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TYPO3

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
TYPO3
Logo of TYPO3
TYPO3 Backend
TYPO3 backend module
開発元かいはつもと TYPO3 Association
最新さいしんばん
10.4.7 / 2020ねん9がつ8にち (3ねんまえ) (2020-09-08)
リポジトリ ウィキデータを編集
対応たいおうOS クロスプラットフォーム
プラットフォーム PHP
種別しゅべつ コンテンツ管理かんりシステム
ライセンス GNU General Public License
公式こうしきサイト www.typo3.org
テンプレートを表示ひょうじ

TYPO3は、フリーのオープンソースコンテンツ管理かんりシステムである。PHPかれたモデル - ビュー - コントローラー (MVC) のウェブアプリケーション開発かいはつフレームワークであり、GNU General Public License (GPL) のした開発かいはつされている。LinuxWindowsOS/2およびmacOSうえApache HTTP Server (Apache) またはInternet Information Services (IIS) で動作どうさする。

歴史れきし

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TYPO3は、最初さいしょKasper Skårhøjによって作成さくせいされた。

TYPO3に接続せつぞく可能かのうなエクステンションのおおくはサードパーティー開発かいはつしゃによってかれている。

特徴とくちょう

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既存きそんインタフェース機能きのうおよびモジュールにくわえ、TYPO3に柔軟じゅうなんせい拡張かくちょうせい追加ついかするエクステンションが公開こうかいされている巨大きょだいなリポジトリがある。10,000以上いじょうのエクステンションが、GNU General Public LicenseしたTYPO3エクステンションリポジトリ (TER)ばれるリポジトリからダウンロード可能かのうである。

TYPO3は、ユーザけに提供ていきょうされるウェブサイトとなるウェブフロントエンドと、ウェブサイトのコンテントを管理かんりするために編集へんしゅうしゃおよびサイト管理かんりしゃによって利用りようされるウェブベースのバックエンドから構成こうせいされる。TYPO3は、Linux、WindowsおよびmacOSじょうの ApacheまたはIISで動作どうさする。PHPと MySQLOraclePostgreSQLなどの TYPO3 DBAL によってサポートされるリレーショナルデータベースシステムを使つかう。ハードウェア要件ようけんとしては、最近さいきんのCPUと256MBのRAMを搭載とうさいするサーバで動作どうさし、フロントエンドは、JavaScript動作どうさする、あらゆるOSのMozilla Firefoxのようなブラウザで表示ひょうじ可能かのうである。

設計せっけい

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システムはテンプレートを基本きほんとしている。既存きそんのテンプレートを選択せんたくして、ロゴ、いろおよびフォントなどの特徴とくちょう変更へんこうすることができる。または、TypoScriptという設定せってい言語げんご使つかって独自どくじのテンプレートを作成さくせいすることもできる。この単純たんじゅん記法きほうもちいて、データベースのデータとえられるプレースホルダーとなる情報じょうほうおおきなオブジェクトツリーへと構成こうせいすることができる。機能きのう変更へんこうまたは追加ついかすることでプログラムみのオブジェクトが設定せっていされる。このオブジェクトツリー構造こうぞうはテキストファイルに保存ほぞんされる。さまざまなエディタがコンテントの変更へんこう利用りよう可能かのうである。コンテントの生成せいせいにはこのデータ構造こうぞう使つかう。TypoScriptは、条件じょうけん以外いがい制御せいぎょ構造こうぞうたない; 実際じっさい処理しょり実行じっこうされるときには、PHP関数かんすうわたされる。トップレベルオブジェクトはPAGEオブジェクトである。MENUオブジェクトにはさまざまなタイプがある。

TypoScriptの文法ぶんぽう

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基本きほんてき文法ぶんぽう
[オブジェクトパス].[属性ぞくせい]  [演算えんざん]  []
演算えんざん
=
<
オブジェクト全体ぜんたいのコピー
=<
参照さんしょう挿入そうにゅう
>
オブジェクトの削除さくじょ
例題れいだい
myObject.attribute1=Hello


コンテントはおもに、2つのテーブルに格納かくのうされる: 1つは、「pages」というテーブル、もう1つは、「tt_content」である。これらは、ページにふくまれる要素ようそ保持ほじする。かくページオブジェクトには固有こゆう識別しきべつキー(uid)があり、現在げんざいのページにリンクしている。そのため、ページはツリーじょう構成こうせいされ、システムが簡単かんたんにメニューとサイトマップを生成せいせいできるようになっている。

TYPO3を特徴とくちょうづける1つのかぎは、開発かいはつしゃがそれぞれに追加ついか機能きのう提供ていきょうすることを可能かのうにする柔軟じゅうなんなアプリケーションプログラミングインタフェースをつことである。このAPIを使つかっているモジュールのことを「エクステンション」といい、おおくの開発かいはつしゃがTYPO3の開発かいはつしゃポータルの公開こうかいリポジトリにエクステンションを提供ていきょうしている。

TemplaVoilaは、TYPO3のもう1つのテンプレートエンジンエクステンションである。テンプレートを作成さくせいするグラフィカルなマッピングツールがふくまれ、べつのページモジュール、フレキシブルコンテントエレメントを作成さくせいする機能きのう開発かいはつしゃけのAPIがある。あたらしいコンテントエレメントタイプをプログラムすることなく作成さくせいできる。

TemplaVoilaは、完全かんぜん統合とうごうされたデザインにそって編集へんしゅうしゃがより直観ちょっかんてきにコンテントをあつかうことができ、TYPO3標準ひょうじゅんのテンプレーティングよりもウェブページの保守ほしゅ柔軟じゅうなんにする。その一方いっぽうで、標準ひょうじゅんテンプレートよりも若干じゃっかんおそくなる。

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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