そこ

日本語にほんご

名詞めいし

そこ【底そこ】

1. ある物体ぶったいや地形ちけいで、最もっとも低ひく（ひく）いまたは最もっとも深ふか（ふか）い部分ぶぶん。最さい下部かぶ。

発音はつおん

• (東京とうきょう式しき) そこ [sòkó] (平板へいばん型がた – [0])
• IPA^(?): [so̞ko̞]
• (京阪けいはん式しき) そこ

関連かんれん語ご

• そこしれない
• そこぢから
• そこなし
• そこびえ
• そこびかり
• おくそこ
• 心底しんそこ
• 底辺ていへん、底面ていめん
• 海底かいてい、かわぞこ

対義語たいぎご

• いただき

翻訳ほんやく

最もっとも低ひくいまたは最もっとも深ふかい部分ぶぶん

• アイスランド語ご: botn 男性だんせい
• アフリカーンス語ご: onderkant
• アルメニア語ご: տակ ^(hy) (tak), հիմք ^(hy) (himk’), ներքև ^(hy) (nerkʿew)
• イタリア語ご: fondo, parte inferiore 女性じょせい
• 英語えいご: bottom
• エスペラント: fundo ^(eo)
• オランダ語ご: onderkant ^(nl) 男性だんせい
• カタルーニャ語ご: fons 男性だんせい
• スペイン語ご: fondo ^(es) 男性だんせい
• スロヴェニア語ご: dno ^(sl) 中性ちゅうせい
• セルビア・クロアチア語ご: dno ^(sh) 中性ちゅうせい
• チェコ語ご: dno ^(cs) 中性ちゅうせい
• 朝鮮ちょうせん語ご: 바닥 (badak), 바탕 (batang)
• フィンランド語ご: pohja ^(fi), alapää ^(fi)
• フランス語ふらんすご: fond ^(fr) 男性だんせい, bas ^(fr) 男性だんせい, dessous ^(fr) 男性だんせい
• ヘブライ語ご: תחתית ^(he) (takhtyt) 女性じょせい
• ポーランド語ご: dno ^(pl) 中性ちゅうせい
• マケドニア語ご: дно ^(mk) (dno) 中性ちゅうせい
• ラテン語らてんご: fundus ^(la) 男性だんせい, solum ^(la) 中性ちゅうせい
• ロシア語ご: низ (niz) 男性だんせい

代名詞だいめいし

そこ【其処・其所】

1. 指示しじ代名詞だいめいしの一ひとつで、き手きてに近ちかい場所ばしょを指さす。その場所ばしょ。
2. き手きてが触ふれている場所ばしょなどを指さす。
   • そこをぐっと押おしてほしい。
3. き手きてが現在げんざい、いる場所ばしょ。
4. すでに話題わだいに出でた場所ばしょを指さす
   • 目的もくてき地ちまで、そこから一いち時じ間あいだくらいだ。
5. その点てん。そのこと。
   • そこがよく分わからない。
6. その局面きょくめん。その状況じょうきょう。
   • そこで役やくに立たったのがこの本ほんだ。
7. その組織そしき、集団しゅうだん、会社かいしゃ、チーム。
8. その程度ていど。それほど。
   • そこまでやるのか。

発音はつおん

• (東京とうきょう式しき) そこ [sòkó] (平板へいばん型がた – [0])
• IPA^(?): [so̞ko̞]
• (京阪けいはん式しき) そこ​

関連かんれん語ご

• そこのところ、そこぞ、そこもと、そこいら、そっから、そこかしこ、そこはかとない

日本語にほんごの指示しじ詞し

	近称きんしょう（こ-）	中称ちゅうしょう（そ-）	遠称えんしょう（あ-）	不定称ふていしょう（ど-）
指示しじ代名詞だいめいし	これ [複数ふくすう: これら]	それ [複数ふくすう: それら]	あれ [複数ふくすう: あれら]	どれ
指示しじ代名詞だいめいし	こいつ こちらさま	そいつ そちらさま	あいつ あちらさま	どいつ どちらさま
連体詞れんたいし	この	その	あの	どの
場所ばしょ	ここ こっから	そこ そっから	あそこ	どこ どっから
方向ほうこう	こちら・こっち	そちら・そっち	あちら・あっち	どちら・どっち
態様たいよう	こう こんな こんくらい こんだけ	そう そんな そんくらい そんだけ	ああ あんな あんくらい あんだけ	どう どんな どんくらい どんだけ

翻訳ほんやく

指示しじ代名詞だいめいし

• アイスランド語ご: þarna ^(is), þar ^(is), það ^(is)
• アイルランド語ご: ansin ^(ga), ansiúd ^(ga)
• アフリカーンス語ご: daar
• アラビア語ご: ‎هُنَاكَ (hunáːka), ‎هُنَالِكَ (hunáːlika)、（エジプト） هناك (hinaak)
• アラム語ご:（シリア文字もじ） ܬܡܢ (tamān, tamon)、（ヘブル文字もじ） תמן (tamān, tamon)
• アルバニア語ご: aty ^(sq), atje ^(sq)
• アルメニア語ご: այնտեղ ^(hy) (aynteġ), (アルメニア西部せいぶ) հոն ^(hy) (hon)
• イタリア語ご: là ^(it), ivi ^(it)
• イド語ご: ibe
• インドネシア語ご: situ (比較的ひかくてき近ちかい), sana (比較的ひかくてき遠とおい)
• ウェールズ語ご: yna ^(cy)
• ウクライナ語ご: там (tam)
• 英語えいご: there
• エスペラント: tie ^(eo)
• 沖縄おきなわ語ご: んま
• オランダ語ご: daar ^(nl), ginder ^(nl), ginds ^(nl)
• カタルーニャ語ご: allà, allí
• ギリシア語ご: εκεί (ekí)
• グアラニ語ご: upépe
• ケチュア語ご: jaqaypi (-pi = locative case)
• シチリア語ご: ddà ^(scn)
• スウェーデン語ご: där ^(sv)
• スコットランド・ゲール語ご: an sin ^(gd)
• スペイン語ご: allí ^(es), ahí ^(es), allá ^(es)
• スロヴァキア語ご: tam ^(sk)
• スロヴェニア語ご: tam ^(sl)
• セルビア・クロアチア語ご:

  キリル文字もじ: тамо

  ラテン文字もじ: ondje ^(sh), tamo ^(sh)

• チェコ語ご: tam ^(cs)
• 中国ちゅうごく語ご: 那な裡うら, 那な里さと (nàli), 那な兒じ, 那な儿 (nàr)
• 朝鮮ちょうせん語ご: 거기에 (geogi-e)
• テルグ語ご: అక్కడ ^(te) (akkaḍa)
• デンマーク語ご: der ^(da)
• ドイツ語ご: dort ^(de), da ^(de)
• トルコ語ご: şurada (比較的ひかくてき近ちかい), ora, orada (比較的ひかくてき遠とおい)
• ナヴァホ語ご: aadi
• 西にしフリジア語ご: dêr ^(fy)
• ノルウェー語ご: der ^(no)
• ハンガリー語ご: ott ^(hu)
• フィンランド語ご: tuolla 、 tuossa
• フランス語ふらんすご: là ^(fr), là-bas ^(fr), y ^(fr)

  古こフランス語ふらんすご: i

• ブルガリア語ご: там (tam)
• ベトナム語ご: đằng kia
• ヘブライ語ご: ‎שם‎ (sham)
• ポーランド語ご: tam ^(pl)
• ポルトガル語ご: aí ^(pt), ali ^(pt), lá ^(pt)
• マケドニア語ご: таму ^(mk) (támu)
• ラテン語らてんご: ibi, illic, istic
• リトアニア語ご: ten ^(lt)
• ルーマニア語ご: acolo ^(ro), colo ^(ro)
• ルクセンブルク語ご: do ^(lb)
• ロシア語ご: там (tam)

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古典こてん日本語にほんご

名詞めいし

そこ【底そこ】

1. 最さい（もっと）も下した（した）の部分ぶぶん、底そこ。
2. 奥底おくそこ（おくそこ）、心底しんそこ。
3. 底力そこぢから（そこぢから）。

発音はつおん

二に拍はく名詞めいし一類いちるい^(?)

• (平安へいあん時代じだい)そこ
• (南北なんぼく朝あさ時代じだい)そこ
• (室町むろまち時代ときよ)そこ
• (江戸えど時代じだい)そこ

代名詞だいめいし

そこ【其処しょ、其所ところ】

1. （中称ちゅうしょうの指示しじ代名詞だいめいし）
   1. そこ。
   2. その場所ばしょ。
   3. その点てん、そのこと。
2. （不定称ふていしょうの指示しじ代名詞だいめいし）漠然ばくぜんとした場所ばしょを示しめす。そこ。
3. （対称たいしょうの人称にんしょう代名詞だいめいし）あなた、おまえ、君きみ（きみ）。