松永まつなが玲子れいこ・村岡むらおか希美のぞみら出演しゅつえん、ナイロン100℃のレトロホラー「Don't freak out」幕開まくあけ

ナイロン100℃「Don't freak out」が、2月がつ24日にちのプレビュー公演こうえんを経へて、25日にちに東京とうきょうのザ・スズナリで開幕かいまくした。

「Don't freak out」は、ナイロン100℃結成けっせい30周年しゅうねん記念きねん公演こうえんの第だい1弾だん。同どう劇団げきだんがザ・スズナリで本ほん公演こうえんを行おこなうのは、1997年ねんの「カメラ≠万年筆まんねんひつ」「ライフ・アフター・パンク・ロック」2本立ほんだて公演こうえん以来いらい、約やく26年ねんぶりとなる。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ（以下いかKERA）が作さく・演出えんしゅつを手てがける「Don't freak out」では、松永まつなが玲子れいこと村岡むらおか希美のぞみ扮ふんする姉妹しまいを軸じくにしたレトロホラーが展開てんかい。出演しゅつえん者しゃには、松永まつながと村岡むらおかに加くわえ、みのすけ、安澤やすざわ千草ちぐさ、新谷しんたに真弓まゆみ、廣川ひろかわ三さん憲けん、藤田ふじた秀世ひでよ、吉増よします裕士ひろし、小園こぞの茉奈まな、大石おおいし将すすむ弘ひろし、松本まつもとまりか、尾上おがみ寛之ひろゆき、岩谷いわたに健司けんじ、入江いりえ雅人まさとが名なを連つらねた。

開幕かいまくに際さいし、KERAは「松永まつながと村岡むらおかが、全まったく頼たのもしくなってくれた。彼女かのじょたちへの長年ながねんの努力どりょくに対たいする贈おくり物もののような気持きもちで書かいた戯曲ぎきょくが、ふたりだけでなく、観客かんきゃくの皆みなさん含ふくめた全員ぜんいんに刺激しげき的てきであってくれるなら、やった甲斐かいがあったというもんです」とコメント。また、「本当ほんとうに久ひさしぶりにスズナリでやらせて頂いただいてます。この劇場げきじょうならではの芝居しばいを、と皆みなで頑張がんばりました。劇場げきじょうと作品さくひんのマッチングは大切たいせつ。上手うまくいったのではないでしょうか。あとはキャスト、スタッフ全員ぜんいんが楽日らくびまで緊張きんちょう感かんを持もち続つづけてさえくれれば」と思おもいを語かたった。

東京とうきょう公演こうえんは3月がつ21日にちまで。その後ご、30日にちから4月がつ2日にちまで大阪おおさか・近鉄きんてつアート館かんで上演じょうえんされる。

松永まつなが玲子れいこ コメント

まずは無事ぶじにお客様きゃくさまの前まえに作品さくひんを出だすことができ、ほっとしています。何なにとかこのまま大阪大おおさかだい千せん穐楽まで全ぜんステージ出来できればと祈いのっております。

ナイロン公演こうえんをよくご覧らんになる方ほうは、 3時じ間あいだ越こえで1時じ間あいだ半はん位いで休憩きゅうけいが入はいるといったパターンに慣なれてらっしゃると思おもいますが、今回こんかいはノンストップで2時じ間あいだ20分ふん、それはそれで腰こしやお尻しりにはなかなか厳きびしいものもありますので、そこのところはちょっとお覚悟かくごの上うえ、どうぞ濃密のうみつな時間じかんを楽たのしんで下ください。

30周年しゅうねん記念きねん公演こうえんの第だい一いち弾だんとしてこれを書かいた、主宰しゅさいケラリーノ・サンドロヴィッチは本当ほんとうに斜ななめ上じょうの発想はっそうの人ひとだなと、改あらためてそう思おもいました。またナイロン100℃の新あらたなジャンルが生うまれた。

スズナリは全すべてが視界しかいに入はいる小ちいさな空間くうかんです。皆様みなさまもどうぞ隅々すみずみまでご覧らん頂いただければと思おもいます。

大阪おおさか近鉄きんてつアート館かん公演こうえんは前売まえうり券けん販売はんばい中ちゅう。スズナリより空間くうかんも広ひろがりますので、大おおきな額縁がくぶちの観みてはいけない紙芝居かみしばいを観みるような作品さくひんになるのでは？と予想よそうしています。

村岡むらおか希美のぞみ コメント

「Don't freak out」プレビュー公演こうえん無事ぶじに終了しゅうりょう致いたしました。ナイロン100℃30周年しゅうねんの年としに、26年ねんぶりにまたスズナリに立たてたわけですが、スズナリでしかできないこと、30周年しゅうねんという劇団げきだんでしかできないことにチャレンジしております。

その感かんじをお客様きゃくさまも感かんじ取とってくださって、とても集中しゅうちゅうしてご覧らん頂いただけたように思おもいます。お客様きゃくさまと一緒いっしょに空間くうかんを作つくる作品さくひんだと思おもいましたし、また聖地せいちスズナリがそうさせてくれているように感かんじています。

千せん穐楽まで日々ひびどんどん良よくなるように一生懸命いっしょうけんめいチャレンジを続つづけたいと思おもってます。当日とうじつ券けんも少すこし出でるようですので、ぜひお客様きゃくさまも宜よろしければ足あしを運はこんで頂いただけたらと思おもいます。お待まちしております。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ コメント

周しゅう年ねんを祝いわってばかりきたので30周年しゅうねんの感慨かんがいはあまりありませんが、長ながい年月としつきで培つちかわれた数々かずかずあっての今いま作さくなのでしょう。

まずは松永まつながと村岡むらおかが、全まったく頼たのもしくなってくれた。彼女かのじょたちへの長年ながねんの努力どりょくに対たいする贈おくり物もののような気持きもちで書かいた戯曲ぎきょくが、ふたりだけでなく、観客かんきゃくの皆みなさん含ふくめた全員ぜんいんに刺激しげき的てきであってくれるなら、やった甲斐かいがあったというもんです。

それから、劇場げきじょうの力ちからですね。本当ほんとうに久ひさしぶりにスズナリでやらせて頂いただいてます。この劇場げきじょうならではの芝居しばいを、と皆みなで頑張がんばりました。

劇場げきじょうと作品さくひんのマッチングは大切たいせつ。上手うまくいったのではないでしょうか。

あとはキャスト、スタッフ全員ぜんいんが楽日らくびまで緊張きんちょう感かんを持もち続つづけてさえくれれば。

御ご来場らいじょうお待まちしてます。