2019年ねん12月、中国ちゅうごく・武漢ぶかん市しで初はじめて公式こうしきに報告ほうこくされた新型しんがたコロナウイルス感染かんせん症しょう(COVID-19)は、わずか数カ月すうかげつで世界せかい各地かくちに広ひろがりました。 私わたしが内科ないか医いとして働はたらく沖縄おきなわ県けんでも、大だい規模きぼな流行りゅうこうを繰くり返かえしながら医療いりょうや介護かいごをひっ迫ぱくさせてきました。急速きゅうそくに増大ぞうだいする医療いりょう需要じゅように対たいして、離島りとう県けんゆえに広域こういき搬送はんそうが困難こんなんで、限かぎられた資源しげんを自己じこ完結かんけつ的てきに運用うんようするしかありませんでした。ただ、それだけに地域ちいき連携れんけいが強化きょうかされた実感じっかんもありました。悪わるいことばかりではありません。ログインして全文ぜんぶんを読よむ
著者ちょしゃプロフィール高山たかやま義浩よしひろ(沖縄おきなわ県立けんりつ中部ちゅうぶ病院びょういん感染かんせん症しょう内科ないか・地域ちいきケア科か副ふく部長ぶちょう)●東京大学とうきょうだいがく医学部いがくぶ保健ほけん学科がっか卒業そつぎょう後ご、フリーライターを経へて2002年ねん山口大学やまぐちだいがく医学部いがくぶ医い学科がっか卒そつ。九州きゅうしゅう医療いりょうセンターなどを経へて、2010年ねんより沖縄県立中部病院おきなわけんりつちゅうぶびょういんにおいて感染かんせん症しょう診療しんりょうに従事じゅうじ。同院どういんに地域ちいきケア科かを立たち上あげ、主しゅとして急性きゅうせい期きや終末しゅうまつ期きの在宅ざいたく医療いりょうに取とり組くんでいる。
連載れんさいの紹介しょうかい沖縄おきなわ医者いしゃのパンデミック漂泊ひょうはく日記にっき - 臨床りんしょうと行政ぎょうせいの狭間はざまで新型しんがたコロナウイルス感染かんせん症しょうの流行りゅうこうに際さいし、沖縄おきなわ県立けんりつ中部ちゅうぶ病院びょういんにて最前線さいぜんせんで診療しんりょうに行いってきただけでなく、沖縄おきなわ県けん政策せいさく参与さんよや厚生こうせい労働省ろうどうしょう参与さんよとして感染かんせん対策たいさくや情報じょうほう発信はっしんを手掛てがけてきた高山たかやま義浩よしひろ氏しに、新型しんがたコロナウイルス感染かんせん症しょうの流行りゅうこうを振ふり返かえっていただきました。
4医療いりょう・介護かいご分野ぶんやの賃上ちんあげ達成たっせいを注視ちゅうし、地域ちいき医療いりょう構想こうそうはかかりつけ医い機能きのうなどへの拡大かくだいも「骨太ほねぶとの方針ほうしん2024」、医師いしの偏在へんざい是正ぜせいで規制きせい的てき手て…
4リポート◎“名なばかり宿やど日直にっちょく”の放置ほうちが招まねく「ホワイト」と「ブラック」の二に極きょく化か働はたらき方かた改革かいかくをきっかけに“病院びょういん間あいだ格差かくさ”が広ひろがる?