そらのいえに泊とまる　ハンガイ大だい周遊しゅうゆう８日間にちかん

拝啓はいけい　一昨日おととい、８月がつ３１日にち、無事ぶじ、帰国きこくしました。
アンケートに添そえて、参考さんこうになればと思おもい、所感しょかんをお送おくりします。

先まずは、出発しゅっぱつの日ひ、８月がつ２２日にちは台風たいふう１１号ごうにより、出発しゅっぱつは２１時じ４０分ふんと７時じ間あいだ遅おくれとなりましたが、滑走かっそう路ろが混こんでいたのか、飛とび立たったのは、それから更さらに１時じ間あいだ半はん後ごでした。普段ふだんは午後ごご１０時じまでしか、成田空港なりたくうこうは離発着りはっちゃくしないそうですが、当日とうじつはそれを午前ごぜん１時じまで延長えんちょうして対応たいおうするとの説明せつめいでした。
この間あいだ、空港くうこう近ちかくの東横ひがしよこインで待機たいきしましたが、ずっと空港くうこうで待まち続つづけた方ほうは大変たいへんだったろうと思おもいます。ウランバートルのホテルに着ついたのは、午前ごぜん５時じ前まえ。翌日よくじつの出発しゅっぱつは少すこし遅おくらせました。

実じつは、今回こんかい、ゲルに泊とまるとは思おもっていなかったのですが、いい経験けいけんになりました。但ただし、そらのいえの３泊はくで十分じゅうぶんと、１日にち、早はやめにウランバートルにもどりました。

往復おうふくの一部いちぶが悪あく路ろで、結構けっこうきつかったです。車両しゃりょうは三菱みつびしデリカ（四よん駆か）の車くるま高だかを上あげた改造かいぞう車しゃ。途中とちゅうパンクが一いち回かい、バッテリーの接続せつぞく不良ふりょうとかで２回かい、修理しゅうりが発生はっせい。渡河とかというと大おおげさですが、水深すいしんが増ましていたらどうなる事ことかという思おもいで、何なん度どか小川おがわを渡わたりました。

ガソリンも必かならず満まんタンにするのは日本人にっぽんじんだけなのかもしれないが、燃費ねんぴを鑑かんがみると目的もくてき地ちまでのぎりぎりの給油きゅうゆで、イライラしました。ランド・クルーザーをとは言いいませんが、もう少すこし修理しゅうり工具こうぐと予備よびのタイヤも用意よういしておかねば、と思おもった次第しだいであります。

ウランバートル市内しないはプリウスが以上いじょうに多おおく、高級こうきゅうSUV車しゃも多おおく、思おもっていたよりは生活せいかつ水準すいじゅんが高たかいという印象いんしょうでした。高級こうきゅうホテルも増ふえつつある模様もようです。旧きゅうソ連それん離ばなれしていると思おもっていたのが、表示ひょうじはロシア文字もじばかりで、縦たてにしか書かけないモンゴル文字もじはやはり不便ふべんなのでしょう。

モンゴルは海うみに面めんしておらず、厄介やっかいな大国たいこくに囲かこまれ、資源しげんには恵めぐまれていたとしても、厳密げんみつには遊牧ゆうぼくというよりは、牧畜ぼくちくなのではないかと思おもいますが、草原そうげんでの放牧ほうぼくで生計せいけいが果はたして成なり立たつものかと思おもいました。日系にっけいホテルで観察かんさつしていると、男女だんじょを問とわず、かなりの高齢こうれい（７０代だいか？）の旅行りょこう客きゃくばかりで、この人達ひとたちもテント生活せいかつをされるのかと思おもうと、その体力たいりょくには感心かんしんしてしまいました。
いい旅行りょこうと体験たいけんができました。
お礼れい申もうし上あげます。

“いつかは行おこなってみたい”と思おもっていた国くにの内うちの一ひとつでしたが、まだ“行いくぞ！”とまではなっていなかったところ、別べつの行先ゆくさきがポシャッタおかげで急遽きゅうきょ“行いけるところ”を探さがして行いくことに…。草原そうげんだけではない様々さまざまな大地だいちの風景ふうけいが楽たのしめたのが、良よかったです。温泉おんせんに浸つかれるのも、この行先ゆくさき（ツアー）のいいところ！でした。

旅たびの終おわり、ウランバートルに着ついてからがあわただしい感かんじがしました。翌朝よくあさが早はやいこともあってか、１時半じはん～２時じからの昼食ちゅうしょく後ご、４時半じはん始はじまりの文化ぶんか鑑賞かんしょう、それが終おわったらすぐ夕食ゆうしょくでしたので…。昼食ちゅうしょくがビュッフェ形式けいしきでしっかり食たべちゃいましたが、夕食ゆうしょく時間じかんが早はやめなら＜モンゴルうどん＞くらいでよかったと思おもいます。
モンゴル文字もじも、ちょっと知しりたかったかな…。

・2日にち目め夜よるアナル・ツーリストキャンプに宿泊しゅくはくの翌朝よくあさ、カラコルムの見渡みわたせる丘おか登のぼり、香こう草そうの薫かおる草原そうげんに身みを置おき、これが司馬しば遼りょう太郎たろうのいう「香芝かしば」の草原そうげんを実感じっかんし、感激かんげき。
・「そらのいえ」付近ふきんのオルホン川がわ支流しりゅうでオグロヅル、アネハヅルを見みて、無事ぶじヒマラヤを越こえて街まちへ行いくことを祈いのる。
・「そらのいえ」近ちかくのゲルを訪おとずれ、主おもの夫人ふじんから馬入ばにゅう酒さけ、蒸留酒じょうりゅうしゅ、菓子かしで歓待かんたいを受うけ感謝かんしゃ！感謝かんしゃ！！
・ウランハントルに一いち極きょく集中しゅうちゅうする中なか、この国くにはこれからどうなるのか、遊牧ゆうぼくの生活せいかつはどう変かわるのか、これからも目めが離はなせない。

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