コミナタ最さい古参こさんの編集へんしゅう長ちょう＆部員ぶいんが語かたる、15年間ねんかんの思おもい出で

取材しゅざい・文ぶん / 大湊おおみなと京香きょうか

登場とうじょう人物じんぶつ

坂本さかもと恵めぐみ（サカモトメグミ）

コミックナタリー現げん編集へんしゅう長ちょう。関西かんさいのカルチャー雑誌ざっし・Lmagazine（京阪神けいはんしんエルマガジン社しゃ）の編集へんしゅう部ぶを経へて、2009年ねんにナターシャに入社にゅうしゃ、コミックナタリー編集へんしゅう部ぶに所属しょぞく。2015年ねんに2代目だいめのコミックナタリー編集へんしゅう長ちょうに就任しゅうにん。

淵上ふちがみ龍一りゅういち（フチガミリュウイチ）

コミックナタリー編集へんしゅう部員ぶいん。現在げんざいコミックナタリーに在籍ざいせきしている編集へんしゅう部員ぶいんの中なかで最もっとも古ふるくから在籍ざいせきしており、2008年ねんにコミックナタリーの立たち上あげに携たずさわった。

マンガ専門せんもん媒体ばいたいの存続そんぞくは無理むり、そう言いわれ15年ねんが経たった

──淵上ふちがみさんはコミックナタリーの創設そうせつ当時とうじから在籍ざいせきしていたとのことですが、どういった経緯けいいで立たち上あげに携たずさわったのでしょうか。

淵上ふちがみ　当時とうじのコミックナタリー編集へんしゅう長ちょう（唐木からき元はじめ）からmixiで「うちで働はたらかないか？」といったメッセージが届とどいたことがきっかけです。コミックナタリー立たち上あげの際さいにマンガに詳くわしいライターを探さがしていたみたいで、もともと友達ともだちだった今いまの音楽おんがくナタリー編集へんしゅう長ちょうが唐木からきさんに僕ぼくのことを紹介しょうかいしてくれたんですよね。

──2008年ねん当時とうじのSNSはmixiが主流しゅりゅうでしたが、それで採用さいようの連絡れんらくを取とるというのはなかなかないですね。

淵上ふちがみ　そのときはナタリーって「ミュージックマシーン」（※）の人ひとがやってるサイトでしょ？くらいの認識にんしきで。仕事しごとになるのかなあみたいな不安ふあんもありなあなあに返事へんじをしたんですけど、その後ごとある場所ばしょで唐木からきさんと会あう機会きかいがありまして。再ふたたび勧誘かんゆうを受うけたので一旦いったん話はなしだけは聞きいてみようと会社かいしゃへ向むかったら、面接めんせつうんぬんではなく、もう僕ぼくが参加さんかする前提ぜんていで作業さぎょうが進すすめられていたんです（笑）。思おもい返かえすと、初対面しょたいめんのときの印象いんしょうが重要じゅうようだったのかもしれませんね。僕ぼくはその日ひ、ユニクロと「うる星せいやつら」のコラボTてぃーシャツを着きていて、それに唐木からきさんが反応はんのうしていたのをよく覚おぼえています。「ユニクロからマンガのTてぃーシャツが出でる」という情報じょうほうをキャッチできている、つまりコミックナタリーの記者きしゃが行おこなう仕事しごとを自然体しぜんたいでやれていると判断はんだんされたんじゃないかと。お気きに入いりのマンガTてぃーシャツで気きになるあの子こに自己じこアピールみたいな（笑）。

（※）ナタリーの創設そうせつ者しゃの1人ひとり・大山おおやま卓也たくやが個人こじんで作つくった音楽おんがくニュースサイト。

──立たち上あげ当初とうしょは何人なんにんくらいで運用うんようしていたのでしょうか？

淵上ふちがみ　僕ぼく含ふくめて4人にんくらいでした。それが今いまじゃ10人にん以上いじょうになって、成長せいちょうを感かんじますね……。

──当時とうじは音楽おんがくナタリーも立たち上あがって1年ねん程度ていど。ナタリー自体じたいの知名度ちめいども低ひくく、コミックナタリーも出版しゅっぱん社しゃやアニメ会社かいしゃからの認知にんちがゼロの状態じょうたいからスタートしたと思おもいますが、どのように関係かんけいを築きずいていったのでしょうか。

淵上ふちがみ　最初さいしょはコミックナタリー立たち上あげのご挨拶あいさつとして地道じみちに各かく出版しゅっぱん社しゃに挨拶あいさつ回まわりをしていました。その中なかで当時とうじ「マンガを専門せんもんとしたWeb媒体ばいたいの存続そんぞくは無理むり」と言いわれたこともありました。というのも、今いまではWeb媒体ばいたい向むけの宣伝せんでんや広報こうほうの部署ぶしょがある会社かいしゃも多おおいですが、当時とうじはそうした窓口まどぐちもほぼなかったので、記事きじに使つかいたい素材そざいがあっても、都度つど問とい合あわせて対応たいおうしてもらうなんて現実げんじつ的てきじゃないと。紙かみ媒体ばいたいが中心ちゅうしんの世界せかいに突然とつぜんインターネットの概念がいねんを持もったやつが転生てんせいしてきて「普通ふつうに毎日まいにち更新こうしんしたいだけだが？」ってい出いだすわけですよ。ものすごい面倒めんどうくさいことをお願ねがいしていたと思おもいます。

坂本さかもと　よく付つき合あってくれましたよね、本当ほんとうに。

淵上ふちがみ　そもそも出版しゅっぱん社しゃもマンガ専せん門もんのWeb媒体ばいたいと仕事しごとをしたことがないから、Web記事きじを作成さくせいするにあたりどのように進行しんこうしていくのかわからなかったと思おもうんです。それをお互たがいが探さぐり探さぐり、話はなし合あってここまで来きたような感かんじがします。

──そういった地道じみちな働はたらきかけが積つみ重かさなって今いまのコミックナタリーがあるんですね。

坂本さかもと　そうですね。企業きぎょうからのプレスリリースもたくさん配信はいしんされるようになりましたが、コミックナタリー部員ぶいんがマンガ雑誌ざっしを見みて、新しん情報じょうほうが掲載けいさいされていたら出版しゅっぱん社しゃに問とい合あわせるっていう基本きほん的てきな流ながれは今いまも変かわっていないと思おもいます。

淵上ふちがみ　ナタリーのニュースはすべて社内しゃないの編集へんしゅう記者きしゃが書かいているので、立たち上あげ当時とうじは雑誌ざっしの発売はつばい日び、日付ひづけが変かわったらすぐに書店しょてんに買かいに行いって、次回じかい予告よこくやカラーページなどを確認かくにんしてましたよね。今いまは何なにかしら新あらたな情報じょうほうが発表はっぴょうされたらすぐに公式こうしきサイトに反映はんえいされるじゃないですか。でも当時とうじはそんなに充実じゅうじつしてなかった。

──今いまでは電子でんし版ばんも普及ふきゅうしているので、だいぶ楽らくになったんではないでしょうか。

淵上ふちがみ　めちゃめちゃ楽らくになった。でも例たとえば、単行本たんこうぼんの帯おび情報じょうほうは電子でんし版ばんだと気きづくことができないので、今いまでも書店しょてんに行いってネタを拾ひろうことは続つづけています。帯おびで解禁かいきんされる情報じょうほうも少すくなくないので。

坂本さかもと　そう思おもうとこの15年間ねんかんで情報じょうほうの出だし方かたがだいぶ変かわってきましたよね。

淵上ふちがみ　そうですね。今いまでこそ新あらたな情報じょうほうは解禁かいきん時間じかんが設定せっていされていたりしますけど、当時とうじはまだ出版しゅっぱん社しゃもそういった対応たいおうはしていなかったですし。だから書店しょてんに足あしを運はこんで、より早はやく情報じょうほうを得えるということが必要ひつようだったんですよね。

──コミックナタリー立たち上あげ当初とうしょで印象いんしょうに残のこっているエピソードはありますか？

淵上ふちがみ　僕ぼくはまだオフィスが下北沢しもきたざわにあったときの採用さいよう面接めんせつをめちゃくちゃに覚おぼえていますね……（※）。面接めんせつに来きた人ひとが待まち時間じかんで緊張きんちょうしないよう、なにか気きが紛まぎれるような音楽おんがくでもロビーに流ながそうってなって、アニメ「ドラえもん」でおなじみの「スネ夫おっとが自慢じまん話ばなしをするときに流ながれている曲きょく」をエンドレスでかけていた。下北しもきた時代じだいのオフィスは、社長しゃちょうの趣味しゅみで壁紙かべがみも藤子とうこ・F・不二雄ふじおのマンガの絵柄えがらになっていたんですよ。就職しゅうしょく面接めんせつっていう将来しょうらいを懸かけた大事だいじな場面ばめんで「ドラえもん」の絵えに囲かこまれながらあの音楽おんがくを聞きかされるっていう、面接めんせつ者しゃは気きが気きじゃなかったでしょうね。

（※）現在げんざい、ナタリーは原宿はらじゅくにオフィスを構かまえている。

──非常ひじょうにユニークですね……。坂本さかもとさんもその採用さいよう面接めんせつを受うけていたんでしょうか。

坂本さかもと　私わたしはコミックナタリーが立たち上あがって半年はんとしくらい経たった2009年ねん7月がつ末まつに面接めんせつを受うけて入社にゅうしゃしました。スネ夫おっとの音楽おんがくはそのときはまだ流ながれていなかったです（笑）。当時とうじ、ナタリーのサイト上じょうに採用さいよう募集ぼしゅうのバナーがあったのですが、そこに“水飲みずのみ放題ほうだい”って書かかれていて。福利ふくり厚生こうせいとしてウォーターサーバーが社内しゃないに置おいてあるとかそういうことなのかなと思おもって面接めんせつに向むかったら、面接めんせつ部屋へやのテーブルに2Lのペットボトルの水みずがドンと置おいてあって、しかもその水みずを「水飲みずのみ放題ほうだいだからね！」と紙かみコップに注そそぎ始はじめて差さし出だされたので「この会社かいしゃなんなんだろう」と思おもって混乱こんらんしました。

淵上ふちがみ　「いいこと考かんがえた」みたいな感かんじでやってたんですよ。悪気わるぎなく。

この15年ねんで、1日にちに出だす記事きじの数かずが10倍ばいに

──コミックナタリーの15年間ねんかんを振ふり返かえって、ターニングポイントはどこだと思おもいますか？

坂本さかもと　2017年ねん12月にアニメの情報じょうほうも紹介しょうかいしはじめたのは、大おおきい転機てんきだったと思おもいます。それまでもマンガを原作げんさくとしたアニメは扱あつかっていましたが、それ以外いがいのアニメも取とり上あげるためにアニメ専せん門もんの記者きしゃを雇用こようして。そういった影響えいきょうもあって、私わたしも今いままでより積極せっきょく的てきにアニメを観みるようになりましたね。

淵上ふちがみ　僕ぼくはもともとアニメもけっこう好すきなんだけど、だからこそマンガとアニメを一緒いっしょに扱あつかうことの難むずかしさみたいなのを当初とうしょは気きにしていましたね。アニメの面白おもしろがりかたってマンガと近ちかいようでぜんぜん違ちがう。だからアニメの記事きじって、マンガの記事きじを書かくみたいには書かけないんじゃないかという緊張きんちょう感かんはありました。2017年ねんを機きにアニメの記事きじを書かくことが増ふえて、7年ねんかかってようやくアニメ業界ぎょうかいのことも少すこしわかるようになったって感かんじですね。

──いろいろと変遷へんせんを辿たどってきたコミックナタリーですが、この15年間ねんかんで一番いちばん変かわったことはなんだと思おもいますか？

坂本さかもと　特集とくしゅうやインタビュー記事きじの写真しゃしんのクオリティが抜群ばつぐんに上あがったかなと思おもいます。当初とうしょはプロのカメラマンにあまり頼たのまず、編集へんしゅう記者きしゃの手てで撮とることも多おおかったんです。岡田おかだ将すすむ生せいさんだったり、小野おの大輔だいすけさんだったりも撮影さつえいしていて、恐おそれ多おおかった記憶きおく。部員ぶいんからもっと写真しゃしんのクオリティをあげたいという声こえが上あがり、部内ぶないの意識いしきも上あがっていった結果けっかだと思おもいます。

淵上ふちがみ　僕ぼく的てきには1日にちに出でるニュース記事きじの本数ほんすうと届とどくプレスリリースの量りょうが格段かくだんに変かわったと思おもってて。15年ねん前まえは1日にちに記事きじを10本ほんちょっと出だせればいいほうだったんですよ。今いまでは日ひによっては100本ほん出でるときもあるし、それだけ出だしてもまだ記事きじ化かしきれない情報じょうほう量りょうで、これってすごい進化しんかだなと。

──私わたしも入社にゅうしゃ当初とうしょは送おくられてくる情報じょうほうの量りょうに非常ひじょうに驚おどろきました。

淵上ふちがみ　こういった情報じょうほうの流ながれができたのは、多少たしょうなりともコミックナタリーの存在そんざいがあったからなんじゃないかと思おもっています。弊へい媒体ばいたいみたいなマンガ専せん門もんのメディアがニュース記事きじを出だしてくれるなら、ちゃんとプレスリリースをまこうかってところも増ふえたと思おもうんですよね。僕ぼくらがニュースを出だせる量りょうが増ふえたのは、情報じょうほう提供ていきょうする側がわの人ひとにもその意識いしきができたから。それによって今いまのマンガ業界ぎょうかいが少すこしでも盛もり上あがってるように見みえているのなら、15年間ねんかん、この仕事しごとをやってきた意味いみがあるんじゃないでしょうか。

コミックナタリーは“マンガ読よみの一里塚いちりづか”でありたい

──コミックナタリーの編集へんしゅう記者きしゃとして大事だいじなことはなんだと思おもいますか。

淵上ふちがみ　やっぱりマンガやアニメが好すきなことじゃないかな。プラス、編集へんしゅう者しゃとしては“なんでも面白おもしろがれる才能さいのう”が大事だいじだと思おもってて。自分じぶんが面白おもしろいって思おもったら、やっぱり人ひとに伝つたえたい。あれが面白おもしろかったよ、ここが面白おもしろいんだよって言いいたくなる。面白おもしろがれたら、それがどう面白おもしろかったかのかを編集へんしゅうして伝つたえる。コミックナタリーが取とり上あげるニュースのネタを僕ぼくらが作つくることはできなくて、すでに世よの中なかにある作品さくひんありきの仕事しごとだから、その中なかにある面白おもしろい要素ようそを僕ぼくらが面白おもしろがって記事きじにするんですよね。

坂本さかもと　自分じぶんが面白おもしろがれていないとなかなかいい記事きじを書かくことは難むずかしいですもんね。

淵上ふちがみ　1つのマンガの中なかにもいろんな面白おもしろいポイントがある。作品さくひんが世よに出でてるってことは、その作品さくひんの編集へんしゅう者しゃが面白おもしろいと思おもってるとか、何なにかしらの称賛しょうさんがあって出だされているものだし。その面白おもしろいポイントを僕ぼくらがそれぞれで面白おもしろがって、共有きょうゆうしていく。そうすることで、みんながその面白おもしろがり方ほうに気付きづいていくんだと思おもっています。この仕事しごとを始はじめた当初とうしょ、唐木からきさんからインタビューのコツとして言いわれたことがあって。それは「相手あいてにちゃんと興味きょうみ持もつこと」。どうしても自分じぶんの趣味しゅみとは違ちがうマンガについて話はなしを聞きかなきゃいけないこともある。それで「面白おもしろくないな」って思おもいながら話はなしを聞きいても、当あたり前まえだけど面白おもしろくない。とにかく興味きょうみを持もち、自分じぶんがまず相手あいての話はなしを面白おもしろがることが大事だいじだと教おしえられました。

坂本さかもと　そう考かんがえると仕事しごとがきっかけでハマったものってたくさんありますね。取材しゅざいをしたことで作品さくひんにハマって、そこから自分じぶんで知識ちしきを深ふか掘ほっていって……。そういった好すきなものについて、自分じぶんが書かきたくて書かいていたら結果けっかとしてそれを好すきな人ひとがコミックナタリーの読者どくしゃになってくれた、みたいなこともありました。

──今後こんごコミックナタリーはどのようなメディアでありたいですか。

坂本さかもと　最初さいしょはマンガ専門せんもん媒体ばいたいだったけれども時代じだいの変化へんかに合あわせてアニメや2.5次元じげん舞台ぶたいまで幅広はばひろく取とり扱あつかってきたので、今後こんごもニーズがあれば柔軟じゅうなんに変かわっていけたらと思おもっています。もちろん真摯しんしにマンガに向むき合あうところは変かわりませんが。

淵上ふちがみ　会社かいしゃとしてはこの15年間ねんかんで人数にんずうも増ふえ、規模きぼも大おおきくなって成長せいちょうしましたけど、15年ねん前まえの自由じゆうな感かんじは変かわらずにやっていきたいですね。やりたいと思おもったことはどんどんやっていけると思おもう環境かんきょうではあると思おもうので。

──根底こんていのポリシーは変かわらず、時代じだいに合あわせて柔軟じゅうなんに対応たいおうできるメディアでありたいと。

淵上ふちがみ　そうですね。あと坂本さかもとさんさ、「マンガ読よみの一里塚いちりづか」っていうコミックナタリーのキャッチコピー覚おぼえてる？

坂本さかもと　ありましたね！ 私わたしが入社にゅうしゃする前まえにできたものだと思おもうんですけど、あれ、なんだったんですか？（笑）

淵上ふちがみ　ちゃんとした意味いみはいまだにわからないんだけど（笑）、要ようするにコミックナタリーがマンガを読よむ人ひとの第だい1歩ほを助たすけるみたいな意味いみだったと思おもうんですよ。一里塚いちりづかって、旅たびをするときの目印めじるしとして一いち里さとごとに作つくられた塚づかのことで、旅たびの目的もくてき地ちだったり、休憩きゅうけい所しょだったり、そこに居合いあわせた人ひと同士どうしが出会であう場所ばしょだったりとかして。それのマンガ版ばんって思おもうとすごくいい言葉ことばだと思おもうんです。だから、これからもマンガを楽たのしく読よむ、アニメを楽たのしく観みる人生じんせいを送おくる中なかで助たすけになる場所ばしょというか、ここに来くればとりあえず大丈夫だいじょうぶみたいな目印めじるしになったらいいですよね。もはや失うしなわれたキャッチコピーですけど（笑）、マンガやアニメを楽たのしむ人ひとたちが「コミックナタリーがあってよかったな」って思おもってくれるサイトになれたらなと思おもいます。

坂本さかもと　マンガ・アニメについて調しらべるときに最初さいしょに訪おとずれてくれるようなサイトを目指めざしていきましょう！