sustina
sustina(サスティナ)は、
sustinaとは、JIS
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5f/Tokyu_5000_series_%28II%29_Nameplate.jpg/220px-Tokyu_5000_series_%28II%29_Nameplate.jpg)
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f4/IMG_tokyu-3020sustina._jpg.jpg/220px-IMG_tokyu-3020sustina._jpg.jpg)
概要
[技術
[sustinaブランドの
更 なる軽量 化 の実現 による省 エネルギー性 の向上 [4]車体 は従来 の軽量 ステンレス構造 を基本 にしながら、構体構造 の見直 し、骨組 みの軽量 化 、妻 構体にビート付 き外 板 の採用 、室内 艤装 構造 の見直 しにより、車両 重量 をさらに軽量 化 しており、アルミニウム合金 製 車体 並 みの軽量 化 を実現 している。それにより、走行 時 での消費 電力 量 のさらなる削減 が図 られ、省 エネルギー性 が向上 している[5][6]。衝撃 吸収 構造 と内装 ロールバーによる安全 性 向上 [4]前面 衝突 に備 えて、先頭 車両 前面 に衝撃 吸収 材 を使用 して衝撃 エネルギーを吸収 する衝撃 吸収 構造 にするとともに、連結 面 間 に衝撃 を吸収 緩和 する衝撃 吸収 連結 器 を装備 している。構体の剛性 向上 と万 が一 の側面 衝突 事故 発生 時 における乗客 の安全 性 を確保 するため、車両 構体骨組 みを長手 方向 にリング状 に配置 するとともに、車内 に「内装 ロールバー構造 」を採用 している[5][6]。これは左右 の側 構体間 を連結 する補 剛 材 に袖 仕切 板 、スタンションポール(縦 握 り棒 )、荷 棚 受 けなどを連続 的 な曲面 を描 いたポール(補強 棒 )で結 んだもので、万 が一 の衝突 事故 時 の安全 性 向上 と内装 デザインとの調和 を図 っている。また、オフセット衝突 に備 えて、また、車体 の側 構体と妻 構体の接合 部 の台 枠 から腰部 まで補強 を追加 している。- ステンレスの
特長 を活 かしたさらなる美観 の向上 [4] 従来 のステンレス車両 の組 み立 てにはスポット溶接 が使用 されてきたが、側 構体での外 板 同士 の接合 には外 板 同士 を重 ねてスポット溶接 を行 うため、外 板 表面 に円形 の溶接 痕 と「せぎり」とよばれる継 ぎ目 が多数 存在 した。しかし、sustinaでは側 構体での外 板 同士 、外 板 と側 出入口 枠 、窓 枠 のフレーム、妻 面 外 板 (従来 3枚 の板 からの構成 を1枚 の板 化 に変更 )、妻 面 外 板 と連結 幌 取 り付 け枠 との接合 にレーザー溶接 による連続 溶接 を外部 から見 える部分 に使用 しており[注 3]、雨 どい、側 出入口 枠 、窓 枠 のフレームの凹凸 を少 なくして継 ぎ目 のないフラットな外 板 となっているが、レーザーの強 さを制御 することにより外 板 表面 への熱 の影響 が及 ばないようにして、外観 見付 けの向上 も図 られている。骨組 みと外 板 との接合 、側 構体と屋根 構体との接合 には、スポット溶接 が使用 されており、従来 の軽量 ステンレス車両 との共通 化 を考慮 している。側 構体と屋根 構体との接合 では、雨 どい部分 でスポット溶接 を行 うことは従来 の軽量 ステンレス車両 と同 じだが、スポット溶接 を行 う位置 を従来 の水平面 から垂直 面 に変更 することで、雨 どいが張 り出 すことによる従来 の車両 限界 対応 により側 構体を屋根 に向 けて1度 傾斜 させる必要 がなくなり、側 構体は屋根 に向 けて垂直 に立 ち上 がっている[注 4]。さらに雨 どい下部 に補強 を追加 することで、側 構体の剛性 を向上 させており、外 板 の厚 さを従来 の1.5mmから1.2mmに薄 くすることで側 構体の軽量 化 を図 っている。- レーザー
溶接 による水密 性 と気密 性 の向上 [4] 従来 のスポット溶接 は、連続 溶接 ではないため、外 板 同士 の継 ぎ目 個所 での水密 や気密 が必要 な部分 には、ステンレス板 の間 に樹脂 シールを塗布 した上 で接合 するシーリング処置 を行 っていたが、樹脂 シールは経年 によって劣化 するため、定期 的 に補修 が必要 であった。しかし、外 板 同士 をレーザー溶接 による連続 溶接 を採用 することにより、このような作業 が不要 となり、メンテナンス性 が大幅 に向上 している。製作 工数 削減 による作業 の効率 化 とコスト低減 [4]袖 仕切 板 などの内装 品 の取 り付 けには、つり溝 を利用 したボルトナット固定 方式 やねじ座 が動 くフローティングボルト・ナット方式 を採用 することで作業 性 の向上 と車内 でのドリルでの穴 開 け作業 を不要 とすることで、切 り粉 の発生 をなくしている[5][6]。天井 ダクトや天井 部 、妻 構体、配線 類 は現 車 組立 てとせず、あらかじめ外部 で製作 を行 った後 、車体 に取付 ける形 で組立 てるモジュール化 を図 っており、作業 の効率 化 とコスト削減 が図 られている。
-
sustina
車両 と従来 車両 の比較 。外観 上 では窓 枠 や雨 どい部分 などに違 いがある。
シリーズ
[- sustina S24:20m・4
扉 車 - sustina S23:20m・3
扉 車 - sustina S13:18m・3
扉 車
sustinaの採用 例
[
sustina S24シリーズ[
|
sustina S23シリーズ[
|
sustina S13シリーズ[
|
-
E235
系 電車 -
E131
系 電車 -
EV-E301
系 電車 -
E129
系 電車 -
HB-E210
系 気動車 -
FV-E991
系 電車 -
東急 2020系 電車 -
東急 3020系 電車 -
京王 5000系 電車 -
相鉄 12000系 電車 -
京急 1000形 1890番台 -
都営 地下鉄 5500形 電車 -
静岡鉄道 A3000形 電車 -
しなの
鉄道 SR1系 電車 -
パープルライン
脚注
[備考
[- ^ サハE235
形 4600番台 を除 く - ^ sustina
試験 車 。フルフラット構造 試作 車両 。 - ^
最初 のフルフラット構造 量産 車両
注釈
[- ^
鉄道 車両 分野 のみ。別 分野 ではENEOS(エンジンオイルに使用 。第 5360926号 ほか)など他社 も商標 登録 している。 - ^ もっとも、ブランド
制定 当初 の海外 向 けパンフレットにおいては「J-TREC製 (および前身 の東急 車輛 製 )ステンレス車両 =sustina」のような説明 がなされている[1]。 - ^ すみ
肉 溶接 と呼 ばれており、他社 でのレーザー溶接 では、車体 の構体内部 側 から照射 して溶接 部分 を外部 に出 さないようにしている。 - ^
地下鉄 直 通用 を除 くJR向 け等 車両 限界 に余裕 がある場合 は在来 工法 でも傾斜 なしで雨 どいが張 り出 している形式 は存在 する。また在来 工法 の拡幅 車体 は車体 下部 の裾 絞 りはあれど上部 は垂直 であった。
出典
[- ^ a b c d
海外 向 けステンレス車両 のブランド名 を「sustina(サスティナ)」に (PDF)
-総合 車両 製作所 2012年 9月 12日 - ^ a b c [ステンレス
車両 技術 の系譜 -PioneerZephyrからsustinaまで- ステンレス車両 技術 の系譜 -PioneerZephyrからsustinaまで-] (PDF)
-総合 車両 製作所 技 報 第 6号 19頁 2017年 12月発行 - ^ a b ステンレス
車両 ブランド「sustina(サスティナ)」国内 向 けロゴマークの制定 について (PDF)
-総合 車両 製作所 2012年 9月 12日 - ^ a b c d e f 『〜
東急 電鉄 と総合 車両 製作所 が共同 開発 〜次世代 ステンレス車両 「sustina(サスティナ)」シリーズを導入 します 5月 に東横線 でデビュー』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄 株式会社 、株式会社 総合 車両 製作所 、2013年 4月 10日 。オリジナルの2020年 4月 10日 時点 におけるアーカイブ 。2020年 4月 10日 閲覧 。 - ^ a b c いずれも
日本 鉄道 車両 工業 会 『車両 技術 』246号 「東京急行電鉄 5050系 5576号車 次世代 ステンレス車両 sustina」13-22頁 。 - ^ a b c いずれも
日本 鉄道 技術 協会 『JREA』2013年 11月 号 「次世代 国内 向 けステンレス車両 (東急 電鉄 5576号車 )の概要 」35-38頁 記事 。 - ^ sustina
製品 アーカイブ 2016年 12月 20日 - ウェイバックマシン(株式会社 総合 車両 製作所 ) - ^ 2018
年 春 、田園都市線 に「2020系 」を導入 します。 (PDF,東京急行電鉄 ニュースリリース(2017年 3月 17日 発表 /2017年 9月 7日 閲覧 )) - ^
都心 方面 への輸送 力 を増強 し混雑 緩和 を推進 します!大井 町 線 急行 列車 の7両 編成 化 と新型 車両 6020系 の導入 (PDF,東京急行電鉄 ニュースリリース(2017年 10月 12日 発表 )) - ^
相鉄 、JR直通 車両 発注 J―TRECに6編成 アーカイブ 2019年 5月 17日 - ウェイバックマシン -日刊 工業 新聞 。2018年 5月 11日 発信 、同年 6月 9日 閲覧 。 - ^
相鉄 ・JR直通 線 用 新型 車両 「12000系 」を来年 春 に導入 前方 監視 カメラと車内 防犯 カメラを初 めて採用 (PDF,相模鉄道 ニュースリリース(2018年 10月 3日 発表 ))
参考 文献
[関連 項目
[通勤 ・近郊 電車 の標準 仕様 ガイドライン- オールステンレス
車両 - efACE -
川崎 車両 (旧 ・川崎重工業 車両 カンパニー)による類似 コンセプトの鉄道 車両 。ステンレス車 とアルミ車 が存在 する。 - A-train -
日立製作所 による次世代 アルミ車両 システム。 - N-QUALIS -
日本車輌製造 によるステンレス車両 システム。 小田急 5000形 電車 (2代 ) - Sustinaと上記 のefACE・日 車 式 ブロック構体の3規格 を折半 している。
外部 リンク
[- Sustinaブランドサイト -
総合 車両 製作所