私わたしたちの｢クルマ観かん｣はこの7年ねんでどう変かわったか 新車しんしゃ？中古ちゅうこ？EVは？データが見みせる車くるまトレンド

この結果けっかから見みえてくることも、大おおきく2つある。1つは、“意向いこう時点じてん”のものなので、実際じっさいに購入こうにゅうした人ひとよりも新車しんしゃの割合わりあいが1割わり程度ていど、多おおいことだ。新車しんしゃを欲ほっしていても、予算よさんや納期のうきの制約せいやくで最終さいしゅう的てきに中古ちゅうこ車しゃを買かう人ひとが一定いってい数すういる、ということである。

もう1つは、新車しんしゃ意向いこうの人ひとが、少すこしずつ減少げんしょうしている点てんだ。大おおきくスコアを落おとす時期じきがあるわけではないが、ダウントレンドが続つづいている。こちらはコロナ禍か前まえから起おきているトレンドゆえ、先述せんじゅつの新車しんしゃ価格かかくの上昇じょうしょうが理由りゆうであると考かんがえられる。

軽自動車けいじどうしゃの比率ひりつはどのぐらい増ふえているのか？

続つづいて、次つぎに買かおうと思おもっているクルマは普通ふつう車しゃ（登録とうろく車しゃ）であるか、軽自動車けいじどうしゃ（届出とどけで車しゃ）であるかの結果けっかを紹介しょうかいする。

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先さきほどの「新車しんしゃ意向いこう／中古ちゅうこ車しゃ意向いこう」と同様どうように、潮目しおめが変かわるような大おおきな転換てんかんはないが、傾向けいこうは明あきらか。2017年ねんや2018年ねんには75％ほどあった普通ふつう車しゃ意向いこうが、2024年ねんでは70％程度ていどまで落おち込こんでいる。

実じつは、2017～2024年ねんの期間きかんの間あいだに、ひとつ大おおきなトピックがあった。2019年ねん10月がつに実施じっしされた「自動車じどうしゃ税ぜいの引ひき下さげ」だ。

排気はいき量りょうに応おうじた税額ぜいがくが設定せっていされる普通ふつう車しゃ（登録とうろく車しゃ）の自動車じどうしゃ税額ぜいがくが引ひき下さげられ、例たとえば1000cc超ちょう～1500cc以下いかのクルマは、年額ねんがく3万まん4500円えんから3万まん500円えんに、1500cc超ちょう～2000cc以下いかでは、年額ねんがく3万まん9500円えんから3万まん6000円えんになった。

ちなみに軽自動車けいじどうしゃ税ぜいは、2015年ねん4月がつに一律いちりつ7200円えんから1万まん800円えんに上あがっており、軽自動車けいじどうしゃと普通ふつう車しゃの維持いじ費ひの差さは以前いぜんより縮ちぢまったといえる。

それでも軽自動車けいじどうしゃは、多おおくの普通ふつう車しゃよりも車両しゃりょう価格かかくが安やすく、税金ぜいきんや保険ほけんも抑おさえられる。軽自動車けいじどうしゃの人気にんきが年々ねんねん上昇じょうしょうしていることは、それだけ日本人にっぽんじんがクルマにお金かねを費ついやすことが難むずかしくなっている（＝可か処分しょぶん所得しょとくが増ふえていない）ことの表あらわれであろう。