【詳報しょうほう】ウクライナ侵攻しんこう109、3月25日にち～4月がつ7日にち（日本にっぽん時間じかん）

2024年ねん4月がつ8日にち 23時じ26分ふん

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　ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、ウクライナへの軍事ぐんじ追加ついか支援しえんを巡めぐり、米べい議会ぎかいで審議しんぎが難航なんこうしていることについて、「米国べいこくからの援助えんじょを望のぞむが、他たに選択肢せんたくしがなければ、融資ゆうしに同意どういするだろう」と話はなしました。地元じもとメディアの「ウクライナ・プラウダ」が6日にち、報ほうじました。ゼレンスキー氏しは「残念ざんねんなことに、この状況じょうきょうにおいて我々われわれは人質ひとじちのようなものだ」と述のべました。

写真・図版 — ウクライナ戦況せんきょう地図ちず（３月がつ３１日にち時点じてん）

（タイムスタンプは日本にっぽん時間じかん、括弧かっこ内ないは現地げんち時間じかん）

■■■4月がつ7日にち（日本にっぽん時間じかん）■■■

03:47（キーウ6日にち21:47）

ゼレンスキー氏し「米国べいこくの追加ついか支援しえん、他たに選択肢せんたくしなければ融資ゆうしでも応おうじる」

　ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、ウクライナへの軍事ぐんじ追加ついか支援しえんを巡めぐり、米べい議会ぎかいで審議しんぎが難航なんこうしていることについて、「米国べいこくからの援助えんじょを望のぞむが、他たに選択肢せんたくしがなければ、融資ゆうしに同意どういするだろう」と述のべた。ウクライナメディア「ウクライナ・プラウダ」が6日にち、地元じもとテレビで放送ほうそうされたゼレンスキー氏しのインタビューをもとに報ほうじた。

　ウクライナ・プラウダによると、ゼレンスキー氏しは「米べい議会ぎかいで賛成さんせい票ひょうを得えられると信しんじている」と述のべ、「融資ゆうしとして今日きょう支払しはらわれるか、1年ねん後ごに無料むりょうで支払しはらわれるかと言いわれたら、我々われわれは『今日きょう』と答こたえる」と米国べいこくからの支援しえんの必要ひつよう性せいを訴うったえ、「早はやければ早はやいほどいい」と強調きょうちょうした。また、支援しえんの行方ゆくえが投票とうひょう方法ほうほうで決定けっていされることについて、「残念ざんねんなことに、この状況じょうきょうにおいて我々われわれは人質ひとじちのようなものだ」とした。

　さらに、「世界せかいの安全あんぜん保障ほしょうに関かかわる問題もんだいであるにもかかわらず、米国べいこく内ないの政治せいじ問題もんだいになってしまっている。この中途半端ちゅうとはんぱなアプローチを理解りかいできない」と述のべ、「適切てきせつな援助えんじょが得えられることを信しんじ、努力どりょくし、期待きたいし続つづける」と話はなした。

■■■4月がつ6日にち（日本にっぽん時間じかん）■■■

17:19（キーウ11:19）

ロシアでパイプライン爆破ばくはか　ウクライナ側がわ発表はっぴょう

　ウクライナ国防省こくぼうしょう情報じょうほう総局そうきょくは６日にち、ロシア南部なんぶロストフ州しゅう南西なんせい部ぶのアゾフ海うみ沿岸えんがん部ぶでパイプラインが爆破ばくはされたとSNSで発表はっぴょうした。ウクライナ側がわがこの爆破ばくはに関係かんけいしたかについては明あきらかにしていない。

　発表はっぴょうによると、爆破ばくはされたのは６日にち未明みめい。パイプラインはタンカーに石油せきゆ製品せいひんを積つみ込こむために使用しようされており、「タンカーへの積つみ込こみは無む期限きげんに停止ていしされている」としている。また同局どうきょくは、この施設しせつはロシアがウクライナ侵攻しんこうを支ささえるために使用しようしているとした。

　この爆破ばくはについて、ロシア側がわは発表はっぴょうしていない。

17:06（キーウ11:06）

ドネツク州しゅう「特とくに困難こんなんな状況じょうきょう」　ウクライナ軍ぐんトップが投稿とうこう

　ウクライナ軍ぐんトップのシルスキー司令しれい官かんは６日にち、戦況せんきょうについてSNSに投稿とうこうし、「特とくに困難こんなんな状況じょうきょうにある」地域ちいきとして、ウクライナ東部とうぶドネツク州しゅうバフムートやアウジーイウカ方面ほうめんだと明あきらかにした。

　シルスキー氏しは、ロシア軍ぐんがミサイルや砲弾ほうだん、装甲そうこう部隊ぶたいなどで攻撃こうげきし、ドネツク州しゅう西側にしがわの州しゅう境さかいに向むかって前進ぜんしんしようとしていると報告ほうこく。「敵てきは昼夜ちゅうやを問とわず攻撃こうげきを続つづけている」と戦闘せんとうの厳きびしさを伝つたえた。この日ひ、最もっとも激はげしい戦闘せんとうはバフムート西にし約やく15キロにあるチャシウ・ヤールなどで行おこなわれたという。