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Wintel

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

Wintel(ウィンテル)とは、べいマイクロソフトせいWindowsオペレーティングシステムと、べいインテルせいCPUチップセット搭載とうさいしたコンピュータのことを通称つうしょうである。また、マイクロソフトとインテルの提携ていけい関係かんけいのことを場合ばあいもある(用例ようれい:Wintel同盟どうめい・ウィンテル連合れんごう)。両社りょうしゃのOS・CPUが搭載とうさいされたパソコンおおきなシェアを獲得かくとく蜜月みつげつ状態じょうたいであることから、この体制たいせい批判ひはんてき表現ひょうげんするさいもちいられていた。またMacユーザーがWindowsPCを揶揄やゆするさいもちいられた言葉ことばでもある。

おも経緯けいい

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インテルとマイクロソフトは1980年代ねんだい初期しょきx86アーキテクチャとMS-DOSから協力きょうりょく関係かんけいにあり、Windowsの成功せいこうにより30ねん以上いじょうにわたって両社りょうしゃでパソコン市場いちば、ひいてはIT業界ぎょうかいにおいて強大きょうだい影響えいきょうりょくつにいたった。

MacintoshのインテルCPU採用さいよう

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2006ねんAppleMacintoshIBMPowerアーキテクチャからインテルせいCPU・チップセットに転換てんかんした。これによりインテルとマイクロソフトの蜜月みつげつ関係かんけいにもなんらかの影響えいきょうおよぼした可能かのうせいがある。

次世代じせだいDVD戦争せんそう」への関与かんよ

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だい3世代せだいひかりディスクにおけるBlu-ray DiscHD DVD規格きかくあらそ当時とうじ次世代じせだいDVD戦争せんそう」とばれた。ウィンテル連合れんごう次世代じせだいDVD戦争せんそうHD DVD単独たんどく支持しじ表明ひょうめいし、多数たすうのITメーカーがHD DVD参入さんにゅう表明ひょうめいした。しかし元々もともとBlu-ray Disc(BD)陣営じんえいだった企業きぎょうおおくはBDにもじくあしのこした両翼りょうよく戦略せんりゃくをとり、HD DVD単独たんどく支持しじ転向てんこうした企業きぎょうほとんかったこともあいまって、HD DVDはこのあらそいで敗退はいたいした。

ポストPCデバイス

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2000年代ねんだい後半こうはん両社りょうしゃTablet PCUltra-Mobile PCなどあたらしいユーザインタフェース搭載とうさいした機器きき開発かいはつしたが、おおきく普及ふきゅうするにはいたらなかった。

一方いっぽうスマートフォンがパソコンの市場いちば上回うわまわるまでに成長せいちょう[1]タブレットきゅう成長せいちょうしている。そのだい部分ぶぶんはインテルの競合きょうごう企業きぎょう製造せいぞうするARMアーキテクチャのプロセッサと、アップルのiOSGoogleAndroid OSを搭載とうさいし、インテルとマイクロソフトはおおきく出遅でおくれた[2]

インテルはAtomプロセッサなどモバイルけのみを強化きょうかしてたが、2016ねん開発かいはつ終了しゅうりょうすることが発表はっぴょうされ、まくじた。 またMoblinMeeGoといったオープンソースみOSの開発かいはつちかられたものの、ほとんど成果せいかがなく終了しゅうりょうしている。一方いっぽうマイクロソフトはARMアーキテクチャ(れいQualcomm SnapdragonシリーズとうけのWindows PhoneWindows RT推進すいしんしており、両社りょうしゃパーソナルコンピュータ市場いちばきずいた特別とくべつ関係かんけいは、この分野ぶんやでは発揮はっきされていない。

脚注きゃくちゅう

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出典しゅってん

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