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障子(ショウジ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

障子しょうじみ)ショウジ

デジタル大辞泉だいじせん障子しょうじ」の意味いみみ・例文れいぶん類語るいご

しょう‐じ〔シヤウ‐〕【障子しょうじ

室内しつない仕切しきりや外気がいきふせぐのにもちいる建具たてぐ総称そうしょうかり障子しょうじついたてふすまなど。近年きんねんは、格子こうしんだわく白紙はくしったかり障子しょうじをいう。そうじ ふゆ「あさがほの枯蔓うつる―かな/万太郎まんたろう
はなちゅうへだたびちゅうかく俗称ぞくしょうはなふたつのあなあいだ仕切しきり。
[類語るいご]ふすま建具たてぐ

そう‐じ〔サウ‐〕【障子しょうじ

《「そう」は「しょう」の直音ちょくおん表記ひょうき》「しょうじ(障子しょうじ」におなじ。
「―らすべきことなど」〈みなもと浮舟うきふね

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精選せいせんばん 日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん障子しょうじ」の意味いみみ・例文れいぶん類語るいご

しょう‐じシャウ‥障子しょうじさわ

  1. [ 1 ] 名詞めいし
    1. 部屋へや内外ないがい仕切しきさわへい(しょうへいぐ)一種いっしゅりはずしのできるちょうづけかべ(はりつけかべ)絹布けんぷったふすま障子しょうじ唐紙からかみった唐紙からかみ障子しょうじたいあしがついていて室内しつない移動いどうさせることのできる衝立ついたて(ついたて)障子しょうじすだれ屏風びょうぶ(すだれびょうぶ)のようにつくったつう(つ)障子しょうじ格子こうしんだ骨組ほねぐみしろかみったかり障子しょうじなどがある。いまはふつうかり障子しょうじをさしていう。《 季語きごふゆ

▼しょうじる《 季語きごあき

▼しょうじあらう《 季語きごあき

  1. [初出しょしゅつ実例じつれい]「於図書としょりょういちところぞう仏像ぶつぞう内外ないがい典籍てんせき書法しょほう屏風びょうぶ障子しょうじ并雑るい」(出典しゅってん類聚るいじゅうさんだいかく一九いっくかみひさしねん(728)きゅうがつろくにち)
  2. つねきゅうひつるしゃうじの引手ひきてほんければ」(出典しゅってん義経よしつね室町むろまちちゅうか)なな)
  3. はなふたつのあなのしきりをいう。
    1. [初出しょしゅつ実例じつれい]「此君にざれるものは、ついはなのせうじまでぬかるるとかや」(出典しゅってん洒落本しゃれぼん傾城けいせいことわざしゅ(1791))
  4. 江戸えど時代じだい頭髪とうはつあたま中程なかほどよこにそりのこしたもの。〔随筆ずいひつうれしゆう笑覧しょうらん(1830)〕
    1. [ 2 ] 名物めいぶつ茶碗ぢゃわんひとつ。ほん阿彌あみ光悦こうえつさくあからく茶碗ぢゃわんめいどうれによるぬけがあって、にかざすと、いてえるところから、このめいがある。

そう‐じサウ‥障子しょうじ

  1. 名詞めいし ( 「さう」は「しゃう」の直音ちょくおん表記ひょうき ) 室内しつないのしきりにもちいる建具たてぐ総称そうしょうかり障子しょうじふすま(ふすま)衝立ついたて(ついたて)などのるい。しょうじ。
    1. [初出しょしゅつ実例じつれい]「このひとしゃにてものしつるじんの、さうじをへだててあるに」(出典しゅってん蜻蛉とんぼ日記にっき(974ごろちゅう)

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日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)障子しょうじ」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

障子しょうじ
しょうじ

部屋へや縁側えんがわとのさかいもちいる格子こうしんだ桟の外側そとがわかみ(は)ったちがいの建具たてぐ平安へいあん時代じだいはじめには、行動こうどうあるいは視線しせんさえぎるための障害しょうがいとなるものをさしていた。具体ぐたいてきには、かべのようにはしらあいだにはめんだパネル、たとえば内裏だいり紫宸殿ししんでん(ししんでん)で使つかわれたけんきよし(けんじょう)障子しょうじ衝立ついたて(ついたて)、清涼せいりょう殿どの(せいりょうでん)ひがしひさし(ひがしびさし)にかれていたこんあきら(こんめいち)障子しょうじ、あるいは年中ねんじゅう行事ぎょうじ障子しょうじなどを障子しょうじとよんでいた。

 平安へいあん時代じだいなかごろには、はしらあいだにはめまれた障子しょうじもうけられた出入口でいりぐちについていたひらわり、さらにちがいに発展はってんした。このわった初期しょきのものを鳥居とりい障子しょうじとよんでいる。このころの障子しょうじは、の桟を格子こうしじょうんだものをほねとして、その両面りょうめんなんそうもの下貼したばりをしたうえに、ぬのまたはかみ上貼うわばりをし、周囲しゅういうるしりのかまち(かまち)をつけていた。ぬの上貼うわばりしたものをふすま(ふすま)障子しょうじかみ上貼うわばりしたものを唐紙からかみ(からかみ)障子しょうじとよんでいる。ふすま障子しょうじにはえがかれるのが普通ふつうで、唐紙からかみうらまたは略式りゃくしき場合ばあい使つかわれている。唐紙からかみ本来ほんらい中国ちゅうごくからもたらされたかみのことで、色付いろづけ木版もくはん文様もんようしていたが、しだいに日本にっぽんでもおなじようなかみがつくられるようになり、ひろ使つかわれるようになった。ひらわった理由りゆうはわからないが、このころはじめて日本にっぽん建築けんちく独特どくとくあるいはちがいの建具たてぐとしての障子しょうじまれた。

 鎌倉かまくら時代じだいえがかれた絵巻物えまきものでは、えんおおきくとったふすま(ふすま)障子しょうじいえなか間仕切まじきさかんに使つかわれている。格子こうしんだ桟の外側そとがわかみったあきら(あかり)障子しょうじ絵画かいが史料しりょうのなかではじめてみとめられるのは、平安へいあん時代じだいまつにつくられた『平家ひらかおさむけい』の見返みかえしで、建物たてもの外回そとまわちがいの明障子あかりしょうじ使つかわれている。明障子あかりしょうじ文献ぶんけん史料しりょうにみられるようになるのは、平安へいあん時代じだい後半こうはんである。

 中世ちゅうせいはいると、明障子あかりしょうじまいりょう(まいらど)とわされて外回そとまわりの建具たてぐとしてひろ使つかわれるようになり、とくに中世ちゅうせい住宅じゅうたく特徴とくちょうづけるようになる。このころの明障子あかりしょうじ通常つうじょう全面ぜんめんあら格子こうしんだ、こしのない形式けいしきである。この時代じだい形式けいしきつたえる明障子あかりしょうじは、元興寺がんごうじ極楽ごくらくぼう禅堂ぜんどう東福寺とうふくじりゅうぎんあん(あん)本堂ほんどうなどに現存げんそんする。当時とうじ明障子あかりしょうじには、たてかまち見込みこみをみぞいっぱいにとって、一筋ひとすじみぞなかちがいにするものがみられる。中世ちゅうせいにはひくこしのついた腰障子こししょうじ半分はんぶんほどのたかさまでまいりょう形式けいしきこしがある腰高こしだか障子しょうじ縦桟たてざんこまかくしたむしこめ(むしこ)障子しょうじなど、各種かくしゅ明障子あかりしょうじがつくられた。

 近世きんせい初期しょき一筋ひとすじじき鴨居かもい(かもい)と戸袋とぶくろのある雨戸あまどもちいられるようになると、雨戸あまど同様どうようおなじき鴨居かもい戸袋とぶくろ使つかって明障子あかりしょうじけたてするがえ障子しょうじ住宅じゅうたく外回そとまわりに使つかわれるようになった。この形式けいしきがえ障子しょうじは、二条城にじょうじょうまる大広間おおひろまみなみ西にしめんくろ書院しょいん南面なんめんなどに使つかわれていたが、現在げんざいおおきな戸袋とぶくろのこっているだけで、明障子あかりしょうじはしらあいだ形式けいしき改造かいぞうされてしまった。

 づけ書院しょいん(つけしょいん)の欄間らんま(らんま)には桟をななめにんだひし(ひし)格子こうし比較的ひかくてきおおもちいられているが、江戸えど時代じだいには数寄屋すきや(すきや)ふう意匠いしょう発展はってんするとともに、明障子あかりしょうじの桟のかた意匠いしょうにさまざまな変化へんかがみられるようになった。その代表だいひょうれい京都きょうと島原しまばら角屋かくや(すみや)で、縦横じゅうおうの桟を吹寄ふきよせにしたもの、縦桟たてざんなみのように曲線きょくせんけずしたもの、縦横じゅうおうの桟をすべてななめにはいしたもの、なかにガラスをはめたものなどいち部屋へやごとに変化へんかしている。さらに幕末ばくまつから明治めいじにかけて桟にさまざまな具象ぐしょうてき模様もようれたものがあらわれ、雛形ひながた(ひながた)ほん出版しゅっぱんされた。東京とうきょう目黒めぐろみやびじょえん(がじょえん)には、その典型てんけいれい数多かずおおくみられる。

 また、ふすま障子しょうじ唐紙からかみ障子しょうじ明障子あかりしょうじなど各種かくしゅ障子しょうじ名称めいしょう簡略かんりゃくされ、ふすま唐紙からかみ障子しょうじ基本きほんになって、近年きんねん障子しょうじ明障子あかりしょうじだけを意味いみするようになっている。同時どうじ住宅じゅうたく洋風ようふうともなって障子しょうじ使つかわれることがすくなくなっているが、一方いっぽうでは数寄屋すきやふう意匠いしょう民芸みんげい調ちょう意匠いしょう料亭りょうてい飲食いんしょくてん迎賓館げいひんかんなどでもてはやされ、ねこあいだ(ねこま)障子しょうじ雪見ゆきみ障子しょうじなどさまざまな意匠いしょうがくふうされている。

平井ひらい きよし


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改訂かいてい新版しんぱん 世界せかいだい百科ひゃっか事典じてん障子しょうじ」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

障子しょうじ (しょうじ)

和風わふう建築けんちくもちいられる建具たてぐ一種いっしゅふるくは衝立ついたて(ついたて),ふすま(ふすま)などの総称そうしょうであったが,現在げんざい明障子あかりしょうじ(あかりしようじ)をさす。障子しょうじかたりはすでに奈良なら時代じだいの《西大寺さいだいじ資財しざいりゅう記帳きちょう》(780)にられ,〈陀羅やま浄土じょうどへんいちしき〉は〈障子しょうじ〉で周囲しゅういに〈むらさきほそぬのえん〉をほどこしていたという。また平安へいあんみや清涼せいりょう殿どのの〈こんあきらいけ障子しょうじ〉は《ばん大納言だいなごん絵詞えことば》によれば衝立ついたて形式けいしきであり,おなじく〈馬形まがた障子しょうじ〉も現在げんざいつたえられるものは衝立ついたてである。一方いっぽうおな清涼せいりょう殿どのないの〈荒海あらうみ障子しょうじ〉や紫宸殿ししんでんの〈けんきよし(けんじよう)障子しょうじ〉ははま(は)めころしのふすま形式けいしきをみせている。これらの事実じじつと《日本にっぽんひろしじん3ねん(812)の〈屛風いちじょう障子しょうじろくまい東寺とうじほどこせにゅうす〉という記事きじ勘案かんあんするならば,障子しょうじ屛風とならぶさわ屛具で,前者ぜんしゃ格子こうし両面りょうめんぬのまたはかみをはっていちまいいたじょうにしたもので,現在げんざいふすま衝立ついたて総称そうしょうであったのにたいし,後者こうしゃはそれを6まいつらねていちくみとし,たた形式けいしきにしたものと解釈かいしゃくできよう。〈衝立ついたて〉がかたりとして成立せいりつする時期じき明確めいかくでないが,《枕草子まくらのそうし》にあらわれる〈衝立ついたて障子しょうじ〉はそのはやれいである。障子しょうじとして一括いっかつされていたもののうち,下部かぶだいがついていて自立じりつできる形式けいしきのものを衝立ついたて障子しょうじとして分化ぶんかさせたのであろう。927ねん延長えんちょう5)に完成かんせいした《延喜えんぎしき》にえる〈つう(つ)障子しょうじ〉や清涼せいりょう殿どのたいばんしょなどにもちいられた〈鳥居とりい障子しょうじ〉も衝立ついたて一種いっしゅである。表面ひょうめん文字もじき,移動いどうできるさわ屛具として屛風とともに多用たようされた。衝立ついたて障子しょうじから分化ぶんかしたあとは,一般いっぱん障子しょうじといえばふすま形式けいしきのものをさす場合ばあいおおかったようで,〈ふすま〉のかたり室町むろまち時代じだいはいってはじめて登場とうじょうする。ふすま格子こうしじょうんだ木製もくせい下地したじ両面りょうめんぬのかみをはってえがいたものだが,格子こうし片面かためんにのみうすきぬかみをはって採光さいこうできるようにしたのが〈明障子あかりしょうじ〉である。平安へいあん末期まっきから使つかわれはじめるが普及ふきゅうするのは鎌倉かまくら時代じだい以降いこうである。その背景はいけいには鎌倉かまくらにおける和紙わし生産せいさんほう飛躍ひやくてき発展はってんがあったとされる。ひかりとおすが外気がいきかぜ遮断しゃだんする明障子あかりしょうじ発明はつめい画期的かっきてきで,住宅じゅうたく居住きょじゅうせい向上こうじょうおおきく貢献こうけんした。初期しょき明障子あかりしょうじしとみ(しとみど)や妻戸つまど併用へいようされ全面ぜんめんかみをはっていたが,戸締とじまりが簡略かんりゃくされて明障子あかりしょうじのみで内外ないがい仕切しきるようになると,上部じょうぶかみをはり,こし部分ぶぶんまいりょう(まいらど)の形式けいしきとする〈腰高こしだか障子しょうじ〉があらわれる。そして室内しつないあいだ仕切じきりとしても使つかわれるようになるとあめふせぐためのたかこし不要ふようとなり,現在げんざいるようなこしひくい〈こしづけ障子しょうじ〉が一般いっぱんする。
障子しょうじ
執筆しっぴつしゃ

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百科ひゃっか事典じてんマイペディア障子しょうじ」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

障子しょうじ【しょうじ】

和風わふう家屋かおくもちいる建具たてぐ一種いっしゅ障子しょうじ名称めいしょうふる奈良なら時代じだいからあったが,これはこんあきら(こんめいち)障子しょうじのような衝立ついたて(ついたて)や荒海あらうみ(あらうみ)障子しょうじけんきよし(けんじょう)障子しょうじのようなふすま(ふすま)形式けいしきのものの総称そうしょうであったらしい。よんしゅうかまち(かまち)でみ,内部ないぶを桟で縦横じゅうおうみ,和紙わしをはって採光さいこうできるようにした現在げんざい障子しょうじあか障子しょうじともいい,鎌倉かまくら時代じだいから普及ふきゅうしはじめた。障子しょうじひかり透過とうかりつおおきく,通気つうきせいをもつことから,居室きょしつ建具たてぐとして現在げんざいでも日本にっぽん住宅じゅうたくおお利用りようされており,中央ちゅうおうにガラスをはめんだがくにゅう障子しょうじ,そのガラス部分ぶぶん開閉かいへいできるしょう障子しょうじんだねこあいだ(ねこま)障子しょうじ植物しょくぶつったたい水性すいせいひがし(あずま)障子しょうじなどがある。→障子しょうじ
関連かんれん項目こうもく衝立ついたて大和絵やまとえ

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山川やまかわ 日本にっぽんしょう辞典じてん 改訂かいてい新版しんぱん障子しょうじ」の解説かいせつ

障子しょうじ
しょうじ

屋内おくないあいだあいだへだてにてて人目ひとめふせぐもの。もとは板戸いたどふすま(ふすま)・あきら(あかり)障子しょうじ衝立ついたて(ついたて)・屏風びょうぶ(びょうぶ)などの建具たてぐ総称そうしょうだが,現在げんざい明障子あかりしょうじをもっぱらさす。「日本にっぽんひろしじん3ねん(812)2がつ3にちじょうに「障子しょうじよんじゅうろくまい西寺にしてらほどこせにゅうす」とある。京都きょうと御所ごしょ紫宸殿ししんでん(ししんでん)の母屋もや中央ちゅうおうにある玉座ぎょくざ背後はいごに,はしらはしらあいだに1まいはめこみになって左右さゆう開閉かいへいできないけんきよし(けんじょう)障子しょうじは,わくなか絹張きぬばりの厚紙あつがみをとりつけ絵画かいがほどこしたもので,ふすま最古さいこ形式けいしきという。宇多天皇うだてんのうころにはめた記録きろくがある。だいうえわくをさしこめるようになっているのが衝立ついたて障子しょうじで,明障子あかりしょうじはその一種いっしゅ明障子あかりしょうじ屋内おくない機能きのう分化ぶんかするにつれて,遣戸やりど(やりど)とともに平安へいあん後期こうきからしだいに使つかわれた。

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ブリタニカ国際こくさいだい百科ひゃっか事典じてん しょう項目こうもく事典じてん障子しょうじ」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

障子しょうじ
しょうじ

建具たてぐ一種いっしゅふるくはまどそのほかの開口かいこうわく内部ないぶにはめてよこきに開閉かいへいするふすま (ふすま) や板戸いたどふくめてすべて障子しょうじといい,桟のあいだかみった採光さいこう役立やくだつものをあか障子しょうじんだ。しかし現在げんざいでは,一般いっぱんにこのあか障子しょうじのことをたん障子しょうじという。普通ふつう下方かほう一部分いちぶぶんいたがはめられ,そのおおきさと形状けいじょうによって,こしづけ障子しょうじ腰高こしだか障子しょうじなどの名称めいしょうがある。中央ちゅうおうにガラスをはめたものをがくにゅう障子しょうじまたはガラス障子がらすしょうじという。おだやかな採光さいこうられ,ガラスじゅうにすると保温ほおんにも役立やくだつ。和風わふう住宅じゅうたく縁側えんがわ室内しつないさかいおおもちいられる。

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リフォーム用語ようごしゅう障子しょうじ」の解説かいせつ

障子しょうじ

日本にっぽん家屋かおくにおけるとびらまどもちいる建具たてぐひとつで、かりをとおすようにわくかみりという構成こうせいになっている。ひかりおと空気くうき透過とうかさせ、視線しせん透過とうかさせないといった独特どくとく特徴とくちょうっている。現代げんだいにおいてはインテリアとしてのさい評価ひょうかほか、ガラスとの組合くみあわせによる断熱だんねつ効果こうか紫外線しがいせん軽減けいげん効果こうかなどで見直みなおされつつある。

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普及ふきゅうばん どおり障子しょうじ」のみ・字形じけい画数かくすう意味いみ

障子しょうじ】しようじ

どおりさわ」の項目こうもく

出典しゅってん 平凡社へいぼんしゃ普及ふきゅうばん どおり普及ふきゅうばん どおりについて 情報じょうほう

日本にっぽん文化ぶんかいろは事典じてん障子しょうじ」の解説かいせつ

障子しょうじ

障子しょうじは、平安へいあん時代じだいから現在げんざいまで、和風わふう住宅じゅうたくかせない建具たてぐとして使つかわれています。吸湿きゅうしつせい断熱だんねつせいたかいだけでなく、日光にっこうやわらかく拡散かくさんさせることで、自然しぜんあかるさをつくりだしてひと心地ここちよさをあたえてくれることは、障子しょうじこのまれるおおきな理由りゆうでしょう。

出典しゅってん シナジーマーティング(かぶ)日本にっぽん文化ぶんかいろは事典じてんについて 情報じょうほう

いえとインテリアの用語ようごがわかる辞典じてん障子しょうじ」の解説かいせつ

しょうじ【障子しょうじ

日本にっぽん家屋かおく開口かいこうもちいる建具たてぐひとつ。ふるくは衝立ついたて(ついた)て・ふすま(ふすま)などの総称そうしょうであったが、こんにちでは格子こうしんだわく片面かためん和紙わしった、採光さいこうのできるかり障子しょうじをいう。

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