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毎日新聞英文サイトWaiWaiコラムの不適切記事問題
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毎日新聞 まいにちしんぶん 英文 えいぶん サイトWaiWaiコラムの不適切 ふてきせつ 記事 きじ 問題 もんだい
毎日新聞 まいにちしんぶん WaiWai問題 もんだい とは
毎日新聞 まいにちしんぶん は、検証 けんしょう 謝罪 しゃざい 記事 きじ (下記 かき 、資料 しりょう を参照 さんしょう )を
総合 そうごう すれば、英文 えいぶん サイト (毎日 まいにち デイリーニューズ, 英語 えいご 名 めい Mainichi Daily News,
略称 りゃくしょう MDN) 中 ちゅう のコラム「WaiWai」において、2008年 ねん 6月 がつ まで数 すう 年間 ねんかん にわたり、きわめて
多 おお くの「日本 にっぽん についての誤 あやま った情報 じょうほう 、品性 ひんせい を欠 か く性的 せいてき な話題 わだい など国内外 こくないがい に発信 はっしん すべき
ではない記事 きじ 」を発信 はっしん し続 つづ けていた。
記事 きじ は、国内 こくない の月刊 げっかん 誌 し 、一般 いっぱん 週刊 しゅうかん 誌 し 、写真 しゃしん 週刊 しゅうかん 誌 し 、男性 だんせい 向 む け週刊 しゅうかん 誌 し 、女性 じょせい 向 む け週刊 しゅうかん 誌 し 、
夕刊 ゆうかん 紙 し の約 やく 30種 しゅ から採 と って翻訳 ほんやく されたとのことだが、「日本 にっぽん についての誤 あやま った情報 じょうほう 、
品性 ひんせい を欠 か く性的 せいてき な話題 わだい など、国内外 こくないがい に発信 はっしん するにはふさわしくない内容 ないよう で」あり、
「読者 どくしゃ を引 ひ き付 つ けようとして、元 もと の雑誌 ざっし 記事 きじ にない個人 こじん 的 てき な解釈 かいしゃく を盛 も り込 こ むケースも
あった」とのことである。なお、毎日新聞 まいにちしんぶん は、2008年 ねん 5月 がつ に月刊 げっかん 誌 し から記事 きじ の使用 しよう に
ついて抗議 こうぎ を受 う けたことを認 みと めている。
毎日新聞 まいにちしんぶん が2008年 ねん 7月 がつ 20日 にち 付 づ けで紙面 しめん 3ページにわたって掲載 けいさい した検証 けんしょう 謝罪 しゃざい 記事 きじ から
直接 ちょくせつ 引用 いんよう すれば、経緯 けいい はおおよそ以下 いか のとおりとされている。
「WaiWai」コラム記事 きじ は、MDNサイト上 じょう では01年 ねん 4月 がつ から08年 ねん 6月 がつ まで、
原則 げんそく として毎日 まいにち 、計 けい 2561本 ほん 掲載 けいさい された。
毎週 まいしゅう 金曜日 きんようび に掲載 けいさい された関連 かんれん コラム「The Face」346本 ほん と合 あ わせると、
計 けい 2907本 ほん になる。
掲載 けいさい された記事 きじ には「料理 りょうり 、獣 しし 、悪徳 あくとく とその愛好 あいこう 者 しゃ 」というタイトルで異常 いじょう な
性的 せいてき 嗜好 しこう (しこう)の話 はなし を取 と り上 あ げたもの(07年 ねん 9月 がつ )や、「古 ふる くから伝 つた わる米 べい の
祭 まつ りでは、お肌 はだ に効果 こうか がある洗顔 せんがん クリームが評判 ひょうばん を呼 よ んでいる」というタイトルで
日本 にっぽん の伝統 でんとう 的 てき な祭 まつ りを性的 せいてき な話題 わだい に結 むす びつけたもの(05年 ねん 12月 がつ )などが含 ふく まれて
いた。エクアドルやベラルーシなど外国 がいこく で日本人 にっぽんじん 観光 かんこう 客 きゃく が違法 いほう ツアーに参加 さんか していると
いう記事 きじ (03年 ねん 7月 がつ )もあった。いずれも事実 じじつ の裏付 うらづ けもないまま翻訳 ほんやく して記事 きじ 化 か
していた。
未成年 みせいねん 者 しゃ の性 せい に関 かん する記事 きじ などを不適切 ふてきせつ に取 と り上 あ げたり、翻訳 ほんやく 元 もと に掲載 けいさい されている
数字 すうじ を算出 さんしゅつ 根拠 こんきょ などを明確 めいかく にせずに使用 しよう して誤解 ごかい を招 まね いたり、数 すう 人 にん の女性 じょせい の
コメントから成 な り立 た っている雑誌 ざっし の記事 きじ を「日本人 にっぽんじん 女性 じょせい の間 あいだ で増 ふ えている」といった
表現 ひょうげん で一般 いっぱん 化 か するケースも確認 かくにん した。
また、防衛 ぼうえい 政策 せいさく を美少女 びしょうじょ キャラクターが登場 とうじょう する漫画 まんが で紹介 しょうかい しているという月刊 げっかん 誌 し
記事 きじ を07年 ねん 7月 がつ に取 と り上 あ げた際 さい 、導入 どうにゅう 部 ぶ の防衛 ぼうえい 省 しょう の説明 せつめい に「真珠湾 しんじゅわん 攻撃 こうげき と南京 なんきん
大 だい 虐殺 ぎゃくさつ で世界 せかい に名 な を知 し らしめた政府 せいふ 省庁 しょうちょう の後継 こうけい 」と加筆 かひつ したケースがあった。
担当 たんとう 記者 きしゃ は「美少女 びしょうじょ とのギャップを浮 う かび上 あ がらせるために書 か いた」と語 かた った。
著作 ちょさく 物 ぶつ の翻訳 ほんやく や要約 ようやく については、現在 げんざい 、発行 はっこう 元 もと の出版 しゅっぱん 社 しゃ と対応 たいおう を協議 きょうぎ している。
「WaiWai」の掲載 けいさい 内容 ないよう については、事実 じじつ 関係 かんけい が不確 ふたし かなうえ、読者 どくしゃ に不快 ふかい 感 かん を
与 あた えるだけでなく、雑誌 ざっし 発行 はっこう 元 もと の出版 しゅっぱん 社 しゃ や記事 きじ 中 ちゅう の関係 かんけい 者 しゃ にご迷惑 めいわく をお掛 か けすることに
なるので、詳細 しょうさい な説明 せつめい は控 ひか えさせていただきます。
MDNサイトの全 ぜん ページに、検索 けんさく エンジンに反応 はんのう しやすいようプログラムに埋 う め込 こ む
「メタタグ」のキーワードが41語 ご 登録 とうろく されていた。その中 なか に「hentai
(ヘンタイ)」「geisha(ゲイシャ)」「japanese girls
(ジャパニーズガールズ)」という単語 たんご もあった。
毎日新聞 まいにちしんぶん はこの事態 じたい を、「多 おお くの方々 かたがた に不快 ふかい 感 かん を与 あた え、名誉 めいよ を傷 きず つけ、大変 たいへん な
ご迷惑 めいわく をおかけした」、「深刻 しんこく な失態 しったい 」と総括 そうかつ した。
なお、問題 もんだい が表面 ひょうめん 化 か してから、このコラムは過去 かこ に遡 さかのぼ って全面 ぜんめん 的 てき に閉鎖 へいさ されており、
図書館 としょかん などからアクセスできる記事 きじ データベースも停止 ていし されていて、現在 げんざい は外部 がいぶ の者 もの が
その内容 ないよう を直接 ちょくせつ 確認 かくにん することはできない。
この公式 こうしき 発表 はっぴょう では詳細 しょうさい な説明 せつめい を避 さ けているため、2907本 ほん の記事 きじ の全容 ぜんよう 、特 とく に「不適切 ふてきせつ 」の性質 せいしつ と
程度 ていど がどのようなものであったかは、明 あき らかでない。
上 うえ 掲の例 れい でいえば、「異常 いじょう な性的 せいてき 嗜好 しこう 」や「違法 いほう ツアー」という表現 ひょうげん は茫漠 ぼうばく としていて、
不適切 ふてきせつ さの具体 ぐたい 的 てき なさまが読 よ み手 て にまったく伝 つた わってこない。
また、「「古 ふる くから伝 つた わる米 べい の祭 まつ りでは、お肌 はだ に効果 こうか がある洗顔 せんがん クリームが評判 ひょうばん を
呼 よ んでいる」というタイトルで日本 にっぽん の伝統 でんとう 的 てき な祭 まつ りを性的 せいてき な話題 わだい に結 むす びつけた」との
ことであるが、これだけの説明 せつめい ではどのように性的 せいてき な話題 わだい に結 むす びつけ、結果 けっか として
どのように不適切 ふてきせつ な記事 きじ になったのか、想像 そうぞう もできない。
「数 すう 人 にん の女性 じょせい のコメントから成 な り立 た っている雑誌 ざっし の記事 きじ を「日本人 にっぽんじん 女性 じょせい の間 あいだ で
増 ふ えている」といった表現 ひょうげん で一般 いっぱん 化 か 」した行為 こうい は、確 たし かに、それ自体 じたい で不適切 ふてきせつ である。
ただ、何 なに が「日本人 にっぽんじん 女性 じょせい の間 あいだ で増 ふ えている」と伝 つた えられたのかによっても、この記事 きじ の
不適切 ふてきせつ さの度合 どあ いはまた大 おお きく異 こと なってくるはずであるが、公式 こうしき 発表 はっぴょう はそれを明示 めいじ して
いない。
さらに、「掲載 けいさい 内容 ないよう については、事実 じじつ 関係 かんけい が不確 ふたし か」だと言 い うことは、検証 けんしょう が不十分 ふじゅうぶん で
あることを毎日新聞 まいにちしんぶん 側 がわ が自 みずか ら認 みと めていることになる。
その後 ご 、日本 にっぽん ユニセフ協会 きょうかい からの7月 がつ 22日 にち づけの抗議 こうぎ を受 う けて、毎日新聞 まいにちしんぶん は8月 がつ 6日 にち づけで謝罪 しゃざい 文 ぶん を
送 おく ることになった。このことは7月 がつ 20日 はつか の謝罪 しゃざい が十分 じゅうぶん だとは受 う け取 と られていないことを示 しめ している。
この謝罪 しゃざい 文 ぶん では、記事 きじ の中 なか に児童 じどう 買春 ばいしゅん 防止 ぼうし などの児童 じどう を保護 ほご する取 と り組 く みに著 いちじる しく反 はん する内容 ないよう の
ものがあったことを認 みと めた。
毎日新聞 まいにちしんぶん は、9月1日 にち づけで「改 あらた めておわびと決意 けつい 」なる文書 ぶんしょ を公開 こうかい し、
「「WaiWai」は、国内 こくない で出版 しゅっぱん されていた雑誌 ざっし などを了解 りょうかい を得 え ずに利用 りよう していました。
明 あき らかに事実 じじつ とは思 おも えない情報 じょうほう を英訳 えいやく 、転載 てんさい し、一部 いちぶ については不適切 ふてきせつ な加筆 かひつ もしていました。
日本 にっぽん および日本人 にっぽんじん や特定 とくてい の国 くに 、職業 しょくぎょう などについて誤解 ごかい を生 しょう じさせる情報 じょうほう を長期間 ちょうきかん にわたって
流 なが し続 つづ けました。」と述 の べた。しかし、「不適切 ふてきせつ 」の性質 せいしつ と程度 ていど について、一向 いっこう に明 あき らかに
されていない。また、「明 あき らかに事実 じじつ とは思 おも えない情報 じょうほう 」という表現 ひょうげん は、依然 いぜん として事実 じじつ 関係 かんけい の
検証 けんしょう が不十分 ふじゅうぶん であることを示唆 しさ している。
しかしながら、記事 きじ のなかには7月 がつ 20日 はつか の公式 こうしき 発表 はっぴょう に例示 れいじ された程度 ていど をはるかに越 こ えるほどの、
元 もと の雑誌 ざっし 記事 きじ の内容 ないよう を歪曲 わいきょく したものや著 いちじる しい誤解 ごかい を招 まね くもの、品性 ひんせい と信憑 しんぴょう 性 せい に欠 か けたものなども
多数 たすう あったとの情報 じょうほう があり、WaiWai記事 きじ を転載 てんさい したというサイトの文章 ぶんしょう や報道 ほうどう 記事 きじ からそのさまを
部分 ぶぶん 的 てき に推 お し量 はか ることができる (下記 かき 、資料 しりょう を参照 さんしょう )。
これらの記事 きじ を提示 ていじ する際 さい には、しばしば「低俗 ていぞく 」、「変態 へんたい 」、「下劣 げれつ 」、「猟奇 りょうき 的 てき 」、
「おぞましい」、「常軌 じょうき を逸 いっ した」、「歪曲 わいきょく 」、「捏造 ねつぞう 」、「意図 いと 的 てき な誤訳 ごやく 」、
「事実無根 じじつむこん 」、「女性 じょせい 蔑視 べっし 」、「日本 にっぽん (日本 にっぽん 女性 じょせい 、母親 ははおや 、看護 かんご 師 し )を侮辱 ぶじょく する(貶 おとし める)」、
「差別 さべつ 的 てき 」、
「人種 じんしゅ 的 てき 偏見 へんけん を助長 じょちょう する」、「犯罪 はんざい を誘発 ゆうはつ する」などと形容 けいよう されることがある。
サイト全 ぜん ページにメタタグとして「hentai」などのキーワードが登録 とうろく されていたということは、
この種 たね の記事 きじ の掲載 けいさい がサイト管理 かんり 者 しゃ の積極 せっきょく 的 てき な関与 かんよ の下 した に行 おこな われていたことを意味 いみ する。
毎日新聞社 まいにちしんぶんしゃ の英文 えいぶん サイト管理 かんり 者 しゃ は、「hentai」などのキーワードでウェブ検索 けんさく する人 ひと を
自社 じしゃ サイトに誘引 ゆういん しようとしていたと考 かんが えられる。
また、ウェブ版 ばん になる以前 いぜん の紙 かみ 媒体 ばいたい であった時代 じだい から同種 どうしゅ の記事 きじ が多 おお かったとの
情報 じょうほう もその後 ご 出 で てきており、不適切 ふてきせつ 記事 きじ の時期 じき と総数 そうすう についても公式 こうしき 発表 はっぴょう には
疑問 ぎもん の余地 よち があると言 い うべきであろう。
なお、9月27日 にち づけで、他紙 たし 誌 し の記事 きじ を無断 むだん で翻訳 ほんやく ・転載 てんさい したことが著作 ちょさく 権 けん を侵害 しんがい する行為 こうい
であった点 てん について謝罪 しゃざい の意思 いし が表明 ひょうめい された。ただ、この謝罪 しゃざい 文 ぶん でも依然 いぜん として問題 もんだい 記事 きじ の
総数 そうすう を挙 あ げず、また、同様 どうよう に著作 ちょさく 権 けん 法 ほう 違反 いはん となる行為 こうい である記事 きじ 内容 ないよう の無断 むだん 改変 かいへん についても、
その有無 うむ や程度 ていど についてまったく触 ふ れていない。
外国 がいこく 人 じん が書 か いたと思 おも われるブログ記事 きじ やそのコメントなどを見 み ると、以前 いぜん から
WaiWaiコラムの質 しつ の低 ひく さに眉 まゆ をひそめていた人 ひと がいた一方 いっぽう で、おもしろがって、また
大手 おおて 新聞 しんぶん 社 しゃ の提供 ていきょう による有益 ゆうえき な情報 じょうほう 源 げん として、愛読 あいどく していた読者 どくしゃ も少 すく なくなかった
様子 ようす が伺 うかが われる。また、参照 さんしょう や引用 いんよう 、転載 てんさい 、翻訳 ほんやく などの形 かたち で二 に 次 じ 利用 りよう された事例 じれい も
諸 もろ 所 しょ において確認 かくにん できる。
この問題 もんだい は、高度 こうど の猥雑 わいざつ さのゆえか、一般 いっぱん の新聞 しんぶん や雑誌 ざっし 、テレビなどでは時 とき おり、しかも
往々 おうおう にして表層 ひょうそう 的 てき にのみ、取 と り上 あ げられるにとどまっている。一方 いっぽう 、ネットの掲示板 けいじばん や
ブログなどにおいては、この問題 もんだい 自体 じたい の性質 せいしつ のためばかりでなく、毎日新聞 まいにちしんぶん の側 がわ の対応 たいおう のしかたに
明 あき らかに稚拙 ちせつ な点 てん があったためもあり、感情 かんじょう 的 てき 反発 はんぱつ や揶揄 やゆ を伴 ともな う激 はげ しい批判 ひはん がおこり、騒動 そうどう とも
呼 よ ばれるほどの様相 ようそう を呈 てい した。これら全体 ぜんたい を指 さ して「毎日新聞 まいにちしんぶん 問題 もんだい 」、「毎日 まいにち WaiWai問題 もんだい 」、
「毎日 まいにち WaiWai事件 じけん 」、「変態 へんたい 新聞 しんぶん 事件 じけん 」などと呼 よ ばれることもある。
毎日新聞 まいにちしんぶん WaiWai問題 もんだい の評価 ひょうか
この問題 もんだい が騒動 そうどう 化 か したのにともなって、なかには行 い き過 す ぎともいえるような抗議 こうぎ 行動 こうどう も
行 おこな われたようである。また、様々 さまざま な立場 たちば の人 ひと 、特 とく に特定 とくてい の政治 せいじ 的 てき 見解 けんかい を持 も つ人 ひと や
毎日新聞 まいにちしんぶん に対 たい して特定 とくてい の評価 ひょうか を持 も つ人 ひと によって、様々 さまざま なことがらと結 むす びつけて複 ふく 合 あい 的 てき に論 ろん じられて
しまってもいる。単 たん に便乗 びんじょう して騒 さわ いだ者 もの も少 すく なくないであろう。それに対 たい して、このような
抗議 こうぎ を過剰 かじょう 反応 はんのう と捉 とら えたり、さらには、自由 じゆう な言論 げんろん に対 たい する抑圧 よくあつ とみなしたりするような見解 けんかい も
見 み られる。
この問題 もんだい は、当事 とうじ 者 しゃ であり、情報 じょうほう をもっとも把握 はあく しているはずの毎日新聞 まいにちしんぶん 側 がわ が情報 じょうほう を十分 じゅうぶん に
開示 かいじ していないため、直接 ちょくせつ の証拠 しょうこ を持 も たない者 もの が冷静 れいせい に判断 はんだん することは難 むずか しい。
とはいえ、公式 こうしき 発表 はっぴょう からしても、質 しつ の点 てん で信憑 しんぴょう 性 せい に乏 とぼ しく、内容 ないよう において日本人 にっぽんじん に対 たい する
誤解 ごかい を招 まね き、女性 じょせい を蔑視 べっし するような記事 きじ が多数 たすう あったことには、疑 うたが いがない。
新聞 しんぶん 社 しゃ が発表 はっぴょう 済 ず みの記事 きじ を数 すう 千 せん 件 けん も撤回 てっかい するのは極 きわ めて異例 いれい の事態 じたい であり、
ジャーナリズムにおける表現 ひょうげん の責任 せきにん に照 て らして重大 じゅうだい な出来事 できごと である。
このような不適切 ふてきせつ な英文 えいぶん 記事 きじ が大手 おおて 新聞 しんぶん 社 しゃ の名前 なまえ で長期間 ちょうきかん にわたって大量 たいりょう に発信 はっしん されて
いたことは、国際 こくさい 理解 りかい に対 たい して深 ふか く永 なが い影響 えいきょう をもたらしうることがらであり、
この点 てん からも看過 かんか できない。
この問題 もんだい が真剣 しんけん に検討 けんとう し記憶 きおく に残 のこ すべきことがらであることは、間違 まちが いない。
多数 たすう の不適切 ふてきせつ 記事 きじ の内容 ないよう や性質 せいしつ に応 おう じて、この問題 もんだい は、より広 ひろ い様々 さまざま な文脈 ぶんみゃく
(例 たと えば、性 せい 差別 さべつ )からも論 ろん じることができるであろう。特 とく に、英語 えいご による国際 こくさい
コミュニケーションの非対称 ひたいしょう 性 せい という観点 かんてん から考慮 こうりょ するに値 あたい する。
また、新聞 しんぶん のネットワーク社会 しゃかい への対応 たいおう という点 てん や企業 きぎょう の広報 こうほう と危機 きき 管理 かんり という点 てん で、
多 おお くの教訓 きょうくん を提供 ていきょう するであろう。さらには、社会 しゃかい の変容 へんよう を象徴 しょうちょう 的 てき に示 しめ す事象 じしょう と
捉 とら えることも可能 かのう であるのかもしれない。
2008年 ねん 7月 がつ 20日 はつか に、毎日新聞 まいにちしんぶん は「毎日新聞 まいにちしんぶん への信頼 しんらい を裏切 うらぎ った」と、読者 どくしゃ に向 む けて一応 いちおう の
おわびを表明 ひょうめい した。しかし、(潜在 せんざい 的 てき なものも含 ふく めて)影響 えいきょう の範囲 はんい の大 おお きさを考 かんが えれば、読者 どくしゃ に
向 む けただけのおわびでは十分 じゅうぶん でない。
毎日新聞 まいにちしんぶん は、9月1日 にち にも「改 あらた めておわびと決意 けつい 」なる文書 ぶんしょ を公開 こうかい したが、おおむね繰 く り返 かえ しで
あって、新 あたら しいことを加 くわ えてはいない。
公式 こうしき 発表 はっぴょう は、当該 とうがい コラムの内容 ないよう や長期間 ちょうきかん 掲載 けいさい され続 つづ けた経緯 けいい 、英文 えいぶん サイト全体 ぜんたい の
管理 かんり 体制 たいせい との関係 かんけい など事実 じじつ 関係 かんけい の検証 けんしょう と解明 かいめい があいまいで、納得 なっとく しがたい部分 ぶぶん が多 おお い。
特 とく に、記事 きじ のもたらした国際 こくさい 理解 りかい への影響 えいきょう という観点 かんてん からの検証 けんしょう と是正 ぜせい 措置 そち が欠 か けて
いる。この事件 じけん を単 たん なる一 いち 新聞 しんぶん 社内 しゃない 部 ぶ での不祥事 ふしょうじ に終 お わらせず、そこから建設 けんせつ 的 てき な
教訓 きょうくん を得 え るために必要 ひつよう な情報 じょうほう は、開示 かいじ されていない。この意味 いみ において、毎日新聞 まいにちしんぶん は
報道 ほうどう 機関 きかん としての自 みずか らに課 か せられた説明 せつめい 責任 せきにん を放棄 ほうき している。毎日新聞 まいにちしんぶん の自 じ 傷 きず 行為 こうい と
言 い わざるをえない。
資料 しりょう
できるだけ資料 しりょう として意味 いみ のあるものを選 えら んだが、それぞれの筆者 ひっしゃ の立場 たちば によって、
取 と り上 あ げ方 かた が部分 ぶぶん 的 てき であったり表現 ひょうげん が客観 きゃっかん 的 てき でなかったりし、先入観 せんにゅうかん や誤解 ごかい に基 もと づく
記述 きじゅつ 、誇張 こちょう や矮小 わいしょう 化 か 、意図 いと 的 てき な誘導 ゆうどう もあると思 おも われるので、要注意 ようちゅうい 。なるべく原 げん 資料 しりょう に
近 ちか づいた上 うえ で自分 じぶん で判断 はんだん することを勧 すす めるが、WaiWai記事 きじ 本文 ほんぶん は内容 ないよう 、表現 ひょうげん ともに
極 きわ めて「不適切 ふてきせつ 」であることにも留意 りゅうい されたい。
毎日新聞 まいにちしんぶん による謝罪 しゃざい 記事 きじ など
全体 ぜんたい 像 ぞう
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日本 にっぽん 系 けい
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