ハリス氏し「懸念けねん」、トランプ氏し「連帯れんたい」　対たいイスラエルで違ちがい浮うき彫ぼり

　パレスチナ自治じち区くガザ地区ちくで戦闘せんとうを続つづけるイスラエルへの対応たいおうを巡めぐり、11月の米べい大統領だいとうりょう選せんでの対決たいけつが濃厚のうこうな民主党みんしゅとうのハリス副ふく大統領だいとうりょう（59）と共和党きょうわとうのトランプ前ぜん大統領だいとうりょう（78）の立場たちばの違ちがいが浮うき彫ぼりになっている。

　イスラエルのネタニヤフ首相しゅしょうは26日にち、前日ぜんじつのハリス氏しとの会談かいだんに続つづき、トランプ氏しとは南部なんぶフロリダ州しゅうの邸宅ていたくで面会めんかいした。ハリス氏しがイスラエルを支持しじしつつもガザの人道じんどう状況じょうきょうへの「深ふかい懸念けねん」を示しめしたのに対たいし、トランプ氏しはイスラエルへの「連帯れんたい」を表明ひょうめいし、ハリス氏しを「失礼しつれいだ」と批判ひはんした。

　トランプ氏しは、ネタニヤフ氏しとの会談かいだん後ごに出だした声明せいめいで「大統領だいとうりょう選せんで勝利しょうりすれば、中東ちゅうとうに安定あんていをもたらす」と強調きょうちょう。全米ぜんべいの大学だいがくで広ひろがったイスラエル批判ひはんのデモを念頭ねんとうに「反はんユダヤ主義しゅぎ」に立たち向むかうと訴うったえた。

　声明せいめいではまた、ネタニヤフ氏しがトランプ氏しに対たいし、大統領だいとうりょう在任ざいにん中ちゅうの取とり組くみへの謝意しゃいを示しめしたとアピールした。具体ぐたい的てきには、イスラエルの商都しょうとテルアビブにあった米国べいこく大使館たいしかんのエルサレムへの移転いてんや、イスラエルが一部いちぶのアラブ諸国しょこくと国交こっこうを樹立じゅりつした「アブラハム合意ごうい」を仲介ちゅうかいしたことなどを挙あげたという。

　トランプ氏しとネタニヤフ氏しを巡めぐっては、20…