私わたしたちの｢クルマ観かん｣はこの7年ねんでどう変かわったか 新車しんしゃ？中古ちゅうこ？EVは？データが見みせる車くるまトレンド

2017年ねんから2024年ねんまで約やく7年間ねんかんの「クルマ観かん」の変化へんかを分析ぶんせきした（写真しゃしん：tsukat / PIXTA)

クルマのトレンドはどう変かわっているか？
コロナ禍かの前後ぜんごで変化へんかは起おきているのか？
電気でんき自動車じどうしゃ（EV）は浸透しんとうしているのか？

自動車じどうしゃユーザーのみならず、経済けいざいやマーケットに関心かんしんのある人ひとにとっても、気きになる問といではないだろうか。これまで、自動車じどうしゃ購入こうにゅう者しゃから収集しゅうしゅうしたデータを分析ぶんせきしてきたが、今回こんかいは自動車じどうしゃ購入こうにゅう者しゃに限定げんていしない“生活せいかつ者しゃ全般ぜんぱん”のデータを用もちいて、自動車じどうしゃ市場いちばの変遷へんせんを追おっていく。

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データは、市場いちば調査ちょうさ会社かいしゃのインテージが毎月まいつき約やく70万まん人にんから回答かいとうを集あつめる、自動車じどうしゃに関かんする調査ちょうさ「Car-kit®」を使用しよう。このデータは毎月まいつき、取得しゅとくしているため、過去かこにさかのぼって時とき系列けいれつで傾向けいこうを確認かくにんできる。

蓄積ちくせきしたデータから⻑期的てき傾向けいこう（＝トレンド）を見みていくことで、時代じだいの変化へんかを振ふり返かえりながら、この先さきの見立みたてをしていこうというのが、今回こんかいのテーマだ。

新車しんしゃ・中古ちゅうこ車しゃ比率ひりつはおおむね「6：4」だけど

はじめに、市場いちばの概況がいきょうを把握はあくするため、「新車しんしゃと中古ちゅうこ車しゃの購入こうにゅう比率ひりつ」の変遷へんせんを見みていく。Car-kit®は毎月まいつき調査ちょうさを行おこなっているため、月つきごとにデータを見みることができる。とはいえ、月つき単位たんいで見みるとデータが細こまかすぎるため、6カ月かげつ毎ごとのデータにまとめた。

結果けっかから見みえることは、2つ。1つは、新車しんしゃと中古ちゅうこ車しゃの比率ひりつはおおむね「6：4」であること。2つめは、緩ゆるやかな傾向けいこうではあるが新車しんしゃ比率ひりつが減へり、中古ちゅうこ車しゃ比率ひりつが増ふえてきている点てんである。