KERA作品はやっぱり“たまらない”!松永玲子&村岡希美がナイロン100℃愛語る
2022年12月27日 12:00
3 ステージナタリー編集部
ナイロン100℃ 48th SESSION「Don't freak out」に出演する松永玲子と村岡希美の取材会が、12月上旬に行われた。
2・3月に東京のザ・スズナリ、3・4月に大阪・近鉄アート館で上演される「Don't freak out」は、ナイロン100℃結成30周年記念公演の第1弾。ナイロン100℃では、2020年冬にザ・スズナリでの公演を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止に。仕切り直して挑む「Don't freak out」には、松永や村岡ら劇団員のほか、松本まりか、尾上寛之、岩谷健司、入江雅人が出演する。
ナイロン100℃がザ・スズナリで公演を行うのは、2013年の若手公演「SEX,LOVE&DEATH ~ケラリーノ・サンドロヴィッチ短編三作によるオムニバス~」以来。本公演が実施されるのは、1997年の「カメラ≠万年筆」「ライフ・アフター・パンク・ロック」2本立て公演以来、約26年ぶりとなる。
「Don't freak out」の上演に際して、松永は「スズナリは小劇場の人間にとって聖地のような場所。そういった劇場で公演ができるのは非常にうれしいと同時に、ドキドキしているところもあります」と微笑み、村岡は「『カメラ≠万年筆』の新人公演で松永さんとコンビのようなお役をやらせていただいたのですが、今回も関係性の近い役を演じさせていただけるということで、すごく感慨深いです」と松永に視線を送った。
ナイロン100℃が結成30周年を迎えるにあたって、改めて劇団への思いを問われると、松永は「みんな、笑いを取るための特訓をたくさんやってきましたねえ(笑)。劇団員はみんな家族だし、戦友でもあると思っているんですけど、入団時期が近い村岡や同期の安澤千草とはより深いところでつながっている気がします」と信頼を明かす。村岡も「KERAさん(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)が書いた作品を、劇団員たちの身体を通して作り上げるたびに、やっぱり“たまらないなあ”という感覚になります」と劇団やKERA作品に対する愛情を語った。
また、同日にはビジュアル撮影が行われ、作・演出を手がけるケラリーノ・サンドロヴィッチから、いくつか作品に関するヒントが与えられたという。松永は「時代設定は大正、昭和あたりで、サイコホラーサスペンスのようなテイストの作品になる。『イモンドの勝負』のように笑いに特化した不条理劇ではなく、シリアスなタイプの不条理劇になる予定だそうですが、『この通りに行くかどうかはわからない』とのことです(笑)」と裏話を明かし、笑いを誘った。
「Don't freak out」は、2月24日のプレビュー公演を経て、25日から3月21日までザ・スズナリ、30日から4月2日まで近鉄アート館で上演される。チケットの一般販売は1月28日にスタート。
ナイロン100℃結成30周年記念公演 第1弾 ナイロン100℃ 48th SESSION「Don't freak out」
2023年2月24日(金)※プレビュー公演
2023年2月25日(土)~3月21日(火・祝)
東京都 ザ・スズナリ
2023年3月30日(木)~4月2日(日)
大阪府 近鉄アート館
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:松永玲子、村岡希美 / みのすけ、安澤千草、新谷真弓、廣川三憲、藤田秀世、吉増裕士、小園茉奈、大石将弘 / 松本まりか、尾上寛之、岩谷健司、入江雅人
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