室内しつないのCO2濃度のうどで「人ひとの存在そんざい」を検知けんち、空調くうちょうを最適さいてきに制御せいぎょして省しょうエネに：省しょうエネ機器きき

図ず1　可変かへん風ふう量りょう制御せいぎょ（VAV）用ようコントローラー「InfilexVC（インフィレックス ブイシー）」 出典しゅってん：アズビル

　オートメーション事業じぎょうを手掛てがけるアズビルは、このほど「CO2濃度のうど制御せいぎょアプリケーション」機能きのうを追加ついかした可変かへん風ふう量りょう制御せいぎょ（VAV）用ようコントローラー「InfilexVC（インフィレックス ブイシー）」（図ず1）の販売はんばいを開始かいしした。CO2濃度のうど制御せいぎょアプリケーション機能きのうにより、室内しつないのCO2濃度のうどと温度おんどに合あわせてVAVユニットの風ふう量りょうを適切てきせつにコントロールし、室内しつない快適かいてき性せいを損そこなわずに省しょうエネルギーを実現じつげんするという。また新しん機能きのうの構成こうせい機器ききである室内しつないのCO2濃度のうどと温度おんどの計測けいそくが行おこなえる新しん製品せいひん「室内しつない用ようCO2濃度のうど・温度おんどセンサ」（図ず2）も併あわせて発売はつばいした。

　VAVは空調くうちょう方式ほうしきの1つで、室内しつない負荷ふかに応おうじて送風そうふう量りょうを変かえることにより冷暖房れいだんぼう能力のうりょくを調節ちょうせつする方式ほうしきだ。室内しつないサーモスタット（温度おんどセンサー）によりVAVユニットを制御せいぎょする。従来じゅうらいのVAVユニットは、居室きょしつ内ないに設置せっちされた温度おんどセンサーから得えた室温しつおん情報じょうほうに応おうじて風ふう量りょう調節ちょうせつを行おこなっており、在室ざいしつ者しゃがいない部屋へやでも送風そうふうが行おこなわれるためエネルギーの無駄むだが発生はっせいしていた。

図ず2 「室内しつない用ようCO2濃度のうど・温度おんどセンサ」（壁かべ取とり付つけタイプ）出典しゅってん：アズビル

　CO2濃度のうど制御せいぎょアプリケーションを内蔵ないぞうしたInfilex VCは、センサーで検知けんちしたCO2濃度のうどと室内しつない温度おんどをもとに、VAVユニットの風ふう量りょうを制御せいぎょする。在室ざいしつ者しゃの人数にんずうによって変化へんかするCO2濃度のうどを捉とらえてVAVユニットの風ふう量りょうを制御せいぎょするため、人数にんずうの少すくない部屋へやは風ふう量りょうを抑制よくせいし、不在ふざいとなった場合ばあいは風ふう量りょうをゼロにできる。快適かいてき性せいを維持いじしながら省しょうエネルギーを可能かのうにした。同社どうしゃでは「CO2濃度のうど制御せいぎょアプリケーション機能きのうは、一いち日にちの中なかで利用りよう人数にんずうの増減ぞうげんの多おおい会議かいぎ室しつフロアや、役員やくいんフロアなどの小しょう部屋へやの省しょうエネルギーに最適さいてき」としている。

　同どう機能きのうを搭載とうさいしたInfilex VCの販売はんばい価格かかくは6万まん5000円えん。アズビルは室内しつない用ようCO2濃度のうど・温度おんどセンサー（販売はんばい価格かかく20万まん円えん）とともに、今後こんご、オフィスビルやテナントオフィスビルに向むけて初年度しょねんど1000セットの販売はんばいを目指めざす方針ほうしんだ。