(Translated by https://www.hiragana.jp/)
朝日新聞 日本サッカー協会100周年企画 「あなたが選ぶ日本サッカー名勝負10番」(後編)|JFA|公益財団法人日本サッカー協会

JFA.jp

JFA.jp

EN

NADESHIKO JAPAN

年代ねんだい・カテゴリーをえら

表示ひょうじしたいカテゴリーを
以下いかから選択せんたくしてください。

1.とし
  • 2025ねん
  • 2024ねん
  • 2023ねん
  • 2022ねん
  • 2021ねん
  • 2020ねん
  • 2019ねん
  • 2018ねん
  • 2017ねん
  • 2016ねん
  • 2015ねん
  • 2014ねん
2.年代ねんだいべつ
  • SAMURAI
    BLUE
  • U-24
  • U-23
  • U-22/U-21
  • U-22
  • U-21
  • U-20
  • U-19
  • U-18
  • U-17
  • U-16
  • U-15
  • 大学だいがく
  • フットサル
    (男子だんし)
  • U-25フットサル
    (男子だんし)
  • U-23フットサル
    (男子だんし)
  • U-20フットサル
    (男子だんし)
  • U-19フットサル
    (男子だんし)
  • U-18フットサル
    (男子だんし)
  • フットサル
    (女子じょし)
  • U-18フットサル
    (女子じょし)
  • ビーチサッカー
  • eスポーツ・サッカー
ホーム > なでしこジャパン > 最新さいしんニュース一覧いちらん > 朝日新聞あさひしんぶん 日本にっぽんサッカー協会きょうかい100周年しゅうねん企画きかく 「あなたがえら日本にっぽんサッカーめい勝負しょうぶ10ばん」(後編こうへん

ニュース

朝日新聞あさひしんぶん 日本にっぽんサッカー協会きょうかい100周年しゅうねん企画きかく 「あなたがえら日本にっぽんサッカーめい勝負しょうぶ10ばん」(後編こうへん

2021ねん07がつ27にち

朝日新聞 日本サッカー協会100周年企画 「あなたが選ぶ日本サッカー名勝負10番」(後編)

サポーティングカンパニーの朝日新聞あさひしんぶんでは、日本にっぽんサッカー協会きょうかい創立そうりつ100周年しゅうねん記念きねんして「あなたがえら日本にっぽんサッカーめい勝負しょうぶ10ばん」を募集ぼしゅうしています。
https://www.asahi.com/sports/events/
meishobu10/

今回こんかい企画きかくのためにえらばれためい勝負しょうぶ候補こうほリスト250試合しあいから、田嶋たじま幸三こうぞう会長かいちょうえら日本にっぽんサッカーめい勝負しょうぶ10ばん後編こうへん)をご紹介しょうかいしたいとおもいます。

前編ぜんぺんはこちら

あなたがえらめい勝負しょうぶ10ばん

公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽんサッカー協会きょうかい
会長かいちょう 田嶋たじま幸三こうぞう

今年ことし日本にっぽんサッカー協会きょうかい創立そうりつ100ねんむかえます。日本にっぽんサッカー黎明れいめい過渡かと成長せいちょうと、その時代じだいごとにかたがれるめい勝負しょうぶ歴史れきしてきいちせんがありました。1993ねんじぇいリーグ開幕かいまくと2002ねんのFIFAワールドカップにちかん大会たいかい以降いこう日本にっぽんサッカーは長足ちょうそく進歩しんぽげました。サッカーの人気にんきやレベルががるにつれて底辺ていへん拡大かくだい。ユース年代ねんだい女子じょし選手せんしゅ育成いくせい強化きょうかすすみ、有能ゆうのう選手せんしゅ続々ぞくぞく輩出はいしゅつされています。つぎの100ねん日本にっぽんのサッカーをいろどめい勝負しょうぶめい場面ばめんがその歴史れきしきざまれていくのでしょう。
さて、わたしえらぶ「めい勝負しょうぶ10ばん」――少年しょうねん時代じだいから最近さいきん試合しあいまでを時代じだいってかえってみたいとおもいます。

⑥No.109 1997ねん11月16にち FIFAワールドカップフランス’98アジア最終さいしゅう予選よせん 日本にっぽんvsイラン

やはりワールドカップはつ出場しゅつじょうめた「ジョホールバルの歓喜かんき」ははずせませんよね。
最終さいしゅう予選よせん4試合しあいたたかったところで加茂かもあまね監督かんとくわって、コーチだった岡田おかだ武史たけしさんが指揮しきることになり、岡田おかだ監督かんとくしたでなんとかだい3代表だいひょう決定けっていせん(プレーオフ)にこぎつけました。
日本にっぽん最終さいしゅうせんまでアラブ首長しゅちょうこく連邦れんぽうと2あらそいをえんじていて、もう一方いっぽうのグループはサウジアラビアとイランが首位しゅいあらそいを展開てんかい。どちらがプレーオフに進出しんしゅつするかわからない状況じょうきょうでした。
プレーオフをまえに、サウジアラビアが2になった場合ばあい、その開催かいさいとしてバーレーンを希望きぼうしているという情報じょうほうはいってきました。サウジアラビアにとってバーレーンはホームのようなもので、日本にっぽんにとっては不利ふり。ワールドカップ史上しじょう、ワールドカップに出場しゅつじょうしたことがない開催かいさいこくはありません。日本にっぽんがそんな不名誉ふめいよ歴史れきしをつくってはならないと、当時とうじ、2002ねんFIFAワールドカップ開催かいさい準備じゅんび委員いいんかい事務じむ局長きょくちょうつとめていた小倉おぐら純二じゅんじJFA専務せんむ理事りじげん相談役そうだんやく)が奔走ほんそうし、サウジアラビアと日本にっぽん等距離とうきょりにあるマレーシアを開催かいさいにすることでFIFAの了承りょうしょうけてくれました。
試合しあい4にちまえまで順位じゅんいまらなかったイランは2にちまえにマレーシアり。あせっていることは明白めいはくで、その練習れんしゅうだい音量おんりょうでコーランをながすなど日本にっぽん威嚇いかく試合しあい前日ぜんじつは、非公開ひこうかい練習れんしゅうわり、日本にっぽん報道陣ほうどうじん入場にゅうじょうしてしばらくすると、アジジ選手せんしゅたおれてロッカールームにはこばれ、ホテルでも車椅子くるまいすまわすなどあきらかな陽動ようどう作戦さくせんました。
試合しあいはげしいてんいになり、延長えんちょうせんへ。なかなかシュートがまらずやきもきしましたが、最後さいご岡野おかの雅行まさゆき選手せんしゅがゴールデンゴールをめて、日本にっぽん悲願ひがんのワールドカップへの出場しゅつじょうにしました。日本にっぽんサッカーの歴史れきしなかくことのできないゴールだとおもいます。
わたしはドーハ(の悲劇ひげき)のとき同様どうようにテレビの解説かいせつがあってこの試合しあい日本にっぽんていました。一方いっぽう、ドーハで一緒いっしょ解説かいせつしていた岡田おかださんは監督かんとくとしてチームをひきいていた。それがとてもうれしかったのをよくおぼえています。

⑦No.182 2011ねん7がつ9にち FIFA女子じょしワールドカップドイツ2011 ドイツvs日本にっぽん

グループステージで2しょうしたなでしこジャパンは、だい3せんでイングランドに完敗かんぱいしました。つぎ準々じゅんじゅん決勝けっしょう相手あいて地元じもと・ドイツ。正直しょうじき、ドイツ優勢ゆうせい大方おおかた見方みかただったとおもいます。ところが、その予想よそうはんして日本にっぽん延長えんちょうすえ丸山まるやまかつら里奈りな選手せんしゅのゴールで1-0と勝利しょうりしました。
試合しあいすぐに日本にっぽんにいる友人ゆうじん知人ちじん電話でんわをしましたが、がた試合しあいということもあってだれていませんでした。まぁ、注目ちゅうもくたかくなかったですからね。でもこの勝利しょうりから「ひょっとしたら」という空気くうきになっていきました。日本にっぽん好調こうちょうなみり、準決勝じゅんけっしょうのスウェーデンせんを3-0でち、そして、アメリカとの決勝けっしょうせんむかえます。
決勝けっしょうせん激闘げきとうみなさんの記憶きおくにもふかきざまれているとおもいますが、決勝けっしょう進出しんしゅつはドイツせん勝利しょうりおおきく影響えいきょうしたとおもいます。
今回こんかいのオリンピックはきびしいたたかいになるとはおもいますが、2011ねん大会たいかい優勝ゆうしょう経験けいけんしゃと、2014ねんのFIFA U-17女子じょしワールドカップ制覇せいは、2018ねんのU-20女子じょしワールドカップ優勝ゆうしょう経験けいけんしたメンバーが勝者しょうしゃのメンタリティーとなでしこらしいひたむきさでたたかい、日本にっぽんふたた歓喜かんきをもたらしてくれるのではないかと期待きたいしています。

⑧No.200 2014ねん1がつ13にち 全国ぜんこく高校こうこうサッカー選手権せんしゅけん 富山とやまだいいち高校こうこう富山とやま)vs 星稜せいりょう高校こうこう石川いしかわ

富山とやまだいいち高校こうこう星稜せいりょう高校こうこうというはつ北陸ほくりくぜい対決たいけつとなった決勝けっしょうせん序盤じょばん主導しゅどうけんにぎっていたのは富山とやまだいいちでしたが、前半ぜんはんにラフプレーからPKを献上けんじょう後半こうはんもわずかなすきかれて追加ついかてんゆるしました。ところが、富山とやまだいいちのこり20ふんというところでちょう攻撃こうげきてき布陣ふじん変更へんこういきかえした富山とやま猛攻もうこう仕掛しかけ、42ふんに1てんかえすと試合しあい終了しゅうりょう間際まぎわにPKを獲得かくとくします。これをめて同点どうてんとしました。このPKをめた富山とやまだいいちいきおいは延長えんちょうせんでもまらず、後半こうはん9ふん、ついに決勝けっしょうてんとなるゴールをめました。
劇的げきてき試合しあい展開てんかいでしたが、それよりもりょうチームの真摯しんし純粋じゅんすいたたかいぶりが本当ほんとう感動かんどうてきで、全力ぜんりょくでプレーする選手せんしゅたちの姿すがただれもが感動かんどう勇気ゆうきをもらったとおもいます。高校こうこうサッカー100ねん歴史れきし燦然さんぜんかがやめい勝負しょうぶだとおもいます。

⑨No.218 2016ねん12月18にち Alibaba YunOS AutoプレゼンツFIFAクラブワールドカップジャパン2016 鹿島かしまアントラーズvsレアルマドリード

鹿島かしまアントラーズがレアルマドリードを本気ほんきにさせ、じぇいリーグのレベルを世界せかいらしめたいちせんです。鹿島かしまがレアルと互角ごかくわたったことがなによりうれしく、ほこらしかった。
ジーコは「相手あいてがどんなチームだろうと、ひるむな、こわがるな」とたたみ、それがチーム・スピリットとしてがれてきました。先発せんぱつ日本人にっぽんじん選手せんしゅだけで構成こうせいしたのも特筆とくひつすべきことですし、“鹿島かしまのサッカー”をつらぬいたことも素晴すばらしかったとおもいます。
Jクラブが国際こくさい舞台ぶたいてなければ、当然とうぜん日本にっぽん代表だいひょう世界せかいしていくことはできません。日本にっぽん代表だいひょうじぇいリーグはくるま両輪りょうりんだということを痛切つうせつかんじました。
試合しあいわったのち各国かっこくのサッカー関係かんけいしゃから鹿島かしま健闘けんとうたたえる電話でんわがあり、FIFAクラブワールドカップにたいする関心かんしん期待きたいたかさをさい認識にんしきできた大会たいかいでもありました。

⑩No.227 2018ねん6がつ19にち FIFAワールドカップロシア2018 日本にっぽんvsコロンビア

大会たいかい直前ちょくぜんにハリルホジッチ監督かんとくとの契約けいやく解除かいじょし、技術ぎじゅつ委員いいんちょうだった西野にしのあきら監督かんとくしたのぞんだ大会たいかいで、選手せんしゅたちは逆境ぎゃっきょうけ、つよ精神せいしんりょくたたかってくれました。
大事だいじ初戦しょせん、スタンドには大勢おおぜいのコロンビアサポーターがいて、さながらアウェイのようでした。しかし、試合しあい開始かいし早々そうそう大迫おおさこいさむ選手せんしゅがシュートはなち、GKがはじいたボールに香川かがわ真司しんじ選手せんしゅ反応はんのう。それを相手あいてDFがうででブロックし、日本にっぽんはPKを獲得かくとくしました。このPKを香川かがわ選手せんしゅいてめて先制せんせい成功せいこうしました。開始かいしからわずか3ふんのこと、まさに筋書すじがきのないドラマです。チーム、関係かんけいしゃ、サポーター、みんなの熱意ねついひとつになったときにこういうことがこるものなんですね。
「ワールドカップ優勝ゆうしょう」という目標もくひょうかららしちゃいけない、しんじてつづけていかなくてはいけない――そのおもいをさい確認かくにんさせてくれるゲームでした。ラウンド16の日本にっぽんたいベルギーせん後世こうせいかたがれるめい勝負しょうぶですが、この初戦しょせん勝利しょうりはJFAの会長かいちょうとしておおきな責任せきにんかんじながら試合しあいで、自分じぶんのサッカー人生じんせいふかきざまれるゲームになりました。

番外ばんがいへん No.14 1967ねん10がつ7にち メキシコオリンピックアジア地区ちく予選よせん 日本にっぽんvs韓国かんこく

最後さいご番外ばんがいへんとしてこの試合しあいげさせてもらいます。わたし記憶きおくなかにある試合しあいもっとふるいものです。小学校しょうがっこう3年生ねんせいでしたから、まだサッカーをはじめていないとき。試合しあい中継ちゅうけい実際じっさいていたのか、あるいはそのにニュースでたシーンが記憶きおくまれたのか、それがよくわからないのですが、とにかく、韓国かんこくのシュートがバーにたったシーンだけが強烈きょうれつしんいているんです。10さいころ記憶きおくがあることが自分じぶんでもおどろきであり、不思議ふしぎかんじがします。

****************************

今回こんかいめい勝負しょうぶ10せんえら過程かていにおいて、日本にっぽんのサッカーが右肩みぎかたがりに成長せいちょうしてきたことをあらためてかんじることができました。しかも、その試合しあいおおくを現場げんばじかることができたのはとてもラッキーだったとおもいます。
いまわかひとたちのおおくは、日本にっぽん弱小じゃくしょうこくだったことをらないとおもいます。そういう歴史れきし後世こうせいつたえていかなければなりません。きゅう成長せいちょうしているアジアのなかで、すこしでもいたり、歯車はぐるまくるったりするとあっというまにかれてしまう。そのことをきもめいじ、これからもサッカーの発展はってんとサッカーをつうじた国際こくさい親善しんぜんちからくしていく覚悟かくごです。

アーカイブ

JFAの理念りねん

サッカーをつうじてゆたかなスポーツ文化ぶんか創造そうぞうし、
人々ひとびと心身しんしん健全けんぜん発達はったつ社会しゃかい発展はってん貢献こうけんする。

JFAの理念りねん・ビジョン・バリュー