれてきたが、ほんモデルではじめてカタログモデルとなった。

2005ねん東京とうきょうモーターショーにて、ベースしゃとなるランサー(日本にっぽんめいギャランフォルティス)のプロトタイプ『Concept-X』および『Concept-Sportsback』を発表はっぴょう。その、2007ねん3がつのデトロイトモーターショーで市販しはんモデルの発表はっぴょうと、次期じきランサーエボリューションのプロトタイプとなるコンセプトカー『Prototype-X』が展示てんじされた。

ボディモノコックはギャランフォルティスと共有きょうゆうする。サスペンションがメンバーからちがうものになっており、前輪ぜんりんが15 mmまえたが、バンパーで前後ぜんごオーバーハングをめて全長ぜんちょうを75 mmみじかくしている。またぜんこうもアルミルーフの採用さいようロールセンター低下ていかにより10 mmひくくし、リアとフロントのフェンダー、トレッドを拡大かくだいして走行そうこう安定あんていせいたかめた。ボディフレームにはギャランフォルティス同様どうよう最高さいこうで980 MPaきゅうこう張力ちょうりょくこう使用しようしている。

トランスミッションにはオーソドックスな5そくMTのほか、ぜんモデルで採用さいようされていた6そくMTにわりしん開発かいはつの6そくDCTTwin Clutch SST(TC-SST)」をあらたに設定せっていクラッチペダルたない2ペダルMT方式ほうしきのため、法律ほうりつじょうATくるまあつかいとなりオートマチック限定げんてい免許めんきょでも運転うんてん可能かのうとなっている。ランエボシリーズではエボⅦGT-Aにぐ2れいのATしゃである。

エンジンはこれまでの4G63かたではなく、ワールドエンジンであるオールアルミブロックの4B11かた搭載とうさい重量じゅうりょう軽量けいりょうされたことにくわえ、ヨーモーメントの低減ていげんおおきく寄与きよしている。MIVECとのわせによりトルクは422 N-m (43.0 kg-m) となった。なお、自動車じどうしゃ馬力ばりき規制きせい解除かいじょされたのちも「無駄むだ出力しゅつりょく競争きょうそうけるため[80]」として最高さいこう出力しゅつりょくは206 kW (280 PS) にめられていたが、2008ねん10がつおこなわれた1かいマイナーチェンジで300 PSにたかめられた。

4WDシステムはしん開発かいはつ車両しゃりょう運動うんどう統合とうごう制御せいぎょシステム「S-AWC」が搭載とうさいされる。エクステリアではジェット戦闘せんとうをモチーフにデザインされたおおきくひらいたフロントグリル「ジェットファイターグリル」が特徴とくちょうてきである。

モデルはまちりに主眼しゅがんいた「GSR」と、競技きょうぎベースしゃとなる「RS」の2モデル。GSRは6そくSSTと5そくMT、RSは5そくMTのみがラインナップされる。競技きょうぎベースしゃのRSは、GSRに標準ひょうじゅん装備そうびされている助手じょしゅせきエアバッグやフルオートエアコンが省略しょうりゃくされ、ヘッドライトもGSRのディスチャージヘッドランプたいして安価あんかハロゲンランプになっているなど、価格かかく重量じゅうりょうおさえている。

2008ねん7がつ3にち
同年どうねん10がつより韓国かんこく・ソウルのそう輸入ゆにゅう販売はんばい代理だいりてんであるMMSKコーポレーションつうじて韓国かんこく国内こくない販売はんばいすると発表はっぴょう販売はんばいされるのはツインクラッチSST搭載とうさいモデルのみ。
2008ねん10月9にち
マイナーチェンジ。リアコンビランプのエクステンションをレッド塗装とそうからブラック塗装とそう変更へんこうし、エンジンは280 PSから300 PSに出力しゅつりょくアップされた。その、RS以外いがいのインテリアや機能きのうせいもいくつか向上こうじょうされた。またBBSのホイールやほんかわレカロシート、HDDナビゲーションを標準ひょうじゅん装備そうび静寂しじませい運動うんどう性能せいのうたかめたしんグレード「GSR-Premium」を追加ついかした。キャッチコピーは“To The Premium Driving”となり、全体ぜんたいてき高級こうきゅうかんたかめた改良かいりょうとなった。
2009ねん10月8にち
マイナーチェンジ(2010ねんモデル)。キャッチコピーは、“ただいち無二むに才能さいのうを、このに。”。おもに、サイドスカートの大型おおがたや、樹脂じゅしせいのエンジンヘッドカバーの採用さいようやく1.5 kgの軽量けいりょうなどがおこなわれた。グレード体系たいけい見直みなおされ、GSR-PremiumからMT仕様しよう廃止はいしされた。機能きのうめんでは、一定いってい速度そくど走行そうこうするクルーズコントロール機能きのうをGSR-Premiumに標準ひょうじゅん装備そうび、GSRにはオプション設定せっていとした。静粛せいしゅくせいにも改良かいりょうくわえられており、RS以外いがいのフロントウインドウに遮音しゃおんガラスが採用さいようされた。インテリアでは、メーター車両しゃりょう情報じょうほう表示ひょうじするマルチインフォメーションディスプレイのカラーなど。に、RSをのぞいたエアコンダイヤルのクロームメッキや、夜間やかん乗降じょうこう照明しょうめいやワイパーの機能きのうくわえられた。また、リアウイングをレスオプションにできるようになった。また中谷なかたに明彦あきひこによればMTしゃのみ320 PSにする計画けいかくがあったがリーマン・ショックによる景気けいき後退こうたいでペンティングされ300 PSにとどめざるをなかった。
2010ねん10月8にち
マイナーチェンジ(10がつ21にち販売はんばい開始かいし)。こう着火ちゃっかせい点火てんかプラグの採用さいようやエンジン制御せいぎょ触媒しょくばい仕様しよう見直みなおしたことで、JC08モード対応たいおうの「平成へいせい17ねん基準きじゅん排出はいしゅつガス50%低減ていげんレベル (☆☆☆)」に適合てきごうするとともに加速かそくレスポンス、燃費ねんぴ向上こうじょう。Twin Clutch-SSTしゃ制御せいぎょ見直みなおしをおこない、変速へんそくレスポンスの向上こうじょう減速げんそくのスキップシフトを可能かのうにしたことで、よりドライバーのフィーリングにあった変速へんそく可能かのうとなった。また、「RS」以外いがいのグレードではブレーキアシスト機構きこうをペダル踏力・踏込ふみこ速度そくど感応かんおうがた変更へんこう、ドアの不正ふせい開放かいほう車内しゃないへの不正ふせい侵入しんにゅう車両しゃりょう不正ふせい移動いどう、ジャッキアップなどによるタイヤ盗難とうなん、バッテリーケーブルの切断せつだんなどの異常いじょう感知かんちし、セルフバッテリー内蔵ないぞうサイレンの吹鳴すいめいとハザードランプが点滅てんめつしてらせるプレミアムセキュリティアラーム(サッチャム準拠じゅんきょ盗難とうなん発生はっせい警報けいほう装置そうち国土こくど交通省こうつうしょう許可きょかひん)、てい燃費ねんぴ運転うんてんをアシストするECOランプを追加ついかした。さらに、「GSR-Premium」は7インチワイドディスプレイHDDナビゲーション (MMCS) に地上ちじょうデジタルチューナーをあらたに内蔵ないぞうし、携帯けいたい電話でんわ音楽おんがくプレーヤーなどの外部がいぶ機器ききをMMCSのタッチパネル・ステアリングオーディオのリモコンスイッチ・ボイスコマンド機能きのう操作そうさできるリンクシステムを追加ついか。ロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステムのトータル出力しゅつりょく向上こうじょう (650 W→710 W) し、より迫力はくりょくのあるサウンドをたのしめるようになった(MMCSおよびロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステムは「GSR」にもメーカーオプションで装備そうび可能かのう)。なお、2010ねんモデルで一部いちぶ採用さいようされた遮音しゃおんガラスは廃止はいしされた。わせて、今回こんかい一部いちぶ改良かいりょうモデルより、5ねん以降いこう車検しゃけん入庫にゅうこ保証ほしょう延長えんちょう点検てんけん(24かげつ定期ていき点検てんけん相当そうとう)をけることを条件じょうけん適用てきようされる「最長さいちょう10ねん10まんkm特別とくべつ保証ほしょう延長えんちょう」の対象たいしょう車種しゃしゅとなった。
2011ねん10がつ20日はつか
マイナーチェンジ(10がつ27にち販売はんばい開始かいし)。
走行そうこうちゅうにアクセルペダルとブレーキペダルを同時どうじんだ場合ばあい、ブレーキを優先ゆうせんするブレーキオーバーライド制御せいぎょ全車ぜんしゃ採用さいよう内装ないそうでは、RSをのぞき、アクセントパネルをグロスブラック塗装とそう変更へんこうし、フロントドアトリム上部じょうぶをソフトパッド、中央ちゅうおうをソフトレザーとした。また、シフトポジションを「R」にすると、ルームミラー内蔵ないぞうの3.3インチカラー液晶えきしょうモニターが後方こうほう様子ようすうつして安全あんぜん後退こうたい駐車ちゅうしゃをサポートする「リアビューモニターづけルームミラー(自動じどうぼうまぶし機能きのうづけ)」を、メーカーオプションとして設定せっていした。
2012ねん10がつ10日とおか
マイナーチェンジ。
「GSR」・「GSR-Premium」でボディカラーの見直みなおしをおこない、「ライトニングブルーマイカ」にわって「コズミックブルーマイカ」を追加ついか設定せってい。「GSR」・「GSR-Premium」にメーカーオプション設定せっていされているMMCSはこう解像度かいぞうどこう精細せいさいWVGAモニターを搭載とうさいした機能きのうメモリーナビゲーションなどで構成こうせいされる新型しんがた更新こうしんし、ロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステムには「DTS Neural Surround」などのしん機能きのう採用さいようした。また、「GSR」には6.1インチQVGAタッチパネルを採用さいようし、駐車ちゅうしゃじょうなどの後退こうたいにリアビューカメラから後方こうほう映像えいぞう確認かくにんできるディスプレイオーディオをメーカーオプションに追加ついかした。
なお、この変更へんこう同時どうじパジェロから5MT仕様しよう廃止はいしされ、2013ねん6がつにはeKからもMTが廃止はいしされたため、ほんしゃ三菱みつびし唯一ゆいいつのMT乗用車じょうようしゃとなった。
2014ねん3月28にち
三菱自動車みつびしじどうしゃは、ランサーエボリューションを現行げんこうモデルかぎりで生産せいさん終了しゅうりょうすることをあきらかにした。
イギリスで販売はんばい終了しゅうりょう記念きねんしゃ「FQ-440 MR」を40だい限定げんてい発売はつばいどうモデルではHKSせいターボチャージャー・Janspeedせい排気はいきけいパーツなどが標準ひょうじゅん装備そうびされ、エンジン出力しゅつりょくが440 ps / 57 kg・mにげられた。価格かかくも5まんポンド(やく845まんえん)とたかめに設定せっていされたが、販売はんばい開始かいしからわずか60ふん完売かんばいした[81]
2014ねん6月2にち
北米ほくべい市場いちばけに、ランサーエボリューションの2015ねんモデルを7がつから生産せいさん開始かいしする方針ほうしんあきらかになる[82]。このため北米ほくべい市場いちばかぎっては当面とうめんあいだ現行げんこう車種しゃしゅとしてながらえることになった。
2014ねん7がつ10日とおか
一部いちぶ改良かいりょう(SSTしゃは8がつ1にち販売はんばい開始かいし[83]
ドアミラーをウィンカーづけ変更へんこうし、フロントのドアトリムにステッチ追加ついか。ボディカラーは「コズミックブルーマイカ」とえで「ライトニングブルーマイカ」が復活ふっかつした。
MTしゃ競技きょうぎようベースグレード「RS」を9月で廃止はいし、SSTしゃは2014年度ねんどちゅう生産せいさん終了しゅうりょうすることが発表はっぴょうされた。これにともない、SSTしゃ成約せいやく記念きねんとして「Twin Clutch SST FINAL」とこくされたアクセントスカッフプレートとシリアルナンバーはいりプレートが進呈しんていされ、販売はんばいてん装着そうちゃくされる(シリアルナンバーりプレートはシフトパネルに装着そうちゃく)。
2014ねん12がつ下旬げじゅん
SSTしゃ生産せいさん終了しゅうりょう以後いご在庫ざいこのみの販売はんばいとなる。なお5MTしゃは2015ねん8がつまで継続けいぞく生産せいさんされた。
グレード体系たいけい
グレード 販売はんばいねん エンジン型式けいしき エンジン 排気はいきりょう 最大さいだい出力しゅつりょく 最大さいだいトルク 変速へんそく くるまおも
RS 2007ねん10がつ - 2008ねん10がつ 4B11 MIVEC(ICターボ) 直列ちょくれつ4気筒きとうDOHC16バルブICターボ 1,998 cc 280 ps / 6,500 rpm 43.0 kg・m / 3,500 rpm 5そくMT 1,420 kg
2008ねん10がつ - 2014ねん7がつ 300 ps / 6,500 rpm 1,420 kg
GSR 2007ねん10がつ - 2008ねん10がつ 280 ps / 6,500 rpm 1,520 kg
2008ねん10がつ - 2015ねん7がつ 300 ps / 6,500 rpm 1,530 kg
2007ねん11月 - 2008ねん10がつ 280 ps / 6,500 rpm 6そくSST 1,540 kg
2008ねん10がつ - 2015ねん3がつ 300 ps / 6,500 rpm 1,550 kg
GSR プレミアム 2008ねん10がつ - 2009ねん10がつ 300 ps / 6,500 rpm 5そくMT 1,580 kg
2008ねん10がつ - 2015ねん3がつ 6そくSST 1,600 kg

ランサーエボリューション ファイナルエディション(2015ねん - 2016ねん[編集へんしゅう]

三菱みつびし・ランサーエボリューション ファイナルエディション
CBA-CZ4A
概要がいよう
製造せいぞうこく 日本の旗 日本にっぽん
販売はんばい期間きかん 2015ねん8がつ - 2016ねん4がつ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう (S-AWC)
パワートレイン
エンジン 4B11がた:2.0 L ちょく4ターボ
最高さいこう出力しゅつりょく 313 PS / 6500 rpm
最大さいだいトルク 43.7 kg-m / 3500 rpm
変速へんそく 5そくMT
まえ
のち
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,650 mm
全長ぜんちょう 4,495 mm
全幅ぜんぷく 1,810 mm
ぜんこう 1,480 mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,530 kg
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2015ねん4がつ10日とおか三菱自動車みつびしじどうしゃはランサーエボリューションXの特別とくべつ仕様しようしゃ「ランサーエボリューション ファイナルエディション」を8がつ発売はつばいすることを発表はっぴょうし、先行せんこう予約よやく受付うけつけ開始かいしした[84][85]

ほんモデルは1,000だい限定げんてい販売はんばいで、販売はんばい台数だいすうたっした時点じてん予約よやく受付うけつけ終了しゅうりょう。また、「ファイナルエディション」の発売はつばいをもって日本にっぽん国内こくないでの「ランサーエボリューションX」の生産せいさん販売はんばい終了しゅうりょうすることも発表はっぴょうされた。これは同時どうじに、日本にっぽん国内こくない市場いちばにおいて乗用車じょうようしゃおよ自社じしゃ生産せいさん車種しゃしゅのラインナップからランサーの名前なまえ消滅しょうめつするだけでなく日本にっぽん国内こくないでの自社じしゃ開発かいはつによるセダン市場いちばから完全かんぜん撤退てったいすること意味いみしている。“はしりにきた、というほこり。”のキャッチコピーがしめとおり、これがランサーエボリューションシリーズはもとより、ランサーシリーズの集大成しゅうたいせいとなる。

「GSR」の5MTしゃをベースに、外観がいかんはフロントグリルモールをダーククロームメッキに、バンパーセンターとボンネットフードエアアウトレットをグロスブラック塗装とそうに、BBSしゃせい18インチ鍛造たんぞう軽量けいりょうアルミホイールをダーク調ちょう塗装とそう変更へんこう。ボディカラーは5しょく設定せっていするとともに、メーカーオプションとしてルーフをブラック塗装とそうとした2トーンカラーも設定せっていしている。内装ないそう基調きちょうしょくをブラックで統一とういつし、RECAROしゃせいレザーコンビネーションシート、ステアリングホイール、シフトノブ、パーキングレバー、フロアコンソールリッドにレッドステッチをほどこした。

エンジンにはナトリウム封入ふうにゅうエキゾーストバルブを追加ついかすることで最高さいこう出力しゅつりょく向上こうじょうさせたほか、ベースグレードではメーカーオプション設定せっていとなっているハイパフォーマンスパッケージを標準ひょうじゅん装備そうびした。

その、リアトランクに「Final Edition」のエンブレムを、フロアコンソールにはシリアルナンバープレートをそれぞれ装着そうちゃくし、マルチインフォメーションディスプレイのオープニング画面がめんには「Final Edition」を表示ひょうじする専用せんよう仕様しようほどこした。

2015ねん8がつ20日はつか
前述ぜんじゅつ特別とくべつ仕様しようしゃ「ランサーエボリューション ファイナルエディション」において、限定げんてい台数だいすうの1,000だい完売かんばいとなり、納車のうしゃ開始かいししたことを発表はっぴょう。2016ねんはるまでに順次じゅんじ納車のうしゃされた[86]
2016ねん4がつ18にち
販売はんばい終了しゅうりょう同時どうじ三菱自動車みつびしじどうしゃホームページのカーラインナップへの掲載けいさい終了しゅうりょう
グレード体系たいけい
グレード 販売はんばいねん エンジン型式けいしき エンジン 排気はいきりょう 最大さいだい出力しゅつりょく 最大さいだいトルク 変速へんそく くるまおも
ファイナルエディション 2015ねん8がつ - 2016ねん4がつ 4B11 MIVEC(ICターボ) 直列ちょくれつ4気筒きとうDOHC16バルブICターボ 1,998 cc 313 ps / 6,500 rpm 43.7 kg・m / 3,500 rpm 5そくMT 1,530 kg

モータースポーツでの活動かつどう[編集へんしゅう]

WRC[編集へんしゅう]

1992ねんにデビューしたランサーエボリューションはランサーGSRおよびRSのバリエーションであり正式せいしきにはGSRおよびRSエボリューションだった。これは当時とうじWRCホモロゲーション合致がっちするグループAのラリーカーを作成さくせいするために必要ひつよう措置そちで、この状況じょうきょうはエボVI TMEまでつづいたが、エボVIIからは独立どくりつした車種しゃしゅのランサーエボリューションとして発売はつばいされ、そのグレードとしてGSR・RSおよびGTが設定せっていされた。WRカーに移行いこうした当初とうしょの2001ねん - 2002ねんまではランサーエボリューションWRCを名乗なのったが、ホモロゲーションの制約せいやくなどから通常つうじょうのランサー(ランサーセディア)のホワイトボディから車両しゃりょう作成さくせいされた[87]

1993ねん
ラリー・モンテカルロからWRC参戦さんせんした「エボI」は、当初とうしょ苦戦くせんいられたものの、改良かいりょうかさねたモデルを投入とうにゅうして参戦さんせんかさねた結果けっか、トップレベルの競争きょうそうりょく発揮はっきできるようになっていく。
1995ねん
スウェディッシュラリーにてケネス・エリクソンがドライブする「エボII」でランエボシリーズはつのWRC総合そうごう優勝ゆうしょうかざ[88]
1996ねん
三菱みつびし独自どくじ電子でんし制御せいぎょアクティブディファレンシャルシステムの熟成じゅくせいにより、急速きゅうそく戦闘せんとうりょくたかまりつつあった「エボIII」にてトミ・マキネンが5優勝ゆうしょうかざ[29]年間ねんかんドライバーズチャンピオンを獲得かくとくかい進撃しんげきはじまる。グループNでもタイトルを獲得かくとくした。
1997ねん以降いこう
そのフルモデルチェンジをおこない、シーケンシャルシフト[89]などを導入どうにゅうした「エボIV」、WRカーに対抗たいこうすべくトレッドはば拡大かくだい[90]戦闘せんとうりょくたかめた「エボV」、「エボV」をさらに熟成じゅくせいした「エボVI」をったトミ・マキネンにより1996ねん - 1999ねんにWRCドライバーズタイトルを4連覇れんぱ[91]、1998ねんにはトミ・マキネンとリチャード・バーンズのコンビで悲願ひがんのWRCマニュファクチャラーズタイトルを獲得かくとくした[57](1998ねんはグループNもランエボが優勝ゆうしょうおさめているのでWRC完全かんぜん制覇せいはげた[57])。
しかし、WRCは1997ねんにグループAより改造かいぞう範囲はんいひろいワールドラリーカー(WRカー)規定きてい導入どうにゅうされ、各社かくしゃがWRカー規定きてい移行いこうするなか三菱みつびしは「市販しはんしゃをベースにWRCに参戦さんせんする」という当初とうしょからの目的もくてきもあり、グループA規定きていにこだわりをせていたが、改造かいぞう範囲はんいがより幅広はばひろいWRカーが競争きょうそうりょく獲得かくとくすると次第しだいにグループAのわくないでは対抗たいこうしきれなくなっていってしまう[注釈ちゅうしゃく 12]
2000ねんはマニュファクチャラーズ4、ドライバーズ5わった。だい13せんオーストラリアで2001ねんにWRカーへ移行いこうすることをあきらかにした[94]
2001ねん
シーズン開幕かいまくからエボVI[注釈ちゅうしゃく 13]参戦さんせんし、だい1せんラリー・モンテカルロだい3せんラリー・ポルトガルだい8せんサファリラリー優勝ゆうしょうした[96]が、だい10せんラリー・ニュージーランド最後さいごにWRカーへ移行いこうしたため、WRC史上しじょう最後さいごのGr.A車両しゃりょうである「ランサーエボリューション」をベースにしたワークスマシンの系譜けいふ終焉しゅうえんむかえた。
だい11せんサンレモラリーから三菱みつびしはつのWRカー、ランサーエボリューションWRCへと移行いこうした。トミ・マキネンは以降いこうの4戦中せんちゅう3せんでリタイヤするなど苦戦くせんしながらも最終さいしゅうせんまでドライバーズチャンピオンをあらそうものの、そのとしのマニュファクチャラーズ、ドライバーズランキングは3で2001ねんシーズンをえる[97]。なおこの「ランサーエボリューションWRC」はランサーセディアのホワイトボディから改造かいぞうほどこしたもので、外観がいかん市販しはんしゃのエボVIIに酷似こくじしているがFIA規定きていじょうではべつ車種しゃしゅである[87]。これはFIAからランサーエボリューションがランサーの派生はせいモデルとはみとめられず、25,000だい生産せいさん必要ひつようとされてホモロゲーションを取得しゅとくできなかったためである[98]
2002ねん
トミ・マキネンがスバル移籍いせきし、フランソワ・デルクールアリスター・マクレーあらたなドライバーとしてむかえ、ラリー・フィンランドからは「ランサーエボリューションWRC2」を投入とうにゅうするが熟成じゅくせいされたメーカーのWRカーにたず、三菱みつびしのWRカーは1表彰台ひょうしょうだいつこともなく2003ねんにニューマシン開発かいはつのために一旦いったん活動かつどう休止きゅうしする[99]。2003ねんアリスター・マクレーラリー・ニュージーランドにスポット参戦さんせんし6入賞にゅうしょうした。なお同年どうねん、かつて三菱みつびし在籍ざいせきしていたトミ・マキネンがこのとしかぎりで現役げんえき引退いんたい表明ひょうめいしている。
そして、2004ねんに「ランサーWRC04」でWRCへの参戦さんせん再開さいかいする[100]。このとしから三菱みつびし移籍いせきしたジル・パニッツィ初戦しょせんで6入賞にゅうしょう[101]し、所々しょしょでSSトップタイムをきざむなどはやさをみせたが、ラリードイチュランドで2004年度ねんど活動かつどう休止きゅうしする[102]
2005ねん
「ランサーWRC05」にマシンをスイッチし、ジル・パニッツィハリ・ロバンペラジャンルイジ・ガリのドライバーラインナップでシーズンにのぞんだ。ジル・パニッツィがラリー・モンテカルロで3表彰台ひょうしょうだい[102]、ハリ・ロバンペラが最終さいしゅうせんラリーオーストラリアで2表彰台ひょうしょうだい[102]など復活ふっかつきざしをせた。
しかし、2005ねん12月、三菱みつびし2006ねんのWRCワークス活動かつどう休止きゅうし発表はっぴょう[102]理由りゆうは、前年ぜんねん発覚はっかくしたリコールかくひとしにより業績ぎょうせき悪化あっかした三菱自動車工業みつびしじどうしゃこうぎょう経営けいえいなおすべく、自社じしゃ再生さいせい計画けいかく優先ゆうせんてきおこなうためとなっている。WRC復帰ふっき時期じきは、再生さいせい計画けいかく終了しゅうりょうする2008ねん以降いこうをメドとする予定よていであった。しかし、2008ねん下半期しもはんきこった世界せかいてき経済けいざい後退こうたいやレギュレーション改定かいてい影響えいきょうがあってか、2019ねん時点じてんでも、WRC復帰ふっきうわさがっていない。くわえてラリーアート清算せいさん、ホームページも閉鎖へいさされたため撤退てったいあつかいとなっており、復帰ふっき可能かのうせいきわめてひくい。また、一時いちじ次期じきランサーのボディが大型おおがたされるためコルトベースの車両しゃりょう通称つうしょうコルトエボリューション登場とうじょうするという情報じょうほうもあったが、実際じっさいには登場とうじょうしなかった。
ただし、ワークス活動かつどう休止きゅうしした2006ねんシーズンにもプライベーターが「ランサーWRC05」をレンタルして出場しゅつじょうし、ポイントを獲得かくとくするなどの活躍かつやくせているほかグループNマシンできそわれるプロダクションカー世界せかいラリー選手権せんしゅけん (PWRC) でもエボIXをやつ田原たはら文雄ふみおラリー・モンテカルロ日本人にっぽんじんはつ優勝ゆうしょうげ、同年どうねんラリージャパンではエントリーすうやく3わりがランエボでめており、ラリーでの人気にんき、パフォーマンスがおとろえていないことを証明しょうめいしている。
2008ねん
ランエボIXのとしとなる。開幕かいまくせんのラリー・モンテカルロからだい15せんラリージャパンまで、プロダクションカー世界せかいラリー選手権せんしゅけん (PCWRC) をふくグループNクラスにおいて、スバル・インプレッサやプジョー・207S2000をいて優勝ゆうしょうしている。また、PCWRCが併催へいさいされていないモンテカルロやドイツとうでも優勝ゆうしょうしている。
2010ねん以降いこう
2012ねんを以ってPWRCが消滅しょうめつした現在げんざい規則きそくじょうWRCとWRC2で出走しゅっそう可能かのうで、多数たすうのプライベーターがスポット参戦さんせんしている。しかしWRカーグループR5には戦闘せんとうりょくまったてきわないため、2016ねん以降いこうフル参戦さんせん使用しようする競技きょうぎしゃはいなくなった。
グループNや、グループNの改造かいぞう範囲はんい緩和かんわしたグループR4仕様しようのランサーは現在げんざいAPRCERCなどの地域ちいきラリーでられるが、こちらもグループRally規定きていやライバルしゃ台頭たいとうによりおおきくかずらしている。

日本にっぽん国内こくない[編集へんしゅう]

  • スーパー耐久たいきゅうシリーズ(通称つうしょう:Sたい)では、RSをベースにノーマルエンジンかつ純正じゅんせいタービンながら、予選よせんではさい大過たいかきゅうあつ2.3 kg/cm2決勝けっしょうでは耐久たいきゅうせいかんがえ1.7 kg/cm2走行そうこうしている。いままで、AYCなどのデバイスは耐久たいきゅうせいなどがレースでの使用しよう疑問ぎもんされていたが、スーパーAYCになってからはこれはドライバーの負担ふたん軽減けいげんなどもふくのトラクション性能せいのうやアンダーステア対策たいさくには非常ひじょう有効ゆうこうなことからACD+スーパーAYC+スポーツABSを走行そうこうしている。もちろん、ACDとAYCのあぶらゆたか上昇じょうしょうけられないので冷却れいきゃくようのオイルクーラーが必要ひつようになる。
    • 2006ねんだい3せんにあたる十勝とかち24あいだレースでは、エボワゴンがシリーズでははつのステーションワゴンとして参戦さんせんし、デビューせんでクラス5という実力じつりょくせた。またどうレースでは、くろラリーアート仕様しようのエボワゴンがペースカー(マーシャルカー)もちいられている。
    • 2007ねんはランエボIX MRを木下きのした隆之たかゆき中谷なかたに明彦あきひこくみ開幕かいまくせんから最終さいしゅうせんまでのぜんせん優勝ゆうしょうした。そして、開幕かいまくせん仙台せんだいハイランドでは、あめきり影響えいきょう日産にっさん・フェアレディZBMW・Z4といったFRのST1ぜいよりもはやく、全体ぜんたいとおした総合そうごう優勝ゆうしょうかざった。
    • 2008ねん前年ぜんねん発売はつばいのランエボXがはつ出場しゅつじょうし、だい2せんおよびだい3せん優勝ゆうしょうしたものの、以後いごエボIXの優勝ゆうしょうつづいた。このとしはインプレッサはスポット参戦さんせんまり、ST2のぜんせん参加さんか全車ぜんしゃがランエボというワンメーカー状態じょうたいとなった。
  • JAF主催しゅさい全日本ぜんにほんジムカーナ選手権せんしゅけんでは4WDターボクラスであるN4・SA3のりょうクラスではやく8 - 9わりランサーぜいめ、おなじく全日本ぜんにほんダートトライアル選手権せんしゅけんにおいても4WDターボクラスであるN3・SA2りょうクラスのやく8 - 9わりがランサーぜいめており、競技きょうぎ車両しゃりょうとしての人気にんきたかいことを証明しょうめいしている。
  • 2007ねんよりD1GPくま久保くぼ信重のぶしげがFRしたエボIXで出場しゅつじょう開始かいしした[注釈ちゅうしゃく 14]
  • 2008ねん全日本ぜんにほんラリー選手権せんしゅけんにもランエボXが出場しゅつじょうし、だい2せんはつ優勝ゆうしょうげたものの、さき国際こくさいデビューし、トラブルつぶしがはじまったスバル・インプレッサや、熟成じゅくせいされ、しかも車体しゃたい重量じゅうりょうかるいエボIXに圧倒あっとうされ、最終さいしゅうせんでライバルがミス(スタートをはやはつ)して逆転ぎゃくてん優勝ゆうしょうしたものの、総合そうごうチャンピオンにはなれなかった。優勝ゆうしょうしゃは2かいともやつ田原たはら文雄ふみお
  • 2009ねん東京とうきょうオートサロンにおいて、D1GPのくま久保くぼ信重のぶしげがランエボXのはつ走行そうこうおこない、2010ねんまで同車どうしゃ参戦さんせんした。
  • やつ田原たはら文雄ふみおは2009ねんと2015ねんにランエボXで全日本ぜんにほんラリーの総合そうごうチャンピオンを獲得かくとくした。2020ねん長年ながねんランエボとやつ田原たはらようしてきたタスカ・エンジニアリングがラリー活動かつどうから撤退てったいしたため、やつ田原たはらもこれを最後さいごにランエボでのラリー活動かつどうえた。
  • 岡山おかやま国際こくさいサーキットには、輸出ゆしゅつ仕様しようひだりハンドル)のランエボIXがセーフティカーとして配備はいびされている。県内けんない三菱自工みつびしじこう工場こうじょう水島みずしま製作所せいさくしょ)が所在しょざいするえんであり、リアウィングには「三菱自動車工業みつびしじどうしゃこうぎょう(株)かぶしきがいしゃ水島みずしま製作所せいさくしょ」としるされている。このほかどうサーキットにはランエボワゴンがメディカルカーとして配備はいびされているが、こちらは岡山おかやま三菱自動車みつびしじどうしゃ販売はんばい岡山おかやまけん三菱みつびしギャランてんげん西日本にしにほん三菱自動車みつびしじどうしゃ販売はんばい)からの寄贈きぞうである。

ストックカー・ブラジル[編集へんしゅう]

2005ねんストックカー・ブラジルシボレー以外いがいのメーカーとして史上しじょうはじめて三菱みつびし参戦さんせん外観がいかん意匠いしょうはランサーエボリューションVIIIのものをもちいているが、規則きそくしたが共通きょうつう鋼管こうかんフレームに共通きょうつうのシボレーせいV8自然しぜん吸気きゅうきエンジンをもちいる。カカ・ブエノのにより2006ねんと2007ねんにチャンピオンを獲得かくとくするが、リーマン・ショックによるあおりで2008ねんかぎりで撤退てったいした[103]

ギャラリー[編集へんしゅう]

日本にっぽん国外こくがいでの評価ひょうか[編集へんしゅう]

WRCでの活躍かつやくなどで、日本にっぽん国外こくがいでもたか人気にんきている。そのため、エボVII以降いこう正規せいき輸出ゆしゅつおこなわれている。

みぎハンドルイギリスオーストラリアニュージーランドマレーシアシンガポール香港ほんこんなどには、日本にっぽん使用しようされてきた中古ちゅうこのランエボが並行へいこう輸出ゆしゅつされることもある。また、WRCでの常連じょうれんであるシトロエンプジョーも、自社じしゃ市販しはんしゃよんりん駆動くどうしゃたない関係かんけいから、ラリーステージの下見したみレッキ)にさいくるまとしてランエボを使用しようしている。

大衆たいしゅうしゃであるランサーがベースで価格かかくも300 - 450まんえん程度ていどであるほん車両しゃりょうスーパーカーあつかいされることはおおくないが、その性能せいのうからそれ同等どうとうであるかのようにわれることがある。そのれいひとつにワイルド・スピードX2のDVDに収録しゅうろくされた映像えいぞう特典とくてんがあり、そのなかでテクニカルアドバイザーのクレイグ・リーバーマンがランエボVIIにたいし「4ドアのスーパーカー」と発言はつげんしている。

チューニングのベースとしてのランエボ[編集へんしゅう]

メーカーのでチューニングされたくるまであるため、チューニングのベースとしても人気にんき車種しゃしゅひとつにかぞえられる。軽量けいりょう+コンパクト+ハイパワー+4WDという基本きほんコンポーネントのたかさがき、テクニカルコースを中心ちゅうしんスーパーラップだい活躍かつやくしている。とく筑波つくばサーキットではHKSサイバーエボJUN AutoMechanic[104]かくチューニングマシンが歴代れきだいレコード記録きろく樹立じゅりつしている。軽量けいりょうなハイパワー4WDというメリットをかして、ドラッグレース使用しようされることもおおい。

またぎゃくに、普通ふつうのランサーや同系どうけいのリベロ、ミラージュをランエボの外見がいけんにするドレスアップのケースも枚挙まいきょにいとまがない。これは当然とうぜんのことながら日本にっぽんかぎったことではなく東南とうなん汽車きしゃ・リオンセル[105]プロトン・ウィラアリーナインスピラなどの海外かいがい現地げんち生産せいさん車種しゃしゅをベースにするケースもままあり、なかには外見がいけんめんのみならず現地げんち販売はんばいされる普通ふつうのランサー/ミラージュや現地げんち生産せいさん車種しゃしゅランエボのドライブトレーンを移植いしょくしてしまうれい[105]場合ばあいによってはランエボのオーナーがクラッシュ、老朽ろうきゅうなどを理由りゆうとした交換こうかんようのボディとしてミラージュや普通ふつうのランサーをもちいるれい[106]存在そんざいする。また、ワイルド・スピードX2でブライアンがっていたものも設定せっていじょうランエボⅦとされるが、テールランプ側面そくめん形状けいじょうから普通ふつうのランサーをエボふうにしたものであると判断はんだんできる。

くるまめい由来ゆらい[編集へんしゅう]

「LANCER」は、英語えいごで「やり騎兵きへい」を意味いみする。

「Evolution」は、英語えいごで「進化しんか」「発展はってん」を意味いみする[107]

グレードめい「GSR」は、「Gran Sport Racing[注釈ちゅうしゃく 15]」を意味いみする。

グレードめい「RS」は、「Rally Sport」を意味いみする。

グレードめい「GT」は、「Grand Touring」を意味いみする。

ATモデルのグレードめい「GT-A」は、「Grand Touring Automatic」を意味いみする[108]

高性能こうせいのうモデル「MR」は「Mitsubishi Racing」を意味いみする[109]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^
    • Gr.A ギャラン、Gr.A ランサーエボリューションのチーフエンジニアをつとめた、モータースポーツグループ (当時とうじ) の稲垣いながきあきかいは、サイズ・重量じゅうりょうめんでギャランよりランサーがすぐれていたと評価ひょうかしつつ[11]、ギャランのリアサスペンションが複雑ふくざつ整備せいびせい問題もんだいがありサスペンションストロークも不足ふそくしていたことが最大さいだい理由りゆうとしている[12]にエンジンの変更へんこうげている[13]
    • モータースポーツグループ (当時とうじ) の田中たなか泰男やすおは、ギャランが大柄おおがらおもかったこと[14][15]とサスペンションの整備せいびせい[15]げている。
    • 商品しょうひん企画きかく (当時とうじ) の吉松よしまつこうあきらはボディサイズをげている[16]
    対外たいがいてきには小型こがた軽量けいりょうというめんされた[17][18]
  2. ^ 株式会社かぶしきがいしゃベルコ[11]
  3. ^ R32スカイラインGT-RのグループAようホモロゲーションモデル、NISMOでも5.0 kg/psである。
  4. ^ GSRとRSの合算がっさんでは最多さいた。ただし、エボVIIでGT-Aをふくめた場合ばあいわずかにエボIVの生産せいさん台数だいすう上回うわまわる。
  5. ^ Vはローマ数字すうじの5。
  6. ^ 実際じっさいにはWRカーへの移行いこう決定けっていする2000ねん11がつまでのあいだに、すでにエボVIIの開発かいはつとそれをベースにしたグループA車両しゃりょう開発かいはつおこなわれていた[71]
  7. ^ 吸気きゅうきがわ位相いそう変化へんかのみ。
  8. ^ GSRのみ。RSおよびGTでは機械きかいしきLSDだが、RSはオプションで選択せんたく可能かのう
  9. ^ オプションでエボVIII MRにはかったスチールルーフが選択せんたく可能かのうとなり、ディーラーオプションであるベースキャリアの追加ついか可能かのうとなった。
  10. ^ GSRのみ。GTおよびRSのくるまだか変更へんこうされていない。なお、ほんモデルからは全車ぜんしゃスペアタイヤ搭載とうさいせず、パンク修理しゅうりキットでの対応たいおう変更へんこうされた。
  11. ^ i-MiEV」のようなインホイールモーターしき種類しゅるいふく総称そうしょうにては「MiEV(Mitsubishi innovative Electric Vehicle)」となる。
  12. ^ 実際じっさいはエボV投入とうにゅうに、ライバルチームの同意どういうえでグループAでは本来ほんらい禁止きんしのリアホイールハウスの改造かいぞうほどこされており[92][93]純粋じゅんすいなグループAカーとはがた状態じょうたいになっていた。
  13. ^ FIAにシーズンちゅうのWRカー投入とうにゅう約束やくそくしたうえで、特例とくれい措置そちとしてリアホイールハウスの改造かいぞうによるリアサスペンションストロークの増大ぞうだいと、フライホイールの軽量けいりょうほどこされており[94][95]、「エボリューション6.5」と通称つうしょうされる[94][95]。また、市販しはんしゃのTMEにたフロントバンパーを2000ねんのフィンランドラリー以降いこう装備そうびする[94]
  14. ^ センターデフをロックしてのFRではなく、エンジン自体じたいたてきに変更へんこうしたうえでボディも加工かこうほどこしてFRくるまようのミッションを搭載とうさいという大幅おおはば変更へんこうほどこされている。
  15. ^ Gran Sport Rally」というせつ存在そんざいする。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]